呪いかー。そもそも呪いって本当にあるのかしらね。
たいていは偶然が重なってるとかそんなんじゃないの?
たいていは偶然が重なってるとかそんなんじゃないの?
そんなこと言ってて呪われちゃっても知らないよ?
私、呪いなんて効かないもん。
催眠術もかかったことないし。
催眠術もかかったことないし。
催眠術と呪いは別物だと思うんだけど……。
で、今回はどんな呪いの話?
今回の恐るべき呪いはずばり……。
椅子です!
椅子……?
椅子って座る椅子?
椅子って座る椅子?
まぁ椅子だから座るよね。
でも、この呪いの椅子は座ると必ず死が訪れるという呪いの椅子なんだ。
でも、この呪いの椅子は座ると必ず死が訪れるという呪いの椅子なんだ。
人間、そりゃいつかは必ず死が訪れるでしょ。
いや、そういうトンチみたいな話じゃなくて……
ふーん。
なんか身近な物だからちょっと興味でてきたかも。
なんか身近な物だからちょっと興味でてきたかも。
あ、ほんとに?
それじゃさっそく紹介していきまっす!
それじゃさっそく紹介していきまっす!
人々を呪い殺し続けたバズビーズチェア
まず、この呪いの椅子なんだけど実は今もイギリスに実在しています。
あ、そうなんだ?
ちなみにこの呪いの椅子の名前は
「バズビーズチェア」
って言う名前でイギリスでは割と有名な椅子なんだ。
「バズビーズチェア」
って言う名前でイギリスでは割と有名な椅子なんだ。
まーた発音しにくい名前ね。
実はこの椅子はバズビーによって呪われていて、面白半分で座ったりすると必ず不可思議な死が訪れると言われているんだよ。
実際に300年の間で60人以上の人間が亡くなったとも言われてるんだ。
実際に300年の間で60人以上の人間が亡くなったとも言われてるんだ。
そんな物騒なもん、とっとと処分しなさいよ……。
ところで、そのバズビーズってのはどういう意味なの?
バズビーってのは人の名前。
つまり「バズビーの椅子」って事だね。
つまり「バズビーの椅子」って事だね。
他にも
「デッドマンズ・チェア」
「ザ・バスビー・ストゥープ・チェア」
って呼ばれてたりもする。
「デッドマンズ・チェア」
「ザ・バスビー・ストゥープ・チェア」
って呼ばれてたりもする。
ふーん。
そのバズビーって人が呪術師かなんかなの?
そのバズビーって人が呪術師かなんかなの?
いや、バズビーは父親殺しの死刑囚だよ
えっ……
バズビーズチェアが生まれた経緯
次にこの椅子が生まれた経緯について紹介していくね。
このバズビーズチェアはさっき言った通りイギリスで実在した
「トーマス・バズビー(Towards Busby)」
っていう人物の物。
「トーマス・バズビー(Towards Busby)」
っていう人物の物。
そして椅子のほうはバズビーのためにキルバーンっていう人が作った特注品の椅子でバズビーの宝物でもあったんだ。
ふんふん。
そのバズビーはある時、エリザベス・オーティっていう美女と結婚することになるんだけど、エリザベスの父親であるダニエルはバズビーとの結婚に猛反対したんだ。
なんで?
バズビーは貨幣の偽造なんかを行っていたアル中の小悪党だったんだよ……。
可愛い自分の娘がそんな犯罪者と結婚されたらたまったもんじゃないわよね。
でも、バズビーはその猛反対を押し切って結婚したからダニエルとの仲は最悪になる。
そりゃそうでしょうよ。
そして事件の当日、バズビーが家に帰ると不仲であるダニエルがバズビーの椅子に偉そうに腰かけてたんだ。
あー。
なんか自分の宝物を汚された気分になるわね。
なんか自分の宝物を汚された気分になるわね。
その時はまだ耐えてたんだけど、ダニエルは娘、つまりエリザベスを家に連れ帰るために来たと宣言したんだ。
わーぉ、死亡フラグー……。
結果、バズビーは激怒してダニエルを絞殺してしまうんだよ。
そしてバズビーはまもなく御用。
結局、1702年に絞首刑になるんだけど、その時に
「あの椅子は俺の椅子だ。誰も座るなよ」
「もし座ったなら呪い殺してやる。覚悟しとけ」
って言い残して命を落としたんだって。
結局、1702年に絞首刑になるんだけど、その時に
「あの椅子は俺の椅子だ。誰も座るなよ」
「もし座ったなら呪い殺してやる。覚悟しとけ」
って言い残して命を落としたんだって。
結構迫力あるわね……。
でも、そんなに大切な椅子だったって事ね。
こうしてバズビーの怨念が詰まったバズビーズチェアが生まれたって訳。
バズビーズチェアの行方。
でも300年のうちに60人以上死んだってどういうこと?
家族が座って死ぬにしても多すぎない?
家族が座って死ぬにしても多すぎない?
実はバズビーの死後、妻のエリザベスが家財道具を売り払った時にパブに設置されることになったんだよ。
は!?
呪いの椅子がパブに!?
呪いの椅子がパブに!?
そう。
しかも、そのパブの名前は
「バズビー・ストゥープ・イン」
っていうバズビーにちなんだパブ。
しかも、そのパブの名前は
「バズビー・ストゥープ・イン」
っていうバズビーにちなんだパブ。
は!?
死刑囚のモデルにしたパブ!?
死刑囚のモデルにしたパブ!?
まぁ話題性で商売しようとしたのかなぁ……?
だた、パブに置かれた結果、お酒を飲んでハイテンションになった大人たちが度胸試しとか面白半分に座って死亡してしまうという事件が後を絶たなかったみたい。
パブのマスターにも責任がある気がするわね……。
じゃぁ、今もそのバズビー・ストゥープ・インに行けば見れるって事?
いや、残念なことにバズビー・ストゥープ・インは2012年で閉店してる。
あ、そうなの。
最初にまだ実在してるって言ってなかったっけ。
最初にまだ実在してるって言ってなかったっけ。
今は呪いの椅子として「サースク博物館」というところに寄贈されているよ。
ちなみにそこでは誰も座れないように、ある工夫がされてるんだけど当ててみてよ
ちなみにそこでは誰も座れないように、ある工夫がされてるんだけど当ててみてよ
んー。
あ。わかった!
ひっくり返されてる!
ひっくり返されてる!
ブー。
「正解は天井から吊りさげられている。」
でした。
「正解は天井から吊りさげられている。」
でした。
天井からつるされる椅子……。
結構シュールね。
結構シュールね。
現代アートみたいだよね。
以上が60人以上を殺したバズビーズチェアの全貌でっす。
なるほどねー。
結構面白かったわね。
結構面白かったわね。
ちなみにこの椅子、ちょっと借りたりできないかしら……
何に使う気やねん……。
しかも実際に60人以上もの人間を奪った呪いについてのお話でっす!