海外の都市伝説「デュラハン」と「スリーピー・ホロウ」!首無し騎士の意外な違いとは!

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ぐっさん
今回の都市伝説のテーマは「海外の都市伝説」!
それも有名な首無し騎士「デュラハン」と「スリーピー・ホロウ」について紹介していきまっす!
マキエ
あー。デュラハンは聞いたことある!
頭を小脇に抱えてる馬に乗った騎士でしょ?
ぐっさん
あ、そうそう。それそれ。
よくアニメやゲームで登場するから有名だよね。
マキエ
あの悪霊って頭のせいで片手がふさがっちゃってるから、何かと不便そうよね。
ぐっさん
正確には悪霊じゃなくて妖精なんだけどね。
マキエ
えぇ!?
デュラハンって妖精なの!?
マキエ
妖精ってもっとこう……、ファンタジー的というか……幻想的というかフェアリー的というか……。
ぐっさん
言いたいことは分かるけど人間に害をなす悪霊みたいな妖精も多いよ。
ちなみにスリーピー・ホロウについては知らない?
マキエ
んー。わかんない。
アメリカでそんなタイトルの映画かドラマがあるのは知ってるけど。
ぐっさん
実はスリーピー・ホロウも首無しの騎士でデュラハンに瓜二つの都市伝説なんだよ。
マキエ
へー。
ぐっさん
そこで今回はデュラハンやスリーピー・ホロウの性質や違いについて紹介したいとおもいまっす!
マキエ
私、デュラハンはなんとなく好きだから興味あるかも。
ぐっさん
あ、そう?
ボクもカッコいいからデュラハンは好き。
ぐっさん
それじゃさっそく紹介していきまっす!

首無し騎士の妖精「デュラハン」

ぐっさん
まず最初は「デュラハン」から紹介していくよ~。
デュラハンは元々はアイルランドに伝わる妖精でさっきも言ったとおり悪霊ではありません。
マキエ
そうなんだ。
いきなり意外だったかも。
ぐっさん
見た目がアンデットモンスターっぽいしゲームやアニメでは悪役として登場する事が多いから、まるで
「首を切り落とされて殺された騎士の怨霊が無差別に殺人を繰り返している」
みたいな扱いになってるけど、実際は死を予言するだけで性格はシャイだったりします。
マキエ
シャイ……?
シャイって何。照れ屋って事?
ぐっさん
そう。
実はデュラハンは自分の姿を見られることをすごく嫌っているんだ。
マキエ
へー。
ところで死を予言するってどういうこと?
ぐっさん
それはデュラハンの都市伝説としての性質が関係しているんだけど、デュラハンは夜になると近いうちに死者を出すであろう家の前に現れるんだって。
そして誰が死ぬかを予言して去っていくっていう一種の予言者なんだ。
マキエ
へー。
ぐっさん
ちなみに「デュラハン=首無し騎士の亡霊」ってイメージだと思うけど、女性っていう説もあるし元々は馬じゃなくて馬車に乗っていたりもします。

マキエ
あ、そうなんだ。
ぐっさん
あとボクがシャイっていったのはデュラハンはさっきも言ったけど自分の姿を見られるのを嫌っていて、もし予言している最中に玄関や窓をあけてデュラハンの姿を見ようものなら……。
マキエ
殺されるの……?
ぐっさん
いや、タライいっぱいの血を浴びさせられるんだ。
マキエ
ぇぇ……。
そのタライと血はどっから出てきたの……。
想像するとなんかドリフっぽいんだけど……。
ぐっさん

ちなみにデュラハンが乗ってる馬にもちゃんと名前がついてて、馬の名前は「コシュタ・パワー(Cóiste-bodhar)」。
デュラハンと同様に首も無い馬で、川は渡れないっていう設定があったりもします。
マキエ
えらく細かいわね。
ぐっさん
アイルランドに伝わる妖精に関する都市伝説はどれもかなり細かい設定があるよ。
そのおかげで魅力的なキャラクターが生まれるんだろうけど。
マキエ
ふーん。
でも、なんでそんな悪霊みたいなイメージが定着しちゃったんだろ。
ぐっさん
んー。
たぶん中世になるにつれて本当に戦争とかで首を切り落とされる騎士が増えてきたからじゃないかな。
ぐっさん
ちなみに時代が進むにつれて姿を見られると「血を浴びせる」っていうのが「鞭で両目を潰される」に変わってたりするしね。
マキエ
えらく攻撃性が増したわね……。
ぐっさん
あと、少なからずスリーピー・ホロウのせいでもあると思うよ。
マキエ
あ、そういえばスリーピー・ホロウはどんな首無し騎士なの?

アメリカで生まれたの地獄の悪霊「スリーピー・ホロウ」


ぐっさん
それじゃ次に紹介するのはスリーピー・ホロウについてだけど、スリーピー・ホロウが生まれたのは実はアメリカ。
そしてデュラハンが妖精であるのに対して、スリーピー・ホロウは地獄から現れた完全な悪霊だったりします。
マキエ
へー。こっちは悪霊なんだ。
ぐっさん
ちなみにスリーピー・ホロウは元々は人間でアメリカの独立戦争の時に活躍したヘシアンというドイツ人の傭兵なんだ。
マキエ
こっちもデュラハンと同様に設定が細かいわね……。
ぐっさん
そして生前の性格は狡猾で残虐。
剣と斧を巧みに操り敵の首を次々と撥ね飛ばすという傭兵の申し子みたいな人だったんだって。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ただ、敵をあまりにも問答無用で殺しすぎたせいで戦犯のレッテルを張られてしまい味方からも追われる立場になってしまう。
そして最終的には自分の持っていた剣で首を切り落とされて命を落としてしまったんだよ。
マキエ
その亡霊が復讐のために暴れてるってわけか。
ぐっさん
いや、スリーピー・ホロウのが人間を襲っているのは魔女のせい。
マキエ
魔女!?
いきなりどっから出てきたの!?
ぐっさん
実はデュラハンとスリーピー・ホロウの決定的な違いは自分の頭も持っているか持っていないかなんだ。
マキエ
というと?
ぐっさん
デュラハンは妖精であるのに対して、スリーピー・ホロウは魔女により無理やり地獄から召喚させられた存在なんだ。
そしてスリーピー・ホロウの頭は魔女が持っていてね、自分の頭を取り返すために魔女の言いなりになっているのさ。
マキエ
あー。
つまり、弱みを握られた使い魔的な存在ってこと?
ぐっさん
そそ。そういう事。
だから首の無い騎士が自分の頭をもってなかったらスリーピー・ホロウの可能性が高いかも。
マキエ
そういう見分け方があったのか。
ぐっさん
まぁあくまで設定上の話だけどね。
マキエ
悪魔だけに?
ぐっさん
……。
マキエ
ごめん……。
ぐっさん
あとスリーピー・ホロウが跨っている馬の名前が付いていて、馬の名前は「デアデビル」っていいます。
マキエ
こりゃまたあからさまに地獄からの使者って感じの名前ね。
ぐっさん
そして最後になっちゃったけど、実はスリーピー・ホロウは今でこそ都市伝説になってるけど、もともとは小説にでてくる架空のキャラクターなんだ。
マキエ
えっ……そうなの?
だからあんなに設定が細かかったの?
ぐっさん
そう。
ちなみにスリーピー・ホロウを生み出したのは小説家のワシントン・アービング。
マキエが最初に言っていた映画はこの人が執筆した「スリーピー・ホロウの伝説」っていう短編小説を映画化したものだよ。
マキエ
でもびっくりするぐらいそっくりね。
ぐっさん
その理由も至って簡単。
実はアービングは旅行中にデュラハンの話を聞いて、デュラハンをモデルにしてスリーピー・ホロウの話を作ったんだよ。
マキエ
つまりスリーピー・ホロウはデュラハンのパクりって事?
ぐっさん
パクりっていう言い方は正しくないような気もするけど、まぁ元ネタはデュラハンであることは間違いないよ。
ぐっさん
そしてスリーピー・ホロウの伝説が有名になって、まるで元からスリーピー・ホロウと呼ばれる悪霊が存在していたかのように語られていき、今では都市伝説として語られるようになったって感じかな。

まとめ

ぐっさん
以上が首無し騎士であるデュラハンとスリーピー・ホロウの都市伝説。
どうだった?
マキエ
スリーピー・ホロウが只の小説のキャラクターだったってのが結構意外だったわ。
ぐっさん
アメリカでは結構メジャーな都市伝説らしいけどね。
マキエ
でも、実際首が取れるってどんな生活なんだろう……。
ぐっさん
頭って意外と重たいから肩コリにならなくてある意味快適だったりして。
マキエ
いや、そんな冗談の話じゃなくて……
ぐっさん
ボク、割と真面目に答えたつもりだったんだけど……。
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4 件のコメント

    • 百式さんこんばんわ!いつもコメントありがとうございます。
      そうですね。日本で首なしと言えば首なしライダーですね。
      あれも地域によっては様々なパターンがあるみたいで、また今度まとめてみようと思います。
      その時はまた是非読んでやってくださいねー。

  • 首のない妖精は他に首なし女があります。首なし女はかごを持ち、顔をフードでおおった姿で真夜中さ迷い歩くそうです。そして、かごやフードの下を見てはいけないそうです。見ると、かごにある首と首のないからだが追いかけてくるそうです。なお、逃れるには水の上を進むことつまり橋を渡ると助かるそうです。

    • 春菜さん、いつもコメントありがとうございます。
      首なし女の話ははじめてききました。なかなか特徴的な妖怪(妖精)ですね。
      対処法もデュラハンと少し似ていますが、やっぱり「川に頭を落としたらヤバイ」と感じて追って来なくなるのでしょうか……。

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