

キャロン失踪事件?
誘拐か何か?
誘拐か何か?

あー、確かに失踪って聞くと誘拐事件とか神隠し的な現象を連想しがちだけど、今回の話は一人の少女がクローゼットに入ったら、そのまま別の国まで行っちゃったって話だよ。

え……?
それは引っ越しの時にクローゼットに隠れていたら荷物と一緒に郵送されちゃったとか……?
それは引っ越しの時にクローゼットに隠れていたら荷物と一緒に郵送されちゃったとか……?

どんな状況だよ……。
いや、もっと単純に一人の少女が一瞬の間に6000㎞を移動したんだ……。
いや、もっと単純に一人の少女が一瞬の間に6000㎞を移動したんだ……。

え、どうやって……?

いや、それが分かれば都市伝説や怪奇現象にならないよね……?

それじゃ早速紹介していきまっす!
クローゼットの中に消えたキャロン・ウォール

今回紹介するキャロン失踪事件が発生したのはイギリスのドーセットシャーにあるプーレルという町。
そこに6歳の「キャロン・ウォール」という女の子が住んでいたんだ。
そこに6歳の「キャロン・ウォール」という女の子が住んでいたんだ。

ふんふん。

そして事件が起こったのは1967年8月21日。
この日はちょうどキャロンの7歳の誕生日で自宅ではお祝いのホームパーティーが行われていたんだって。
この日はちょうどキャロンの7歳の誕生日で自宅ではお祝いのホームパーティーが行われていたんだって。

ちなみに本人のキャロンは真っ白なドレスを着せてもらって超ご機嫌だったらしい。

あー、いいわね、純白のドレス。
イギリスの女の子ならよく似合いそう。
イギリスの女の子ならよく似合いそう。

ところがどっこい、ついついはしゃぎ過ぎてしまったキャロンは大人たちが飲んでいたワインの瓶を倒してしまい、ドレスをワインで盛大に汚してしまったんだ。

あらら……。

当然、母親はシミになる前に着替えさせようとキャロンを連れて部屋に戻り、着替えを取り出すためにクローゼットを開けたところ……。

ところ……?

なんとクローゼットの中には服が一着もなく、その代わりに古びたビルの部屋のような風景が広がっていたんだ。

え、どういう事?

そのままの意味さ。
クローゼットを開けたらドラえもんの秘密道具の“どこでもドア”みたいにまったく別の景色が映っていたんだよ。
クローゼットを開けたらドラえもんの秘密道具の“どこでもドア”みたいにまったく別の景色が映っていたんだよ。

ええぇ……?

そして母親は声も出ないぐらい驚いていたんだけど、キャロンは誕生日のサプライズだと思ってクローゼットの中を確かめようとした瞬間……。

なんとキャロンはクローゼットの向こう側に落ちてしまったんだ。

え、え……?

キャロンの意外な行動に驚いた母親は、すぐにキャロンを引き戻そうとしたんだけど既に手遅れ。
キャロンがクローゼットの向こう側に落ちた瞬間にクローゼットは普段の洋服がかかっている状態に戻ってしまい、キャロンは文字通り母親の目の前で消えてしまったんだ……。
キャロンがクローゼットの向こう側に落ちた瞬間にクローゼットは普段の洋服がかかっている状態に戻ってしまい、キャロンは文字通り母親の目の前で消えてしまったんだ……。
廃ビルで保護された身元不明の少女


そして場面が変わって、今度はカナダのトロントと呼ばれる町。
そこに一棟の解体予定の古いビルがあって、一人の解体作業員が建物内をチェックしていたんだ。
そこに一棟の解体予定の古いビルがあって、一人の解体作業員が建物内をチェックしていたんだ。

ふんふん。

すると誰もいないはずの廃ビルの上層部から、何処からともなく女の子の泣き声が聞こえてきたんだ……。

まぁ、話の流れから言うとキャロンよね?

わかっていてもそういう事言わないの……。

作業員は恐る恐る鳴き声のする方に向かい、鳴き声の発生源である部屋のドアを開けてみると……。

そこには血まみれの白いドレスを着た泣きわめく少女がいたんだ……。

え、血まみれのドレス……?

まぁ、血まみれに見えたのは赤ワインのシミだったんだけどね。

ああ、びっくりした……。

そして作業員は少女に何故こんなところにいるのかを訪ねてみたところ、全くもって言葉が通じなかったんだ。

言葉が通じない……。
そういえばカナダって公用語って何?
カナダ語?
そういえばカナダって公用語って何?
カナダ語?

カナダ語ってなんだよ……。
カナダはフランス語、ちなみにイギリスは英語ね。
カナダはフランス語、ちなみにイギリスは英語ね。

そして手に負えないと判断した作業員は警察に通報。
その後、警察の調べにより彼女は英語を話すイギリスに住む少女であることが判明。
ただ「クローゼットの中に入ったらここにいた」という不可解な事を話していたらしい。
その後、警察の調べにより彼女は英語を話すイギリスに住む少女であることが判明。
ただ「クローゼットの中に入ったらここにいた」という不可解な事を話していたらしい。

あきらかにキャロンじゃん……。

流石に警察も手に負えず、イギリスからの旅行者である可能性を考えてイギリスの大使館に連絡。
一方でキャロンの母親も娘の不可解な失踪を警察に届け出ていて、その結果、数日後にはカナダにいた少女はキャロンであることが判明。
その後、キャロンは無事に母親の元に帰れたらしい。
一方でキャロンの母親も娘の不可解な失踪を警察に届け出ていて、その結果、数日後にはカナダにいた少女はキャロンであることが判明。
その後、キャロンは無事に母親の元に帰れたらしい。

ああ、よかった。
ちゃんとしたグッドエンドじゃん。
ちゃんとしたグッドエンドじゃん。

そだね。
ちなみに、この大事件はイギリスのBCCでも放送されてイギリスでは一時話題になったんだってさ。
ちなみに、この大事件はイギリスのBCCでも放送されてイギリスでは一時話題になったんだってさ。

まぁ話題にならないほうがおかしいわよね……。
まとめ

以上がイギリスで起きた「キャロン失踪事件」。
どうだった?
どうだった?

ふーん。
不思議なこともあるものね。
不思議なこともあるものね。

でも、この話って本当なの?

ん?どういうこと?

いや、だって常識で考えたら6000㎞を一瞬で移動できるわけなじゃん。

だから怪奇現象なんじゃないか……

でもまぁ問題を挙げるとしたら海外や特にイギリスではキャロン失踪事件に関する情報が一切出てこないんだよね……。

え、じゃぁこの話って作り話ってことじゃ……。

いやー、事件が不思議だと色んな不思議なことも起こるもんですね!

無理やり締めくくらないでよね……
それもイギリスで起きた「キャロン失踪事件」について紹介したいと思います!