カブレラストーン?
うん。
このカブレラストーンは約1万2000年前に作られたっていわれる石なんだけど、その石にはなんと恐竜と人間が描かれているんだよ。
このカブレラストーンは約1万2000年前に作られたっていわれる石なんだけど、その石にはなんと恐竜と人間が描かれているんだよ。
ふーん。
……。
この事の重大さがわかってないでしょ。
この事の重大さがわかってないでしょ。
え!?
今の紹介の中に驚くようなことがあるの!?
今の紹介の中に驚くようなことがあるの!?
そこで驚かれても……。
とりあえず、さっそく紹介していくね……。
とりあえず、さっそく紹介していくね……。
カブレラストーンがオーパーツと呼ばれる理由。
まずこのカブレラストーンなんだけど、1961年にペルーのイカという町で発見された表面に彫刻の施された石なんだ。
ふんふん。
この石を見つけたのは「ハヴィエル・カブレラ」というお医者さん。
カブレラは南米のペルーで診療所を開いていたんだけど、そこはまだまだ発展途上の地区で診察代を払えない人はお金の代わりに食べ物や貴重品で支払うという事があったんだ。
カブレラは南米のペルーで診療所を開いていたんだけど、そこはまだまだ発展途上の地区で診察代を払えない人はお金の代わりに食べ物や貴重品で支払うという事があったんだ。
そこに持ち込まれたのがカブレラストーンって訳?
そのとおり。
患者の一人が診察費の代わりとして彫刻の施された石を差し出してきたんだけど、カブレラはその石をみた所、非常に細かい細工だったので
「この石の彫刻はどうやって作ったんだい?」
と訪ねたんだ。
患者の一人が診察費の代わりとして彫刻の施された石を差し出してきたんだけど、カブレラはその石をみた所、非常に細かい細工だったので
「この石の彫刻はどうやって作ったんだい?」
と訪ねたんだ。
すると現地の住民は
「その石は作ったものじゃない。拾ったんだ」
と返答。
「その石は作ったものじゃない。拾ったんだ」
と返答。
その彫刻は近代的な器具がなければとてもじゃないけど作れるような物じゃなかったので、興味がわいたカブレラは現地の住民に石を拾った場所に案内してもらったんだ。
ふんふん。
そして現地の住民に案内されてカブレラが連れて行かれた先はなんと古代の遺跡。
その遺跡を見てカブレラは「この石は古代の遺品だ」と確信して、新しい石が見つかればすべて買い取るという事になったんだ。
その遺跡を見てカブレラは「この石は古代の遺品だ」と確信して、新しい石が見つかればすべて買い取るという事になったんだ。
へー。
遺跡からでてきた石ってあたりが信憑性ありそうね。
遺跡からでてきた石ってあたりが信憑性ありそうね。
しかも、その石に描かれていたのは最初にもいったとおり恐竜と人間が描かれた石や外科的手術が描かれた石、天体観測が描かれた石など高度な文明が存在しているのを裏付けるような彫刻ばかりだったんだ。
そういえばなんで人間と恐竜が描かれてたらオーパーツなるの?
マジでいってるなら一応解説するけど恐竜がいたのは約6000万年前、人類の祖先のホモサピエンスがいたのは約40万年前。
この二つが同時に描かれるなんてことはあり得ないんだよ。
この二つが同時に描かれるなんてことはあり得ないんだよ。
恐竜ってそんなに前だったんだ……。
科学的に調査されたカブレラストーン
そしてこのカブレラストーン。
当然ながら科学的に調査もされています。
当然ながら科学的に調査もされています。
お、どうだったの?
カブレラストーンを調査したのはペルーのマウリシオ・ホッホシルト社っていう会社なんだけど、その会社の検査結果報告は
「この石の彫刻は1万2000年以上前に作られた」
という結果だったんだ。
「この石の彫刻は1万2000年以上前に作られた」
という結果だったんだ。
!?
オーパーツ確定じゃん!
オーパーツ確定じゃん!
うん。
その結果、カブレラストーンは全世界に知られることとなってオーパーツの仲間入りって訳。
その結果、カブレラストーンは全世界に知られることとなってオーパーツの仲間入りって訳。
ふーん。
ちょっと私も見てみたいわね。
ちょっと私も見てみたいわね。
確かにこれが本当のオーパーツならボクも見てみたいところだけどね……
……え?
偽物と確定したカブレラストーン。
「本当のオーパーツなら」ってどういうこと?
そのままの意味さ。
実はこのカブレラストーンは偽物なんだよ……。
実はこのカブレラストーンは偽物なんだよ……。
え……
ええぇ~……。
ええぇ~……。
実はこのカブレラストーン。
最初から少しきな臭い所が何点かあったんだ。
最初から少しきな臭い所が何点かあったんだ。
というと?
まず一つ目は発掘現場を特定できていない点。
ん?
イカの町の遺跡で拾ったんでしょ?
イカの町の遺跡で拾ったんでしょ?
その遺跡の場所をカブレラは「盗掘の心配がある」ということで誰にも公表しなかったんだ。
ほう……。
つまり誰も発掘現場は確認できていない。
じゃぁ科学的な検査の結果はどうなの?
ペルーの会社が行った年代測定はカブレラストーンの酸化具合を調べた結果のなんだけど、じつはこの測定方法は石を炎の中に放り込めばいとも簡単に年代を狂わすことが可能なんだよ。
マジか……。
そして致命的なのはなんとカブレラストーンを作ったと自白した人物も現れます!
え……。
突如あらわれたカブレラストーンの作者。
このカブレラストーンを作ったという人物は「バジリオ・ウチュヤ」というペルーの農民。
最初にカブレラをイカの遺跡に案内したという人物と同一人物。
最初にカブレラをイカの遺跡に案内したという人物と同一人物。
バジリオ曰く
「カブレラストーンは山で拾った石を使って作った」
「細工は歯医者が使う金属工具を使った」
「石は靴墨を塗り、動物の糞の中に埋め込んで焼くことで年季を出した」
って証言したんだ。
「カブレラストーンは山で拾った石を使って作った」
「細工は歯医者が使う金属工具を使った」
「石は靴墨を塗り、動物の糞の中に埋め込んで焼くことで年季を出した」
って証言したんだ。
おーぅ……。
そしてその自白をきいたテレビ局はバジリオを取材して実際に作ってもらったんだけど、この方法でいとも簡単にカブレラストーンを作って見せたんだって。
もー……。
せっかく面白そうなオーパーツだったのに偽物確定じゃん……。
せっかく面白そうなオーパーツだったのに偽物確定じゃん……。
ちなみにペルーの会社ではなくロンドンの会社で再び検査が実施されることになったんだけど、そこでは
「ごく近代で作られたもの」
という報告がでてる。
「ごく近代で作られたもの」
という報告がでてる。
もう完全にアウトね……
以上がオーパーツのカブレラストーンについての都市伝説なんだけど、どうだった?
意外と面白かったわ。
でも、オーパーツとして公表してるなら作者は名乗り出て欲しくなかったわね……。
でも、オーパーツとして公表してるなら作者は名乗り出て欲しくなかったわね……。
まぁね。
何か名乗り出なければいけない理由があったのかもね。
何か名乗り出なければいけない理由があったのかもね。
あと、作り方を暴露しちゃったせいで最近では別の人が作ったカブレラストーンが普通にお土産として店頭で売られてるらしいよ。
ただの民芸品になっちゃってるじゃん……
数あるオーパーツの中でも今回はカブレラストーンについて紹介していきまっす!