蛍光塗料を塗られたミイラ「エルマー・マッカーディ」!お化け屋敷の人形は実は本物だった!?

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ぐっさん
今回の都市伝説のテーマは「怖い話」!
それも「お化け屋敷の死体」について紹介したいと思いまっす!
マキエ
あ、なんか話が読めた……。
どうせ「お化け屋敷の死体が実は本物だった~!」的な話でしょ……?
ぐっさん
え、それを先に言っちゃう……?
アシスタントならもっと上手に話が進むようフォローしてもらわないと困るんだけど……。
マキエ
別に私はアンタのアシスタントじゃないし……。
マキエ
で、実際どうなのよ。
ぐっさん
その通りです……。
今回の話は海外で有名な都市伝説の一つである「ハロウィンの死体」と、実際に起きた「エルマー・マッカーディ事件」についての紹介です……。
マキエ
ふーん。やっぱりね。
マキエ
え……?
現実に起きたってどういう事?
ぐっさん
いや、お化け屋敷の死体が実は本物だったって事が実際に起きているんだよ。
マキエ
え、マジで……。
ぐっさん
お、気になってきた?
それじゃさっそく紹介してきまっす!

海外の都市伝説「ハロウィンの死体」

ぐっさん
それじゃまずは海外で有名なハロウィンの死体の話から紹介していくね。
マキエ
いや、実際に起きた事件の方が気になるんだけど……。
ぐっさん
まぁそれは後で紹介するから……。
ぐっさん
この話はよくハロウィンの時期に海外で語られる有名な話なんだけど、ハロウィンの日に二人の男の子が家の近くの木に飾り付けをしていたんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
その少年達はいろんなお化けの飾りつけを持っていたんだけど、他の飾りは使わず持っていたトイレットペーパーを木の枝から垂れさせるという非常に簡単な飾りつけしかしていなかったんだ。
ぐっさん
それを見た大人は「なんでトイレットペーパーしか使わないの?」と子供たちに聞いたところ、子供たちは「この木はもう大きな飾りが付いているから」と答えたんだ。
マキエ
ほう……。
ぐっさん
そして、それを聞いた大人が木を見上げると、子供達では吊るすことのできないぐらいの高さに、非常によくできたミイラのような人形が吊るされていたんだって。
ぐっさん
大人はあまりの精巧さにびっくりして、その場を早急に立ち去ったんだけど、飾りつけをしていた子供達は次第にそのミイラが欲しくなってしまったんだ。
マキエ
え、なんで……?
ぐっさん
非常に良くできたミイラだから家に飾りたいと思ったんだってさ。
ぐっさん
そして二人の子供は協力して木の枝を投げたりしてミイラを打ち落とし始めたるんだけど、何回か枝を投げているうちに片腕と片足が落ちてきたら、子供たちはひとまずそれで満足して家に持って帰ったんだ。
マキエ
それが本物の死体だったと……?
ぐっさん
そう……。
子供達が枝を投げて打ち落とそうとしていたのは、はるか昔に首吊り自殺をして、気づかれぬまま風化していった本当の死体だったんだよ……。
マキエ
ふーん……。
なかなか不気味な話ね……。
マキエ
だけど、さすがに本物と飾りを見間違う事はないんじゃないの?
ぐっさん
そうでもないよ。
海外のハロウィンはかなり本気だからね。
飾りつけもかなりリアリティあふれる物ばかりだよ。
ぐっさん
ちなみにこれとか超怖くない?

マキエ
怖っ!なにこれ……。
ぐっさん
これは海外のハロウィン用飾りつけサイトで販売されている人形だよ。
ちなみにお値段は約5万円。
マキエ
これがハロウィングッズ……?
ぐっさん
ちなみにアメリカでは本当に首吊り死体を飾りつけだと勘違いして放置していたという事件も2005年と2009年に発生しているしね。
マキエ
ハロウィンの意外な弊害が……。

本物の死体がお化け屋敷に使われていた……?

マキエ
さっきの話はオチが読めている割にはなかなか雰囲気のある話だったけど、それより最初に言ってたエルマー・マッカーディ事件の方が気になるんだけど?
ぐっさん
そうだね。
じゃぁ次はお化け屋敷に本当の死体が使われていたというエルマー・マッカーディ事件についてなんだけど、この事件が起きたのは、かつてアメリカのカリフォルニア州ロングビーチに建設されていた遊園地「ザ・パイク」。
ぐっさん
ザ・パイクは1902年にオープンした遊園地で、当時はかなり人気のスポットだったんだけど、ディズニーランドやユニバーサルスタジオ・ハリウッドなどの登場で徐々に経営不振に陥り、1976年には閉園してしまうんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ただ、広大な土地や建物を遊ばせておくのも勿体ないということで、閉園した1976年からはドラマや映画のロケ地として使われるようになったんだ。
ぐっさん
そして、1976年の12月にアメリカのテレビドラマである「600万ドルの男(The Six Million Dollar Man)」がザ・パイク内にあったローラーコースター式のお化け屋敷「Laff in the Dark」内で撮影が行われる事なったんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ただ、その時の撮影スタッフの一人がお化け屋敷内にあった縄で首を吊られた一体の人形をのけようとしたときに落としてしまい腕が取れてしまう。
ぐっさん
スタッフは慌てて直そうとしたんだけど、取れた腕の断面には骨が見えていて作り物にしては精巧すぎるということで念のために警察に通報したところ、この人形はミイラ化した本当の死体であることが判明したんだ……。
マキエ
げっ……。
何、殺人事件の隠し場所として使われていたとか……?
ぐっさん
いや、実はこのミイラが作られたのはこの時から65年以上前の話で遊園地の運営者たちも本物だと思っていなかったんだよ……。
マキエ
何がどうなってるの……?

ミイラの正体は銀行強盗の「エルマー・マッカーディ」

ぐっさん
ミイラの死体が発見された以降、警察はミイラの身元の捜索を開始したんだけど、捜査はかなり難航したんだ。
マキエ
かなり時間がたってるから?
ぐっさん
それもあるんだけど、この死体は今まで人形と思われていたから荒っぽい補修をされたりペンキを塗られたりしていたことが原因っぽいね……。
マキエ
うわぁ……。
なんて罰当たりな……。
ぐっさん
そして懸命な捜査の結果、このミイラは1911年に死亡した「エルマー・マッカーディ(Elmer McCurdy)」であることが判明したんだ。
マキエ
誰それ?
ぐっさん
エルマーは1911年に銀行強盗を働いた銀行強盗犯だよ。
マキエ
銀行強盗犯がなんでミイラに……?
ぐっさん
その理由は当時の葬儀屋が一枚噛んでいるんだ。
実はエルマーは銀行強盗の途中で銃撃戦により死亡してしまい遺体は警察によって検死が行われたんだよ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
そして、その後遺体は葬儀屋に引き渡されたんだけど、誰もエルマーの遺体を引き取りに来る人はいなかったんだ。
マキエ
あらら。
ぐっさん
一方で葬儀代を回収できなかった葬儀屋は、葬儀代をエルマー本人から回収する事を思いついたんだ。
マキエ
え……?
エルマー本人って死んじゃってる訳でしょ……?
ぐっさん
実は葬儀屋はエルマーの遺体に防腐処理を施して「銀行強盗の死体」という見世物にしたんだよ……。
マキエ
なっ……。
今じゃ考えられないわね……。
ぐっさん
だよね……。しかも何故かこれが民衆に大ヒット。
エルマーの見物料は1回5セントだったんだけど、大勢の客が押し寄せてかなりの売り上げになったんだって。
マキエ
見世物にする方もするほうだけど、見にくる方も見に来る方ね……。
ぐっさん
ちなみに料金の支払い方は「エルマーの口に5セントを押し込む」っていう方法だったらしい……。
マキエ
うわぁ……。
ぐっさん
その後、エルマーの話を聞きつけた見世物小屋や蝋人形館などがエルマーを買い取ったり、譲り受けたりして様々な人手に渡っていく事になるんだけど、その都度補修されたり色を塗られたりしていったせいで、徐々に「本物の遺体」であることが忘れ去られていったんだ……。
マキエ
そして、最終的にはさっきのお化け屋敷に行き付いたって事……?
ぐっさん
そう。
ちなみにこちらが防腐処理を施した直後のエルマーの写真。


マキエ
うわ……。めっちゃリアル……。
ぐっさん
リアルっていうか、本当の遺体だからね……。
ぐっさん
そしてこっちが1976年に発見された時の写真……。
マキエ
お……面影が無い……。
ぐっさん
なんでも発見されたときは赤色の蛍光塗料で塗られまくってたんだってさ……。
ぐっさん
ちなみにこの遺体がエルマーだと判明した理由は以前に行われた検死の跡がきっかけになったみたいなんだけど、決め手は口の中から出てきた1924年製の5セントだったらしいよ……。
マキエ
あのお金の回収方法が意外なところで役に立ってる……。

まとめ

ぐっさん
以上が海外の都市伝説である「ハロウィンの死体」と「エルマー・マッカーディ事件」についてでした。
どうだった?
マキエ
いや、びっくりしたわ……。
最初からオチが読めていたから今回の話はつまらないと思ってたけど、意外な展開だったわ……。
マキエ
でも、死体がいつのまにか人形として扱われるようになるなんて、そんな事もあるのね。
ぐっさん
まぁ今回の事件の元凶は葬儀代を回収しようと遺体にまで働かせようとした葬儀屋だけどね……。
ぐっさん
ちなみにエルマーは生きている時より死んだあとのほうがお金を稼いでいたそうだよ。
マキエ
あの世にお金は持っていけないしなぁ……。
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21 件のコメント

    • さつきさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>みんなに見世物にされたにもかかわらず、忘れられてしまうのは少し不思議ですね。
      持ち主の急死や備品の整理などで本物と知らない人が一度でも介入するとこんなことになるんでしょうね。
      実際、玩具と思っていた指輪(宝石だったかな?)が本物だったという事件もあるみたいですしね。

  • このミイラ君 持ち主が変わってく過程で、
    ミイラ→たぶんミイラ→たぶん人形→人形てなってって最終的に遊園地にたどりついたのかもね。何も気づかない遊園地スタッフもアホですけどねww

    • 匿名さん、コメントありがとうございます。
      >>ミイラ→たぶんミイラ→たぶん人形→人形てなってって最終的に遊園地にたどりついたのかもね。
      断言はできませんが、たぶんそうなんでしょうね。
      昔のずさんな管理というか、物や死体に対しての考え方がなんとなく読み取れる事件ですよね。

    • 響時雨/司令ゆきさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>見にくる方も身に来る方 誤字ですかね?
      はい!これ以上となく誤字ですね!
      早速修正させていただきました。ありがとうございます!

  • 初めまして☆
    この事件は暫く前に何かで見たか聞いたかした憶えがあります☆
    この遺体はその後、如何なったのでしょうか?☆
    ご存知でしたらお教え下さい☆

    • スバルさん、コメントありがとうございます。
      発見されたマッカーディの遺体はオクラホマ州のサミットビュー墓地というところに埋葬されたようです。
      わりと有名な墓地の一つだそうですよ。

  • 本物の遺体がいつしか作り物と思われてしまった、というのも大雑把な管理がうかがわれますが
    葬儀代を稼がせる為に見世物にして、口の中に代金を入れさせていたのに、
    最終的にはその代金も全て回収したわけではない(ついでに埋葬もされていない)というのがなんともはや。
    もっとも、
    いい加減な管理によって埋葬されず身元が判らなかったのが、
    いい加減な代金回収によって身元を掴めた
    というのも不思議なものです。

    • 伊吹さん、いつもコメントありがとうございます。
      一昔前はやはり死に関する価値観や倫理観が今とはだいぶ違っていたんでしょうね。
      今の時代では考えられない事ばかりです。
      >>いい加減な管理によって埋葬されず身元が判らなかったのが、いい加減な代金回収によって身元を掴めたというのも不思議なものです。
      確かにこういう偶然を見ると、気の利いた神様のちょっとした救済処置のようにも感じますね。

  • これはまた・・・何も知らないでいたから面白がれたんだろうけど、今度は本物だとわかったあと
    で実は心霊現象が・・・とか言い出す人が出ないとも限らないお話でしたね。ただ死体じゃなくて
    も奇形だとかそういう理由で生きた人を見世物にしてた時代もあるからなぁ。はぁ・・怖い。

    • 通りすがりのおばちゃんさん、コメントありがとうございます。
      最近では学校に保管されていた骨格標本が実は本物だったなんて事件が相次いでますよね。
      やっぱり一昔前はどこの国も死に大して割と雑だったんでしょうか。
      見世物小屋の話については、私は否定的な意見を持っていたのですが「奇形や働けない人がお金を稼げる場所で、奇形の人達にとっても必要な施設だった」という話を聞き、今では管理者さえしっかりしていればアリなのかなぁと感じています。

      • こんばんは。お返事ありがとうございます。遅くなってすみません。奇形の方や普通に働けない
        人にとっては必要な施設。目からうろこでした。ただ管理者がきちんとしてればと言うのはあの
        時代は無理だったかもしれないなぁとも思います。どうしても見に来る観客は面白がって来る人
        が大半でしょうからどうしても金儲けに走っちゃうんじゃないかなあ。そう考えると悲しいです
        けど。

    • 13人目さん、コメントありがとうございます。
      なかなか珍しい考え方をお持ちですね。ちなみに私は死後は海か山で生き物に食べられて朽ちたいです。
      あと最近では献体すら希望者が多すぎて難しいとどこかで読んだ記憶が有ります……。
      良くも悪くも人間の生死は厳重に管理されている感じですね。

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