え、マジで……。
私、しょっちゅうしちゃってるかも。
私、しょっちゅうしちゃってるかも。
えぇ……。
日常生活で同じ水を何度も沸騰させるなんて事ってそうそうある?
日常生活で同じ水を何度も沸騰させるなんて事ってそうそうある?
ほら、電気ケトルでお湯を沸かせて少し残ったりするじゃん?
次に少しのお湯が必要になった時に、前回残った水をそのまま沸騰させたりするでしょ?
次に少しのお湯が必要になった時に、前回残った水をそのまま沸騰させたりするでしょ?
いや、しない……。
ちゃんと入れ替えるもん……。
ちゃんと入れ替えるもん……。
男のくせにいちいち細かいわね……。
なんか論点をすり替えられた気がするけど、とりあえず早速紹介していきまっす
水を2回以上沸騰させてはいけない理由。
それじゃ、まずはこの都市伝説の2回以上水を沸騰させてはいけないという理由から紹介していくよ。
その理由は水に対して何度も熱を加えることで
「酸素の構造が変化してヒ素やフッ化物、硝酸塩などの毒性物質が発生するから」
と言われてるんだ。
「酸素の構造が変化してヒ素やフッ化物、硝酸塩などの毒性物質が発生するから」
と言われてるんだ。
え、そうなの?
ちなみにこの理由について思うところがあって調べてみたところ、どうやら海外の水に関しての記事が元ネタになってるみたいだね。
ほうほう。
その記事はイギリスのtotal soft waterっていう会社が書いた「Reboiling Water issues」っていう記事。
その文面には
その文面には
“Warning – Don’t reboil water EVER AGAIN!”
(警告!水を再沸騰させてはいけません)
っていう記載があるんだ。
へー。
理由は?
理由は?
理由は冒頭で紹介したとおり、人間に有毒な化学物質が発生するからだよ。
あとは水の味が落ちたり、酸素含有量が減るからとも言われてる。
あとは水の味が落ちたり、酸素含有量が減るからとも言われてる。
ふーん。
さっきから「へー。」とか「ふーん。」しか言ってないけど……?
いや、だって「酸素の構造が変化」とか「酸素含有量」とか難しい事いわれても「ふーん」っていう感想しか沸いてこないもん……。
個人的にはもう少し疑って欲しかったかな……。
え?どういうことよ。
日本の水は再沸騰させても毒素は出ない!理由は国の違いだった!
それじゃ最後にこの都市伝説の真偽について紹介しようとおもうけど、実はこの都市伝説は……。
事実無根のデマです!
あ。そうなの?
ちょっと信じかけちゃったけど。
ちょっと信じかけちゃったけど。
ちょっとっていうか全面的に信じちゃってたじゃん……。
というか、錬金術でもあるまいし水に熱を加えるだけで他の物質が発生するわけ無いじゃん。
この原理だと水を沸かし続けたらヒ素や硝酸塩が採取できる理屈になるしね。
この原理だと水を沸かし続けたらヒ素や硝酸塩が採取できる理屈になるしね。
う……。
言われてみればそうかも……。
言われてみればそうかも……。
でも、海外でも同じことが言われてるんでしょ?
その海外の記事がデタラメ書いてるって事?
その海外の記事がデタラメ書いてるって事?
いや、海外の記事がデタラメってわけじゃない。
理由としては少し間違って伝わったのと国の違いってとこかな。
理由としては少し間違って伝わったのと国の違いってとこかな。
どういうこと?
まず、日本では「毒素が発生する」って言われてるけど、元となった記事は毒素が発生するとは書いてなくて実際は
it can increase the concentration of certain chemicals such as: arsenic, flouride and nitrates.
(ヒ素、フッ化物、硝酸塩などの特定の化学物質の濃度が上昇する可能性があります)
って書かれてるんだ。
書いてるじゃん。
いやいや「濃度が上昇する」ってだけで「発生」とは書いてない。
ああ、水が蒸発した結果、毒素の濃度が上がるって訳か。
それなら理屈が通ってるわね。
それなら理屈が通ってるわね。
あれ?
でも、それなら日本でも起こるでしょ?
でも、それなら日本でも起こるでしょ?
そして問題になるのが次の「国の違い」。
この記事はイギリスの記事なんだけどイギリスはそもそも水道水を直接飲むことはできない上に、ミネラル豊富な硬水が使われてるんだ。
この記事はイギリスの記事なんだけどイギリスはそもそも水道水を直接飲むことはできない上に、ミネラル豊富な硬水が使われてるんだ。
一方で日本は水道水は直接飲めるぐらい品質管理が厳しい上に軟水。
つまり日本の水道水にはイギリスの水道水に含まれている毒素となる成分が殆ど存在していないんだよ。
つまり日本の水道水にはイギリスの水道水に含まれている毒素となる成分が殆ど存在していないんだよ。
ああ!水の中に毒素が含まれてないのに、濃度が濃くなるわけがないって事か!
そのとおり。
つまり簡単にまとめると
「水道水を直接飲めない国では再沸騰させると毒素の濃度が上がる可能性は十分にあるけど、日本ではまずありえない」
って感じかな。
つまり簡単にまとめると
「水道水を直接飲めない国では再沸騰させると毒素の濃度が上がる可能性は十分にあるけど、日本ではまずありえない」
って感じかな。
ちなみに、この記事を書いたTotal soft Waterっていうのは浄水器メーカーだったりもする。
自分のところの商品を売るために書いた記事って事じゃん……。
まとめ
以上が「水を再沸騰させたら毒になる」という話でした。
どうだった?
どうだった?
んー……。
どうも「化学的変化が起こる」とか言われたらついつい信じそうになるわね……。
どうも「化学的変化が起こる」とか言われたらついつい信じそうになるわね……。
とくに水が沸騰してる時って「何かが起こってる感」が半端ないもの。
まぁなんとなく言いたいことはわかるけどね。
あ、そうそう。
ただ、ボロい鍋とかを使ってると鍋の金属成分が溶け出すといった可能性は0じゃない。
いくら日本の水道水が高品質だからといっても過信はしちゃだめだよ。
ただ、ボロい鍋とかを使ってると鍋の金属成分が溶け出すといった可能性は0じゃない。
いくら日本の水道水が高品質だからといっても過信はしちゃだめだよ。
というか、電気ケトルの水ぐらい毎回替えようよ……。
まぁ、結論としては日本の水道水ってすごいって事ね。
聞けよ……。
それも「2回以上沸騰させると毒素が発生する」という話について紹介したいとおもいまっす!