恋多きネクロフェリア「ベラ・レンツィ」!愛した男は殺して保管……?

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ぐっさん
今回紹介する都市伝説のテーマは「ネクロフェリア」!
それも読者のサブロウさんからのリクエストにお応えして「ベラ・レンツィ」についてご紹介したいと思いまっす!
マキエ
テーマが「ネクロフェリア」の時点で碌な話じゃなさそうね……。
ネクロフェリアってあれでしょ?死体とかが好きな人の事でしょ……?
ぐっさん
んー。厳密には死体だけじゃ無くて“死”という概念そのものを愛好するって意味もあるみたいだけど、まぁ今回の話の場合はどっちかっていうと死体かなぁ。
マキエ
ちなみにどんな感じの話なの……?
ぐっさん
一言でいうなら愛した男を次々と殺害して、夜な夜な死体を眺めて楽しんでいた女性の話
マキエ
あっ、アカン奴や……。
ぐっさん
それじゃ早速紹介していきまっす!

恋多き女性「ベラ・レンツィ」


ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介するのは恋多きネクロフェリア「ベラ・レンツィ」について!
まずはベラのプロフィールと生い立ちから紹介していくね。
ぐっさん
ベラは1903年生まれのルーマニア人の女性。
しかも貴族の末裔で自宅は古城というかなり裕福な家庭で生まれて何不自由なく暮らしていたんだって。
マキエ
家がお城ってすごいわね……。
ぐっさん
だね……。
一度は住んでみたいよね。お城……。
マキエ
仮に住めたとしても、どうせ1室しか使わないでしょうけどね……。
ぐっさん
ただ裕福な家庭で過保護気味に育てられたせいか、ベラはかなり我が儘な性格で周りの人たちはいつも困らされていたみたい。
マキエ
典型的なワガママ嬢様って感じね。
ぐっさん
そんな感じだね。
ところが我が儘な性格以上に問題だったのが「惚れやすさ」と「嫉妬心」。
ベラは12歳ぐらいから恋人を作ったりしていたみたいだけど、恋人に対して異様なほどの執着心があって、恋人が他の女性と話しているだけでヒステリーを起こすほど嫉妬心の持ち主だったらしい。
マキエ
んー。ヒステリーはともかく、恋人に対しての嫉妬心はわからなくわないわね。
ぐっさん
さらに15歳頃から男と駆け落ちしては家出するという事を何度も繰り返していたんだって。
マキエ
え、15歳で……?
しかも何度も……?
ぐっさん
うん。しかも惚れやすい上に飽きっぽいせいで、男と駆け落ちしても飽きたらあっさりと捨てて自宅に帰ってくる。
そしてまた別の男と駆け落ちするっていう事を繰り返していたみたい。
マキエ
それはちょっと異常かもね……。

何故か男に捨てられる側になったベラ

ぐっさん
そんな恋多きベラが初めて結婚したのが19歳の時。
ベラはオーストリアの事業家の年上の男性と結婚し、二人の間には男の子も生まれたんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ところが数年後に突然、夫が蒸発。
心配したご近所さんがベラに聞いたところ、ベラは
「夫は外国に行ってしまったわ。どうやら愛人がいたようなの」
と説明していたらしい。
マキエ
お?
今までの因果応報って感じ?
ぐっさん
ただベラは傷心に浸る間もなく約半年後には別の男性と再婚。
再び、新たな人生を歩み始めたんだって。
マキエ
き、切り替えが早い……。
ぐっさん
そして再婚してからわずか半年後、なんと再婚相手の男性も蒸発してしまいます。
その時もベラは近所の人には
「夫には愛人がいて私たちを捨てて出ていった」
と説明していたんだって。
マキエ
ほぅ……。
ぐっさん
そして2度の結婚後、今度は昔のように手当たり次第に男をあさるようになるんだ……。

近くのカフェで男をあさり続ける日々

ぐっさん
二人の夫に立て続けに捨てられたベラは、ある日を堺に近くのカフェに繰り出しては男達を誘惑し家に連れ帰るという生活を始める。
ぐっさん
ベラのことをよく知る近所の人たちはベラの異様な行動には気づいていたものの
「また悪い癖が再発している」
と思い特に気には留めていなかったみたい。
マキエ
男を次々と持ち帰っても何も思われないってある意味凄いわね……。
ぐっさん
凄いのは認めるけど褒められたものじゃないとは思うけどね……。
ぐっさん
ただ、この頃からベラに誘われて家に付いていった男性は数日から数週間の内に姿を消すという奇妙なことも起き始めるんだ……。
マキエ
いや、奇妙というか明らかにベラのせいでしょうよ……。
ぐっさん
一方でベラはかなりの数の男性を家に招き入れていたんだけど、最後に家に招き入れたのは町の権力者である既婚男性。
彼もまたベラに誘われて自宅に向かったところ、その日を境に行方不明になってしまう。
ぐっさん
ただ今までの男性とは違い、その男性は権力者であり既婚者だったため町ではかなりの騒ぎに発展。
家族からも警察に対して捜索願が提出されたんだ。
マキエ
普通は人がいなくなったら問題になるわよね……。
むしろ今までにいなくなった男性達の知人や友人は何も思わなかったのかしら……。
ぐっさん
まぁ100年近く前の事だから今とは事情や考え方が違ったのかもね。
ぐっさん
で、警察は行方不明になった男性の捜索を始めるわけだけど、警察が真っ先に候補に挙げたのがベラ。
ベラの行動は一部ではかなり有名だったし、ベラが自宅に行方不明の男性を連れ込んでいたという目撃証言もあって警察はベラの家を家宅捜索する事になったんだ。
マキエ
めっちゃ楽な捜査ね……。
ぐっさん
推理については楽だっただろうね。
ただ家宅捜索を行ったベラの自宅には思いもよらない恐ろしい風景が広がっていたんだ……。

ワインセラーに置かれた32個の棺桶


ぐっさん
ベラの自宅の家宅捜索は大勢の警察官によって行われたそうなんだけど、一人の警察官が地下への入り口を発見。
そして地下に降りてみるとそこはワインセラーだったんだけど、ワインの代わりに別の物が置かれていたんだ。
マキエ
別の物?
ぐっさん
ワインの代わりに置かれていたものはなんと棺桶
しかもその数はなんと32個。
マキエ
え、棺桶……?
ぐっさん
そう。そして警察が恐る恐る棺桶を開けてみると中には男性の遺体。
しかも32個すべての棺桶の中に遺体が入っていて、その遺体は今までベラがカフェで引っかけていた男性達だったんだよ。
マキエ
つまりカフェで引っかけて殺害して地下で保存していたって事……?
ぐっさん
そういう事だね。
ちなみに棺桶には丁寧に名前や年齢、そして殺害した日が記載されていて、まるでコレクションのような扱いだったらしいよ。
マキエ
うへぇ……。
ぐっさん
で、警察が発見した遺体の事をベラに問い詰めるとベラはあっさりと殺害を自供。
ベラは連れ込んだ男をヒ素で毒殺したことを認めた上に、過去に出て行ったはずの2人の夫の殺害も認めたんだ。
マキエ
その頃から殺人は始まってたのね……。
ぐっさん
うん。
ちなみに棺桶の中の遺体はミイラ状態になったものもあったそうだから、かなり長期間にわたって殺人を繰り返していたんだろうね……。
ぐっさん
そしてベラは緊急逮捕。
その後35件の殺人容疑で起訴されて終身刑の判決が下される事となるんだ。
ぐっさん
ちなみに殺害の理由は
「私を抱いた男達が他の女性を抱くと思うと恐怖でたまらなかったから」
だそうだよ。
マキエ
次々と毒殺して地下で遺体を保管しておくほうが恐怖でたまらないわよ……。
ぐっさん
だよね。
でもベラにとっては夜な夜な遺体の入った棺桶だらけのワインセラーを訪れて、遺体を眺めたり棺桶に入った遺体に囲まれて過ごす時間こそが一番の幸せだったらしいよ。
マキエ
一般人には決して理解できない感性ね……。
マキエ
あれ?そういえば35件って言った?
たしか棺桶は32個じゃなかったっけ?
ぐっさん
あとの3件は夫2人と、最初の夫との間に生まれた息子だね。
マキエ
え、息子まで殺してたの……!?
ぐっさん
うん……。
ちなみに息子の殺害理由は
「棺桶を置いてあるワインセラーを見られた。」
というのと
「他の女と結婚して私から離れていくと思うと恐ろしかった。」
からなんだって……。
マキエ
嫉妬深い人は大勢いるけれど、35人を殺害するほどの嫉妬心を持つひとはベラぐらいでしょうね……。

まとめ

ぐっさん
以上が愛した人を次々と殺して保管したネクロフェリア「ベラ・レンツィ」についてでした。
どうだった?
マキエ
人を愛するって何なのかしらね……。
ぐっさん
いきなり哲学みたいな事を言い出したね……。
マキエ
だって“好きな人とずっとに一緒にいたい”っていう気持ちはわかるけど、それはその人が生きて居てこそだと思うのよね。
だから殺害して遺体を保存していたベラの場合「人物を愛した」というより「外見や人体を愛した」って感じがするわ。
ぐっさん
一般人の感覚ならそうなるんだろうけど、今回のケースは一般人の感覚は当てはまらない気がするから何とも言えないかな……。
ぐっさん
しかも次から次へと新しい男性を殺害してはコレクションに加えていたわけだから、“愛していたから殺害した”というよりかは単純に所有欲を満たしたかっただけなんじゃないかな。
マキエ
1人の女性をミイラにして死ぬまで愛し続けた「カール・ツンテラー」を見習ってほしいわね。

検索してはいけない言葉「エレナ 究極のラブストーリー」!墓を暴き死体と暮らすカール・テンツラー!

2018.08.06
ぐっさん
いや、あの話もどうかと思うけど……。
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39 件のコメント

  • コーゼルとはちがい、やはりこちらは死体を自前(というのは語弊がありますが)で手に入れているあたり、
    バークとヘア的な方向の恐ろしさがあります。

    • とほりすがりさん、いつもコメントありがとうございます。
      例に挙げられた3件の事件はそれぞれ目的や理由は違いますが、全員が自分本位で動いているという所は共通しているように思います。
      やはりこういう大事件を起こす人たちは普通の人たちとは違う感性で生きているように感じますね……。

  • >ちなみに殺害の理由は
    「私を抱いた男達が他の男性を抱くと思うと恐怖でたまらなかったから」
    だそうだよ。

    ホモ展開…!?
    誤字なのか否か判断しづらいですな

    • 虎寅彪さん、コメントありがとうございます。
      ご指摘内容を読ませて頂いて盛大に吹いてしまいました!
      男性は誤字です!ホモ展開ではありません!(笑)
      さっそく修正させていただきました!

  • 現代でいうヤンデレですなあ。
    ああいうのは二次元だからいいですけど、現実だったら言わずもがな。
    ちなみにギリシャ神話のゼウスの妻のヘラも相当嫉妬深いですからねえ(大抵はゼウスが悪いんですが)。
    ある意味最古(?)のヤンデレですかね。

    • アバンさん、コメントありがとうございます。
      ギリシャ神話とか北欧神話は本当にぶっ飛んでますよね。
      ただ逆に考えると、大昔にべラ・レンツィのようなぶっ飛んだ人たちがいて、その人たちがモデルとなって神話が作られてそうな気もします……。

  • 子供まで執着の対象だったんですね、というか子供いなくなってたら周りの人がすぐに不審に思う気がするんですけど…

    あと僕も虎寅彪さんが言ってるところがめちゃくちゃ気になります笑

    • 酢酸さん、いつもコメントありがとうございます。
      「子供も夫が連れて行った」とでも説明していたのかもしれませんね。
      あと虎寅彪さんのご指摘部分は残念ながら(?)誤字でした。さっそく修正させていただきました(笑)

  • 初めまして。こっそりとずっとこのサイトを拝見させていただいていました。
    更新がなく、あまりに心配なので初めてコメントを書かせていただきます。
    いつも楽しく読んでいるので、これからも待っています!

  • 以前から定期的にサイトを覗きに来ていました
    このサイトが1番分かりやすく面白く、興味のあるものばかり取り上げられているので好きです。
    また更新される日をお待ちしています。
    とても心配です。

  • はじめまして。前々からこのサイトを楽しみに拝見させてもらっている者です。皆さんが言うように最近あまり更新されてないので心配です。これからも更新されるのを楽しみに待っています。

  • なぜ突然更新されなくなったんだろうね?
    病気・事故あるいは失踪・・・またまた何かの陰謀論に巻き込まれたのか?
    失踪ならせめて溜まっていたリクエストを全て回収してほしかったね。
    それとぐっさんが返信できないのならマキエさんが(に)返信しても(頼んでも)いいのよ?

    • 記事を分かりやすくまとめるのは結構な労力かかると思います。ササッと書くのは無理では?(前からリクエストの消化に時間かかりますとおっしゃってましたし)
      仕事が忙しい場合もあるかと。
      本業を疎かにして食っていけなくなったら、この記事書くどころじゃないので、心身大事にしつつまた書いて欲しいですね…

  • まとめて読みたいので間開けて来たら更新も間開いてるようで驚きました。
    コメントよく見かけるようになり、実はコメントに返信するだけで結構な労力になるんじゃなかろうかと少し気になってたのですが。
    そもそも分かりやすくまとめてくすぐりも入れて、の品質をずっと保ってるのが負担になってきてしまったのかな~…?とも。
    また新しい記事を読みたい希望が変にぐっさんのプレッシャーになりませんように。
    他の方の言うように体調の問題でしたらよく癒えますように。

    あ、記事の感想は「つっこみたいことはだいたいマキエさんが言ってくれた。
    あえて言うならグッドルッキング・ガイも死んだらやがてバッドスメリング・ガイだろうに、ワインセラーはそんなに匂い菌を抑えるのかな?」です。

  • ぐっさんです。
    更新が開いてしまい申し訳ありません。

    言い訳で1記事分埋めてしまうのもどうかと思いましたので、ここで経緯をご説明させていただこうと思います。
    一言でいうと入院していました……。
    腹痛を感じ病院に受診したところ腹膜炎と診断され緊急入院となり絶食&点滴生活で一週間ほど入院。
    その後、軽快退院したものの再び増悪し再入院となっていました。

    そんなこんなで私がバタバタしている時に一方では台風がきてマキエの親戚が被災したとのことで、マキエとの打ち合わせの時間もとれなくなっていました。

    今は徐々に通常の生活に戻りつつありますので近々更新を再開したいと思います。

    また最後になりましたがご心配いただいた方々、励ましのお言葉をいただいた方々、本当にありがとうございます。
    誤字や脱字の多いつたない文章ではありますが、少しでも楽しみにしていただいている方がいると思うと本当に励みになります。
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    • たまたま過去記事を読み返していたら偶然このコメントが目に入りました。まさか入院されていたとは。
      マキエさん(の親族の方も)も大変でしたね。そしてマキエさんが実在していたことに驚きました! ずっとサイト上のアシスタントさんだとばかり…(笑)
      よい機会だから…って言い方はアレですけど、ゆっくり休んでくださいね。
      どの記事も興味深く面白いので、私達は過去記事を読み返しながら楽しんでいます(^^)

    • 生きてる!生きてる!!!
      腹膜炎は放っておくと命に関わるみたいなんでよかったです…
      まずはゆっくり休んでください

    • おかえりなさい!!
      入院は大変だったと思いますが、
      ひとまず戻ってきてくれて良かったです!!
      更新頻度は気にしなくて大丈夫ですよ!
      お大事に!!

  • 久しぶりにお邪魔したらマキエさんもぐっさんも大変な事になっていて驚きました。無理せず、ゆっくり休んで下さい。

  • 最後の更新から1ヶ月、生存報告から2週間経ったけど、ぐっさんの腹膜炎の具合が心配だな・・・。
    また悪化して再入院してるのかもしれないけど、コレって都市伝説に呪われたとかじゃないよね(笑)

  • マキエさんって実在の人物だったんだ…。
    ぐっさんが一人でサイト運営されてるんだと思ってました。
    お大事になさって下さい。

  • トップページのみで更新されてるかどうか確認しててもしかしてコメントに何かあるかも??と思い開いたら成る程…そう言う流れだったんですね。
    大変だと思いますがお2人共無理をなさらず今は心身共にゆっくり休んで下さいね。

  • にしてもそろそろ何かしらの近況コメントくらいほしい。
    確認しては戻り確認しては戻り・・・
    せめて「今年いっぱいは更新できません」くらいきっぱり言ってもよかったのではないか?

  • いつも楽しく拝見させていただいております。
    更新がなかったのでコメント欄を見たらお二人ともとても大変なことに…
    無理なさらないでくださいね。

  • もう12月なのに近況コメが一切ない ワンチャンこれでこのブログ終わりかな… 一年ほど前からハマってずっと見てきたのに残念です…

  • オカルトと現実の匙加減が絶妙で大好きな読み物です。
    気長に待っておりますので、ゆっくり療養して下さい。

  • ネクロフェリアって検索すると、ネクロフィリアでは?となるし、自分もネクロフィリアで認識してますが、ネクロフェリアって何処ソース?

  • レプティリアンで従順で愚かな女だな まちがいなく権威主義者だろこいつ メンヘラそうだし
    権威主義者って面鰓率高いから

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