集団失踪事件かー。そういう話って割とあるわよね。
ちなみに今回の話だと何人ぐらい失踪してるの?
ちなみに今回の話だと何人ぐらい失踪してるの?
正確な人数までは分からないけど、一応発表されているデータだと679人だね。
え、多くない……?
実は今回の話は普通の失踪事件じゃなくて、小さな町の住人全員がいなくなるという大規模な失踪事件なんだ。
さらに住民が失踪する時には大規模な地震がおきたり、さらに地割れが起こるなど奇妙な事も起こっていたりする。
さらに住民が失踪する時には大規模な地震がおきたり、さらに地割れが起こるなど奇妙な事も起こっていたりする。
さらに一部では
「地獄の蓋が開いて住人全員が飲まれた」
なんて言われてたりもするしね。
「地獄の蓋が開いて住人全員が飲まれた」
なんて言われてたりもするしね。
なかなか面白そうな話じゃないの……。
でしょ。
それじゃ早速紹介していきまっす!
それじゃ早速紹介していきまっす!
カンザス州のアシュリーで発生した大規模な集団失踪事件
それじゃ改めて、今回紹介する都市伝説は「アシュリー町の集団失踪事件」。
アメリカのカンザス州に“アシュリー”っという小さな町があったんだけど、そこで発生した大規模失踪事件でっす。
アメリカのカンザス州に“アシュリー”っという小さな町があったんだけど、そこで発生した大規模失踪事件でっす。
今回の事件が起こったのは1952年の8月16日。
この時、マグニチュード7.5の巨大な地震がアシュリーを襲ったんだ。
この時、マグニチュード7.5の巨大な地震がアシュリーを襲ったんだ。
ふんふん。
この地震が起こった時、アシュリーの住民からは特に救援要請がなかったけれど、カンザス州は大規模な被害が発生していると考えてアシュリーに救援隊を派遣したんだ。
そしてアシュリーに向かった救援隊が見たものは町の中心に発生していた大きな地割れ。
そこには全長約1㎞、幅も約50mほどもある地割れがあって、さらに地割れの断面は赤く焼けていたんだって。
そこには全長約1㎞、幅も約50mほどもある地割れがあって、さらに地割れの断面は赤く焼けていたんだって。
え、なにそれ……。
さらに奇妙な事に救援隊はアシュリーの住民を一人たりとも見つける事ができなかったんだってさ。
え、住民というか町全体がその地割れに飲み込まれちゃったって事?
いや、たしかに巨大な地割れではあったみたいだけど建物とかは普通に残ってたみたいだよ。
じゃぁ住民はどこに行ったの?
いや、それが分からないから集団失踪事件なんじゃないか……。
ああ、そっか……。
で、到着した救援隊は救援する相手がいないって事で撤収して、後日から警察による住民の捜索が始まったんだ。
ただ、地震があった14日後の8月30日に再びアシュリーを中心とした大規模な地震が発生。
今回も前回のように救援隊がアシュリーに向かったんだけど、今回は前回に来た時に発生していた地割れが無くなっていたんだ……。
今回も前回のように救援隊がアシュリーに向かったんだけど、今回は前回に来た時に発生していた地割れが無くなっていたんだ……。
つまり地震が起きて地割れができたんじゃなくて、地割れが現れたり閉じたりする副作用で地震が起こってたって事?
そう考えるのが自然だよね。
ただ、それ以降はいくら調査しても事件は解決どろころか進展もしなかったんだ。
そこで最終的にはアシュリーの住民は「自然災害による事故」という名目で全員が死亡したと結論づけられて、事件は無理やり完結とされたんだ。
ただ、それ以降はいくら調査しても事件は解決どろころか進展もしなかったんだ。
そこで最終的にはアシュリーの住民は「自然災害による事故」という名目で全員が死亡したと結論づけられて、事件は無理やり完結とされたんだ。
なんか強引なやりかたね……。
数日前からアシュリーでは怪奇現象が発生していた……?
アシュリーの所轄は「ヘイズ警察署」という警察署だったんだけど、実はアシュリーが地震による被害が起こる数日前からアシュリーの住民から奇妙な相談を受けていたんだ。
奇妙な相談?
その相談というのが
「空に黒い亀裂が現れた」
「朝になっても霧が晴れず、太陽が昇らない」
「数年前に亡くなったはずの人物が外を歩いている」
という怪奇現象な内容ばかりだったんだ。
「空に黒い亀裂が現れた」
「朝になっても霧が晴れず、太陽が昇らない」
「数年前に亡くなったはずの人物が外を歩いている」
という怪奇現象な内容ばかりだったんだ。
え……。なにそれ……。
まぁ当然、警察は本気にはしていなかったみたいだけどね。
ただ、地震が起こる直前にアシュリーに住んでいたエイプリル・フォスターという女性がヘイズ警察署に電話をしていて、その通話記録が残っているんだけど、その内容というのがかなり興味深い内容だったりするんだ。
ヘイズ警察署にかけられた一本の電話
今から紹介する通話記録はアシュリーに住んでいた「エイプリル・フォスター」という女性とヘイズ警察署に勤めていた「ピーター・ウォルシュ巡査」との間で交わされたやり取り。
原文と一緒に紹介していくけど、読みやすいようにボクがウォルシュ巡査の役をやるから、マキエはフォスターという女性役ね?
原文と一緒に紹介していくけど、読みやすいようにボクがウォルシュ巡査の役をやるから、マキエはフォスターという女性役ね?
え……?
ちなみに通話記録はこんな感じ。
ヘイズ警察署です。
(Hays Police Department.)
(Hays Police Department.)
……。
(muffled static)
(muffled static)
もしもし?
(Hello?)
(Hello?)
あ……、あ、もしもし?
(YES… yes, hello?)
(YES… yes, hello?)
マダム、お名前を伺ってもいいでしょうか?
(Ma’am, who am I speaking with?)
(Ma’am, who am I speaking with?)
私はエイプリル、エイプリル・フォースター。ゴホッ……ゴホッ……。
お願い、お願い助けて。
(My name is April, April Foster. (coughs) Please, sir. Please help me.)
お願い、お願い助けて。
(My name is April, April Foster. (coughs) Please, sir. Please help me.)
何が起こっているんですか?マダム。
(What is happening, ma’am?)
(What is happening, ma’am?)
昨日の夜……。昨日の夜に彼らが戻ってきたの
(Last night… last night they came back.)
(Last night… last night they came back.)
マダム、まずは教えて欲しいのですが……
(Ma’am, I’m going to need you to –)
(Ma’am, I’m going to need you to –)
昨日の夜に彼らが戻ってきたの!(叫び)
(LAST NIGHT THEY CAME BACK! (cries))
(LAST NIGHT THEY CAME BACK! (cries))
マダム、まずは落ち着いて話をして下さい。何が起こって、誰が戻ってきたんです?
(Ma’am, I’m going to need you to calm down, and speak clearly. What happened? Who came back?)
(Ma’am, I’m going to need you to calm down, and speak clearly. What happened? Who came back?)
みんなよ……。
(Everyone…)
(Everyone…)
みんな?
(Everyone?)
(Everyone?)
みんな炎の中にはいっちゃったの……。
(They all came in the fire.)
(They all came in the fire.)
みんながとはどういう意味ですか?
(What do you mean everyone?)
(What do you mean everyone?)
私の息子が……。私は昨日の夜に息子を見たの。彼は歩いていたわ……。彼は通りを歩いていた。
彼は焼かれたの!ああ!神様!彼は焼かれたのよ!
(My son… I saw my son last night. He was walking… he was walking down the street. He was burned. Jesus Christ HE WAS BURNED.)
彼は焼かれたの!ああ!神様!彼は焼かれたのよ!
(My son… I saw my son last night. He was walking… he was walking down the street. He was burned. Jesus Christ HE WAS BURNED.)
マダム、ええっと……。
(Ma’am I –)
(Ma’am I –)
彼は去年死んだの……。赤ちゃんの頃から一緒だったわ。二人きりで。
私はね、自転車に乗る時は車に注意しなさいって言った。でも彼は聞こうともしなかった。
(He died last year. I raised him since he was a baby… it was just me and him. I told him to watch for cars when he rode his bike. But he never wanted to listen.)
私はね、自転車に乗る時は車に注意しなさいって言った。でも彼は聞こうともしなかった。
(He died last year. I raised him since he was a baby… it was just me and him. I told him to watch for cars when he rode his bike. But he never wanted to listen.)
マダム、あなたのおっしゃってる事の意味がわかりません。みんなが帰ってきたとはどういう事なんですか?
(Ma’am, what you’re saying isn’t making any sense. You said everyone came back?)
(Ma’am, what you’re saying isn’t making any sense. You said everyone came back?)
あなた、ちゃんと私の話を聞いてるの!?みんなよ!みんながかえってきたの!
死んだ人も、行方不明になった人だって帰ってきてるわ!そして彼らは私たちを探してるの!
彼は……彼は「ママ!もう大丈夫になったよ!また歩けるようになったんだ!どこにいるのママ?ママに会いたいよ!」って言ってるの……(鳴き声)
(ARE YOU FUCKING LISTENING TO ME? EVERYONE. Everyone came back. Everyone who died, or went missing, they’re back. And they’re looking for US! (cries)
He…he said: “Mommy, I’m okay now! See, I can walk again! Where are you, Mommy? I want to see you!” (sobs))
死んだ人も、行方不明になった人だって帰ってきてるわ!そして彼らは私たちを探してるの!
彼は……彼は「ママ!もう大丈夫になったよ!また歩けるようになったんだ!どこにいるのママ?ママに会いたいよ!」って言ってるの……(鳴き声)
(ARE YOU FUCKING LISTENING TO ME? EVERYONE. Everyone came back. Everyone who died, or went missing, they’re back. And they’re looking for US! (cries)
He…he said: “Mommy, I’m okay now! See, I can walk again! Where are you, Mommy? I want to see you!” (sobs))
……マダム、あなたは今どこにいますか?そこは安全なんです?
(… Ma’am, where are you now? Are you safe?)
(… Ma’am, where are you now? Are you safe?)
隠れてるの。他の人みたいにね。私たちは畑を通ってくるのを見たのよ。
そして数人の住民はドアを開けて迎え入れてしまったわ……。オーマイガー!また悲鳴が!
……。
私は何が起こったかなんてわからない。でも彼らの家は火事になって全焼してしまった……。私はいまカーテンを閉めてクローゼットの中に……。
(I’m hiding. Just like everyone else. We saw them coming through the fields… and… some people opened their doors for them. God, the SCREAMING. (pause) I don’t know what happened to them. But their houses caught fire and they… caved in. I have my curtains drawn. I’m hiding in the closet right now and- (silence))
そして数人の住民はドアを開けて迎え入れてしまったわ……。オーマイガー!また悲鳴が!
……。
私は何が起こったかなんてわからない。でも彼らの家は火事になって全焼してしまった……。私はいまカーテンを閉めてクローゼットの中に……。
(I’m hiding. Just like everyone else. We saw them coming through the fields… and… some people opened their doors for them. God, the SCREAMING. (pause) I don’t know what happened to them. But their houses caught fire and they… caved in. I have my curtains drawn. I’m hiding in the closet right now and- (silence))
マダム、わかりました。大丈夫ですか?
(Ma’am, is everything alright, are you okay?)
(Ma’am, is everything alright, are you okay?)
……。
(silence)
(silence)
マダム?
(Ma’am?)
(Ma’am?)
”ガラスの割れる音”
オーマイガー……。
(glass breaking)
(Oh… Oh my God. )
オーマイガー……。
(glass breaking)
(Oh… Oh my God. )
マダム?
(Ma’am?)
(Ma’am?)
何かが入ってきたわ!
(Something just came in. )
(Something just came in. )
マダム、静かにして。できるだけ音を立てないでください。
(Ma’am, stay as quiet as you can. Don’t make a sound.)
(Ma’am, stay as quiet as you can. Don’t make a sound.)
(別人の声)ママ?ママー?
(Muffled: “Mommy… mommy?”)
(Muffled: “Mommy… mommy?”)
じっとして!その場を動かないで!
(Stay absolutely still. Don’t leave.)
(Stay absolutely still. Don’t leave.)
(足音)
(Sound of muffled footsteps)
(Sound of muffled footsteps)
(別人の声)ママ?ママ、どこに隠れてるの?
(Muffled: “Mommy? Mommy, where are you hiding?”)
(Muffled: “Mommy? Mommy, where are you hiding?”)
静かに。
(Stay quiet.)
(Stay quiet.)
(別人の声)見つけた。ママ!
(悲鳴と雑音)
(“I found you, MOMMY!”)
(Indiscernible screaming and noise)
(悲鳴と雑音)
(“I found you, MOMMY!”)
(Indiscernible screaming and noise)
マダム?マダム!?
Ma’am? MA’AM?
Ma’am? MA’AM?
ってな感じです。
なにこれ……。
ホラー映画並みに怖いんだけど……。
ホラー映画並みに怖いんだけど……。
アシュリーの集団失踪事件の真相とは……。
今回の失踪事件は中々怖いわね……。
最初はただの失踪事件かと思ってたけど、なんかどっちかっていうとホラー寄りだし……。
最初はただの失踪事件かと思ってたけど、なんかどっちかっていうとホラー寄りだし……。
……。
何よ?
いや、ここで終わったら
「世の中には科学で証明できない不思議な事件もあるんだなぁ」
って事で終れるんだろうなぁって。
「世の中には科学で証明できない不思議な事件もあるんだなぁ」
って事で終れるんだろうなぁって。
え……。なにそれ……。
なんか続きがあんの……?
なんか続きがあんの……?
んー。続きというよりもう少し補足情報があるって感じかな?
どういう事?
実はボク自身もこの事件について色々調べてみたんだけど、700人近くの人がいなくなっているのに当時のニュースや新聞の記事が一切見当たらなかったんだ。
え……。
さらにマグニチュード7以上の地震が起きたという記録も無いし、地震の性質上、同じ場所で短期間に大規模な地震が起こるはずがないんだ。
えー……。
ってことはこの話はデマって事……?
ってことはこの話はデマって事……?
どうやら作り話の可能性のほうが高そうだね。
ちなみにこの話は海外でも有名な話なんだけど、事件自体の話より「アシュリー町の失踪事件って真実なの?」っていう話題の方が多いしね。
ちなみにこの話は海外でも有名な話なんだけど、事件自体の話より「アシュリー町の失踪事件って真実なの?」っていう話題の方が多いしね。
ええ……、信じかけてたのに……。
まとめ
以上がカンザス州のアシュリーで起きた集団失踪事件でした。
どうだった?
どうだった?
んー……。最後の話を聞かなかったら本当にあったと信じちゃってたわね……。
かなりリアリティのある都市伝説だったし。
かなりリアリティのある都市伝説だったし。
作り話の可能性が高いってだけで実話の可能性だって捨てきれないけどね。
ボクが調べきれてないだけかもしれないし。
ボクが調べきれてないだけかもしれないし。
でも、もし本当に地獄の蓋が開いたのなら、ちょっとどんなのか見てみたいよね。
え、でも地獄って悪い人が行く所でしょ?
私には無縁の場所だからあんまり興味ないかな?
私には無縁の場所だからあんまり興味ないかな?
毎回思うけど、マキエの自信とメンタルの強さはどこから生まれてきてんの?
それも読者のSHAZAMさんのリクエストにお応えして「アシュリー町の集団失踪事件」について紹介したいと思います!