家畜の大量不審死事件「キャトル・ミューティレーション事件」!そこには意外な真実が……?

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ぐっさん
今回紹介する都市伝説のテーマは「超常現象」!
それも割と有名な「キャトル・ミューティレーション事件」についてご紹介したいと思いまっす!
マキエ
あ、それ聞いた事ある。
たしかアメリカの牧場で飼育されていた家畜がUFOにさらわれたって話じゃなかったっけ。
ぐっさん
うーん、ちょっと微妙に違う。
今回の事件を一言で言うなら“アメリカで起きた家畜の大量不審死事件”って感じかな。
マキエ
あれ?UFOが関係してなかったっけ?
ぐっさん
んー。まぁ関係してるといえばしてるのかな?
まぁ詳しくは追々紹介していくよ。
ぐっさん
それじゃさっそく紹介していきまっす!

家畜が次々と不審死を繰り返す「キャトル・ミューティレーション事件」

ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介するのは「キャトル・ミューティレーション事件」。
アメリカで起きた家畜の大量不審死についてでっす。
ぐっさん
まずこの事件が一番初めに起こったのは1967年の9月。
アメリカのコロラド州にアラモサという町があるんだけど、そこの牧場で飼育されていた3歳の馬が肩から上の肉を削ぎ落されて頭蓋骨が丸出しの状態で死亡しているのが発見されたんだ。
マキエ
う……。
ぐっさん
しかも、その馬の傷跡はまるで鋭利な刃物で切りつけられたような傷だったから、最初は愉快犯や近隣住民による嫌がらせだと考えられていたんだってさ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ところが今回の事件が起こって以降、カンザスやネブラスカ、あとはコロラドやテキサスといった広範囲で次々と同様の事件が発生するんだ。
マキエ
同様の事件っていうのは動物の変死って事?
ぐっさん
そう。
ちなみに最初の事件は馬だったけど、その後に標的となったのは雌牛で、さらに死体には不可解な共通点が残されていたんだ。
マキエ
共通点?

惨殺された死体の共通点

ぐっさん
それじゃ次は動物たちの死体に残された不可解な共通点についてだけど、殺された雌牛には大きく分けて3つの不可解な共通点があったんだ。
マキエ
え、3つも……?
ぐっさん
うん。
まず一つ目は最初にも触れたけど“傷口が非常に鋭利”であるという点。
雌牛たちの傷はまるで刃物で切り取られたかのような傷を負っていたんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
そして二つ目は“内蔵や体の一部が消失している”という点。
なんと舌や心臓、あと性器や乳房といった特定の部位が切り取られていたんだ……。
マキエ
ほう……。
ぐっさん
そして三つ目が“血液が一滴残らず抜き取られている”という点。
犠牲となった動物の体内にはまったくといっていいほど血液が残っていなかったんだよ。
マキエ
“家畜の血が無くなる”って聞くと前に聞いたチュパカブラを思い出すわね……。
ぐっさん
そういう意味では今回の事件も割とチュパカブラの話と似ているかもしれないね。
ぐっさん
ただチュパカブラの時と決定的に違うのは規模。
今回の事件はたった数年でなんと500頭もの雌牛が被害に合ってしまうんだ。
マキエ
え……、多くない……?
ぐっさん
多いよ。
しかも牧場主にとって雌牛が死ぬのはかなりの損失だし、今回の騒動を知ったコロラド州は犯人に対して2万ドルもの懸賞金を懸けて犯人逮捕にのりだしたけれど成果は上がらなかったんだ。
ぐっさん
そしてあまりにも不可解な現象が続くものだから、一部では
宇宙人がサンプルとして肉や血を採取しているのではないか
っていう話も出てきたんだ。
マキエ
ああ、ここでUFOの話がでてくるのか。
ぐっさん
そそ。
ちなみに他にも「アメリカ軍の極秘兵器の実験台にされた」とかいろんな説があるけどね。

事件解決に乗り出した元FBI捜査官「ケネス・ロンメル」


ぐっさん
そして今回の事件に終止符を打つために立ち上がったのが元FBI捜査官の「ケネス・ロンメル」。
ロンメルはコロラド州やニューメキシコ州で発生した100件近いキャトル・ミューティレーション事件を調べ上げ、1年かけて一本の報告書を作成したんだ。
マキエ
ほう。
ぐっさん
そしてその報告書にはこう書かれていたんだ……。
ぐっさん
ただの自然死
ってね。
マキエ
え……?
ぐっさん
ロンメルは被害にあった牧場を訪れて証言を聞いたり、時には実際に被害に合った雌牛の死体を調べていき、ある程度情報が集まったところで“ある実験”を行う事にしたんだ。
マキエ
“ある実験”?
ぐっさん
その実験というのは牛の死体をつかった観測実験でね。
キャトル・ミューティレーション事件が起きた牧場で牛の死体を放置して観測する事にしたんだよ。
マキエ
へー。
ぐっさん
するとたった数日で設置した牛の死体がキャトル・ミューティレーションの被害を受けた牛と同じ状態になったんだ。
マキエ
え、どういう事……?
ぐっさん
まず鋭利な傷口についてなんだけど、鋭い牙を持つコヨーテや肉食動物に捕食された場合でも同じような傷口になることが判明したんだ。
マキエ
まじで。
ぐっさん
さらにカラスやワシみたいな鳥類についばまれても似た様な傷跡になったらしい。
ぐっさん
そして2つめの失われた内臓についてなんだけど、これも単純に肉食動物が雌牛の体の柔らかい部位から捕食していただけだったらしい。
マキエ
ああ、なるほど……。
そういえば肉食動物は栄養価の高い内臓から食べるって話を聞いた事が有る気がする……。
マキエ
それじゃ血液は?
ぐっさん
血液についても実際は血を抜かれていたわけじゃなくて、ただ単純に地面に染み込んでいただけみたいだよ。
マキエ
あ……。そうなの……。
マキエ
え、でも、それが真実なら牧場主は今まで家畜が死ぬ度に幾度となく同じような死体を見ていたはずよね?
なんで不審死だって騒いでいたのかしら。
ぐっさん
それにはちょっとした裏事情があってね。
まぁ簡単にいうならお金だね。
マキエ
お金?
ぐっさん
実は家畜には保険がかけられているんだけど、病死だと保険金が支払われなかったり減額される事が多いんだよ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ところが事件や事故によって死亡した場合は保険金が支払われる。
マキエ
……。
つまり牧場主は保険金目的で雌牛が不審死したって騒いでいたって事?
ぐっさん
まぁ今回、被害にあった牧場主全員がそうというわけじゃないけれど、中には真相をしりつつ便乗していた牧場主もいただろうね。

まとめ

ぐっさん
以上がアメリカで起きた家畜の大量不審死事件「キャトル・ミューティレーション事件」についてでした。
どうだった?
マキエ
最初の内はかなりワクワクしたのに真相を聞くとなんだかガッカリね……。
ぐっさん
まぁあくまでロンメルが自然死だと言っているだけで本当のところはどうかわからないけどね。
もしかしたら本当に被害にあった牛の中には怪奇現象によって死んだ牛もいたかもしれないし。
マキエ
うーん……。
とりあえず牛タンが食べたくなってきた……。
ぐっさん
え、この話の後でそんな気になるの!?
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11 件のコメント

  • 家畜が動物に襲われた場合も、保険はおりそうな物ですが、牧場主が保険目当てで騒いだとしたら、きっとおりないのでしょうね。

    • とほりすがりさん、いつもコメントありがとうございます。
      もし保険金が下りるとか言う話になっても「宇宙人に襲われた場合は契約外です」とか言われそうですね(笑)

  • あまりにも有名なネタですね。UFOが有名過ぎてしっかりした検証がされてるのは全く知りませんでした。内容も普通に納得出来るものでしたね。

    タン塩食べたい。

    • かんばっちさん、いつもコメントありがとうございます。
      私も知っているつもりでしたが改めて調べてみると自分が知っていた内容と全然ちがってびっくりしました。
      というか、キャトル・ミューティレーションはUFOが牛をさらう話だと思ってました……。

  • これガキの頃テレビで特集してて、一時期トラウマになってました。牧場主もインタビューで「宇宙人を見た」とか言ってて。あいつら保険金目的だったのか( ̄^ ̄)

    • かやんばさん、いつもコメントありがとうございます。
      保険金については”そういう人がいた可能性もある”という程度ですが……。
      鰯の頭も信心からといいますし、本当に信じた人にとってはエイリアンによって殺害された死体にみえたりしたんでしょう。

  • かなり最近まで名前をキャトルシミュレーションだと思ってました
    自然死の説結構納得いくんですけど最初以外全部牛なのが気になります、馬とか他の家畜はその間自然死してあの状態にならなかったんでしょうか…?

    • 酢酸さん、いつもコメントありがとうございます。
      うーん。野生生物からの狙われやすさとか放牧の頻度とかが関係しているのかもしれませんね。
      馬はずっと放牧していないでしょうし、他の家畜は大きさの問題でスグに食い荒らされてしまうとかですかね。

  • そうそう!チュパカブラのとき言ってたのがまさにこれです!そんな裏話があったとは、、、ってか牧場にコヨーテ入ってきてて良いんすか、、、
    アメリカの牧場のセキュリティどうなってんの、、、

    • コーギーさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>アメリカの牧場のセキュリティどうなってんの、、、
      まぁ時代が時代ですし、しかもアメリカの牧場って日本とも比べる事ができないほど大きいので全部はカバーしきれないんじゃないですかね。
      日本の小さな畑ですら鹿やイノシシに一瞬で食い荒らされてますしね……。

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