おー。久々に正当なオカルトっぽい話ね。
どこにある踏切の話?
どこにある踏切の話?
今回の踏切はアメリカ、テキサス州のサン・アントニオにある踏切の話。
地元では「サン・ファン・ミッションの踏切」と呼ばれていて呪いの踏切として有名なんだって。
地元では「サン・ファン・ミッションの踏切」と呼ばれていて呪いの踏切として有名なんだって。
なんだ……、日本じゃないのか……。
なんかガッカリされちゃったけど、意外と面白い話なんだよ?
人魂の目撃証言以外にも「車のバンパーに手形が付いた」とか「車が勝手に踏切に向かって動き出した」とか色々あるんだ。
人魂の目撃証言以外にも「車のバンパーに手形が付いた」とか「車が勝手に踏切に向かって動き出した」とか色々あるんだ。
ふーん。
じゃぁ、まぁ聞こうか?
じゃぁ、まぁ聞こうか?
なんか上から目線で来たな……。
まぁいいや、それじゃ早速紹介していきまっす!
呪われた踏切「サン・ファン・ミッションの踏切」!」
それじゃ改めて今回紹介する都市伝説は「サン・ファン・ミッションの踏切」!
人魂や怪奇現象が多発するテキサス州サン・アントニオにある呪われた踏切についてでっす!
人魂や怪奇現象が多発するテキサス州サン・アントニオにある呪われた踏切についてでっす!
今回の怪奇現象が初めて起こったのは1998年の8月。
ジャニス・ラリーという男性が友人たち3人と夜にドライブを楽しんでいた時の話です。
ジャニス・ラリーという男性が友人たち3人と夜にドライブを楽しんでいた時の話です。
ふんふん。
ジャニス達は特に目的地も定めずにブラブラとドライブを楽しんでいたんだけど、そのドライブの途中でサン・ファン・ミッションの踏切に差し掛かる。
すると運転していたジェニスが突然急ブレーキを踏んだんだ。
すると運転していたジェニスが突然急ブレーキを踏んだんだ。
一方で急ブレーキに驚いた友人たちは何があったのかとジェニスに問いただしたところ、ジェニスは踏切の中央を指さして
「あれを見ろ!人魂が浮いている!」
と叫んだんだって。
「あれを見ろ!人魂が浮いている!」
と叫んだんだって。
ほほう……。
友人たちはジェニスが指差した方を見てみると確かに光る謎の物体がゆらゆらと空中を漂っていたそうなんだ。
そして3人はしばらく茫然と見ていたそうなんだけど、その人魂は徐々に数が増えて最終的には10個近くの人魂が集まってきたんだって。
そして3人はしばらく茫然と見ていたそうなんだけど、その人魂は徐々に数が増えて最終的には10個近くの人魂が集まってきたんだって。
え、意外と多いわね……。
そして友人の一人が我に返り、偶然持っていたカメラで写真を撮ろうとしたところ、車が踏切に吸い込まれるようにゆっくりと動き出したんだって。
驚いた友人は運転していたジャニスに向かって
「何をやっているんだ!あそこに行くのはヤバイことぐらい分かるだろ!今すぐアクセルから足をどけろ!」
と叫んだらしいんだけど、実はジャニスのほうが驚いていて
「俺は何もしていない!車が勝手に動き出したんだ!」
と答えたらしい。
「何をやっているんだ!あそこに行くのはヤバイことぐらい分かるだろ!今すぐアクセルから足をどけろ!」
と叫んだらしいんだけど、実はジャニスのほうが驚いていて
「俺は何もしていない!車が勝手に動き出したんだ!」
と答えたらしい。
しかも踏切までの道は少し上り坂になっていて勝手に踏切に向かって動き出すなんてことはあり得ないんだってさ。
え、怖……。
そしてジャニスは何度もブレーキを踏んだところ、踏切の手前ギリギリで車は停止。
同時に人魂もいつの間にかいなくなっていたんだって。
同時に人魂もいつの間にかいなくなっていたんだって。
その後3人は慌ててその場から離れ、一目散に帰宅。
しかし3人は再び悲鳴をあげるような出来事に遭遇するんだ。
しかし3人は再び悲鳴をあげるような出来事に遭遇するんだ。
え、何……?
3人が車から降りた時にふと車の後ろのバンパーを見ると、そこには子供ぐらいの大きさの手形が無数についていたんだって……。
おおぅ……。
子供の霊が押してたって事……?
子供の霊が押してたって事……?
まぁそう思うよね……。
そしてその後、サン・ファン・ミッションの踏切では学生の大規模な死亡事故が起きていることが判明したんだ……。
そしてその後、サン・ファン・ミッションの踏切では学生の大規模な死亡事故が起きていることが判明したんだ……。
過去に悲惨な踏切事故が起きていた……?
今回の出来事があった次の日、ジェニスは地元の新聞社である「サン・アントニオ・エクスプレス」を訪れて一部始終を報告したんだって。
するとほかの車でも同様の事が起こっていたり、さらにサン・アントニオ・エクスプレスでは過去にサン・ファン・ミッションの大規模な踏切事故について報道していた事が判明したんだ。
するとほかの車でも同様の事が起こっていたり、さらにサン・アントニオ・エクスプレスでは過去にサン・ファン・ミッションの大規模な踏切事故について報道していた事が判明したんだ。
大規模な踏切事故?
その踏切事故というのは列車とスクールバスの衝突事故でね、1938年の12月に学生達を乗せたスクールバスが踏切内で列車との衝突。
その結果、スクールバスに乗っていた運転手1名と学生23人が死亡したというものだったんだ。
その結果、スクールバスに乗っていた運転手1名と学生23人が死亡したというものだったんだ。
つまりその事故で死亡した子供たちの幽霊が未だに踏切で彷徨っていたって事……?
そういう事になるのかな。
さらにサン・ファン・ミッションの踏切周辺の道路には「リッチー・オーディス通り」「シンディー・スー通り」「ホビー・アレン通り」「ローラ・リー通り」「ナンシー・キャロル通り」といった犠牲になった子供たちの名前が付けられていたことも発覚したんだ。
え、通りに子供の名前……?
それは供養的な意味合いで……?
それは供養的な意味合いで……?
うーん。まぁそういう事なんだろうね。
ちなみにココが今回の話の舞台である「サン・ファン・ミッションの踏切」
ちなみにココが今回の話の舞台である「サン・ファン・ミッションの踏切」
なんか風景だけ見ると幽霊とは無縁っぽいすごくいい景色ね……。
天気も快晴だし……。
天気も快晴だし……。
まぁ昼間だからね……。
専門家が調査を開始。すると意外な事実が発覚。
と、まぁここまでが都市伝説やホラー話として語られている話なんだけど、専門家がサン・ファン・ミッションの踏切について調査した結果、様々な事が発覚します。
様々な事?
まぁ具体的には面白おかしく話が盛られていたり嘘が混ざっていたりって感じだね。
あ、そっち系か……。
ちなみに具体的には……?
ちなみに具体的には……?
まず最初にサン・ファン・ミッションの踏切では列車事故は起きていません。
いや、ダメじゃん!
そこが一番肝心なところでしょ!?
そこが一番肝心なところでしょ!?
正確にはさっき言った列車事故自体は起こっているんだけど、サン・ファン・ミッションの踏切から遠く離れたユタ州のソルトレイクシティという所だったんだ。
今回の踏切ってテキサス州だっけ。
そそ。
細かく言うとサン・ファン・ミッションの踏切から1300マイル以上も離れたところで起きた事故だったみたい。
細かく言うとサン・ファン・ミッションの踏切から1300マイル以上も離れたところで起きた事故だったみたい。
1300マイルってどれぐらい?
1マイルが約1.6kmだから、単純計算で2,080㎞。
日本で言うところの東京から沖縄ぐらいの距離かな?
日本で言うところの東京から沖縄ぐらいの距離かな?
離れすぎでしょ……。
どこをどう間違えれば2,000㎞も離れたところで起きた事故をサン・ファン・ミッションの踏切で起きたと勘違いできるのよ……。
どこをどう間違えれば2,000㎞も離れたところで起きた事故をサン・ファン・ミッションの踏切で起きたと勘違いできるのよ……。
んー。あえて原因を追究するとしたら新聞かな。
新聞?
確かにサン・アントニオ・エクスプレスは1938年に起きた事故を記事として取り上げているんだ。
でもそれはユタ州の話なんでしょ。
そう。だからつまり
「サン・アントニオ・エクスプレスが報道したソルトレイクシティの列車事故」
がいつの間にか
「サン・アントニオで起きた列車事故」
として伝わってしまったみたいだね。
「サン・アントニオ・エクスプレスが報道したソルトレイクシティの列車事故」
がいつの間にか
「サン・アントニオで起きた列車事故」
として伝わってしまったみたいだね。
なんか故意的に利用したって感じちゃうのは私だけかしら……。
あ、じゃぁ列車事故の被害に子供たちの名前が通りの名前になっているっていうのは?
あれはサン・ファン・ミッションの踏切周辺の土地を保有している大地主が自分の孫の名前を付けただけらしいよ。
えぇぇ……。
そして車が勝手に動くっていう現象も科学的に証明されちゃってたりします。
え、そうなの?
オートマで勝手に進んだとか……?
オートマで勝手に進んだとか……?
結論から言うと目の錯覚なんだって。
は……?
マキエは「ゆうれい坂」って知ってる?
ゆうれい坂?
知らない。
知らない。
ゆうれい坂っていうのは本当は下り坂なのに上り坂のように見える坂の事で、専門用語で「縦断勾配錯視」っていうんだって。
まぁ簡単に言うと周りの風景が原因で起こる目の錯覚だね。
まぁ簡単に言うと周りの風景が原因で起こる目の錯覚だね。
なんかイマイチよくわからないんだけど……?
まぁ言葉や絵だとなかなか伝わりにくいから興味があるならYouTubeとかで「ゆうれい坂」や「Gravity hill」って検索してみて。
ボールが重力に逆らって坂道を登っていくように見える動画とか色々でてくるから。
ボールが重力に逆らって坂道を登っていくように見える動画とか色々でてくるから。
んー。まぁ簡単にいうと風景が原因で下り坂が上り坂に見えるって事?
そそ。
つまり最初にジャニスが言ってた「勝手に動き出した」っていうのは車が坂道を下っただけって事だね。
専門家が踏切周辺を測量したの結果、踏切地点は周辺から60㎝ほど低い事が判明しているしね。
つまり最初にジャニスが言ってた「勝手に動き出した」っていうのは車が坂道を下っただけって事だね。
専門家が踏切周辺を測量したの結果、踏切地点は周辺から60㎝ほど低い事が判明しているしね。
ただの自然現象だったってことか……。
……あれ?
じゃぁ今回の話は全部嘘って事……?
じゃぁ今回の話は全部嘘って事……?
全部ではないかな。
今のところ、ジェニスがみた人魂と車のバンパーについた手形だけは科学的には証明されていないかな。
今のところ、ジェニスがみた人魂と車のバンパーについた手形だけは科学的には証明されていないかな。
結局、残ったのはそれだけか……。
かなり尾ひれがついた話だったわね……。
かなり尾ひれがついた話だったわね……。
まとめ
以上が呪われた踏切「サン・ファン・ミッションの踏切」についてでした。
どうだった?
どうだった?
最初は割と面白く聞いていたけど、ネタ晴らしを聞いたらなんだかなーってなったわね……。
まぁ尾ひれがついた部分が間違っているってだけで、もしかしたら本当に幽霊が集まるスポットだったのかもしれないよ。
でもこういう話って少しでも嘘が入ってるってわかると、急に全部が嘘っぽく聞こえない……?
まぁ気持ちはわかるかな……。
ただ今回の話で一番印象に残ったのはやっぱりあそこかなぁ。
ん?どこどこ?
通りに自分の孫の名前を付ける大地主。
あのセンスはヤバイわね……。
あのセンスはヤバイわね……。
そこに着地しちゃうか……。
それも人魂が漂い怪奇現象が多発する呪われた踏切についてご紹介したいと思いまっす!