ハーメルンの笛吹き男は実在した?男に連れられて姿を消した少年達の真相とは!

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ぐっさん
今回紹介する都市伝説は集団失踪事件!
それもほとんどの人が一度は聞いたことがあるであろうハーメルンの笛吹き男についてでっす!
マキエ
おっ!なつかしいわね!
私、あれリアルタイムで読んでたわよー。
ぐっさん
……リアルタイム?
マキエ
当時では風変わりな主人公だったから結構記憶に残ってるわ。
アニメやゲームとかにもなって人気だったわねぇ。
ぐっさん
アニメやゲーム……?
マキエ
え、知らないの?
ぐっさん
あー……。
……何の話?
マキエ
え、ハーメルンのバイオリン弾きについての都市伝説でしょ?
ぐっさん
違う違う!
ハーメルンの”笛吹き男”の話!
漫画のハーメルンのバイオリン弾きとは一切関係ないよ!
今回紹介する都市伝説はドイツにあるハーメルンという町に現れて100人以上の子供を連れ去ったっていう話!
マキエ
ああ、そっちか。
絵本か何かで読んだ記憶があるけど、あれっておとぎ話じゃないの?
ぐっさん
いや、実は実際に消失事件は起きてるんだ。
マキエ
まじで!?
ぐっさん
それじゃさっそく紹介していくよ。

ハーメルンの笛吹き男の都市伝説。

ぐっさん
まずはハール面の笛吹き男について紹介するよ。
この都市伝説は1284年に発生したといわれている都市伝説で、舞台はタイトルの通りドイツの北部にあるハーメルンという町。
この町は製粉業で有名だった一方で、製粉された麦とかを狙うネズミに悩まされてたんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
そんなある日、つぎはぎだらけの服を着た男があらわれて
「お金をくれるなら町を荒らして回るネズミをすべて退治してあげる」
と持ちかけたんだ。
ぐっさん
この提案にハーメルンの人たちは了承。
その後、つぎはぎ男は笛を鳴らして町を歩き回ると隠れていたネズミが這い出てきて男の後を付け始める。
そしてその男はネズミを引き連れてヴェーザー川に向かい、すべてのネズミを溺死させたんだ。
マキエ
溺死……。
ちょっとかわいそうかも……。
ぐっさん
そして、ネズミ駆除が終わった後につぎはぎ男はハーメルンの人たちに報酬を要求したんだけど、町の人たちは支払いを拒否。
約束を反故されたつぎはぎ男は一度はすんなり引き下がったものの、別の日の住民のほとんどが教会に集まっている朝に再び現れたの。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
そしてつぎはぎ男はネズミの時のように笛を吹きながら町を徘徊すると、こんどはネズミではなく家の中にいた子供たちが出てきてつぎはぎ男の後を後ろをついて歩き始める。
そして総勢130人もの子供が笛吹き男の後に続いて町の外に出て行き、山の洞窟へ入っていったまま二度と出てくることはなかった。
ぐっさん
これが「ハーメルの笛吹き男」の話。
マキエ
あれ……。
そんな結末だったっけ。
私が知ってる結末はもっとハッピーエンドだったような……。
ぐっさん
それはおそらく子供用に改変された絵本専用のストーリーだね。
ぐっさん
他にも
・ネズミ駆除がうまくいってお金をもらって去って行った
・市長が謝ってお金を払ったら子供たちは解放された
・子供たちは笛吹き男と一緒に嘘つきの大人のいない町へ引っ越した
とかあったりする。
マキエ
あー。
私が知ってるのは市長が謝ってお金を払ったってやつかも。
マキエ
で、この物語が実際に起きた失踪事件を元にしてるってこと?
ぐっさん
その通り。

実際に起こった消失事件とは


ぐっさん
実はこの出来事は1300年頃にはすでに文章として残っていて、その文章っていうのが

Anno 1284 am dage Johannis et Pauli
war der 26. junii
Dorch einen piper mit allerlei farve bekledet
gewesen CXXX kinder verledet binnen Hamelen gebo[re]n
to calvarie bi den koppen verloren

っていう文章。

マキエ
うん。
読めるわけないわよね。
ぐっさん
ですよね。
ちなみに日本語訳が

1284年、聖ヨハネとパウロの記念日
6月の26日
色とりどりの衣装で着飾った笛吹き男に
130人のハーメルン生まれの子供らが誘い出され
コッペンの近くの処刑の場所でいなくなった

って感じ

マキエ
ふーん。
なんか本にでもなってんの?
ぐっさん
いや、これはハーメルンのマルクト教会のステンドグラスに描かれた文字なんだ。
目的や方法はともかく子供たちが一斉に居なくなったのは事実なんだよ。
マキエ
へぇー……。
でもなんで?
ぐっさん
実はまだこの都市伝説については解明はされていないんだ。
一方で専門家たちによって様々な仮説が立てられていたりもする。
ぐっさん
せっかくなんで、その仮説について紹介していくよ。

仮説その①:笛吹き男は精神異常の小児性愛者

ぐっさん
まず最初は笛吹男がショタコン説
マキエ
ショタコン……。
ぐっさん
この笛吹男が子供たちを誘拐し、自分の欲望をぶつけていたって説だね。
マキエ
まぁ少年性愛者ってのはともかく130人は多すぎでしょ……。
ぐっさん
うん。ボクもそう思う。
ちょっと無理があるよね……。

仮説その②:笛吹男は魔法使い

ぐっさん
次の仮説が笛吹男はマグスだったという説。
マキエ
マグス?
ぐっさん
魔法使いの事だよ。
マキエ
んー……。
そういう非現実的な仮説はちょっと……。
ぐっさん
ボクもあんまり好きじゃないけど一応有名な仮説だから……。
ぐっさん
ただ、本当の魔法使いって意味じゃなくて
「死の象徴」
って意味合いもあるみたい
マキエ
というと?
ぐっさん
たとえば子供たちが事故や病気とか自然的な要因で一斉に死亡したとして、その時の不幸の象徴ってかんじ?
マキエ
死神みたいなもん?
ぐっさん
あ、そんな感じ。

仮説その③:少年十字軍運動説

ぐっさん
そして三つめは少年十字軍運動説。
マキエ
あ、十字軍ってキリストの軍隊よね。
ぐっさん
んー……。
まぁ間違っちゃいないけどキリスト教徒の人が聞いたらちょっと怒られそうな解釈だね……。
マキエ
大丈夫よ。
あの人たちは隣人を愛してくれるから。
ぐっさん
隣国は攻め込んでるけどね
マキエ
……。
マキエ
で、少年十字軍運動ってのは?
ぐっさん
実は少年十字軍運動は1200年代から起こってて、ハーメルンでも同じようなことが起こったんじゃないかっていう説。
そして、その先導者がハーメルンの笛吹男って訳。
マキエ
あー。
子供たちを奮い立たせて戦争に向かわせたって事?
ぐっさん
そそ。
簡単に言うとこの仮説の笛吹男は新兵徴募官ってかんじかな。
この仮説だと130人の子供が一人の男についていくっていう異常な事態も説明がつくでしょ?
マキエ
とりあえず今までの仮説の中で一番、地に足付いてる感じね。

仮説その④:新天地開拓説

ぐっさん
そして最後の説は開拓者説。
実はこの説が一番有力な仮説で少年たちが自分たちの判断で町と親を見切って新たな土地で自分たちの村を作るために出て行ったっていう説。
マキエ
えー……。
子供たちがそんな考え方をするかしら……。
ぐっさん
もちろん子供たちだけじゃ無理だけど、リーダーのような扇動者がいれば可能性はゼロじゃない。
マキエ
今回の仮説は笛吹男が扇動者って訳ね。
でもわざわざ住み慣れた街を捨ててまで新天地に行こうとか思うかしら……。
ぐっさん
実は当時のハーメルンや周辺地域は人口がどんどん増えていってて、そのせいで土地がどんどん減っていってたんだよ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
そしてその土地や権力を相続できるのは長男のみ。
長男以外はいつまでたっても農奴のような生活から抜け出せないっていう決まりみたいなのがあったんだよ。
マキエ
あー。
そういう条件下なら
「もう出てってやるー!」
ってなってもおかしくは無いわね。
ぐっさん
でしょ?
ぐっさん
以上がハーメルンの笛吹男の都市伝説。
意外と面白かったでしょ?
マキエ
ハーメルンの笛吹男の話はおとぎ話だと思ってたからちょっと新鮮だったわね。
ぐっさん
まぁちなみに十字軍や新天地を開拓しにいった少年たちは途中で奴隷商人につかまって売り飛ばされたっていう説や笛吹男が元から奴隷商人だったっていう説もあるけどね……。
マキエ
うっ………。
最後に嫌な気分にさせないでよ……。
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