巨石遺構「コスタリカの石球」!オーパーツとも知られる謎多き石球の正体は……?

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ぐっさん
今回紹介する都市伝説のテーマは「巨石遺構」!
また同時にオーパーツとも知られる「コスタリカの石球」についてご紹介したいと思いまっす!
マキエ
あー、なんか聞いた事あるかも。
確か凄く丸い岩の話じゃなかったっけ。
ぐっさん
“凄く丸い岩”……。
なんだろう……。この語彙力の無さが伝わってくる感じ……。
マキエ
うっさいわね……。
ぐっさん
でもまぁその通り。
今回紹介するコスタリカの石球は20世紀前半に発見された真球に近い岩の事だよ。
マキエ
確かテレビか何かで見たことあるわね。
現代科学をもってしても作成する事ができないとか言われていたような……?
ぐっさん
少し前まではそう考えられていたみたいだけど、今はちょっと変わってきているかな。
ぐっさん
まぁその話もひっくるめて、さっそく紹介していきまっす!

密林の奥深くに眠っていた「コスタリカの石球」

ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介するのは「コスタリカの石球」について!
このコスタリカの石球が発見されたのは名前の通り南米にある「コスタリカ共和国」。
ぐっさん
このコスタリカ共和国は自然の多さから“中米の楽園”とも呼ばれているんだけど、1930年にジャングルの奥から数多くの石球が発見されたんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ちなみに石球を発見したのはアメリカの果物業者。
この果物業者がバナナのプランテーションを作るためにディギス川周辺にあるジャングルを伐採、開拓している時に発見したしたんだ。
そして、これがその時の写真。

マキエ
おー。
想像していたよりはるかに丸いわね。
ぐっさん
でしょ。綺麗だよね。
ちなみに発見された時は大小合わせて200個以上発見されたんだけど、テニスボールサイズの物や人よりも大きい直径2.4メートル、重さ25トンという超巨大な石球まで色々あったんだって。
マキエ
へー。
ぐっさん
で、当時は古代文明の遺跡が発見されたって事で調査される事になったんだけど、その調査の結果判明したのが、このコスタリカの石球は西暦300~800年頃に作られた物であるという事。
そして同時に解明できない謎もいくつか判明したんだ。

コスタリカの石球が秘める謎


ぐっさん
それじゃ次は発見されたコスタリカの石球の凄さとコスタリカの石球が持つ謎について紹介していくね。
ぐっさん
まずはコスタリカの石球の凄さなんだけど、やはり一番凄いのが全ての石球がほとんど真球であるという事。
マキエ
真球……。
つまり綺麗な球体って事よね?
ぐっさん
まぁ、そうだね。言い換えるなら“完全な球体”かな。
真球の定義としては一応“100万分の1mmの歪みも無い完璧な球体”と言われていているんだけど、真球については重力の関係で現代科学でも作ることができないんだって。
マキエ
あ?そうなの?
真球ってそんなに難しいんだ。
ぐっさん
ただ、一方でこのコスタリカの石球は花崗閃緑岩という岩石で作られているにも関わらず非常に真球に近く、物によっては誤差0.2%以下の物もあるんだって。
マキエ
へー。すごいじゃん。
どうやって作ったの?
ぐっさん
気合と根性?
マキエ
……。
ぐっさん
いや、でも割と嘘じゃないよ。
岩を削って叩いて磨くという行為をひたすら繰り返しただけと言われているんだよ。
ぐっさん
ただここまで精度の高い真球にするにはかなりの技術力が必要だったみたいだけどね。
マキエ
私がこの話を聞いた時は現代科学でも無理って聞いたけど?
ぐっさん
それは今は撤回されているよ。
実際、日本のテレビ番組が特集を組んだ時に石材加工業者に依頼したら同じような物は作れたみたい。
マキエ
それは機械を使わずにって事?
ぐっさん
もちろん。
ただ非常に時間がかかる事は間違いないみたいだけどね。
ぐっさん
そしてもう一つの謎は素材。
さっきボクは花崗閃緑岩で作られているって言ったけど、発見された地域には花崗閃緑岩が存在しないんだ。
マキエ
え、どういう事?
ぐっさん
つまり遠く離れた所から、わざわざ石球を作るためだけに大量の岩を運んできたって事だね。
しかもさっきも言ったけど物によっては25トンもある石球もあるから、かなりの重労働だったんじゃないかな。
ぐっさん
でも、生きる事すら難しそうな石器時代の人間がわざわざ石球を作るためだけに重労働を働いたと考えると、当時はかなり重要な意味がある行為だったんだろうね。
マキエ
石球を作る行為に重要な意味なんてあるのかしら……。
ぐっさん
残念ながら理由についても分かっていないけど、やっぱり宗教とか儀式関係だったんじゃないかな。
マキエ
あー。なるほどね。

コスタリカの石球は星を表していた?

ぐっさん
それじゃ最後にコスタリカの石球にまつわる仮説についてご紹介したいと思いまっす。
マキエ
仮説?
ぐっさん
実はこのコスタリカの石球にはいろんな面白い仮説があってね。
その中でも有力な説がコスタリカの石球が星座や天体を真似ているという説。
マキエ
ああ、なるほど。
ということは石球の大きさで星の大きさを表現していたのかしら。
ぐっさん
かもしれないね。
ぐっさん
ただ残念ながらコスタリカの石球は一昔前に売買の対象となって国内だけじゃなく、国外にまで持ち出されて元の位置がわからないから調べようがないけどね……。
マキエ
え、古代遺産なのに……?
ぐっさん
もちろん今では法律で売買や移送すら禁止されているけどね。
ただ禁止される前は普通に売買されていたみたい。
ぐっさん
しかも一時は「コスタリカの石球の中心には財宝や宝石が隠されている」なんて話も出回って破壊されたこともあるらしい……。
マキエ
うわぁ……。
マキエ
で、結果は?
ぐっさん
いや、岩を削り出して作っているんだから中に財宝なんて無いよ。
マキエ
それもそうか。

まとめ

ぐっさん
以上が謎多き石球「コスタリカの石球」についてでした。
どうだった?
マキエ
んー。なんか中途半端な感じがした。
ぐっさん
え、そう……?
マキエ
オーパーツのようでオーパーツではないし、巨石遺構っていうほど巨石でもないし。
ただ古代文明の話だと思うと面白かったかも。
ぐっさん
ああ、そういう意味ね。
マキエ
あと、このコスタリカの石球の話を聞いて、子供の頃に綺麗な真球の泥だんごを必死になって作っていた事を思い出したわね……。
ぐっさん
あ、ボクもやったことある……。
誰もが通る道なのかな……?
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18 件のコメント

  • メッチャ作るの大変だったでしょうね。
    なんか、当時は家の庭に置く石球がデカければデカいほど身分が高い、要は「その家の人の身分」を石を置いて表してた、て説をテレビでやってたような。
    現代は、単純に家のデカさでだいたいわかりますけどね
    ( ・∇・)

    • かやんばさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>「その家の人の身分」
      なるほど!その考えは面白いですね!
      でもそう考えるとテニスボールサイズの人はだいぶ身分が低かったのかな……?
      いや、持てるだけでも十分に身分があるのかな……?

  • 泥団子でも大変なのに石球って気が遠くなりますね。
    何より発見された場所がジャングルって……。
    遠くから石を切り出して来て削って磨いてジャングルに……。謎ですね。

    • かんばっちさん、いつもコメントありがとうございます。
      明らかに労力をかけすぎですよね。
      当時の人達は果たして労力に見合う何かを得る事はできていたのでしょうか……。

  • 真球……ジョジョ七部では、黄金長方形による無限の回転を、真球である鉄球で産み出してましたけど、
    もしや、この石球も黄金長方形の回転エネルギーで造られたものなのでは……!?

    • 伊吹さん、いつもコメントありがとうございます。
      石仮面ならぬ石球っ……!
      顔面にぶつけられたら何か能力が覚醒するのかな?

  • ほぼ一月前にのコーラルキャッスル、の建造主の、
    エドワードのようなものが何人もいて、さらに何世代もが生涯を捧げれば
    これだけの数のを仕上げられそうな気もするが、気が遠くなりそうな労力だ

    蜂が巣を六角形に仕上げるのは、「単に丸くすればそこから自然に六角形になる」という
    話もあるが、「XXすれば??は自然に真球に近づく」、などという加工法が
    自然の法則に隠れてるのか、「鍛えぬいた職人技」なのか

    • にとみやさん、いつもコメントありがとうございます。
      一応仮説としては 【 ←こういう形の木の板を用意して岩にはめ込み、削り出していったのではないかと言われているようです。
      つまり鍛え抜かれた職人技っぽいですね。
      ただ忘れ去られた技術説も捨てがたいですね!

  • たまにいる石積むの上手い人みたいに真球に近い石作る人がいたんですかね?それも何人も…
    頑張ればできるらしい水晶ドクロ思い出しました

    • 酢酸さん、いつもコメントありがとうございます。
      水晶ドクロなつかしいですね!登場したときはすげー!って思ってました。
      つまり人間はコツコツ努力すれば人を驚かせる何かを作り上げる事ができるんですね(いい話風まとめ

  • 「こんなものは現代科学ではつくれません。」って最初に言った学者さん、きっと得意気に言ったんだろうなぁ。石材加工業者がつくれちゃったとなると、、、
    さぞ恥ずかしかったでしょうね。学者さん。ドンマイ。

    • コーギーさん、いつもコメントありがとうございます。
      学者の常識を上回ったコスタリカの石球はもっと評価されていいはず!(笑)

  • >コスタリカの石球は西暦300~800年頃に作られた物
    この時代って石器時代だったんですか⁈
    紀元後ってことはキリストがもう生まれてるってことで、ある程度金属加工もできるほど
    文明が発展しているイメージでした…。

    • レバーブローさん、いつもコメントありがとうございます。
      西暦800年だとしたらはおっしゃる通りある程度の文明は発達しています。
      ただそれは今でいう先進国周辺での話でコスタリカに至ってはまだ石器時代程度だったと言われているようです。
      紛らわしい表現で申し訳ありません。

  • 当時の人達からしたら案外珍しいものでは無いのかもしれませんね。
    未来でこんな風に話題になってる事を知ったら「え?マジ?あんなもんでいいならいくらでも作ってあげるよwww」ってなるかも笑

    • 輪廻さん、お久しぶりですコメントありがとうございます。
      なるほど。暇つぶしの道楽説もありそうですね。
      もしくは「如何にでかくてきれいな球体ができるか選手権」みたいなのがあったりして(笑

  • うろ覚えですが…中世イタリアの画家ジオットは、時のローマ皇帝に「お前の才能を示して見せよ」と言われたとき、人の背ほどの巨大な真円をフリーハンドでさらりと書いて見せたそうです。
    円や球のような「完全な形」には、昔から人を引きつける力があったのでしょうね。

    • tandemskyさん、コメントありがとうございます。
      >>円や球のような「完全な形」には、昔から人を引きつける力があったのでしょうね。
      かもしれませんね。そう考えるとシンメトリーや黄金比もそういった人間の欲求から生まれていそうですね。
      ちなみに余談ですが「フリーハンドで綺麗な円を書ける数学教師は教え方が上手い」と聞いた事があります。
      無条件で信じていましたが、今思うとあれはどういう根拠に基づいた話だったんだろう……。

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