なんか体の一部の名前が付いてる場所って、それだけで何となく不気味よね……。
まぁ今回は首は首でも牛首だけどね。
で、ここはどんな心霊スポットなの?
この牛首トンネル自体は60メートルぐらいの短いトンネルなんだけど、数々の心霊現象の報告例があって、その中でも特に「喪服の女性の姿を見た」とか「トンネルの中にある地蔵が血の涙を流す」なんて話が有名かな。
え、トンネルの中にお地蔵さんがあんの……?
それだけでもかなり不気味なんだけど……。
それだけでもかなり不気味なんだけど……。
でしょ?
それじゃ早速紹介していきまっす!
それじゃ早速紹介していきまっす!
石川県と富山県の境にある宮島隧道。通称「牛首トンネル」
それじゃ改めて今回紹介するのは石川県と富山県の境にある「牛首トンネル」について!
この牛首トンネルは正確には富山県小矢部市桜町と石川県河北郡津幡町牛首を繋ぐトンネルで、正式名称は「宮島隧道(トンネル)」って言います。
この牛首トンネルは正確には富山県小矢部市桜町と石川県河北郡津幡町牛首を繋ぐトンネルで、正式名称は「宮島隧道(トンネル)」って言います。
あれ?
牛首トンネルって正式名称じゃないんだ。
牛首トンネルって正式名称じゃないんだ。
うん。
石川県側の「牛首」っていう地名にあるトンネルだから、そう呼ばれているだけみたいだね。
石川県側の「牛首」っていう地名にあるトンネルだから、そう呼ばれているだけみたいだね。
ふーん。
で、冒頭でも少し触れたけど、この牛首トンネルは全長55メートルという割と短い直進のトンネルで、幅や高さも3メートルしかない、かなり小型のトンネルとなっているんだ。
典型的な“山奥にあるちっちゃなトンネル”って感じね。
ああ、まさにそんな感じだね。
ただ、普通の田舎のトンネルと違うのはトンネルのちょうど真ん中あたりにお地蔵さんが置かれていたり、数々の心霊現象や幽霊の目撃証言があるという点かな……。
牛首トンネルの怖い話①「血の涙を流す地蔵と喪服の女性」
それじゃ次は牛首トンネルにまつわる怖い話や心霊現象について紹介していくけれど、まずはマキエが気になっているお地蔵さんの話から紹介していくね。
このお地蔵さんについては色んな逸話があるんだけど、一番有名なのが焼身自殺した男性と、その後を追った母親を供養するために作られたっていう話なんだ。
焼身自殺と母親の自殺……?
うん。
この話は今から40年頃前の話になるみたいんだけど、この地域に住む二人の男性の間で金銭トラブルが発生したんだって。
この話は今から40年頃前の話になるみたいんだけど、この地域に住む二人の男性の間で金銭トラブルが発生したんだって。
ふんふん。
そして一人の男性が勢い余ってもう一人の男性を刃物で刺し殺してしまうんだ。
勢いあまってっていうか、刃物を持ってる時点で殺意ばんばん有るわよね。
まぁその辺はおいといて、その後は刺し殺してしまった男性も罪の意識からか自殺を選択するんだけど、自殺の方法として選んだのが焼身自殺。
男性は牛首トンネルに入り自分自身に火をつけて自ら焼かれ死んだんだってさ。
男性は牛首トンネルに入り自分自身に火をつけて自ら焼かれ死んだんだってさ。
罪の意識があるなら法に裁かれなさいよね……。
ただ話はここで終わらなくて、実は自殺した男性の母親も焼身自殺した息子を追って首吊り自殺してしまったんだ。
えぇぇ……。
なんで……?
なんで……?
まぁ田舎の地方だと色々あるんじゃないかな……。
で、お地蔵さんはその首吊りで後負った母親のために作られた物なんだってさ。
へー。
でも、何も薄暗いトンネルの中に置かなくったっていいじゃんねぇ……?
でも、何も薄暗いトンネルの中に置かなくったっていいじゃんねぇ……?
ただそれ以降、夜にこの牛首トンネルを通ると黒い喪服を着た女性を見かけたり、時にはお地蔵さんの目から血のような物が流れ出していたっていう目撃証言が出始めるんだよ……。
つまり、トンネル内には焼身自殺した母親の霊がいるって事なのかしら。
そういう事なんだろうね……。
他にも「車で通過したところ、後部座席に老婆が乗り込んできた」なんて話もあるから、年老いた女性の霊がいるのは間違いなさそうだね……。
他にも「車で通過したところ、後部座席に老婆が乗り込んできた」なんて話もあるから、年老いた女性の霊がいるのは間違いなさそうだね……。
ただ、牛首トンネルは心霊スポットで有名になりすぎちゃったせいもあって、トンネル内はスプレーで落書きだらけだし、マナーの悪い訪問者によって何度もお地蔵さんが壊されたりしてるみたい。
ええ、罰当たりな……。
既に牛首トンネルに設置されているお地蔵さんは3体目な上、今設置されているお地蔵は首から上が折れて無くなっちゃってるんだってさ……。
血の涙を流すってレベルじゃなくなってるわね……。
ちなみに「地蔵の首が消える」なんて話もあるみたいだけどね。
いや、それは物理的に無くなってるだけでしょ……。
牛首トンネルの怖い話②「落武者の霊がいる」
そして次の心霊現象というか目撃例は「落ち武者の霊」。
このトンネルでは老婆の霊意外にも落ち武者の霊が度々目撃されていたりするんだ。
このトンネルでは老婆の霊意外にも落ち武者の霊が度々目撃されていたりするんだ。
え、いきなりえらく遡ったわね。
というか、侍がいた時代に牛首トンネルなんて無いでしょ?
というか、侍がいた時代に牛首トンネルなんて無いでしょ?
うん。
トンネルは昭和初期ぐらいに作られた物らしいから、そんな時代にトンネルは確かに無い。
ただ、この牛首トンネルがあった地域は源平合戦の時に合戦に負けた平家の武者が逃げ込んだ場所でもあるんだって。
トンネルは昭和初期ぐらいに作られた物らしいから、そんな時代にトンネルは確かに無い。
ただ、この牛首トンネルがあった地域は源平合戦の時に合戦に負けた平家の武者が逃げ込んだ場所でもあるんだって。
あ、そうなんだ。
そして逃げ込んだ先で無念にも命を落とした侍たちは、今でも平家再興を願う落ち武者の霊となって彷徨っているって訳。
結局は源氏も無くなっちゃったんだから、その時一緒に成仏できなかったのかしら……。
幽霊のその辺の仕組みはちょっと分からないかな……。
あ、そうそう。あとは
「黒い喪服を着た老婆が落ち武者の首を持っていた」
なんて話もあるんだって。
「黒い喪服を着た老婆が落ち武者の首を持っていた」
なんて話もあるんだって。
最初の話と混ざっちゃってんじゃん!
まとめ
以上が石川県と富山県の境にある「牛首トンネル」についてでした。
どうだった?
どうだった?
あれ?もう終わり?
もっと怖い話が色々あるのかと思ったんだけど。
もっと怖い話が色々あるのかと思ったんだけど。
んー。あとは「興味本位で肝試しにいった人が怪我をする」って感じの話ばかりかな。
でも、その人たちが見たっていうのは老婆か武者のどちらかだから、結局はそのどっちかが原因なんじゃないかな。
でも、その人たちが見たっていうのは老婆か武者のどちらかだから、結局はそのどっちかが原因なんじゃないかな。
ふーん。
まぁでも薄暗いトンネルの中にお地蔵さんがあるだけでもかなりホラーよね。
まぁでも薄暗いトンネルの中にお地蔵さんがあるだけでもかなりホラーよね。
夜だと特に怖いらしいよ。
今は首も無くなっちゃってるしね。
今は首も無くなっちゃってるしね。
その辺はガラが悪い人が来るって意味で怖そうね……。
あ、そうそう。
ちなみに聞いた話だと、この辺に住む人達は肝試しでは絶対に牛首トンネルには行かないらしいよ。
ちなみに聞いた話だと、この辺に住む人達は肝試しでは絶対に牛首トンネルには行かないらしいよ。
え、マジで……。
本気でヤバイって事……?
本気でヤバイって事……?
ヤバイって意味ではそうなんだけど、牛首トンネルがヤバイっていうか、トンネルに行くまでがヤバイらしい。
え、どういう事?
路面状態や見通しが悪くて、夜に通ると高確率で脱輪や事故を起こすし、冬は積雪がひどくほぼ100%事故るらしいよ……。
そっちか……。
いや、それも幽霊の仕業と考えれば辻褄が……。
そこまで幽霊にこだわらなくてもいいんじゃないカナ……。
あと最後になりましたがリクエストを頂いた直哉さん、ありがとうございました。
それも読者の直哉さんからのリクエストにお応えして心霊スポットで有名な「牛首トンネル」について紹介したいと思いまっす!