国民の90%が無職で肥満症の「ナウル共和国」!存在自体がもはや都市伝説級!

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ぐっさん
今回紹介するのは前回の「シーランド公国」に続き「変な国」!
それも南太平洋に浮かぶ小さな島国である「ナウル共和国」についてご紹介したいと思いまっす!
マキエ
ナウル共和国……。聞いた事が無いわね。
この国もシーランド公国みたいな“自称”国家って奴?
ぐっさん
いや、ナウル共和国はちゃんと世界にも認められている国家だよ。
ただ、このナウル共和国は普通じゃありえないような事態に陥っている非常に恐ろしい国家なんだ。
マキエ
非常に恐ろしいって……
メキシコより怖いの……?
ぐっさん
マキエのメキシコのイメージってどんなんだよ……。
マキエ
メキシコって麻薬のせいで治安がヤバイってよく聞くから……。
ぐっさん
たしかにそうらしいけど、今回のナウル共和国はヤバさのベクトルが違うかな。
マキエ
というと?
ぐっさん
なんと国民の90%が無職で肥満症かつ糖尿病
まぁ都市伝説っていうより、都市伝説並みに信じられない話ってかんじかな。
マキエ
……ヤバくない?
ぐっさん
かなりヤバイ。
それじゃ早速紹介していきまっす!

世界で三番目に小さい国「ナウル共和国」

ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介するのは「ナウル共和国」について。
まずは簡単にナウル共和国の国や位置関係について紹介していくね。
ぐっさん
まずナウル共和国は太平洋南西部にある珊瑚礁でできた南国の島で、世界で3番目に小さい国だったりします。
マキエ
ほう。ちなみにどれぐらい?
ぐっさん
面積としては21km2。
ちなみに東京の品川区で約22km2だから、ほとんど品川区と同じぐらいの大きさだね。
マキエ
そう聞くと大分ちっさいわね。
ぐっさん
だね。
ちなみに人口は10,000人~14,000人前後といわれていて、人口もかなり少ないほうだね。
マキエ
で、その90%もの人が無職と……?
ぐっさん
そう。今じゃ国の継続すら危ぶまれるぐらい危機的状況に陥っているんだ。

ナウル共和国の国民のほとんど無職でヤバイ

ぐっさん
それじゃ次にナウル共和国のヤバイポイントについて紹介していくけれど、一番ヤバいのはやっぱり失業率の多さ。
さっきから何度も言ってるけど、ナウル共和国は国民の90%が無職なんだ。
マキエ
どうしてそんな事に……?
ぐっさん
実はナウル共和国は海鳥たちの糞のおかげで大量のリン鉱石があって、1900年代はそのリン鉱石の採掘事業のおかげで世界でトップレベルのかなり豊かな国だったんだ。
税金は無いし、学費や病院にかかる費用も無料。年金制度も充実していて国民は特に働く必要がないほどだったんだよ。
マキエ
へー。
ぐっさん
ところが2000年に入る少し前ぐらいでリン鉱石をあらかた取り取り尽くしてしまってね……。
今までリン鉱石の輸出によって支えられてきた経済が一気に崩壊してしまうんだ……。
マキエ
いやいやいや……。
天然資源ならいつかは無くなるって判っているでしょうに……。
ぐっさん
それについてはちゃんと理解していたみたいだよ。
ただ、判っていたけれど何も対策を取らなかったのが原因っぽいね。
マキエ
よけいタチが悪いわね……。
ぐっさん
ちなみにナウル共和国で働いている10%の内95%は公務員といわれていて、民間企業や仕事を持っている人はわずか400人~500人前後なんだって。
マキエ
やべー……。

リン採掘で国土はボロボロでヤバイ。


ぐっさん
そして次の問題は国土。
リン鉱石を採掘しまくった結果、国土のほとんどが穴だらけの荒れ地になってしまっています。
特にリン鉱石が集中していた島の中心なんて車すら通れないぐらいボコボコなんだ。
マキエ
ほう……。
ぐっさん
ちなみに今は植林とかが少しづつ進んでいるようだけど、ナウル共和国で作物を育てるための土地は皆無だといわれていて、農作物を作る事すらできなくなっているんだ。
マキエ
え、じゃぁ食べ物はどうしてんの?
ぐっさん
ほとんどが輸入の缶詰……。
マキエ
ええー……。

食糧事情がヤバイ

ぐっさん
それじゃ次にナウルの食事事情についてだけど、ナウル共和国の国民達の主食は元々は海でとれた魚と野菜がメインだったんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ところが農耕地が無くなったせいで殆ど野菜が取れなくなってしまい、今の主食は保存が効く缶詰。
たまに海で釣った魚を食べる事もあるみたいだけど、殆どの日は缶詰を調理して食べるのが基本みたいだね。
マキエ
マジか……。
ぐっさん
ちなみに主食となっている缶詰の90%は輸入に頼っていたりします……。

太り過ぎと糖尿病がヤバイ


ぐっさん
そして最近さらに問題となってきたのが国民の肥満。
国民の80%は肥満症といわれていて、その肥満症のうち30%は糖尿病になっているといわれています。
マキエ
マジで……。
なんでそんな事に……?
ぐっさん
やっぱり食べ物のせいだね。
毎日、缶詰ばっかり食べていたらそうなっちゃうよ。
しかも肥満や糖尿病の場合、食事の改善が必要だけど改善できるような食事も無いしね。
マキエ
なるほど……。
ぐっさん
ちなみに糖尿病に罹患しても病院は2つしか無くてほとんど機能していないし、お金も無いので病院にはかかれません!
マキエ
あっ……。詰んでる……。

もう国自体がヤバイ

ぐっさん
そして最近さらにヤバくなってきたのが国の維持。
国としての収益が無い上に国民が働かないせいで国としての存続がかなり危機的状況に陥っています。
マキエ
そりゃそうよね……。
ぐっさん
ちなみに一時は国際金融国家として国を立て直そうとしたんだけど、犯罪者のマネーロンダリングの温床になったせいで批判を浴びて中止。
今では経済的支援の見返りとして難民を受け入れてなんとか食いついないでいるみたいだね。
マキエ
あんまり経済とかわかんないけど、素人目でみてもかなり危機的状況ってのは一目瞭然ね……。
ぐっさん
ちなみに日本の外務省はこう評価しています。

国家の主要外貨獲得源である燐鉱石がほぼ枯渇し,現在その収入だけでは操業費用すらもまかなえない状況にあるほか,他にナウル経済を支えるめぼしい産業もなく,経済状況はさらに厳しい状態である。国内には自給可能な食糧産業はなく,食糧及び生活物資のほとんどを海外からの輸入に頼っているため,世界的な石油価格上昇の影響を受け,物価も上昇している。通貨は豪ドルを使用しているものの,国営銀行も機能しておらず,経済活動が破綻状態であるため,正確な経済活動の動きは把握できない。

マキエ
経済活動の動きが把握できないってあるけど、これって把握できるほど稼働してないって事じゃないの……?
ぐっさん
だね。
ちなみに最近だと燃料の輸入すらままならなくなったせいで、電力供給も不安定になってきているらしいけどね……。

まとめ

ぐっさん
以上が、存在の危機に陥っている「ナウル共和国」についてでした。
どうだった?
マキエ
何ていうか……。
ヤバイわね……。
ぐっさん
マキエの語彙力の無さは置いといて、まぁその通りだよね。
ちなみにナウル共和国の国民はそもそも「働く」という概念が根付いていないせいで、今でも失業率は変わらないみたいだね。
マキエ
あー。そっか。
私たちって「大人になったら働いてお金を稼ぐもの」っていう概念があるけれどナウル共和国の人達にはそれが無いわけか……。
ぐっさん
あと、ちなみに日本から観光に行くこともできるんで、興味があったら訪れてみるのもいいかもね。
マキエ
え、マジで……?
大丈夫なの……?
ぐっさん
ナウル共和国の治安は別に悪くないよ。
ただ、問題は燃料の関係で飛行機が1週間に1本ぐらいしかないから強制的に日帰りか7日間ぐらいの滞在になるけどね。
マキエ
ちなみに観光スポットとかあるの?
ぐっさん
……。
リン鉱石の採掘現場跡ぐらいかな……?
マキエ
そんなん見て、どうしろっていうのよ……。
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20 件のコメント

  • 位置的に観光立国なら目指せそうとナウルを知った当時思いましたが、
    国土そのものが荒れている上にインフラ整備の可能性すら見いだせないですねこれは。

    • とほりすがりさん、いつもコメントありがとうございます。
      私も最初はそう思いましたが島もビーチもボコボコみたいで観光にも向いていないようです……。
      根本的な何かを変えないとやばそうですね。

  • 問題を先送りにしてるとヤバいという好例ですねぇ。
    国民に労働の概念を教育して漁業をするか、海外に持ってる資産を運用するか。他国からの援助があるうちになんとかしないとですね。

    • かんばっちさん、いつもコメントありがとうございます。
      ですね。
      ただ国民の労働の概念ってどうやったら生まれるんでしょう。
      働いてない大人から働けって言われてもピンとこないし、今まで働いていない大人が働くのも抵抗あるだろうし……。
      典型的な悪循環ですよね。

  • ヤバイ(語彙力)
    いつか資源は尽きるんだなって再認識させられました。
    缶詰食べすぎないようにしなきゃ…

    • コロモさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>いつか資源は尽きるんだなって再認識させられました。
      ですね。ちなみに日本は逆に資源がなかったおかげで頑張れたっていう意見もあるようです。
      資源が無いというのもメリットに働く場合があるみたいですね。

  • 鳥のフンもいずれ貴重な資源になるんすね〜。勉強になります。
    やっぱ人間は働かないとダメになるんすね〜。勉強になります(´・_・`)

    • かやんばさん、いつもコメントありがとうございます。
      お役に立てて(?)何よりです。
      余暇や遊びも重要ですが、やっぱり生産性がある事をしないと、いつかは物が無くなるのは当然といえば当然ですよね。

  • この国を見ていると、教育と労働の大切さを改めて思い知らされます。
    我々は子供の頃から大人達に、”勉強も仕事も自分の為”だと教わります。
    その言葉の正しさを、ナウル共和国そのものが物語っていますね。

    • SHAZAMさん、いつもコメントありがとうございます。
      確かにナウル共和国は最強の反面教師といった感じですよね……。
      非常に失礼な言い方ですが、悪しき例として頭の片隅においておいたほうが今後のためかもしれません

  • ゴルゴでもナウルは「ナウトロ」共和国で題材になってたな
    肥満・糖尿病の描写は無かったが、荒れた土地、パスポート乱売、怠惰、経済制裁、
    海での漁で食糧の確保の見込みこそまだあるだろうが、失敗国家・破綻国家だってはっきりわかんだね

    • にとみやさん、いつもコメントありがとうございます。
      ゴルゴにでてたんですか。それは初耳でした。
      やっぱりここまでアレだと色んな所で題材やネタにされているんですね。

  • ちなみにナウルは一応は国連加盟の国家なのでロシアと契約して承認とか頼まれて国連にどに賛成・反対票を投じて援助金を貰う商法を国ぐるみでやってます。
    例えばナウルはクリミア半島のロシア併合、南オセチア、アブハジアの独立などを承認している数少ない国家です。
    前は水没危機にあるツバルも似たような事をしていましたが、もし国家が水没した場合。オーストラリアに全国民を移住させる方向になったため、ロシアとは縁切りしました。

    • シルバさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>ちなみにナウルは一応は国連加盟の国家なのでロシアと契約して承認とか頼まれて国連にどに賛成・反対票を投じて援助金を貰う商法を国ぐるみでやってます。
      なりふり構わなかったらいろんなところからお金は引っ張って来ることができるんですね……。
      ただ根本的な問題が解決しない限り、国家としての未来は真っ暗ですね……。

  • この国のことは、12年前にイッテQでやってたね。
    その時も、この記事と全く同じこと言ってたよ。
    つまり、12年間で何も改善してないってことか(笑)

    • ガムごはんさん、いつもコメントありがとうございます。
      12年前!そんな前から取り上げられていた事と、イッテQがそんな長寿番組だったことに2度びっくりしました(笑)
      やっぱり働かない人を働かせるのは至難の業なのでしょう……。

    • 黄金の虎さん、いつもコメントありがとうございます。
      >>何だぁ…このネット民とオタクの聖地のような国は…
      聖地というかむしろ地獄のような気も……。

  • 凄いですね。ナウル共和国。
    この国は、「目先の利益だけに集中すると、こうなるぞ。」というのを、体を張って演じてくれたんですね。

    • 呉山さん、いつもコメントありがとうございます。
      凄いですよね。ナウルの人たちに失礼かもしれませんが究極の反面教師ですよね……。
      ただあまり悲壮感が感じられないのはやはりお国柄なのでしょうか。

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