あ、それ聞いた事ある。
たしかアメリカの牧場で飼育されていた家畜がUFOにさらわれたって話じゃなかったっけ。
たしかアメリカの牧場で飼育されていた家畜がUFOにさらわれたって話じゃなかったっけ。
うーん、ちょっと微妙に違う。
今回の事件を一言で言うなら“アメリカで起きた家畜の大量不審死事件”って感じかな。
今回の事件を一言で言うなら“アメリカで起きた家畜の大量不審死事件”って感じかな。
あれ?UFOが関係してなかったっけ?
んー。まぁ関係してるといえばしてるのかな?
まぁ詳しくは追々紹介していくよ。
まぁ詳しくは追々紹介していくよ。
それじゃさっそく紹介していきまっす!
家畜が次々と不審死を繰り返す「キャトル・ミューティレーション事件」
それじゃ改めて今回紹介するのは「キャトル・ミューティレーション事件」。
アメリカで起きた家畜の大量不審死についてでっす。
アメリカで起きた家畜の大量不審死についてでっす。
まずこの事件が一番初めに起こったのは1967年の9月。
アメリカのコロラド州にアラモサという町があるんだけど、そこの牧場で飼育されていた3歳の馬が肩から上の肉を削ぎ落されて頭蓋骨が丸出しの状態で死亡しているのが発見されたんだ。
アメリカのコロラド州にアラモサという町があるんだけど、そこの牧場で飼育されていた3歳の馬が肩から上の肉を削ぎ落されて頭蓋骨が丸出しの状態で死亡しているのが発見されたんだ。
う……。
しかも、その馬の傷跡はまるで鋭利な刃物で切りつけられたような傷だったから、最初は愉快犯や近隣住民による嫌がらせだと考えられていたんだってさ。
ふんふん。
ところが今回の事件が起こって以降、カンザスやネブラスカ、あとはコロラドやテキサスといった広範囲で次々と同様の事件が発生するんだ。
同様の事件っていうのは動物の変死って事?
そう。
ちなみに最初の事件は馬だったけど、その後に標的となったのは雌牛で、さらに死体には不可解な共通点が残されていたんだ。
ちなみに最初の事件は馬だったけど、その後に標的となったのは雌牛で、さらに死体には不可解な共通点が残されていたんだ。
共通点?
惨殺された死体の共通点
それじゃ次は動物たちの死体に残された不可解な共通点についてだけど、殺された雌牛には大きく分けて3つの不可解な共通点があったんだ。
え、3つも……?
うん。
まず一つ目は最初にも触れたけど“傷口が非常に鋭利”であるという点。
雌牛たちの傷はまるで刃物で切り取られたかのような傷を負っていたんだ。
まず一つ目は最初にも触れたけど“傷口が非常に鋭利”であるという点。
雌牛たちの傷はまるで刃物で切り取られたかのような傷を負っていたんだ。
ふんふん。
そして二つ目は“内蔵や体の一部が消失している”という点。
なんと舌や心臓、あと性器や乳房といった特定の部位が切り取られていたんだ……。
なんと舌や心臓、あと性器や乳房といった特定の部位が切り取られていたんだ……。
ほう……。
そして三つ目が“血液が一滴残らず抜き取られている”という点。
犠牲となった動物の体内にはまったくといっていいほど血液が残っていなかったんだよ。
犠牲となった動物の体内にはまったくといっていいほど血液が残っていなかったんだよ。
“家畜の血が無くなる”って聞くと前に聞いたチュパカブラを思い出すわね……。
そういう意味では今回の事件も割とチュパカブラの話と似ているかもしれないね。
ただチュパカブラの時と決定的に違うのは規模。
今回の事件はたった数年でなんと500頭もの雌牛が被害に合ってしまうんだ。
今回の事件はたった数年でなんと500頭もの雌牛が被害に合ってしまうんだ。
え……、多くない……?
多いよ。
しかも牧場主にとって雌牛が死ぬのはかなりの損失だし、今回の騒動を知ったコロラド州は犯人に対して2万ドルもの懸賞金を懸けて犯人逮捕にのりだしたけれど成果は上がらなかったんだ。
しかも牧場主にとって雌牛が死ぬのはかなりの損失だし、今回の騒動を知ったコロラド州は犯人に対して2万ドルもの懸賞金を懸けて犯人逮捕にのりだしたけれど成果は上がらなかったんだ。
そしてあまりにも不可解な現象が続くものだから、一部では
「宇宙人がサンプルとして肉や血を採取しているのではないか」
っていう話も出てきたんだ。
「宇宙人がサンプルとして肉や血を採取しているのではないか」
っていう話も出てきたんだ。
ああ、ここでUFOの話がでてくるのか。
そそ。
ちなみに他にも「アメリカ軍の極秘兵器の実験台にされた」とかいろんな説があるけどね。
ちなみに他にも「アメリカ軍の極秘兵器の実験台にされた」とかいろんな説があるけどね。
事件解決に乗り出した元FBI捜査官「ケネス・ロンメル」
そして今回の事件に終止符を打つために立ち上がったのが元FBI捜査官の「ケネス・ロンメル」。
ロンメルはコロラド州やニューメキシコ州で発生した100件近いキャトル・ミューティレーション事件を調べ上げ、1年かけて一本の報告書を作成したんだ。
ロンメルはコロラド州やニューメキシコ州で発生した100件近いキャトル・ミューティレーション事件を調べ上げ、1年かけて一本の報告書を作成したんだ。
ほう。
そしてその報告書にはこう書かれていたんだ……。
「ただの自然死」
ってね。
ってね。
え……?
ロンメルは被害にあった牧場を訪れて証言を聞いたり、時には実際に被害に合った雌牛の死体を調べていき、ある程度情報が集まったところで“ある実験”を行う事にしたんだ。
“ある実験”?
その実験というのは牛の死体をつかった観測実験でね。
キャトル・ミューティレーション事件が起きた牧場で牛の死体を放置して観測する事にしたんだよ。
キャトル・ミューティレーション事件が起きた牧場で牛の死体を放置して観測する事にしたんだよ。
へー。
するとたった数日で設置した牛の死体がキャトル・ミューティレーションの被害を受けた牛と同じ状態になったんだ。
え、どういう事……?
まず鋭利な傷口についてなんだけど、鋭い牙を持つコヨーテや肉食動物に捕食された場合でも同じような傷口になることが判明したんだ。
まじで。
さらにカラスやワシみたいな鳥類についばまれても似た様な傷跡になったらしい。
そして2つめの失われた内臓についてなんだけど、これも単純に肉食動物が雌牛の体の柔らかい部位から捕食していただけだったらしい。
ああ、なるほど……。
そういえば肉食動物は栄養価の高い内臓から食べるって話を聞いた事が有る気がする……。
そういえば肉食動物は栄養価の高い内臓から食べるって話を聞いた事が有る気がする……。
それじゃ血液は?
血液についても実際は血を抜かれていたわけじゃなくて、ただ単純に地面に染み込んでいただけみたいだよ。
あ……。そうなの……。
え、でも、それが真実なら牧場主は今まで家畜が死ぬ度に幾度となく同じような死体を見ていたはずよね?
なんで不審死だって騒いでいたのかしら。
なんで不審死だって騒いでいたのかしら。
それにはちょっとした裏事情があってね。
まぁ簡単にいうならお金だね。
まぁ簡単にいうならお金だね。
お金?
実は家畜には保険がかけられているんだけど、病死だと保険金が支払われなかったり減額される事が多いんだよ。
ふんふん。
ところが事件や事故によって死亡した場合は保険金が支払われる。
……。
つまり牧場主は保険金目的で雌牛が不審死したって騒いでいたって事?
つまり牧場主は保険金目的で雌牛が不審死したって騒いでいたって事?
まぁ今回、被害にあった牧場主全員がそうというわけじゃないけれど、中には真相をしりつつ便乗していた牧場主もいただろうね。
まとめ
以上がアメリカで起きた家畜の大量不審死事件「キャトル・ミューティレーション事件」についてでした。
どうだった?
どうだった?
最初の内はかなりワクワクしたのに真相を聞くとなんだかガッカリね……。
まぁあくまでロンメルが自然死だと言っているだけで本当のところはどうかわからないけどね。
もしかしたら本当に被害にあった牛の中には怪奇現象によって死んだ牛もいたかもしれないし。
もしかしたら本当に被害にあった牛の中には怪奇現象によって死んだ牛もいたかもしれないし。
うーん……。
とりあえず牛タンが食べたくなってきた……。
とりあえず牛タンが食べたくなってきた……。
え、この話の後でそんな気になるの!?
それも割と有名な「キャトル・ミューティレーション事件」についてご紹介したいと思いまっす!