ハッピーバースデーの歌にも著作権があった！？幼稚園で生まれた名曲の誕生の秘話とは！

今回のテーマはズバリ著作権について！
それも誰もが知ってる名曲「Happy Birthday to You」には著作権が存在していたという話についてでっす！

何よそのが今にもJASRACが騒ぎだしそうな内容は……。

ところでハッピーバースデーの曲ってお誕生日会とかで歌うやつ？

そうそう。
ハッピバースデートゥーユー
ハッピバースデートゥーユー
ハッピバースデーディア●●～
ハッピバースデートゥーユー
って奴だね。

実はあの曲には著作権があって、本当なら歌ったり使ったりするたびに使用料を払わないといけないって知ってた？。

まじで……。
ただの童謡かとおもってたのに、そんなところまで著作権がかかってるなんて……。

しかも著作権が有るって言っときながら歌詞を公表しても大丈夫なの？

それもおいおい説明するよ。
それじゃさっそく紹介していくね！

元々は幼稚園のあいさつソング？

この「Happy Birthday to You」はもともとはアメリカの幼稚園で生まれた歌なんだ。

え？幼稚園？

この曲を作ったのはアメリカのケンタッキー州のルイビルっていうところで幼稚園の先生をしていた「パティー・ヒル」と「ミルドレッド・ヒル」。
しかも元々は誕生日じゃなくて挨拶ソングだったんだよ。

挨拶ソング？

実はハッピーバースデーの歌詞は替え歌で本当のタイトルは「Good Morning to All」っていう曲。
歌詞も

Good morning to you, good morning to you.
Good morning dear children.
Good morining to all.

っていう挨拶に特化した曲なんだよ

歌詞だけだといまいちピンと来ないわね。

ハッピーバースデーの曲のリズムで英語を読み上げるとしっくりくると思うよ。

（………～♪）

あ、ホントだ！

この曲は朝の会とかで「それじゃみんなとご挨拶しましょうねー。」みたいな感じで使われてたんだって。

へー！

でもいつからお誕生日の歌になったの？

残念ながら今の所それはわかってない。
でも幼稚園でお誕生日の子供を祝う時には既に使われてたっていう説もある。

あー。先生がメロディを使いまわししたって感じか。

そんな感じかな。
そして歌いやすいし覚えやすいおかげで人気に火がついて世界中に広がっていくんだよ。

著作権を獲得した「サミー・カンパニー」と買収した「ワーナー・ミュージック」

そして1935年についにハッピバースデーの曲に著作権登録する人物が現れます！

その人物とはサミー・カンパニーで働いていた「プレストン・オレム」と「R.R.フォルマン」。
2人はまだ著作権登録されていないハッピーバースデーの曲に目を付けて著作権登録を行ったんだ。

あー……。いるわよねぇ。そういう人……。
他人の功績を上手いことちょろまかして自分の利益にしちゃう奴……。

あ、登録したと言っても二人はちゃんとヒル姉妹の名前で著作権登録してるよ。
むしろ無料で使われまくってたのを作者のヒル姉妹に著作権料が入るようにしてあげたって感じ

なんだ、めっちゃいい人じゃん。

そう。
ちなみに著作権が登録されたとき以降は公式の場で使われたりする場合は使用料が発生する用になるんだ。

そしてそのサミー・カンパニーを25億円で買収したのが有名な「ワーナー・ミュージック」。

25億円！？

すんごい金額ね。

いや、そうでもないよ。
実は「Happy Birthday to You」の使用料は年間2億円も売り上げがあったからね。

2億円！？
あの誕生日の歌が年間2億円も生み出してんの！？

びっくりだよね。
結局、著作権がきれるまでワーナー・ミュージックはトータルで50億円もの利益があったらしいよ。

へー！

ん？著作権が切れるまでってことは今はもう切れてるの？

「Happy Birthday to You」の著作権が切れたのは2016年！？

この「Happy Birthday to You」の曲の著作権は現時点では切れているけど、効力が失効したのはなんと2016年！

めっちゃ最近じゃん……。

そう。
だから2016年までに「Happy Birthday to You」を歌った人は著作権を払えっていわれても文句言えないし、実際に使用料の支払いを命令された人もかなりの数がいるらしい。

んー……。著作権ってたしかに作者の利益を守るために必要だとおもうけど「Happy Birthday to You」の曲を歌ったから金払えって言われたらなんか納得できないわね……。

たしかにここまで有名になりすぎると何処までが適法でどこまでが違法かがわからないよね。

でもまぁもう著作権が切れたなら堂々と歌えるってわけか。

お、ボクの誕生日の時に歌ってくれるの？

あんたが私に歌うのよ。

“年を取っておめでとうございます”って？

あん！？