幽霊屋敷はともかく、国が認めた公的な幽霊屋敷ってのはどういう事……?
実はアメリカには裁判の結果、「これは幽霊屋敷です」って認められた公的な屋敷があるんだよ。
え……?裁判で……?
何、どういう事……?
何、どういう事……?
ボクも初めて知ったときは同じような気持だったよ。
しかもその裁判には「ゴーストバスターズ判決(Ghostbusters ruling)」って面白い名前も付いているんだって。
しかもその裁判には「ゴーストバスターズ判決(Ghostbusters ruling)」って面白い名前も付いているんだって。
ふーん。
まぁ話してみ?
まぁ話してみ?
なんでそんな上から目線なんだよ……。
まぁいいや。
それじゃ早速紹介していきまっす!
それじゃ早速紹介していきまっす!
ナイアックにたたずむ幽霊屋敷
それじゃ改めて今回紹介するのは「裁判所が認めた幽霊屋敷」について!
まずこの家があるのはニューヨーク州のナイアック。そこには約4,600平方フィートの敷地を持つ一軒の豪邸があるんだ。
まずこの家があるのはニューヨーク州のナイアック。そこには約4,600平方フィートの敷地を持つ一軒の豪邸があるんだ。
4,600平方フィートとか言われてもピンとこないんだけど……。
そう思って調べてみたんだけど、大体1400坪ぐらいかな。
1400坪でもよくわかんないんだけど……。
一般的な一軒家が100坪ぐらいだから、家14個分ぐらいかなぁ……。
でけぇ……。まさにお屋敷ね……。
で、そこに住んでいたのはアックリーという4人家族。
このアックリー一家は1960 年代にこの屋敷を購入し、だいたい20年ぐらい住む事になるんだけど、その間に様々な心霊現象が起こるんだ。
このアックリー一家は1960 年代にこの屋敷を購入し、だいたい20年ぐらい住む事になるんだけど、その間に様々な心霊現象が起こるんだ。
ちなみにアックリー一家が家を買う前から幽霊の目撃情報はあったみたいだし、アックリー一家が家を買ってからは地元の新聞に「この家には幽霊が出る」って3回ぐらい紹介されたみたいだよ。
よくそんな家を買ったわね……。
で、その心霊現象ってのはどんなのが起こるの?
アックリー一家に起こる数々の怪奇現象
それじゃ次はこの屋敷にまつわる心霊現象というか怪奇現象についてなんだけど、実はこれといって悪いことは起こってないみたい。
え、そうなの?
基本的には足音がしたりとか幽霊の姿が見えたって話なんだけど
”リビングの天井をペンキで塗り替えようとしたら幽霊が現れたから「この色を塗っていいか?」って聞いたらうなずいた。”
とか
”娘のシンシアは毎朝ベッドを揺らして起こしてもらってた。”
とか。
”リビングの天井をペンキで塗り替えようとしたら幽霊が現れたから「この色を塗っていいか?」って聞いたらうなずいた。”
とか
”娘のシンシアは毎朝ベッドを揺らして起こしてもらってた。”
とか。
あとは”幽霊から指輪やコインを貰った”なんて話もあるみたいだね。
え、幽霊から……指輪……?
まぁ貰った指輪やコインは勝手に消えちゃったみたいだけどね。
だから幽霊の被害に悩まされるというより一緒に暮らしているみたいな感じだったっぽい。
だから幽霊の被害に悩まされるというより一緒に暮らしているみたいな感じだったっぽい。
へー。
でも毎朝ベッドを揺らされるのはちょっと勘弁してもらいたわね……。
あ、そういえばシンシアのエピソードの一つに
”寝る前にシンシアが「明日は春休みだからゆっくり寝たい!」って宣言して寝たら次の日はベッドは揺れなかった”
なんて話もあるみたいだよ。
”寝る前にシンシアが「明日は春休みだからゆっくり寝たい!」って宣言して寝たら次の日はベッドは揺れなかった”
なんて話もあるみたいだよ。
まじで……。超便利……。
私もそんな機能欲しい……。
私もそんな機能欲しい……。
機能って……。
でも幽霊と一緒ってなんかこう……いやじゃない……?
でも幽霊と一緒ってなんかこう……いやじゃない……?
家賃を折半してくれるならアリね……。
あっそう……。
あ、そうそう。ちなみにアックリー一家曰く幽霊は少なくとも3人いて、その3人は18 世紀に住んでいた夫婦とアメリカ革命の海軍中尉の幽霊らしいよ。
そのラインナップはなんか嫌ね……。
裁判の結果、国が認めた公式の幽霊屋敷に……?
幽霊屋敷については大体わかったけれど、
でもそんな事でわざわざ裁判所が幽霊屋敷なんて認定はしないでしょ?
でもそんな事でわざわざ裁判所が幽霊屋敷なんて認定はしないでしょ?
その通り。裁判所はそこまで暇じゃないし幽霊の真偽なんて興味ない。
ただ訴訟となったら話は別。
ただ訴訟となったら話は別。
訴訟?
冒頭でこの家にはアックリー一家が住んでいたって紹介したけれど、実はこの家は1989年頃に売りに出されたんだ。
あ、そうなのね。
そして買い手として現れたのがジェフリー・スタンボフスキーという人物。
このスタンボフスキーが当時68万ドルでこの家を購入するって事になったんだ。
このスタンボフスキーが当時68万ドルでこの家を購入するって事になったんだ。
68万ドルっていくらぐらい?
うーん。当時のレートはわからないけれど、今だと単純に1億円ぐらいかな。
高っ……か!!!!
まぁ本当に文字通り豪邸だよね。
そして、この取引にはエリス・リアルティっていう不動産ブローカーが仲介してたんだけど、実はリアルティは屋敷に幽霊が出ることをスタンボフスキーに伝えていなかったんだ。
あー。それで裁判になったってこと?
その通り。
幽霊がでる事を知ったスタンボフスキーは虚偽表示と損害賠償を要求する訴訟を起こしたんだ。
幽霊がでる事を知ったスタンボフスキーは虚偽表示と損害賠償を要求する訴訟を起こしたんだ。
よく「事故物件だった事を知らされてなかったー」とか聞くけど、それの幽霊版ってことね?
簡単に言えばそうだね。
で、ここで争う内容は当然「幽霊が出るか出ないか」になる。
で、ここで争う内容は当然「幽霊が出るか出ないか」になる。
で、裁判所がこの家を正式に幽霊屋敷と認めたってわけ……?
そういうこと。
この裁判には1人の裁判官と4人の準判事が参加してたんだけど、その内の3名が幽霊屋敷だって認めたことによって、この屋敷は国公認の正式な幽霊屋敷となったんだ。
この裁判には1人の裁判官と4人の準判事が参加してたんだけど、その内の3名が幽霊屋敷だって認めたことによって、この屋敷は国公認の正式な幽霊屋敷となったんだ。
へぇー……。
よくもまぁそんな頭の固そうな法律家が幽霊の存在を認めたわね……。やっぱりキリスト教の国だからかしら。
よくもまぁそんな頭の固そうな法律家が幽霊の存在を認めたわね……。やっぱりキリスト教の国だからかしら。
実際のところ、最初にも少し紹介したけれど「新聞に幽霊屋敷として紹介された」ってあたりが重要だったみたい。
というと?
”公的な新聞にも載ってるから事実だろうし、少なくとも新聞に幽霊屋敷として紹介されたら価値は落ちるでしょ”って。
あー。なるほどね。
家の価値たしかに変わりそうね。
家の価値たしかに変わりそうね。
そしてこの裁判の結果は当時流行してたゴーストバスターズにちなんで「ゴーストバスターズ判決」って言われるようになったんだ。
ああ、ゴーストバスターズの部分はやっぱり映画のゴーストバスターズから来てたのね。
全然”バスター”はしてないけどね。
まとめ
以上が裁判所に認められた幽霊屋敷とゴーストバスターズ判決についてでした。
どうだった?
どうだった?
裁判員って大変なのね……。
あ、そっち……?
だって”幽霊が出るか出ないか判断してくれ”って言われてるわけでしょ?
まぁそうだね。でもアメリカだとこういう話もそこそこあるんじゃないかな?
ちなみにこの屋敷は裁判の後にいろんな有名人が住む事になるんだけど、アックリー一家が出てってからは怪奇現象は止まったみたい。
だからアックリー一家と一緒に引っ越したんじゃないかっていわれてるみたいだね。
だからアックリー一家と一緒に引っ越したんじゃないかっていわれてるみたいだね。
こんな騒動の後でも買う人がいたのね。
幽霊屋敷だからお得に購入できたって感じなのかしら。
幽霊屋敷だからお得に購入できたって感じなのかしら。
いまじゃプレミア的な存在になって270万ドルぐらいになってるみたいだけど。
むしろ価値上がってんじゃん……
それも国が認めた公的な幽霊屋敷について紹介したいと思いまっす!