「お前を”死ぬまで毎日コーヒーを飲まされる刑”に処す!」死ぬまでコーヒーを飲まされ続けた殺人犯!

スポンサーリンク
ぐっさん
今回の都市伝説のテーマは「処刑」!
それも「死ぬまでコーヒーを飲ませ続ける刑」を科された殺人犯の話について紹介していきたいと思いまっす!
マキエ
コーヒーで処刑ってどういう事……?
マキエ
ああ、もしかして水攻めみたいに溺死するまでコーヒーを飲まされるとか?
ぐっさん
さすがマキエ……。
考えることがなかなかグロテスクだね……。
マキエ
いや、コーヒーと処刑の関係性ってそれぐらいしか思いつかないし……。
マキエ
ちなみにどんな話なの?
ぐっさん
そのまま言葉通りだよ。
殺人を犯した罪人が毎日死ぬまでコーヒーを飲まされるという刑に科されたんだ。
マキエ
……ギャグで?
ぐっさん
いや、実際の本当にあった処刑方法だよ。
気になってきたところでさっそく紹介していきまっす!

死ぬまで毎日コーヒーを飲め!グスタフ3世の意外な判決とは!

ぐっさん
それじゃ改めて、今回紹介する話は「死ぬまで毎日コーヒーを飲まされる刑」について。
ぐっさん
今回の話の舞台は18世紀のスウェーデン。
当時のスウェーデンはグスタフ3世という国王によって統治されていたんだ。

マキエ
ああ、だいぶ昔の話なのね。
ぐっさん
そしてグスタフ3世はかなり優秀な国王で、拷問の廃止や言論の自由化、あとは社会福祉事業にも積極的に取り組んでいて国民からも非常に人気のある人物だったんだ。
マキエ
へー、すごい人物だったのね。
ぐっさん
そしてそんなある日、一人の男性が殺人の罪を犯して裁判にかけられる事になったんだけど、国王であるグスタフ3世が殺人犯に言い渡した判決が
死ぬまで毎日コーヒーを飲ませ続ける刑
という前代未聞の刑だったんだ……。
マキエ
だから、それは一体なんで……?
ぐっさん
簡単に言うとグスタフ3世にはコーヒーが大の苦手だったんだよ。
マキエ
はい……?
それの一体何の関係が……?
ぐっさん
実はコーヒーが口に合わなかったグスタフ3世は苦みと酸味があるコーヒーやコーヒー豆を毒物だと考えていてね。
コーヒーの毒性を証明するために殺人犯を利用しようと考えたんだ。
マキエ
あー。なるほどねー。
マキエ
いや、納得しかけたけどコーヒーって別に毒物じゃないじゃん……。
ぐっさん
まぁそうなんだけどね。
でもグスタフ3世は本気で毒だと考えていたから法律でコーヒーを禁止したりもしていたんだよ。
マキエ
ええぇ……。
ぐっさん
そしてコーヒーの毒性を証明するには比較対象が必要だと考えたグスタフ3世は、丁度同じタイミングで裁判が開かれていた別の殺人犯に対して「死ぬまで毎日紅茶を飲ませ続ける刑」を科して観察し続ける事にしたんだ。
マキエ
ツッコミ要素が多すぎてどこからツッコんでいいかわからいわね……。

「毎日コーヒーを飲ませ続ける刑」が開始!そして驚くべき結果とは!

ぐっさん
裁判が終わった後、コーヒーの刑と紅茶の刑を科された二人の囚人は解放されて日常生活に戻るんだけど、その日から長きにわたる刑罰が始まります。
マキエ
刑罰って……。
ただ毎日コーヒーと紅茶を飲むだけじゃん……。
ぐっさん
まぁそうなんだけどね。
ちなみに二人の殺人犯には健康チェックと見張りを兼ねてそれぞれに専属の医者が配置されたそうだよ。
マキエ
殺人犯がまるでVIP扱いね……。
ぐっさん
VIPというより未承認薬を飲まされる治験患者って感じかな。
マキエ
そういえばそうか。
ぐっさん
そして刑が執行されはじめて一番最初に命を落としたのが……。
ぐっさん
紅茶を飲まされ続けている殺人犯の専属の医者
マキエ
医者!?
医者が先に死んじゃったの!?
ぐっさん
そう。
予想外だよね。
ぐっさん
ちなみに二番目に命を落としたのは毎日コーヒーを飲まされ続けている殺人犯の専属の医者だったりもする。
マキエ
なんで医者が2人とも先に死んじゃってるのよ……。
ぐっさん
まぁ医者の不養生って奴じゃない?
ぐっさん
そして3番目に命を落としたのが……。
マキエ
お?
ぐっさん
なんとグスタフ3世。
マキエ
え!?王様が!?
実験の発案者が先に死んじゃダメじゃん!
マキエ
え、なんで……?
ちなみに死因は……?
ぐっさん
死因は暗殺。
グスタフ3世は国民からは非常に人気があったんだけど、貴族に重税を課していたせいで貴族からの人気は低くてね。
そして不満が爆発した貴族によって暗殺されてしまったんだよ。
マキエ
あららら……。
ぐっさん
ちなみにその後は紅茶を飲む刑の殺人犯、コーヒーを飲む刑の殺人犯の順番で命を落とすんだけど、毎日コーヒーを飲む刑の殺人犯はなんと83歳まで生きたといわれています。
マキエ
へー。大往生ね。
ぐっさん
むしろ当時の平均寿命は45歳ぐらいだったから、当時としては信じられ無いぐらい長生きしたほうだよ。
マキエ
まさに一人勝ちって感じね……。

まとめ

ぐっさん
以上が「毎日コーヒーを飲ませ続ける刑」についてでした。
どうだった?
マキエ
最初は何事かと思ったけど、まぁ結局のところは科学が発展していない時代の人体実験って感じだったのね。
ぐっさん
まぁそんな感じだね。
マキエ
そしてこの結果から導き出される答えとしては、コーヒーは体に良かったって事か。
ぐっさん
その辺はどうなんだろう。
現代でもコーヒーは体に良いと言われていたり悪いと言われていたり情報がコロコロ変わるから何とも言えないんじゃない?
ぐっさん
それに一応、コーヒーにも致死量はあるしね。
マキエ
え、そうなの?
ぐっさん
これはコーヒーに含まれているカフェインの致死量から計算できるんだけど、体重が60㎏の大人の場合、カフェインの致死量は12,000mg。
そして、コーヒー1杯を200mlと計算した場合、導き出される答えは約100杯
マキエ
100杯……。
ぐっさん
つまりコーヒーを100杯飲むと、なんと人間は死ぬのです!
マキエ
100杯飲むまでに溺死しそうなんだけど……。
ぐっさん
グスタフ3世も殺人犯にもっと大量のコーヒーを飲ませていたら、コーヒーの毒性について証明できたかもしれないね。
スポンサーリンク

13 件のコメント

  • 新しい存在や未知の存在は害毒扱いされることが世の常なのでしょうか、
    まさか刑罰に取り入れる人物が存在したとは。

    • とほりすがりさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>新しい存在や未知の存在は害毒扱いされることが世の常なのでしょうか
      かもしれませんね。ただグスタフ3世はアルコール類も禁止する禁酒法を打ち出していたみたいなので、飲み物や食べ物には人一倍敏感だったのかもしれません。

  • こんにちは。毎回楽しく読ませてもらっております。今回もおもろいエピソードですね。

    ☆最初の1年ぐらいで全く刑罰になってないことに気づけ~~www
    てかお医者さんしっかりして~www

    • かやんばさん、こんばんわ。お褒めのコメントありがとうございます。
      >>☆最初の1年ぐらいで全く刑罰になってないことに気づけ~~www
      ほんとですよねwただ、グスタフ3世も自分が毒と言った以上は後に引けなくなっていたのかもしれませんねw

  • 私は知らず知らずの内に殺人犯と同じ刑罰を自分に科していました……。
    今までのコーヒー代を国に請求できないかな。

    • 匿名さん、コメントありがとうございます。
      >>私は知らず知らずの内に殺人犯と同じ刑罰を自分に科していました……。
      奇遇ですね!私もです!そして今のところ割と元気です!w

  • ”毎日コーヒーや紅茶を飲まされる刑”ってだけ聞くと、絵本の中のお伽話みたいで微笑ましいですけど……コーヒーは毒だとして、紅茶を飲み続ける方は監視がつく以外の罰がないよ! 王様!

    • 世良さんこんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
      >>紅茶を飲み続ける方は監視がつく以外の罰がないよ! 王様!
      ほんとですね!ある意味一番運がよかったのは紅茶の刑になった殺人犯かもしれませんね。

  • 死ぬまでコーヒー、紅茶“だけ”でそれ以外の飲食物は一切与えないならすぐに結果は出たかもしれないのに。死ぬ順番がネタじゃないの?って思うくらい見事です。

    • マヤさん、こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
      >>死ぬ順番がネタじゃないの?って思うくらい見事です。
      ですよね。ボクもこの話を知った時はウケました。
      しかも医者だけじゃなくグスタフ3世まで亡くなっているあたりでかなりオチがついてますよね。

    • オットさん、コメントありがとうございます。
      そういえば粉末カフェインで死亡事故が起きたというニュースをみました。
      カフェインは割と身近な成分ですが、そう思うと意外と怖い物ですね……。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    CAPTCHA