

あー。聞いた事ある。
なんか色々と凄い貴族の人でしょ?
なんか色々と凄い貴族の人でしょ?

うん……。
まぁそうなんだけど、具体的にどう凄いかは知ってる……?
まぁそうなんだけど、具体的にどう凄いかは知ってる……?

なんかこう……。
大昔にいたベートーベン似の……。
大昔にいたベートーベン似の……。

うん。

色々すごい人……。

情報が1ミリも増えて無いじゃん……。

うっさいわねー……。
今からアンタが紹介するんだから知らなくたって問題ないでしょ……?
今からアンタが紹介するんだから知らなくたって問題ないでしょ……?

何、その新しい感じの開き直り方……。
とりあえずさっそく紹介していきまっす……。
とりあえずさっそく紹介していきまっす……。
謎に包まれた超人「サン・ジェルマン伯爵」


それじゃ改めて今回紹介するのは「サン・ジェルマン伯爵」。
サン・ジェルマン伯爵が歴史に登場したのは今から250年ほど前の18世紀の中頃で、突如フランスの社交界にデビューして様々な伝説を生んだ人物です。
サン・ジェルマン伯爵が歴史に登場したのは今から250年ほど前の18世紀の中頃で、突如フランスの社交界にデビューして様々な伝説を生んだ人物です。

伝説?

うん。そのサン・ジェルマン伯爵の伝説こそが今回のメインテーマなんだけど、謎の多い人物であると同時に
・不老不死
・未来人
・完璧超人
・錬金術師
などなど、様々な伝説が語られているんだ。
・不老不死
・未来人
・完璧超人
・錬金術師
などなど、様々な伝説が語られているんだ。

なんか超絶に胡散臭いんだけど……。

まぁそう聞こえるのは仕方ないかな。
でも意外と面白い逸話ばっかりで、話を聞いていると
「もしかしたら本当に不老不死なのかも……」
なんて思えてきたりもするよ。
でも意外と面白い逸話ばっかりで、話を聞いていると
「もしかしたら本当に不老不死なのかも……」
なんて思えてきたりもするよ。

えぇー……。
サン・ジェルマン伯爵の「不老不死」説

それじゃまずはサン・ジェルマン伯爵の伝説の中で一番有名な「不老不死説」から紹介していくね。
サン・ジェルマン伯爵は有名になり始めたのは1746年で、それはではロンドンでバイオリニスト 兼 作曲家として生計を立てていたといわれているんだ。
サン・ジェルマン伯爵は有名になり始めたのは1746年で、それはではロンドンでバイオリニスト 兼 作曲家として生計を立てていたといわれているんだ。

ふんふん。

その後、当時のフランスを治めていたルイ15世と懇意になってフランスの社交界に現れるようになるんだけど、当時のサン・ジェルマン伯爵は67歳と高齢だったんだ。

67歳って、当時だと平均寿命を超えてんじゃないの?

そうだね。
ただ外見は40歳ぐらいでサン・ジェルマン伯爵を見た人は誰も67歳とは思わなかったんだって。
ただ外見は40歳ぐらいでサン・ジェルマン伯爵を見た人は誰も67歳とは思わなかったんだって。

実際、サン・ジェルマン伯爵と会った事がある人は
「いつまでたっても老けない」
とか
「30年前とまったく同じ顔をしている」
と口々に語っていたそうだよ。
「いつまでたっても老けない」
とか
「30年前とまったく同じ顔をしている」
と口々に語っていたそうだよ。

不老不死は重いから要らないけど、見た目を固定する方法だけは知りたいわね……。

あとサン・ジェルマン伯爵はよく、自分の体験した事を他の人たちに聞かせていたそうなんだけど、その内容というのが
「カエサルのローマ凱旋は素晴らしかった。」
とか
「キリストが起こした“カナの婚宴”の奇跡はとても驚いたよ。」
とか、数千年以上も昔に起こった出来事が殆どだったんだって。
「カエサルのローマ凱旋は素晴らしかった。」
とか
「キリストが起こした“カナの婚宴”の奇跡はとても驚いたよ。」
とか、数千年以上も昔に起こった出来事が殆どだったんだって。

え、カエサルのローマ凱旋っていつ?

紀元前46年だから1800年近く前の出来事だね。

もう一つ面白い話があるんだけど、その話はにサン・ジェルマン伯爵が1100年頃に十字軍に参加していた時の話で、その話をしている時に自分の召使に向かって
「お前もあの時一緒にいただろう?みなさんに十字軍の時の話を聞かせてさしあげなさい」
と話題を振ったんだって。
「お前もあの時一緒にいただろう?みなさんに十字軍の時の話を聞かせてさしあげなさい」
と話題を振ったんだって。

え……。

すると、召使は
「それは私ではございません。私はまだサン・ジェルマン伯爵にお仕えして500年程度で、それ以上昔の事は存じ上げておりません。」
って答えたっていう話もあったりする。
「それは私ではございません。私はまだサン・ジェルマン伯爵にお仕えして500年程度で、それ以上昔の事は存じ上げておりません。」
って答えたっていう話もあったりする。

召使の方も結構ヤベーじゃん……。
サン・ジェルマン伯爵は「未来人」?

それじゃ次にサン・ジェルマン伯爵が未来人と呼ばれていた理由についてなんだけど、実はサン・ジェルマン伯爵は未来に登場する様々な物や技術を知っていたという話が残っています。

未来に登場する様々な物って?

具体的には「蒸気船」や「汽車」、あとは「飛行機」だね。
当時のフランスには飛行機はもちろんの事、蒸気船や汽車のアイデアすら生まれていない時代なんだ。
当時のフランスには飛行機はもちろんの事、蒸気船や汽車のアイデアすら生まれていない時代なんだ。

ふんふん。

それなのにサン・ジェルマン伯爵はまるで自分が乗った事があるかのように他の人に話をした上に
「今後、私はこれらの開発に携わっていかなければならない。」
と言っていたそうだよ。
「今後、私はこれらの開発に携わっていかなければならない。」
と言っていたそうだよ。

あとはザラザラの亜麻糸を特殊な方法で編むことで絹のような布を作ったり、当時では知られていない、まったく新しい革の染織技術を持っていたんだって。

へぇー。
サン・ジェルマン伯爵の「完璧超人」説

サン・ジェルマン伯爵がバイオリニスト 兼 作曲家として活動していたのは冒頭でも紹介したけれど、その音楽家としてのセンスや技術は超一流だったんだって。

へぇ~。

しかも実はそれだけじゃないんだ。
サン・ジェルマン伯爵は音楽だけでなく、画力についても並外れた技量を持っていたし、その上ギリシャ語、ラテン語、中国語、サンスクリット語、英語、ドイツ語、フランス語など10ヵ国以上の言語をマスターしていたと言われているんだ。
サン・ジェルマン伯爵は音楽だけでなく、画力についても並外れた技量を持っていたし、その上ギリシャ語、ラテン語、中国語、サンスクリット語、英語、ドイツ語、フランス語など10ヵ国以上の言語をマスターしていたと言われているんだ。

まじで……。

更に両利きで右手でも左手でも全く同じ筆跡の文字を書く事ができたり、当時では登場してすぐだったピアノもプロのピアニスト並みに演奏できたんだって。

なんか怪しさはぬぐい切れないけど、かなり凄い人に感じてきたわね……。
サン・ジェルマン伯爵は「錬金術師」?

それじゃ最後にサン・ジェルマン伯爵が錬金術師だという説についてなんだけど、実はサン・ジェルマン伯爵は錬金術によってダイアモンドの製造に成功していたのではないかと言われているんだ。

マジで!それは私も知りたい!

サン・ジェルマン伯爵がダイアモンドにまつわる有名な話は2つ。
1つはルイ15世に初めてあった時の話なんだけど、サン・ジェルマン伯爵はポケットからダイアモンドを取り出してルイ15世に献上したんだ。
1つはルイ15世に初めてあった時の話なんだけど、サン・ジェルマン伯爵はポケットからダイアモンドを取り出してルイ15世に献上したんだ。

ふんふん。

ただ、あまりにもダイアが無造作にポケットに入れられていたものだから、ルイ15世はサン・ジェルマン伯爵に向かって
「見事なダイアモンドだ。しかし、これをどこで手に入れたのだ?」
と聞いたんだって。
「見事なダイアモンドだ。しかし、これをどこで手に入れたのだ?」
と聞いたんだって。

ふんふん。

するとサン・ジェルマン伯爵は
「買った物ではありません。私が作ったのです。」
と答えたらしい。
「買った物ではありません。私が作ったのです。」
と答えたらしい。

例え嘘だったとしても王様相手に大きく出たわね……。

あと、もう一つの逸話もルイ15世が絡んでるんだけど、ルイ15世が保有するダイアモンドの中に大きいけれど傷が入っていて価値が下がっているダイアがあったんだって。

ふんふん。

するとサン・ジェルマン伯爵は
「その傷をキレイに消して見せましょう」
といって持ち帰り、数週間後には傷一つなくなった綺麗なダイアを献上したらしい。
「その傷をキレイに消して見せましょう」
といって持ち帰り、数週間後には傷一つなくなった綺麗なダイアを献上したらしい。

まじで……。

あと他にもサン・ジェルマン伯爵は普段、丸薬とパンしか食べていなくて、さらに自分で
「私は不老不死なので霊薬を口にするほかは食事は必要としない。」
と語っていた事もあったんだって。
「私は不老不死なので霊薬を口にするほかは食事は必要としない。」
と語っていた事もあったんだって。

そんな話はどうでもいいから、せめてダイアの製造方法だけ知りたい……。

その辺は「合成ダイアモンド」で検索してください……。
サン・ジェルマン伯爵の伝説は策略によって生まれた嘘……?


でも、サン・ジェルマン伯爵の伝説が仮に本当だったとしたら不老不死や未来人以外にあり得ないわね。

本当の話だったらね。

ただ、現実的な話として
「サン・ジェルマン伯爵はただの虚言癖だったのでは?」
っていう説もあるけどね。
「サン・ジェルマン伯爵はただの虚言癖だったのでは?」
っていう説もあるけどね。

あー……。まぁその可能性もゼロじゃないか。

あと、もう一つの可能性として策略によって生まれた嘘が伝説化しているっていう話もあるよ。

ん?
どういう事?
どういう事?

実はサン・ジェルマン伯爵はルイ15世と非常に仲が良かったみたいなんだけど、ルイ15世の重臣であるショワズール公爵とはソリが合わなかったみたいなんだ。

それが何か?

で、実はショワズール公爵はサン・ジェルマン伯爵の信頼や人気を落とすために道化師を雇って、サン・ジェルマン伯爵に変装させていた事があるんだよ。

ふんふん。

そして、その偽物を様々なパーティーや社交界に送り込み、
「イエス・キリストと会ってきた。」
とか
「アレクサンダー大王の友人だ。」
とか嘘を付いてまわるように命令しただって。
「イエス・キリストと会ってきた。」
とか
「アレクサンダー大王の友人だ。」
とか嘘を付いてまわるように命令しただって。

人気を落とすにしても、なんかやる事が微妙にセコいわね……。

まぁ最終的には偽物だって事がバレちゃうんだけど、一方でサン・ジェルマン伯爵は何故か偽物が付いた嘘を否定しなかったんだってさ。

あー。つまりサン・ジェルマン伯爵を演じていた道化師がついた嘘が伝説化しちゃってるって事?

そういう事。
まぁこれも根拠のない仮説だけどね。
まぁこれも根拠のない仮説だけどね。
まとめ

以上が不老不死の超人「サン・ジェルマン伯爵」についてでした。
どうだった?
どうだった?

んー……。
まぁ面白い話ではあったけど、こういう話ってちゃんとした答えがないからモヤモヤするのよね……。
まぁ面白い話ではあったけど、こういう話ってちゃんとした答えがないからモヤモヤするのよね……。

まぁそれが都市伝説とかオカルトの魅力でもあるけどね。

あー。でも私も不老不死っぽい人を知ってるかも。

え、だれだれ?

漫画化の荒木飛呂彦先生……。

ああ、あの人も老けないよね……。

でも荒木先生の場合は不老不死というか波紋と石仮面の効果じゃない?

ああ!なるほど!そっちか!

納得するなよ……。
それも読者の淡泊さんのリクエストにお応えして「サン・ジェルマン伯爵」についてご紹介したいと思います!