ピーターパンの都市伝説!原作の「ピーターとウェンディ」では子供を殺す殺人鬼?

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ぐっさん
今回の都市伝説は誰もが知ってるピーターパン!
そのピーターパンが実は殺人鬼だったというお話でっす!
マキエ
なんか如何にも
「みんなの知ってる童話を怖くしてみました!」
って感じの都市伝説ね。
ぐっさん
まぁ都市伝説ってのはたいていそういうのだら……。
マキエ
で?
ピーターパンのどこが殺人鬼なの?
ぐっさん
ほら、ピーターパンが住んでるネバーランドには大人が居ないでしょ?
その理由は大人になった子供をピーターパンが殺してるからっていう説があるんだよ。
マキエ
またまた……。
あんな子供向けの童話にそんな設定があるわけないじゃん。
ぐっさん
と、思うでしょ?
実はピーターパンの原作にはちゃんとその一文が記載されてるんだよ……。
マキエ
……え?

ピーターパンの生い立ち


ぐっさん
マキエはピーターパンの生い立ちをしってる?
マキエ
そういえば知らないわね。
ピーターパンって何?
年を取らないから妖精か何か?
ぐっさん
いや、ピーターパンは普通の人間だよ。
マキエ
じゃぁなんで年を取らないの?
ぐっさん
実は子供のころに両親に捨てられたショックで成長が止まってしまった子供なんだ。
マキエ
え……。
そんな過去が……。
ぐっさん
ただ、迷子になっちゃっただけっていう説もあるけど、それ以来ピーターパンは大人を信用できなくなって、子供達だけの国を作り上げようとしたんだ。
マキエ
それがネバーランドって訳ね。
ぐっさん
そういう事。
ただ、ピーターパン自身は成長しなかったとしても、ネバーランドに連れてきた子供たちはやがて大人に成長していく。
そうなっては自分の理想郷を維持できなくなってしまうので大人になった人間を殺しては新しい子供たちを連れてきていたって訳さ。
マキエ
穏やかじゃないわね……。
でも、そんな話が出てきた根拠でもあるの?
ぐっさん
実は殺人をに匂わす一文がピーターパンの原作小説にでてきます……。
マキエ
え、原作にのってんの……?

ピーターパンの原作「ピーターとウェンディ」

ぐっさん
ピーターパンはもともと演劇用のストーリーなんだけど、実は原作は300ページにも及ぶ長編小説なんだよ。
そして、その小説を描いたのは「ジェームズ・M・バリー」という人物。
ぐっさん
この時、ジェームスが作った小説というのが「ピーターとウェンディ」というタイトルの小説で、この話こそが本当のピーターパンのストーリーなんだ。
マキエ
ふーん。
300ページはさすがにちょっと読む気はしないわね。
ぐっさん
そしてこの原作の中には気になる一節が登場します。
其の一節というのが
「when they seem to be growing up which is against the rules」
「peter was killing off vindictively as fast as possible.」
という部分。
マキエ
何言ってるかいまいちわからないけど「ピーター」と「キリング」って所が穏やかじゃないわね。
ぐっさん
ちなみに簡単に翻訳すると
「成長することはルール違反」
「ピーターは可能な限りすみやかに殺した」
って感じ……。
マキエ
え、成長したら殺されるって事……?
ぐっさん
そういうこと。
そして忘れてはいけないのがフック船長たち。
マキエはピーターパンとフック船長がなんで敵対関係にあるか知ってる?
マキエ
そりゃぁ……。
マキエ
あれ、なんでだったっけ。
ぐっさん
実はこの都市伝説ではフック船長やその仲間たちは大人になった時にピーターパンに殺されそうになったけど、なんとか生き延びた子供達でピーターパンに復讐を果たそうとしていると言われているんだ。
マキエ
マジで……。

エンディングは終わらない無限の地獄……

ぐっさん
そして最後にこの「ピーターとウェンディ」のエンディングについてなんだけど、これまたかなりバッドエンディングに仕上がっています。
マキエ
えー……。
もうあんまり聞きたくないかも……。
ぐっさん
まぁそういうなよ。
大まかに説明するとネバーランドにいったウェンディが大冒険をして元の世界に戻ってくるんだけど、その後はウエンディは大人になっていくんだ。
マキエ
まぁそりゃそうよね。
ぐっさん
ただ、ウエンディの事が気になったピーターパンが再びウエンディの元を訪ねてくるんだけど、そこにはピーターパンの嫌いな大人になったウエンディの姿が……。
マキエ
おーぅ……。
ぐっさん
その姿をみてショックを受けたピーターパンはなんと、ウエンディの娘であるジェーンをネバーランドに連れて行ってしまうんだ。
マキエ
ひ……人さらいになってるぅ……。
ぐっさん
ただ、このジェーンもウエンディとまったく同じ道を歩むので、こんどはジェーンの子供をさらう羽目になってしまう。
そして大人になれないピーターパンは永遠にこの負のスパイラスから抜け出すことができないという終わり方。
マキエ
お……重い……。
ぐっさん
これがピーターパンに関する都市伝説。
どう?
意外と面白かったでしょ?
マキエ
ただの出まかせで作った話かと思いきや、ちゃんと原作にもそんな描写があったのね……。
マキエ
でもなんでピーターパンは大人になった子供を殺してたのかしら。
ぐっさん
その理由はピーターパンが純粋な子供だからさ。
マキエ
ん?
ぐっさん
ピーターパンは悪意を持って大人になった子供を殺したわけじゃない。
ピーターパンはただ、純粋にルールに従ってネバーランドを守ってるだけさ。
マキエ
あー。なるほど。
子供ほど純粋で残酷な生き物はいないっていうもんね……。
ぐっさん
まぁもしくは作者が人間不信に陥ってたかのどっちかだね。
マキエ
どっともどっちだなぁ……。
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7 件のコメント

  • 「ピーターパンとウェンディ」の原作ではちゃんと「ピーターパンは大人になった子供をすべて殺している」という記述があります。これはテレビでやっていた「トレビアの泉」でも取り上げていましたね。
    なので、都市伝説じゃなく、童話にするために余計な設定を省いた結果、私達が知っているピーターパンになったのです。

    • けんたろうさん、コメントありがとうございます。
      本文でも紹介させていただきましたがやっぱりそうみたいですね。
      シンデレラや白雪姫も削除されたグロいシーンが多々ありますが、当時はそういうホラーじみた設定を入れるのが流行ってたんですかね……?

  • ピーターパンが子供を殺しているのは誤解です。誤解というかトリビアの泉が話を盛ってます。
    「when they seem to be growing up which is against the rules」
    「peter was killing off vindictively as fast as possible.」
    この2つの文章は全く違う場面の文章を意図的に繋げています。
    上は「大人になるのはルール違反だからピーターパンに間引きされる」というロストボーイのセリフで、
    下は「家に帰りたいウェンディに怒ったピーターパンが(ネバーランドには息をする度大人が一人死ぬという言い伝えがあるので)何度も早く呼吸を繰り返した」という表現です。
    間引きを殺していると解釈することもできますし、実際大人(海賊)を殺していますが、少なくとも「成長した子供をピーターパンが殺している」という直接的な描写はありません。
    孫引きは危険ですのでTVの情報を鵜呑みにするのも程々に。

    • 孫引きは危険ですのでウィキペディアの情報を鵜呑みにするのも程々に。
      正確に原書を引用すると

      The boys on the island vary, of course, in numbers, according as they get killed and so on; and when they seem to be growing up, which is against the rules, Peter thins them out (PETER AND WENDY p.76)

      誤解もなにもロストボーイのセリフではありません。
      原書でのセリフの表記は'(アポストロフィ)を使っています。

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