

……。
何その話……。
何その話……。

マキエは犬を飼ってたことある?

あるわよ。
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアっていう犬を飼ってたわ。
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアっていう犬を飼ってたわ。

え?
アメリカンスタ……、何?
アメリカンスタ……、何?

「アメリカン・スタッフォードシャー・テリア」。
一目惚れして飼う事になったんだけど、もともとは闘犬だったらしいのよね。
一目惚れして飼う事になったんだけど、もともとは闘犬だったらしいのよね。

すんごい犬を飼ってたんだね……。

でも闘犬だけあって人間には服従的で凄い頭のいい子だったわよ?
で、それがどうしたの。
で、それがどうしたの。

あ、そうだ。
マキエはその子を散歩してる時に何度かウンチをするシーンを目撃したと思うんだけど、犬がその場でクルクル回るって事があったんじゃない?
マキエはその子を散歩してる時に何度かウンチをするシーンを目撃したと思うんだけど、犬がその場でクルクル回るって事があったんじゃない?

あー……。
確かにウンチをしたくなったら、なんかこう……ポジション取りみたいなことはしてたわね……。
確かにウンチをしたくなったら、なんかこう……ポジション取りみたいなことはしてたわね……。

実はそのポジション取りは「磁場を感知して方位を探ってる」っていう話があるんだよ……。

嘘でしょ……?

それじゃさっそく紹介していきまっす!
犬はウンチをするときに必ず北か南を向く!?


冒頭でも少し触れたけど、犬を飼っている人にはお馴染みの
「ウンチをしたくなった犬はクルクル回る」
という行為。
「ウンチをしたくなった犬はクルクル回る」
という行為。

実はその行為は
「地磁気を感知して南か北を探している」
という話があるのです!
「地磁気を感知して南か北を探している」
という話があるのです!

えぇ~……。
だれがそんなことを言い出したのよ……。
だれがそんなことを言い出したのよ……。

この都市伝説というか仮説はチェコの生命科学大学(Czech University of Life Sciences Prague)とドイツのデュースブルクーエッセン大学(University of Duisburg-Essen)の合同研究チームによって建てられた仮説なんだ。

意外と本格的な人たちだった……。

でも、なんでいきなりそんな突拍子もない仮説を?

マキエは地球に磁場があるって知ってるよね?

まぁコンパスが北を向くってぐらいは知ってるわ。

正確には磁場の事を地磁気っていうんだけど、実は動物の中には磁場を感じる能力を備えている動物もいて
「犬も帰巣本能が高いから磁場を感じる能力を持っているのでは?」
と考えたらしい。
「犬も帰巣本能が高いから磁場を感じる能力を持っているのでは?」
と考えたらしい。

へー。
ちなみに磁場を感じる動物って?
ちなみに磁場を感じる動物って?

有名な動物だと鹿とかキツネだね。

そして合同研究チームは調査を開始。
37種類の犬を70匹用意して1893回分のデータを集めたんだ。
37種類の犬を70匹用意して1893回分のデータを集めたんだ。

データってつまりウンチしてる時に向いている方角ってことよね……?

まぁそうだね。
冷静に考えると結構シュールだよね。
冷静に考えると結構シュールだよね。

まぁそれはおいといて、調査の結果、導き出された答えは
「多少のブレはあるものの非常に高い確率で北か南を向く」
という答え。
「多少のブレはあるものの非常に高い確率で北か南を向く」
という答え。

マジで……。

実際に95%以上の犬はウンチ中に北か南を向いていて東や西を向いた犬は2%以下だったらしいよ。

それ、本当の話なんでしょうね?

本当だよ。
実は「フロンティアーズ・イン・ズーオロジー」っていう科学サイトがあるんだけど、そこで実際に
「Dogs are sensitive to small variations of the Earth’s magnetic field」っていうタイトルで論文が掲載されてるよ。
実は「フロンティアーズ・イン・ズーオロジー」っていう科学サイトがあるんだけど、そこで実際に
「Dogs are sensitive to small variations of the Earth’s magnetic field」っていうタイトルで論文が掲載されてるよ。

う……
英語じゃん……。
英語じゃん……。

まぁそれは仕方ないでしょ。

でもかなりしっかり書かれた論文っぽいわね。

ちなみに観測する上では余分な可能性を失くすために「広大な何もない土地」と「ノーリード」が条件だったらしいけどね。

で、原因というか理由は分かったの?

残念ながら理由については不明のまま。
でも統計学的には十分に有用性のあるデータが取れたと判断されてるみたいだね。
でも統計学的には十分に有用性のあるデータが取れたと判断されてるみたいだね。

まぁあとは
「鼻を効かして敵が居ないかどうかを探してるだけ」
って説もあるけどね。
「鼻を効かして敵が居ないかどうかを探してるだけ」
って説もあるけどね。

なんかそっちの方が説得力があるわね……。
まとめ

以上が「犬のウンチスタイルで方角が分かる」という都市伝説でした。
どうだった?
どうだった?

んん~……。
なんだろう、この素直に「凄い!」といえない感じ……。
なんだろう、この素直に「凄い!」といえない感じ……。

まぁなんとなく気持ちはわかるよ。
でもこれが本当なら凄い事だよね。
でもこれが本当なら凄い事だよね。

そりゃそうね

それに、もし山で迷ったら野犬を見つけてウンチするシーンを目撃できれば方位が判って助かるってわけさ!

自力で山を下りるのと、野犬を探してウンチするシーンを目撃するの、どっちが簡単かしらね……。

でも、散歩する時に方位磁石を持ってチェックしてみるのも楽しいかもね。

いや、だからリードとか付けてたらダメなんだって……。

あ、そっか。
それも「犬のウンチで方位が分かる」という話について紹介したいと思いまっす!