

赤いクレヨン……。
普通に聞くと全然怖くないけど、怖い話が始まると思うと怖く感じるわね……。
普通に聞くと全然怖くないけど、怖い話が始まると思うと怖く感じるわね……。

ちなみにマキエは赤いクレヨンっていう都市伝説は聞いたことある?

いや、初耳だけどそんなに有名なの?

実はこの話は昔、伊集院光がラジオ番組内で紹介したことがあってラジオが好きな人とか伊集院光のファンの人にとっては結構有名だったりするんだよ。

へー。

それじゃさっそく紹介していきまっす!
都市伝説「赤いクレヨン」

この話はとある夫婦が中古の一軒家を購入するところから始まるんだけど、中古の家といっても新築同然でしかも近くの家と比べて破格。
夫婦はいい買い物ができたと大満足だったんだ。
夫婦はいい買い物ができたと大満足だったんだ。

もうこの時点で事故物件か何かじゃん。

話の腰を折るなよ……。

ごめんごめん。

そして家を購入して引っ越してからというもの特に異変は無く快適な生活を送ってたんだけど、ある日、廊下に赤色のクレヨンが落ちてるのを見つけたんだ。

へぇ。

ちなみに夫婦には子供はいない。
最初は荷物のどこかに紛れ込んでいたクレヨンが落ちたとか、近所の子供が知らない間に上がり込んだとか考えてたんだけど、その奇妙な現象は何度も繰り返し起きるようになったんだ。
最初は荷物のどこかに紛れ込んでいたクレヨンが落ちたとか、近所の子供が知らない間に上がり込んだとか考えてたんだけど、その奇妙な現象は何度も繰り返し起きるようになったんだ。

ん?
何回も赤いクレヨンが見つかるって事?
何回も赤いクレヨンが見つかるって事?

そう。
流石に気味が悪くなった夫婦は誰かの悪戯の可能性も視野にいれて家の中を徹底的に調べることにしたんだ。
流石に気味が悪くなった夫婦は誰かの悪戯の可能性も視野にいれて家の中を徹底的に調べることにしたんだ。

ふんふん。

そしてその結果、家の構造にあるおかしな点がある事に気が付いたんだよ。

おかしな点?

そう。
見取り図では本来ないはずの空間が有ることがわかったんだ。
見取り図では本来ないはずの空間が有ることがわかったんだ。

ん?
どういうこと?
どういうこと?

まぁ簡単にいうと8畳ある部屋が何故か6畳しかなくて、残りの2畳分のスペースが入口の無い密室になってる感じ?

ああ、隠し部屋みたいになってたって事?

そそ。
そういう事。
そういう事。

夫婦も最初は設計のミスかと思ったんだけど、一度気づいてしまった異変がなかなか頭から離れなかった。
そして夫婦は壁紙をはがして中がどうなっているか確認することにしたんだ。
そして夫婦は壁紙をはがして中がどうなっているか確認することにしたんだ。

ふんふん。

そして壁紙をはがしてみると、なんと小さな隠し扉が姿を現したんだ。

ただ、その隠し扉は釘で打ち付けられていて簡単に中に入れそうにない。
かといってそんな部屋を見つけてしまった夫婦は後には引けず、くぎ抜きで釘を一本一本抜いて中に入ってみることにしたんだ……。
かといってそんな部屋を見つけてしまった夫婦は後には引けず、くぎ抜きで釘を一本一本抜いて中に入ってみることにしたんだ……。

やめときゃいいのに……。

そして最後の釘が外れ、隠し扉の入り口が開けたんだけど中は真っ暗。
夫婦は恐る恐る懐中電灯で中を照らしてみると、なんと部屋の中は真っ赤だったんだ……。
夫婦は恐る恐る懐中電灯で中を照らしてみると、なんと部屋の中は真っ赤だったんだ……。

え……。
血とか……?
血とか……?

夫婦も最初は血か何かかと思ったんだけど、壁や床一面が真っ赤でよく見るとその赤い色はクレヨンと同じ色だったんだよ。

ほう……。

血ではなかったことに一安心した夫婦は恐る恐る中に入る……。
するとその部屋の中は……
するとその部屋の中は……

……。

何もなかったんだ。

え?
なにそれ……。
なにそれ……。

夫婦も良かったのかよくなかったのかよくわからない感覚のまま隠し部屋から出よう入口の壁に近づいたところ……。

お……?

実は赤色に塗られていると思われてた壁は全て文字だったんだ……。

そして赤いクレヨンで壁一面にかかれていた文字は
「おとうさん おかあさん ごめんなさい」
「ここからだして ごめんなさい」
「だして だして だして」
だったんだって……。
「おとうさん おかあさん ごめんなさい」
「ここからだして ごめんなさい」
「だして だして だして」
だったんだって……。

うっ……。
なかなかキツいものがあるわね……。
なかなかキツいものがあるわね……。
赤いクレヨンは果たして実話なのか……?

なかなか怖い話だったけど、この話は本当にあった話なの?

いや、この話はほぼ100%作り話だよ。
この話をラジオで発表した伊集院光も怪談の創作が趣味だしね。
この話をラジオで発表した伊集院光も怪談の創作が趣味だしね。

ああ、そうなんだ。
まぁ虐待された子供がいなくてよかったわ。
まぁ虐待された子供がいなくてよかったわ。

まぁ仮に実話だったとしてもクレヨンが増え続けてる時点でもうこの世の者じゃなくなってる気がするけどね……。

でも「クレヨン」っていう単語だけで子供を連想させるから上手くできた都市伝説ね。

あー。そうかもね。
「赤い万年筆」とかならあんまり子供を連想しないもんね。
登場させる道具一つで聞いてる人をある程度リードする高等テクニックかもね。
「赤い万年筆」とかならあんまり子供を連想しないもんね。
登場させる道具一つで聞いてる人をある程度リードする高等テクニックかもね。

なんか怖い話から都市伝説の評価みたいになっちゃったわね……。

いや、マキエが言い出したんやで……?
知る人ぞ知る、少し有名な都市伝説を紹介しようとおもいまっす!