

あー、なんか聞いた事あるかも。
確か凄く丸い岩の話じゃなかったっけ。
確か凄く丸い岩の話じゃなかったっけ。

“凄く丸い岩”……。
なんだろう……。この語彙力の無さが伝わってくる感じ……。
なんだろう……。この語彙力の無さが伝わってくる感じ……。

うっさいわね……。

でもまぁその通り。
今回紹介するコスタリカの石球は20世紀前半に発見された真球に近い岩の事だよ。
今回紹介するコスタリカの石球は20世紀前半に発見された真球に近い岩の事だよ。

確かテレビか何かで見たことあるわね。
現代科学をもってしても作成する事ができないとか言われていたような……?
現代科学をもってしても作成する事ができないとか言われていたような……?

少し前まではそう考えられていたみたいだけど、今はちょっと変わってきているかな。

まぁその話もひっくるめて、さっそく紹介していきまっす!
密林の奥深くに眠っていた「コスタリカの石球」


それじゃ改めて今回紹介するのは「コスタリカの石球」について!
このコスタリカの石球が発見されたのは名前の通り南米にある「コスタリカ共和国」。
このコスタリカの石球が発見されたのは名前の通り南米にある「コスタリカ共和国」。

このコスタリカ共和国は自然の多さから“中米の楽園”とも呼ばれているんだけど、1930年にジャングルの奥から数多くの石球が発見されたんだ。

ふんふん。

ちなみに石球を発見したのはアメリカの果物業者。
この果物業者がバナナのプランテーションを作るためにディギス川周辺にあるジャングルを伐採、開拓している時に発見したしたんだ。
そして、これがその時の写真。
この果物業者がバナナのプランテーションを作るためにディギス川周辺にあるジャングルを伐採、開拓している時に発見したしたんだ。
そして、これがその時の写真。


おー。
想像していたよりはるかに丸いわね。
想像していたよりはるかに丸いわね。

でしょ。綺麗だよね。
ちなみに発見された時は大小合わせて200個以上発見されたんだけど、テニスボールサイズの物や人よりも大きい直径2.4メートル、重さ25トンという超巨大な石球まで色々あったんだって。
ちなみに発見された時は大小合わせて200個以上発見されたんだけど、テニスボールサイズの物や人よりも大きい直径2.4メートル、重さ25トンという超巨大な石球まで色々あったんだって。

へー。

で、当時は古代文明の遺跡が発見されたって事で調査される事になったんだけど、その調査の結果判明したのが、このコスタリカの石球は西暦300~800年頃に作られた物であるという事。
そして同時に解明できない謎もいくつか判明したんだ。
そして同時に解明できない謎もいくつか判明したんだ。
コスタリカの石球が秘める謎

それじゃ次は発見されたコスタリカの石球の凄さとコスタリカの石球が持つ謎について紹介していくね。

まずはコスタリカの石球の凄さなんだけど、やはり一番凄いのが全ての石球がほとんど真球であるという事。

真球……。
つまり綺麗な球体って事よね?
つまり綺麗な球体って事よね?

まぁ、そうだね。言い換えるなら“完全な球体”かな。
真球の定義としては一応“100万分の1mmの歪みも無い完璧な球体”と言われていているんだけど、真球については重力の関係で現代科学でも作ることができないんだって。
真球の定義としては一応“100万分の1mmの歪みも無い完璧な球体”と言われていているんだけど、真球については重力の関係で現代科学でも作ることができないんだって。

あ?そうなの?
真球ってそんなに難しいんだ。
真球ってそんなに難しいんだ。

ただ、一方でこのコスタリカの石球は花崗閃緑岩という岩石で作られているにも関わらず非常に真球に近く、物によっては誤差0.2%以下の物もあるんだって。

へー。すごいじゃん。
どうやって作ったの?
どうやって作ったの?

気合と根性?

……。

いや、でも割と嘘じゃないよ。
岩を削って叩いて磨くという行為をひたすら繰り返しただけと言われているんだよ。
岩を削って叩いて磨くという行為をひたすら繰り返しただけと言われているんだよ。

ただここまで精度の高い真球にするにはかなりの技術力が必要だったみたいだけどね。

私がこの話を聞いた時は現代科学でも無理って聞いたけど?

それは今は撤回されているよ。
実際、日本のテレビ番組が特集を組んだ時に石材加工業者に依頼したら同じような物は作れたみたい。
実際、日本のテレビ番組が特集を組んだ時に石材加工業者に依頼したら同じような物は作れたみたい。

それは機械を使わずにって事?

もちろん。
ただ非常に時間がかかる事は間違いないみたいだけどね。
ただ非常に時間がかかる事は間違いないみたいだけどね。

そしてもう一つの謎は素材。
さっきボクは花崗閃緑岩で作られているって言ったけど、発見された地域には花崗閃緑岩が存在しないんだ。
さっきボクは花崗閃緑岩で作られているって言ったけど、発見された地域には花崗閃緑岩が存在しないんだ。

え、どういう事?

つまり遠く離れた所から、わざわざ石球を作るためだけに大量の岩を運んできたって事だね。
しかもさっきも言ったけど物によっては25トンもある石球もあるから、かなりの重労働だったんじゃないかな。
しかもさっきも言ったけど物によっては25トンもある石球もあるから、かなりの重労働だったんじゃないかな。

でも、生きる事すら難しそうな石器時代の人間がわざわざ石球を作るためだけに重労働を働いたと考えると、当時はかなり重要な意味がある行為だったんだろうね。

石球を作る行為に重要な意味なんてあるのかしら……。

残念ながら理由についても分かっていないけど、やっぱり宗教とか儀式関係だったんじゃないかな。

あー。なるほどね。
コスタリカの石球は星を表していた?

それじゃ最後にコスタリカの石球にまつわる仮説についてご紹介したいと思いまっす。

仮説?

実はこのコスタリカの石球にはいろんな面白い仮説があってね。
その中でも有力な説がコスタリカの石球が星座や天体を真似ているという説。
その中でも有力な説がコスタリカの石球が星座や天体を真似ているという説。

ああ、なるほど。
ということは石球の大きさで星の大きさを表現していたのかしら。
ということは石球の大きさで星の大きさを表現していたのかしら。

かもしれないね。

ただ残念ながらコスタリカの石球は一昔前に売買の対象となって国内だけじゃなく、国外にまで持ち出されて元の位置がわからないから調べようがないけどね……。

え、古代遺産なのに……?

もちろん今では法律で売買や移送すら禁止されているけどね。
ただ禁止される前は普通に売買されていたみたい。
ただ禁止される前は普通に売買されていたみたい。

しかも一時は「コスタリカの石球の中心には財宝や宝石が隠されている」なんて話も出回って破壊されたこともあるらしい……。

うわぁ……。

で、結果は?

いや、岩を削り出して作っているんだから中に財宝なんて無いよ。

それもそうか。
まとめ

以上が謎多き石球「コスタリカの石球」についてでした。
どうだった?
どうだった?

んー。なんか中途半端な感じがした。

え、そう……?

オーパーツのようでオーパーツではないし、巨石遺構っていうほど巨石でもないし。
ただ古代文明の話だと思うと面白かったかも。
ただ古代文明の話だと思うと面白かったかも。

ああ、そういう意味ね。

あと、このコスタリカの石球の話を聞いて、子供の頃に綺麗な真球の泥だんごを必死になって作っていた事を思い出したわね……。

あ、ボクもやったことある……。
誰もが通る道なのかな……?
誰もが通る道なのかな……?
また同時にオーパーツとも知られる「コスタリカの石球」についてご紹介したいと思いまっす!