歪んだ森?
何が歪んでるの?
何が歪んでるの?
その森に生えている「木」だよ。
ちなみにこれが、その写真。
ちなみにこれが、その写真。
えっ……。なにこれ……。
どうなってんの……?
どうなってんの……?
不思議でしょ?
気になってきたところで早速紹介していきまっす!
気になってきたところで早速紹介していきまっす!
ポーランド西部にある歪んだ森「クシュヴィ・ラス(Krzywy Las)」
この歪んだ木の森があるのは冒頭でも紹介したとおりポーランド。
ポーランドの最西端に「グリフィノ」という町があるんだけど、そこに「クシュヴィ・ラス」と呼ばれる森があるんだ。
ポーランドの最西端に「グリフィノ」という町があるんだけど、そこに「クシュヴィ・ラス」と呼ばれる森があるんだ。
く……くしゅび……?
「クシュヴィ・ラス(Krzywy Las)」ね。
これはポーランド語なんだけど、“クシュヴィ(Krzywy)”は「曲がった」とか「ゆがんだ」って意味で、“ラス(Las)”は「森」って意味。
つまりポーランド語で「歪んだ森」とか「曲がった森」って意味だね。
これはポーランド語なんだけど、“クシュヴィ(Krzywy)”は「曲がった」とか「ゆがんだ」って意味で、“ラス(Las)”は「森」って意味。
つまりポーランド語で「歪んだ森」とか「曲がった森」って意味だね。
歪んだ木があるから「歪んだ森」って、そのまんまの名前ね。
ちなみに英語では「クロックド フォレスト(Crooked Forest)」とも呼ばれたりする。
そして、この森は元々は1930年頃に作られた植林地で、面積的には0.3ヘクタールぐらいあるんだけど、その森の中心には約100本の根本から曲がった不思議な木が並んでいるんだ。
え、そんなにあんの!?
1970年頃は400本近くあったらしいよ。
今は枯れたり折れたりして徐々に数が減ってきてるみたいだけど。
今は枯れたり折れたりして徐々に数が減ってきてるみたいだけど。
へー。
でもなんでこんな事になってるの?
でもなんでこんな事になってるの?
その理由は実は……。
全く持って判っていません!
え……?
この歪んだ木について判っているのは既に紹介したけれど“1930年ごろに植林された”というだけで、「誰が、どうやって、何のために植えたか」などは全て不明のままなんだ。
昔の森の管理者が面白半分で曲げたんじゃないの?
その可能性もゼロじゃない。
でも大事な植林をわざわざ400本も曲げたりするかな?
でも大事な植林をわざわざ400本も曲げたりするかな?
それもそうか。
ちなみに目的や方法は不明だけど、いろんな仮説は立てられてるよ。
歪んだ木はどうやって誕生したのか
それじゃ次はこの歪んだ木について有名な仮説を紹介していくよ。
強風や大雪などの自然災害説
ます最初は自然災害説。
植林が植えられた頃に大雪や強風により新芽が倒れたり歪んでしまい、そのまま放置された結果、今のような姿になったのではないかっていう説。
植林が植えられた頃に大雪や強風により新芽が倒れたり歪んでしまい、そのまま放置された結果、今のような姿になったのではないかっていう説。
風や雪だけであんなに曲がったりするかなぁ……。
まぁ歪んだ木があるのも、森の中心だけだから可能性は低そうだけどね。
さすがに植林した木が倒れてたら補修するでしょうしね。
ドイツの軍事実験説
そして次はドイツによる軍事実験説。
なんでいきなりドイツがでてくるのよ。
いや、実はこの歪んだ森がある地域は今でこそポーランドの領地だけど、実は第二次世界大戦時はドイツによって占領されていたんだ。
あ、そうなんだ。
で、当時のドイツは様々な実験を行っていたから、その時に行われた実験によって木が曲がってしまったのではないかという説。
実験ねぇ……。
例えばどんな実験があるのかしら。
例えばどんな実験があるのかしら。
よく言われているのは磁場とかだね。
磁場?
磁場とか重力とかそういった特殊な実験を行った結果、その時新に芽だった松の木が影響を受けたっていう感じかな。
あー。なるほど
ただ、歪んだ木は全て北を向いて歪んでいるから、これもあんまり信憑性は無いけどね。
あとはドイツの戦車に轢かれたって説もあるみたいだけど。
もしそれが本当ならかなりの生命力ね……。
でもどれもピンと来ない仮説ばっかりね。
本当になんでこんな風になっちゃったんだろ。
本当になんでこんな風になっちゃったんだろ。
ちなみにかなり有力な仮説がまだ残ってるよ。
歪んだ木は材木にして家具や船の材料にする予定だった?
それじゃ最後に一番有力な説について紹介していこうとおもうんだけど、その説はズバリ「木材として使用するため」
え……。
こんな曲がって歪んだ木なんか役に立つの……?
こんな曲がって歪んだ木なんか役に立つの……?
まぁ変わった家具とかに使えるだろうけど、歪んだ木が有効活用されそうなのは「船」だね。
船?
今の船って金属が一般的だけど、昔の船は木造船が一般的で、船を作るにもかなりの材木の量と加工が必要だったんだ。
ふんふん。
そして船の骨組みに「竜骨」とか「肋骨」と呼ばれる部分があるんだけど、90度に曲がった木は底の部分に最適だったりするんだよ。
あー。なるほど。
元から曲がってくれてたら加工する手間が省けるわけか。
元から曲がってくれてたら加工する手間が省けるわけか。
そそ。
松の成長を意図的に阻害して材木に特化した木を作ろうとしたってわけだね。
松の成長を意図的に阻害して材木に特化した木を作ろうとしたってわけだね。
あー。確かに。
他の説よりだいぶ説得力があるわね。
他の説よりだいぶ説得力があるわね。
まぁこれもあくまで一つの仮説だけどね。
でも、もし仮に船とかの為に植えられたのなら、なんで材木として使われなかったんだろ……。
んー。第二次世界大戦中のごたごたで忘れられていたか、それとも材木として利用できるぐらいに上手く加工できなかったか……。
もしくは材木として使えるようになった頃には木造船は時代遅れになっていたとかいう説も考えられるね。
もしくは材木として使えるようになった頃には木造船は時代遅れになっていたとかいう説も考えられるね。
どっちにしても真実は闇の中かぁ……。
まとめ
以上がポーランドに実在する歪んだ森「クシュヴィ・ラス(Krzywy Las)」でした。
どうだった?
どうだった?
なかなか面白い話だったけど、ここまでくると真実を知っときたいわね……。
でもまぁこの謎はもう解けることは無さそうだけどね。
曲がった松の木は普通に生えている松の木より弱いらしいし、もう半世紀ほどしたら全部枯れちゃうみたいだし。
曲がった松の木は普通に生えている松の木より弱いらしいし、もう半世紀ほどしたら全部枯れちゃうみたいだし。
そっか。残念ね。
でも、材木として使用するために木を植えて形を変えていたのなら気が長い話よねぇ。
でも、材木として使用するために木を植えて形を変えていたのなら気が長い話よねぇ。
木だけに……?
……。
最後の最後で全てを台無しにしたわね……。
最後の最後で全てを台無しにしたわね……。
スイマセン……。
軽い出来心なんです……。
軽い出来心なんです……。
それもポーランドにある「歪んだ森」についてご紹介したいと思います!