建築学を超越した「聖ヨゼフの螺旋階段」!建築家も物理学者も解明不能!

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ぐっさん
今回の都市伝説のテーマはずばり「階段」!
それも建築学と物理法則を無視した「聖ヨゼフの螺旋階段」について紹介したいと思いまっす!
マキエ
え、怪談じゃなくて階段?
ぐっさん
おーぅ……。
なかなか寒い事を言うね……。
マキエ
いや、ギャグじゃないわよ……。
本当にどっちか分からなかっただけじゃない……。
マキエ
で、建築学と物理法則を無視した階段って何?
ぐっさん
実はアメリカの教会にある木製の螺旋階段なんだけど、今になっても製造方法が判明していない上に建築家も物理学者も構造について解明できないんだよ。
あまりにも意味不明だからオーパーツの一つと数えられることもある奇妙な階段なんだ。
マキエ
へー。なかなか面白そうな話ね。
ぐっさん
それじゃさっそく紹介していきまっす!

奇跡の螺旋階段「聖ヨゼフの螺旋階段」

ぐっさん
今回紹介する階段の名前は「聖ヨゼフの螺旋階段」。
この階段はアメリカのニューメキシコ州のサンタフェにあるロレットチャペルという修道院に今も現存してる木製階段なんだ。
マキエ
ほうほう。
ぐっさん
うん。
ちなみに、その聖ヨゼフの螺旋階段の写真がコチラ!
マキエ
なんか思ってたより小さいわね。
ぐっさん
大きさはともかく、この聖ヨゼフの螺旋階段には「螺旋階段に絶対に必要な物」が無いんだけど、それが何かわかる?
マキエ
んー……。
分かんない。
ぐっさん
じゃぁヒント。
これが普通の螺旋階段なんだけど、見比べて「普通の螺旋階段には有って、聖ヨゼフの螺旋階段に無い物」は何だと思う?
マキエ
んー……。
マキエ
あ!柱が無い!
ぐっさん
おー。よくわかったね。その通り!
実は聖ヨゼフの螺旋階段は、螺旋階段には必要不可欠である「柱」が無い螺旋階段で建築工学的に不可能と言われている階段なんだ。
ぐっさん
ちなみに今は手すりが付いてるから、分かりにくいけど手すりが無いころの写真はこちら。
マキエ
おー……。
マキエ
……え?何これ。
どうなってんの……?
こんな階段で人が乗れるの……?
ぐっさん
とろこがどっこい。かなり丈夫でね。
20人以上乗ってもビクともしないんだって。

マキエ
へぇー!すっごい!
ぐっさん
そして、この聖ヨゼフの螺旋階段には聖ヨゼフにまつわる伝説があるんだ。

聖ヨゼフの螺旋階段にまつわる伝説

ぐっさん
この聖ヨゼフの螺旋階段があるロレッタチャペルは1873年にムーリーっていう建築家によって建築された物なんだ。
ただ、建築途中に“ある問題”が発生したんだよ。
マキエ
問題?
ぐっさん
その問題というのは……
ぐっさん
「階段の付け忘れ」!
ぐっさん
2階にも礼拝堂があるのにも関わらず、階段を作ることをすっかり忘れてしまっていたんだ。
マキエ
いやいやいや……。
手抜き建築にも程がある……
っていうか、もっと早く気づきなさいよ……。
ぐっさん
で、困り果てたシスターたちはどうしたかというと。
マキエ
どうしたの?
ぐっさん
神様に祈ったらしい。
マキエ
困った時の神頼み過ぎる!
ぐっさん
するとお祈りを始めた9日目にロバを連れた一人の白髪の老人が現れて
「階段を作らせてほしい」
と名乗り出たらしい。
マキエ
お?
ぐっさん
シスターたちは老人の正体が不明だったから少し心配したけれど、最終的には老人の提案を受け入れて階段を作ってもらう事にしたんだって。
ぐっさん
すると、その老人はたった一人でしかもノコギリとT定規と金づちだけで、この螺旋階段を作ってしまったんだ。
マキエ
え、一人で!?
しかもノコギリと定規とハンマーだけで!?
ぐっさん
そう。すごいよね。
そして老人は完成するとお礼も受け取らず姿を消し、結局誰かも分からないまま。
ぐっさん
しかも、作り上げた螺旋階段は建築学では考えられない代物だったからシスター達は
「この螺旋階段は聖ヨゼフが降臨して作り上げたに違いない」
と考えて、それ以降この階段は「聖ヨゼフの螺旋階段」と呼ばれるようになったんだって。
マキエ
へー。
なんかいい話ね。
マキエ
で、ちなみに聖ヨゼフってだれだっけ。
ぐっさん
え!?そっから!?
聖ヨゼフはキリストの人間の方のお父さんだよ……。
ちなみに職業は大工……。
マキエ
あー。だから聖ヨゼフの螺旋階段ってわけか。
ぐっさん
そこを知らずに今まで話を聞いてたのか……。

聖ヨゼフの螺旋階段は本当に建築学を超越しているのか……?

マキエ
で?
ぐっさん
ん?
マキエ
実際、この聖ヨゼフの螺旋階段は本当にオーパーツなの?
実在している以上、物理学を無視してるわけでもないし頑張れば再現できるんじゃないの?
ぐっさん
んー。
一応最近では「かなり難しいが不可能ではない」ぐらいには判ってきてるらしいよ。
ぐっさん
有力な仮説は二つあって、一つは
「コイルバネのように階段自体が支柱の代わりになっている説」
と、もう一つが
「踏み板の強度を増やして支柱を不要にした説」
ぐっさん
でも、どちらも仮説の域は出てないって感じかな。
マキエ

まだ仮説なの?

ぐっさん
そう。
ただ、材料に使われている木がフランスから持ち込まれた物だってことが分かったから、最近では当時有名だったフランスの木工技師「フランソワ・ジャン」っていう人物が作ったとも言われてるね。
マキエ
どっちにしろ明確な答えは出てないのか……。

まとめ

ぐっさん
以上が聖ヨゼフの螺旋階段についてでした。
どうだった?
マキエ
んー……。
確かに不思議ではあるけれど、まだ現存してるなら詳しく調べたら仕組みが分かりそうな気がするんだけどなぁ。
ぐっさん
まぁ、分解したり解体したらすぐに判明しそうだけどね。
でも、そこまでして暴きたい謎でもないって事じゃないかな。
マキエ
やっぱり相手が教会関係だから詳しく調査できないのかしら。
ぐっさん
あ、ちなみにロレットアカデミーは1968年に閉鎖してるよ。
今は民間会社の所有物で博物館 兼 結婚式場として使われてるんだって。
ちなみに階段の見学料は3ドル。
マキエ
階段を登るために入場料払うって未だかつて無い体験ね……。
ぐっさん
しかも現状保存のため階段は登れません。
マキエ
ダメじゃん!
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10 件のコメント

  • 柱のない螺旋階段って結構ある気がします…例えばサグラダファミリアとか…でもあれ木じゃなくて石だからなぁ…しかも周りが囲まれているから柱は無くても建築は可能…

    • もっふもふさん、コメントありがとうございます。
      サクラダファミリアの話は初耳でした。今回の話は重みを支えにくい木製だから注目を浴びたのかもしれませんね。

  • 「今の科学に不可能は無い」だの「現代の科学に解明できないものなど無い」だのぬかす科学者が居ますけどこういうものがある以上、今の科学は不十分ってことですよね。こういうのって意外と単純明快だったりするんですよねぇ。

    • コーギーさん、いつもコメントありがとうございます。
      そう考えると科学で明らかになっていない物は脳の仕組みとか宇宙の果てとかいくらでもありますよね。
      ただこういう物理法則的な身近な物は解明できてもいい気がします……。

    • オットさん、いつもコメントありがとうございます。
      そういえばトンボがホバリングできるのも未だに解明されていないとかありましたね。(今はされたのかな?)
      そう思うと世の中には科学で立証不可能なものがあふれてますね。

  • まず、物理的に成り立たないとか、科学で立証できないとか、わざわざ謎めいた方向に記述するのはやめてましょう。
    コイルばねがこの世に存在する時点で、物理的に可能なのは明確です。
    ルーブル美術館の入り口に支柱が無い螺旋階段があるのは有名な話です。

    曲がるエスカレータだって普通に存在するが、それは心柱のない螺旋階段構造の「一部」です。後はそれを好きなだけ繰り返していけば、自重による崩壊限界に至るまでは、2周でも3周でも好きなだけ螺旋は回ります。

    一般家庭(と言ってもお金持ちの一般家庭だけど)の住宅内に、心柱がない螺旋階段を設けて販売している注文住宅なんて、いくらでも出てきます。

    これも心柱ないです:
    https://one-project.biz/2014/01/26/living-staircase.html

    これも心柱ないです:
    http://japanese.buildingrailing.com/sale-11501803-villa-residential-circle-custom-spiral-staircase-tempered-glass-decorative.html

    これも心柱ないです:
    https://www.homify.jp/ideabooks/6146414/%E3%82%89%E3%81%9B%E3%82%93%E9%9A%8E%E6%AE%B5%E3%81%8C%E6%8C%81%E3%81%A4%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E9%9A%8E%E6%AE%B5%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3

    現代の科学で解明できていないことは幾らでもあります。大統一理論だって出来ていません。
    量子コンピューターだって完成していません。なんでも分かるAIだって出来ていません。
    現在の科学で解明できてない事なんて、幾らでも幾らでも例示は簡単にできます。

    でも、心柱の無い螺旋階段が存在しうるのは自明な話であり、この例をもって「科学で解明できない事がこの世にある」と例示するのは大変な誤りです。もう、こういう偽科学の話を持ち出すのはやめませんか。

    階段をばらして、材料の物性を調べれば直ぐに分かります。それをしないまま「謎だ」と言っているだけです。

    物理的に破綻も何もない構造です。
    どうやって作ったか・・・も、リバースエンジニアリングをすれば分かります。
    それをやらないのが問題です。

    唯一の謎は、「誰が作ったか」でしょう。

    • なんとなく通りすがってコメントを拝見しましたが、話題に対するコメントとしては”場に合っていない”と感じますよ?もし、この螺旋階段が科学的に証明できるとするならば、建築工学に基づいた強度計算などで証明すべきと思います。
      科学云々よりもまず、建築当時それを成しえた技術力の凄さを称えるべきかと思います。

  • 「都市伝説」を紹介するブログにやってきて、
    「不思議に思える要素」を見出しにつけるな、
    とか言い出す人の脳の構造って、科学的に解明されてるのかな?

  • コメントが古くて。リンク貼った方はご存知ないのでしょうが。IBM社の量子コンピューターは今年2021年に川崎に設置されました(2020年には既に完成していた筈ですが)
    柱の無い建造物も14世紀頃には色々あった筈(勿論木造)
    情報不足が都市伝説になる典型かと。米国はいまだにダーウィンを否定し、アダムとイブが人類の祖、つまり「人間は宇宙誕生時から人間のまま」とかいう信仰もあります。
    そういう国ですから都市伝説も多いのが伺えます。差別や偏見もいまだに酷いですが。
    18世紀〜19世紀終盤あたりが興味をそそられます。最も残酷な米国の姿を暴露している時代です。

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