猛毒の女性「グロリア・ラミレス」!近づく人を次々に病気にさせた女性とは!

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ぐっさん
今回の紹介する都市伝説のテーマは「感染症」!
それも、触れたり近寄った人を病気にさせる猛毒の女性グロリア・ラミレス」について紹介したいと思いまっす!
マキエ
グロリア・ラミレスって人名よね……?
二つ名が「猛毒の」ってすごいわね……。
ぐっさん
ゲームやアニメではよくあるけど、実際に付けられる人はそうそういないだろうね。
ちなみに外国では「Toxic Lady」って呼ばれてたりする。
ぐっさん
……超かっこいいよね!
マキエ
その感性は早めに捨てなさい……。
マキエ
でも、そういえば前にも“触れたり近寄ったりすると病気になる”って話を紹介してなかったっけ?
ぐっさん
ああ、それは「腸チフスのメアリー」だね。
あれはチフス菌とメアリーの特異体質が原因と判明しているけれど、今回の話はもっと超常現象的な事件かな?
マキエ
というと?
ぐっさん
今回の話は病院に救急搬送されてきた患者を治療しようとした医師や看護師が次々に気絶したり、病気になってしまうっていう話なんだ。
マキエ
え、何それ……。
なんか病原菌に感染していたとか……?
ぐっさん
気になるでしょ?
それじゃ早速紹介していきまっす!

救急搬送されてきた末期がん患者「グロリア・ラミレス」


ぐっさん
今回の事件が起こったのはアメリカのカリフォルニア州にあるリバーサイド。
そこにリバーサイド総合病院という病院があるんだけど、そこに一人の女性が救急搬送されてくるんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
救急搬送されてきた女性の名前は「グロリア・ラミレス(Gloria Ramirez)」。
当時、31歳だったラミレスは若くして末期癌を患っていて自宅で在宅治療を行っていたんだけど、1994年の2月19日に呼吸困難と不整脈の症状が出て病院に救急搬送されてきたんだ。
マキエ
31歳で末期癌……。
ぐっさん
そして運ばれてきたラミレスの処置に当たったのは女医の「ジェリー・ゴルヒンスキー(Julie Gorchynski)」。
ジェリーは興奮状態だったラミレスを落ち着かせるために鎮静剤の注射と除細動器を使って心房細動の処置に取り掛かったんだ。
マキエ
除細動器?
ぐっさん
分かりやすくいうと「AED」だね。
最近は駅とか学校とか公共施設に設置されてるでしょ?
マキエ
ああ、あの電気ショックのやつね。
ぐっさん
そうそう。
そして処置を行うためにラミレスの服を脱がせたところ、何故かラミレスの体は油のような物でコーティングされていて、吐息からはニンニクの様な臭いが確認されたんだ。
マキエ
……焼き肉の食べ過ぎ?
ぐっさん
茶化さないように……。
ぐっさん
そしてジェリーは異変を感じながらも、ひとまずは看護師に採血と血液検査を指示するんだ。
ぐっさん
ちなみに採血の指示を受けたのは「スーザン・ケイン(Susan Kane)」という看護師なんだけど、ラミレスから採血をするために腕に注射器を刺すと、そこから猛烈なアンモニアの臭いがしたらしい。
マキエ
ニンニク臭やアンモニア臭……。
ラミレスの体はどうなってるの……?
ぐっさん
そしてスーザンは採血した血を調べようとしている時に血液中に白い糸のような結晶のようなものを発見。
ただ、その後はとんでもない事態に発展していくんだ……。

医師や看護師が次々と倒れ、現場は大パニックに


ぐっさん
採取した血液に見慣れぬ物が混入していることを発見したスーザンは当然、主治医のジェリーに報告にいったんだけど、なんとスーザンは報告している途中に猛烈な頭痛に襲われて、その場で気絶してしまったんだ……。
マキエ
気絶!?
ぐっさん
一方で報告を受けていたジェリーも頭痛を感じてスタッフルームに戻り椅子に座り込んでしまう。
その後、ずっと座り込んだままのジェリーを見かねて別の看護師が体調を聞こうと話しかけたところ、ジェリーも気絶していた事が判明。
マキエ
えぇぇ……。
ぐっさん
看護師と主治医が気絶してしまった事でスタッフルームでは大混乱に陥ってしまうんだけど、一方で救急処置室で引き続きラミレスの呼吸管理を行っていた「モリーン・ウェルチ(Maureen Welch)」も続いて失神。
その後、ラミレスの治療に関係したスタッフは次々に頭痛や痺れ、気分不良などを訴えはじめたんだ。
ぐっさん
この事態を重く見た他の医師や看護師は病院上層部に報告。
病院上層部は何らかの毒ガスの可能性を考えて救急救命室にいた患者をすべて駐車場に避難するように指示するんだけど、結果的には23人が気分不良や嘔吐、失神などの症状が発症。
その内5人が入院になり、入院になったうちの一人は集中治療室送りになってしまうんだ……。
マキエ
集中治療室送りってヤバいじゃん……。
マキエ
あ、もしかしてラミレス本人が集中治療室送りになったとか?
ぐっさん
残念ながらラミレスは病院に到着して約1時間後に命を落としているんだ……。
ちなみに集中治療室送りになったのは主治医のジェリーだよ。
マキエ
え、まじで……。
ぐっさん
ジェリーは今回の事件が原因で肝炎と虚血性壊死を発症して2週間もの間、集中治療室で過ごす羽目になってしまうんだ。
マキエ
肝炎はともかく虚血性壊死って?
ぐっさん
文字通り血が骨や細胞に巡らなくなって、酸素や栄養が供給されずに壊死してしまう病気だね。
マキエ
近づいたり触れただけで肝炎や壊死が起こるってヤバいわね……。
マキエ
そういえば、原因は判明しているの?

医師や看護師を襲った謎の現象の正体とは

ぐっさん
それじゃ最後に今回の現象の原因についてなんだけど、結論から言うと不明のままです。
マキエ
えぇ~……。
そんな昔の話でもないのに科学的な調査とかされなかったの……?
ぐっさん
もちろんされたよ。
ラミレスが搬送されてきてパニックになった後は毒ガス用の防護服を着込んだリバーサイドの保健所がきて調査をしたり、他の医師が死亡したラミレスを解剖したり、とにかく割と大がかりな調査は行われたんだ。
マキエ
でも、原因はわからずじまいだったと……。
ぐっさん
そう。
だけど有力な仮説なら2つほどあるよ。
マキエ
ほう。
ぐっさん
一つ目は集団ヒステリー説。
マキエ
でた……。集団ヒステリー……。
大勢の人が謎の現象に襲われたら、たいてい集団ヒステリーで片づけられるわよね……。
ぐっさん
たしかにね。
でも、今回のケースは「男性のスタッフは平気な人が多かった」とか「看護師達の当時の証言が一致しない」という事から集団ヒステリーが起こる条件に似ているってことで、今回も集団ヒステリーが発生したのではないかっていわれてるんだ。
マキエ
ふーん。
もう一つは?
ぐっさん
そしてもう一つは薬品の化学変化説。
ぐっさん
これはあくまで仮説なんだけど、ラミレスが疼痛緩和のためにゲル状の塗り薬であるジメチルスルホキシドを使用していて、このジメチルスルホキシドが人工呼吸器用の酸素によってジメチルスルホンに化学変化。
その後、除細動器の電気ショックにより再び化学変化が起こり毒性があるジメチルエステルが発生したという説。
マキエ
全然、まったく、これっぽっちも頭に入ってこないんだけど。
ぐっさん
まぁ簡単にいうと
「ラミレスの使っていた塗り薬が注射薬や酸素マスクによって化学変化がおきて、その後に実施した電気ショックによって毒ガスに変化した」
って感じかな。
マキエ
なんか可能性はかなり低そうだけど、そんな事ってあり得るの……?
ぐっさん
確かに可能性は限りなく低いけどゼロではないって感じかな。
ちなみに薬品の化学変化説を唱えているのは今回、ラミレスの治療を行った後に集中治療室送りになったジェリーだったりもする。
マキエ
へー。
それなら説得力がある……ような気がするわね……。

まとめ

ぐっさん
以上が触れたり近寄った人を病気にさせる猛毒の女性「グロリア・ラミレス」についてでした。
どうだった?
マキエ
なんか腑に落ちない事件だったわねぇ……。
確かに原因不明の超常現象で不思議な気分にはなったけど、なんか登場人物の全員が不幸になってるし素直に楽しめる話じゃなかったわね……
ぐっさん
あー。確かにそうだね。
マキエ
でも、こんな大事になってるならせめて原因だけでもはっきりしてほしいわね。
ぐっさん
まぁ、紹介した仮説以外にも様々な仮説があって、中には「ラミレスの医療ミスを隠ぺいしようとしているのではないか」っていう説もあるみたいだね。
マキエ
それは可能性が低そうね……。
それに隠ぺいするならもっと別の方法があるでしょうに……。
マキエ
とりあえず薬を使う時は相互作用に気をつけろって事ね?
ぐっさん
え、結論はそこに着地すんの!?
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2 件のコメント

  • 「人間は死後放置されていると腐敗が進んで体表にアンモニアが浮き出てまるで油を塗ったようなテカりが出る」んですけど、なんだかそれを思わせるような現象ですね、、、アンモニアも毒ですし、、、

    • コーギーさん、こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
      >>腐敗が進んで体表にアンモニアが浮き出てまるで油を塗ったようなテカりが出る
      なるほど。特殊体質と抗がん剤などが合わさって特殊な体液が分泌されたのかもしれませんね。

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