

何処にある駅の話?

一人の女性が異世界に迷い込むっていう“これぞ都市伝説!”って感じのホラー入り混じる怪異譚なんだけど。

話を聞いていたら思い出すかもね。


でも、なんとなく新潟とか東北地方にありそうな名前ね。

しかも新潟は東北地方じゃないし……。


2ちゃんねるで生まれた恐怖の都市伝説「きさらぎ駅」



それで、書き込まれた出来事っていうのは?



その女性が今いる駅の名前とか見かけたトンネルの名前を書き込むんだけど、ことごとく存在しない名前の物ばかりだったんだよ。


きさらぎ駅に迷い込んだ“はすみ(葉純)”さんの足取り

もちろんネット上での名前だから本名じゃない可能性が高いけど、とりあえずここではわかりやすいように「はすみ」という名前で紹介していくね。

この日、電車で帰宅途中だった“はすみ”さんを襲った“ある違和感”から物語は始まるんだ。
先程から某私鉄に乗車しているのですが、様子がおかしいのです。


なんでも、“はすみ”さんが乗っている電車は通常であれば5分もすれば次の駅に到着するようなローカル線だったらしいんだけど、電車が停車する気配が一切なくて、しかも他の乗客は全て眠ってしまっていたらしい。
いつも通勤に使っている電車なのですが、先程から20分くらい駅に停まりません。いつもは5分か長くても7、8分で停車するのですが停まりません。乗客は私のほかに5人いますが皆寝ています。




ブラインドというか窓に目隠しがしてあって、車掌さんも運転手さんも見えませんでした。
窓を叩いてみたのですが返事はなかったです。


ただ、そのきさらぎ駅という駅は日本のどこにも存在しない駅だったんだよ……。
今きさらぎ駅に停車中ですが、降りるべきでしょうか。聞いた事も見たことも無い駅なのですが。


そして反対車線や時刻表を探す事にするんだけど、そうこうしている内に乗ってきた電車は出発してしまうんだ。
戻ろうと思い時刻表を探しているのですが見当たりません。電車はまだ停車していますのでもう一度乗ったほうが無難でしょうか。と書いてるうちにいってしまいました。

降りたのが吉と出るか凶と出るかって感じね……。



近くには本当に何も無いです。草原とか山が見えてるだけです。

「線路を歩いてきた道を帰る」
という方法。

しかも1月の真夜中を女性が一人で……?


まぁ踏破さえできれば一番確実な手段ではあるか……。


遠くの方で太鼓を鳴らすような音とそれに混じって鈴のような音が聞こえているのですが、正直もうどうしたらいいのかわかりません

結構想像したら怖くなってきた……。

「おーい。危ないから線路の上を歩いたらダメだよ」
という人の声が聞こえてきたらしい。





おーい危ないから線路の上歩いちゃ駄目だよって後ろの方で誰か叫んでいたので、駅員さんかと思い振り向いたら10メートル位先に片足だけのおじいさんが立っていたのですが、消えてしまいました。もう怖くて動く事ができません。




ちなみにトンネルには全て名前が付いているから、書き込みを見ていた他の2ちゃんねらーは現在地を割り出すために“はすみ”さんからトンネルの名前を聞き出すんだ、

何とか頑張ってトンネルの前まで来ました名前は伊佐貫となっています。音も近くなっているので勇気をだしてトンネルを抜けてみようと思います。葉純が無事トンネル出たらまた書き込みます。



そしてなんとかトンネルを抜けたところで見知らぬ男性に遭遇して“はすみ”さんはその男性から現在地を聞き出すんだけど、その男性は「比奈」と答えたらしい。
場所を聞いたら比奈だと言うのですが、絶対にありえない事だと思うのですが。


ただ“はすみ”さんが電車に乗ったのは新浜松駅ってことが判明しているんだけど、比奈はそこから120キロ以上も離れてるんだ。

え?どういう事……?


ご心配かけました。親切な方で近くの駅まで車で送ってくれる事になりました。そこにはビジネスホテルみたいなものがあるらしいです。皆様本当にありがとうございましたです。




最寄りの駅に送ってくれるはずだった“親切な人”急に無口になった上、車は山の奥深くに向かって行ったらしい……。
先程よりどんどん山の方に向かってます。とても車を置いて置く場所があるとは思えないのですが。全然話てくれなくなってしまいました。

やっぱりヤバイ系じゃないの!

もうバッテリーがピンチです。様子が変なので隙を見て逃げようと思っています。先程から訳のわからない独り言を呟きはじめました。いざという時の為に、一応これで最後の書き込みにします。

訳の分からない独り言って……。
超怖いんだけど……。



もしかしたらトンネルを抜けた時点で現世に帰ってきてたけど、偶然出くわした犯罪者に誘拐された可能性もあるしね。


ここまで来たら何かしらの結末が欲しかったな。


書き込みってさっきのが最後なんじゃないの?

2004年の当時はさっき紹介した一文が最後なんだけど、なんと7年後に突如、“はすみ”を名乗る人が現れたんだよ。
7年後に現れた“はすみ”を名乗る人物。果たして本人なのか……?

再び2ちゃんねるで“はすみ”を名乗る人物が登場するんだ。

「なんとか無事に帰ってこれたけど、一晩のうちに7年が経過していた」
という内容だったんだ。

あの、信じてくれないと思いますが。
7年立った、今、普通の世界に戻れました。

ちゃんと逃げれたって事?

あの後、暗い森の中を車で走っている時に突如、正面から光がみえてきたと思うと車が停車。
そして別の男性が車に近づいてきたんだって。


「なんでここにいる!ここにいてはダメだ! 今の運転手は、消した、今のうちに逃げるんだ!」
といって“はすみ”さんを逃がしてくれたんだって。


ただ、現実世界に戻って来れたものの、“はすみ”さんとっては一夜の出来事が現実世界では7年も経過していたらしい。

ますます訳が分からなくなってきたんだけど……。
まとめ

どうだった?

オチも怖いし……。






まぁ、この説だと掲示板に書き込めた理由や最後の最寄り駅で両親と再開したっていう部分が辻褄が合わないから可能性は低そうだけどね。


“普段通りに生活していたらいつの間にか見知らぬ土地にいた”なんて勘弁してほしいよね……。



それもさつき様から頂いたリクエストにお答えして、超有名な都市伝説「きさらぎ駅」について紹介したいと思いまっす!