検索してはいけない言葉「エレナ 究極のラブストーリー」!墓を暴き死体と暮らすカール・テンツラー!

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ぐっさん
今回の都市伝説のテーマは「検索してはいけない言葉」!
それも「エレナ 究極のラブストーリー」についてご紹介したいと思います!
マキエ
ん?
検索してはいけない言葉ってホラーとかグロい話とかじゃないの?
ぐっさん
そうだよ?
マキエ
なんでラブストーリーが検索してはいけない言葉になっているのよ。
ぐっさん
普通のラブストーリーなら別に大した事ないんだろうけど、今回の話は“究極”のラブストーリーだからね。
マキエ
ぐっさん
前回、生きたマネキン「ラ・パスクァリータ」について紹介したけれど、そこでマヤさんから「エレナの話を思い出した」っていうコメントを頂いてね。
せっかくなので記事にしてみようと思ったんだ。
マキエ
あっ……。そっち系……?
つまり死体をどうこうする的な……?
ぐっさん
そう。
恋は盲目っていうけれど、ちょっと行き過ぎちゃった感じかな。
マキエ
なんか嫌な予感……。
ぐっさん
それじゃ早速紹介していきまっす!

うら若き女性に恋に落ちた初老の男性「カール・テンツラー」

ぐっさん
今回の話は1930年代にアメリカのフロリダ州キーウェストで起こった出来事なんだけど、当時、そこにはマリーン・ホスピタルという海兵隊病院があったんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
そして今回の主役はそこでレントゲン技師として働いていた「カール・フォン・コーゼル(Carl von Cosel)」という男性。
このカールがとある女性に一目ぼれした事から物語が始まります。
ぐっさん
ちなみにカール・フォン・コーゼルっていうのは偽名で本名は「カール・テンツラー(Carl Tanzler)」と言います。
マキエ
え、何で偽名……。
ぐっさん
実はカールはドイツから移民してきた人物でね。
1926年に妻と娘2人を連れてドイツから移り住んできたんだ。
マキエ
む。つまり不法入国で偽名を使っていると?
ぐっさん
いや、そうじゃない。
実はカールは移住が完了した翌年に妻と娘二人を捨てて失踪。
それ以降、カールは「カール・フォン・コーゼル」という偽名をつかっていたんだ。
マキエ
偽名を使うなら徹底的に変えなさいよ……。
なんでカールだけ一緒なのよ……。
ぐっさん
まぁそれはいいとして、カールは勤めていた病院で患者として通院していた「マリア・エレナ・ミラグロ・ド・オヨス(Maria Elena Milagro de Hoyos)」という女性に一目惚れしてしまうんだ。

マキエ
長い長い長い……。
何人の人……?
ぐっさん
エレナはキューバ人だね。
キューバから移民してきた人。
ぐっさん
ちなみにエレナの病気は結核。
しかもかなり末期状態で、医者もエレナの予後が予測できないぐらい症状が進行している状態だったんだ。
マキエ
あらら……。
ぐっさん
でも、カールはそんな事をお構いなしにエレナに猛アタックし続けたんだ。
マキエ
え……。
でもカールって妻も娘もいたんでしょ……?
ぐっさん
うん……。
しかも当時のカールは50代だったりもする……。
マキエ
エレナは?
ぐっさん
エレナは当時22歳。
マキエ
はい、アウト……。
ぐっさん
いやいや、愛があれば年の差なんて関係ないかもしれないじゃない。
マキエ
一方的過ぎるのよ。しかも既婚者だし。
ぐっさん
あ、ちなみにエレナも既婚者だったりします。
マキエ
もう泥沼じゃん。
ぐっさん
ただ、エレナの結核が末期まで進んでいたせいでエレナの結婚生活は離婚寸前というか、殆ど離縁状態だったみたい。
マキエ
あー……。
ぐっさん
一方でカールはそれをチャンスと捉えて
私があなたの結核を治療します!もし治ったら私と結婚してください!
とプロポーズしたんだってさ。
マキエ
え?
エレナはその条件を飲んだの?
ぐっさん
結果的にはのむ形になったみたいだよ。
そしてカールはそれ以降、レントゲン機材をエレナの自宅に持ち込んで独自の治療を行ったり、宝石やドレスをプレゼントしたり、それはもうエレナに尽くしまくったんだ。
マキエ
ふーん。
ちょっと行き過ぎている気がするけど、まぁまだラブストーリーといえばラブストーリーよね。
ぐっさん
まぁ確かにこの辺は「ちょっとストーカー気味のおじいさん」って感じだよね。
ぐっさん
ただ、本当に恐ろしいのはこれからさ。

エレナの死に耐えきれず、壊れ始めてしまったカール

ぐっさん
カールがエレナにプロポーズした翌年の1931年10月1日。
残念ながらエレナはこの世から去ってしまいます。
マキエ
あら……。
意外と早かったわね……。
ぐっさん
元々末期状態だったしね。
マキエ
でもカールが色んな治療をしたんでしょ?
ぐっさん
カールはあくまでレントゲン技師だかね。
医者とは違って正しい治療とかを知っていた訳じゃなくて、殆どが民間療法的な根拠のない治療法だったみたい。
マキエ
あー。なるほど。
ぐっさん
そして当然エレナは埋葬される事になるんだけど、一方でカールは
「彼女が土に還るのは忍びないし耐える事ができない。」
と言って、エレナの家族の許可をもらった上で葬式の費用を全て負担した上、エレナのために立派な霊廟を建てたんだ。

マキエ
すんごい……。
ぐっさん
そしてカールは毎日欠かす事無くお墓参りに来ていたんだけど、この頃からカールは徐々におかしくなっていったんだ……。
マキエ
というと?
ぐっさん
お墓参りに来るたびにエレナの幽霊を見たり、声が聞こえていたりしたらしい。
マキエ
あー……。
ぐっさん
そして1年以上たったある日、お墓参りに来ていたカールは
私をここから出して。私はあなたと一緒に居たいの。
というエレナの声を聞いて、遂に墓を暴いて死体を持って帰っちゃったんだよ……。
マキエ
げっ!

墓を暴きエレナの遺体を持ち帰って加工

ぐっさん
カールがエレナの幻聴を聞いたのは1933年の4月。
カールは迷うことなく墓を暴き、そしてエレナの遺体を自宅へ持ち帰ってしまいます。
マキエ
エレナが亡くなったのが1931年だから……。
マキエ
2年近く経過してるじゃない……。
ぐっさん
そう。正確には1年半だね。
そしていくら霊廟に保管されていたとはいえ1年半も経ったエレナの遺体はすでにボロボロ。
全身は既にかなり腐敗が進んでいるし、持ち上げようものなら崩れ落ちるぐらいデロデロだったらしい。
マキエ
あわわわわ……。
ぐっさん
ところがカールはそんな事も一切気にせず家に運び込み、エレナの遺体にエンバーミングを施して修復しようとしたんだ。
マキエ
エンバーミングって?
ぐっさん
まぁ簡単にいうと遺体の修繕や防腐処理だね。
火葬が一般的な日本だとあんまり馴染みが無いけれど、土葬が一般的な国では割と有名だったりするみたいだよ。
マキエ
え……。そんな腐敗が進行していてもできる物なの……?
ぐっさん
まぁ今回は便宜上、エンバーミングって言っているけど実際は狂った老人による死体遊びだよね……。
ぐっさん
ちなみに、カールが行ったのは内蔵を抜き取って代わりに綿を詰め込み、骨はピアノ線で補強。
そして皮膚は絹と蝋を使ってそれっぽく仕上げて、あとは抜け落ちた髪を使ってかつらを作り、目玉はガラス球をはめ込むって感じだったらしいよ。
マキエ
……。
ぐっさん
ちなみにこちらがその完成したエレナ。

マキエ
いやいやいやいや!別人じゃん!
生前の面影ゼロじゃん!
ぐっさん
まぁ素人の限界だったんだろうね。
ぐっさん
ただ、カールはこのエレナを“生前と変わらぬ美しさ”と語っていてかなり満足していたみたい。
マキエ
えぇ~……。
ぐっさん
しかも修復されたエレナの胸と女性器はかなり本格的に作られていて、女性器については男性器が入る太さのチューブがついていて性交も可能……というか、実際に性交した痕跡もあったんだってさ……。
マキエ
はい、ツーアウト……。

純愛だから無罪!逮捕されたけど罪に問われなかったカール

ぐっさん
そして時は過ぎエレナの墓を暴いてから7年後の1940年10月にカールは逮捕される事になります。
マキエ
え?
その7年間、カールはどうしてたのよ。
ぐっさん
普通に手作りのエレナと一緒に楽しく暮らしていたみたいだよ。
マキエ
いや、それは普通じゃないから……。
ぐっさん
ちなみに逮捕のきっかけとなったのは「カールの家には死体があって、奴はいつも死体と一緒に眠っている」という噂。
マキエ
噂もなにも真実だしね……。
ぐっさん
そしてエレナには「ナナ」と呼ばれるお姉さんがいたんだけど、その噂がナナの耳にもはいってね。
その時、お姉さんはカールのエレナへの異常なまでの執着心を思い出してエレナの霊廟を訪れて遺体を確認したんだ。
マキエ
ほう。
ぐっさん
すると当然、そこにはエレナの遺体は無い。
この時点でカールが持ち出したと確信したエレナはカールの家を訪ねたんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
するとカールは悪びれることなく
エレナなら今、私のそばで幸せに暮らしている。君には関係ない話だ。
と言って相手にされなかったらしい。
マキエ
何、開き直っちゃってんのよ……。
ぐっさん
そしてナナがいくら「妹の遺体をお墓に戻して」と頼んでも、カールは
彼女とは一生添い遂げる約束をした。私もいつかはエレナと共に墓に入る時が来るが、それは今じゃない。
と言い、遺体を返してもらえなかったんだって。
マキエ
もうだいぶヤバイ人になっちゃってるわね……。
ぐっさん
で、ナナはひとまず引き下がったんだけど、当然そのまま警察に通報。
そしてカールは墳墓発掘と死体損壊の罪で逮捕されてしまうんだ。
マキエ
まぁそりゃそうよね。
ぐっさん
ただ、エレナの家族からすれば信じられ無いような結果が待っています。
マキエ
ん?
ぐっさん
カールは逮捕こそされたものの、公訴時効が成立していて罪を問う事ができず、無罪放免になってしまうんだ。
マキエ
公訴時効って何?
ぐっさん
公訴っていうのは検察側(警察)が犯罪者に対して有罪を求める事なんだけど、フロリダ州では2年間という決まりがあったんだよ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
一方でカールがエレナの墓を暴いて死体を加工したのは7年前。
つまり逮捕された時点では既に時効が成立していたってわけ。
マキエ
え……えぇぇえ……。
そんな事ってあるの……?
ぐっさん
まぁ実際にあった話だしね。
ちなみに逮捕されたときにカールは精神鑑定を受けることになるんだけど、そこで更にぶっ飛んだ新たな計画も明るみになるんだ。
マキエ
今以上にぶっ飛んだ計画なんてあるの……?

エレナを宇宙に飛ばせば蘇生できると信じていた……?

ぐっさん
カールが逮捕された時に行われた精神鑑定では、裁判を受けるに堪えうると判断されたんだけど、その時に新たに発覚したのが「エレナを宇宙に飛ばす」という計画。
マキエ
……はい?
ぐっさん
なんでもカール曰く、
宇宙の放射線に晒すことでエレナの体の組織が活性化し、睡眠状態から目覚める。
と考えていたらしくて、手製のロケットを作りエレナの遺体を大気圏外に発射しようと考えていたみたいんだ。

マキエ
……。
内蔵とかを自分で抜いたのに……?
ぐっさん
もうこの時点でカールは大分おかしくなっていたのかもしれないね。
マキエ
墓を掘り返したあたりで既におかしいけどね……。
というか、よくそんな誇大妄想に憑りつかれている人を精神鑑定で異常なしって言えたわね……。
ぐっさん
で、話を戻すけどカールは無罪にはなったものの、エレナは再び埋葬するように命令がでたんだ。
マキエ
え、また暴かれるんじゃないの?
ぐっさん
もちろんカールには場所を知られないように細心の注意を払ってね。
ぐっさん
そしてエレナと引き裂かれたカールの奇行はここで終わるかと思いきや……。
マキエ
まだなんかあるの……。
ぐっさん
今度はデスマスクや彫像を作り始めたんだ。

最後までエレナ一筋だったカール

ぐっさん
カールはエレナを取り上げられて以降、フロリダ州のパスコという所に引っ越し、そこで隠遁生活を送っていたんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ただエレナに対しての想いは冷めることなく、自伝を書いて雑誌に掲載したり、エレナのデスマスクを作ったり、等身大の彫像を作ったりしていたんだって。
ぐっさん
ちなみにこれが当時のカールとエレナのデスマスク。

マキエ
ここまで一人の女性を愛せるって、逆に凄いと思い始めてきた……。
ぐっさん
そして1952年にカールは還らぬ人となるんだけど、カールの遺体を発見した警察が言うには
「カールは等身大の女性をかたどった彫像に抱きかかえるように死んでいた。」
と証言したらしいよ。
マキエ
最後の最後までエレナ一筋だったのか……。

まとめ

ぐっさん
以上が「カールとエレナの究極のラブストーリー」でした。
どうだった?
マキエ
んー……。んんん~……。
なんだろう、このモヤっとした感じ……。
マキエ
最初はロリコンのネクロフィリアが死体を好き放題している話かと思っていたんだけど、なんか最後の最後まで本当にエレナ一筋だったみたいだし、最後の方はうっかり感動しそうになっちゃったわ……。
ぐっさん
今回の事件は当時のアメリカでも話題となったみたいだけど、マキエみたいに
「本当にエレナの事が好きだったんだね。なんてかわいそうなおじいさん。」
っていう意見が殆どだったらしいよ。
マキエ
それもどうかとは思うけどね……。
ぐっさん
まぁ狂気の犯行と取るか、究極のラブストーリーと取るかは人それぞれじゃないかな。
実際、ストーカーと純愛も紙一重って言うしね。
マキエ
それについては「イケメンは純愛でブサメンはストーカー」って答えが出てるって聞いた事あるけど?
ぐっさん
あっ……。そうですか……。
マキエ
ちなみにアンタはストーカー側だから。
ぐっさん
それ、わざわざ言う必要ある!?
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10 件のコメント

  • まさに究極のラブストーリーですね。感動しました。
    まぁ、性交した痕跡があるってのはちょっと…ウ〜ンですけど。

    • 名無野権兵衛さん、こんばんわ。コメントありがとうございます。
      >>性交した痕跡があるってのはちょっと…ウ〜ンですけど。
      そうですね……。特に相手が死体っていうのが更に狂気度を上げている気がします。
      ただ、カールはネクロフィリアではないようなので、カールの中では純粋にエレナと性交していたことになっているのかもしれませんね。
      まぁ死姦であることは違いなさそうですが……。

  • エレナの話を取り上げていただきありがとうございました。また、色々な話を読めるのを楽しみにしています。

    • マヤさん、こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
      こちらこそネタをご提供頂きありがとうございます。
      既にご存じだったとは思いますが、少しでも楽しんで頂けたのならなによりです。
      これからもお暇な時に是非見に来てやってください。

  • はじめまして。一昨年くらいに初めて知った事件でしたが、やはり何度詳細を読んでも捉え方によって狂気か純愛か意見が分かれそうな内容ですよね。
    個人的には性交が無ければ美談として語られても良かった気がします……興味のある記事が多いので色々と読ませていただきますね!

    • モンプチさん、コメントありがとうございます。
      コメントを見落としてしまいお返事が遅れて大変申し訳ありません。
      >>捉え方によって狂気か純愛か意見が分かれそうな内容ですよね。
      まったくもってその通りですね。私もこの記事を数日に渡って書いておりましたが、その日の気分によって「純愛」と感じたり「狂気」と感じたりしていました。
      結局、世の中はものの見方なのかもしれませんね。

  • コーゼルと似たような事をした人物で、ベラ・レンツィという女性もいましたが、
    そちらは夫や息子を直接手にかけて保存して再婚しては同じこと繰り返しいたという、
    ある意味で上には上がいるということを思い知らされました。

    • とほりすがりさん、コメントありがとうございます。
      ベラ・レンツィもなかなかやばそうですね。
      ベラ・レンツィの純愛版がコーゼルな感じがしますw

  • なんだろう、すごく考えさせられるお話でした。エレナの家族にしてみれば安らかに眠っていた
    のに勝手にいじられた上に返してもらえなかったってことで狂人だろうし、カールにしてみれば
    至極まっとうな感情だったのだろうし。判定が難しいですね。

    • 咲夜さん、いつもコメントありがとうございます。
      >>判定が難しいですね。
      ですね。結局は物の見方なのかもしれません。
      こういう味方によっては有罪にも無罪にもなるケースにこそ公平な法律が必要なのかもしれませんね。

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