短波無線放送局?
何それ。
何それ。
簡単に言うなら短波を使ったラジオ局だね。
ああ、日本で言う「FM802」みたいな?
そーそー。そんな感じ。
で、そのラジオ局がどうかしたの?
実はこのラジオ局、40年以上も前からあるラジオ局なんだけど、放送されているのがブザー音だけなんだ……。
え、なにそれ……。
しかも、そのブザー音は24時間休むことなく延々と放送され続けているんだよ。
ブザー音だけを40年以上も……?
え、どういう事……?
え、どういう事……?
気になってきたところでさっそく紹介していきまっす!
不可思議なロシアの短波無線放送局「UVB-76」
それじゃ改めて今回紹介するのは短波無線放送局「UVB-76」について。
まずはそのUVB-76から放送されているブザー音を聞いてもらおうと思いまっす!
まずはそのUVB-76から放送されているブザー音を聞いてもらおうと思いまっす!
ブザー音って久々に聞いたかも。
でもブザー音自体はいたって普通のブザー音ね。
でもブザー音自体はいたって普通のブザー音ね。
だね。
ただUVB-76の魅力というか謎なところは最初にも言った通り、このブザー音が40年以上も昔から放送されているという点。
ただUVB-76の魅力というか謎なところは最初にも言った通り、このブザー音が40年以上も昔から放送されているという点。
UVB-76の存在が明るみに出たのは1970年代のロシア。
この頃のロシアはまだソビエト連邦だったんだけど、その頃には放送すでに始まっていたんだって。
この頃のロシアはまだソビエト連邦だったんだけど、その頃には放送すでに始まっていたんだって。
1970年ってことは40年どころか、そろそろ50年目に到達しそうね……。
その間、ずっとさっきの音が放送されていたの?
その間、ずっとさっきの音が放送されていたの?
そう。
一番最初に発見された時はブザー音ではなく電子音だったらしいけどね。
ちなみにさっき聞いてもらったブザー音に切り替わったのは1990年代みたいだよ。
一番最初に発見された時はブザー音ではなく電子音だったらしいけどね。
ちなみにさっき聞いてもらったブザー音に切り替わったのは1990年代みたいだよ。
あ、そなんだ。
まぁどっちにしろ謎の音ばっかり50年近く放送されているわけか……。
まぁどっちにしろ謎の音ばっかり50年近く放送されているわけか……。
え、なんで?
いや、だから何度も言うけど分からないんだって……。
ただ極まれに人の声が混ざったりもした事もあるみたいだけどね。
え?
わざわざブザー音をマイクで拾って放送している?
このUVB-76から放送されているビープ音は1分間でだいたい25回のブザーが鳴っているんだけど、どうやらこのブザーは録音では無くマイクによって音が収録されているそうなんだ。
ん?どういう事?
まぁ簡単にいうとUVB-76の傍には40年から50年に渡ってブザー音を出し続けている何かが設置されているって事だね。
マイクはその何かから発せられる音を拾っているって訳。
マイクはその何かから発せられる音を拾っているって訳。
え、ますます意味わかんないんだけど……。
なんで機械から出てる音をわざわざマイクで拾ってラジオで放送してんの……?
なんで機械から出てる音をわざわざマイクで拾ってラジオで放送してんの……?
音を発信するんじゃなくて、何かから発せられている音が重要なんだろうね。
ただマイクで周囲の音を拾っているって事は他の音が鳴ればその音も拾う訳で、実際何度か足音や物音が聞こえた事もあるそうだし、何より言葉が話されたこともあるみたい。
ただマイクで周囲の音を拾っているって事は他の音が鳴ればその音も拾う訳で、実際何度か足音や物音が聞こえた事もあるそうだし、何より言葉が話されたこともあるみたい。
あ、そうなんだ。
その時はなんて?
その時はなんて?
言葉が放送されるのは数年に1回、有るか無いかぐらいの頻度らしいんだけど1997年には
Ya – UVB-76.18008.BROMAL: Boris, Roman, Olga, Mikhail, Anna, Larisa.742, 799, 14.
2010年だと
UVB-76, UVB-76. 93 882 NAIMINA 74 14 35 74. 9 3 8 8 2 Nikolai, Anna, Ivan, Mikhail, Ivan, Nikolai, Anna. 7 4 1 4 3 5 7 4
2014年には
T-E-R-R-A-K-O-T-A. Mikhail, Dmitri, Zhenya, Boris. Mikhail, Dmitri, Zhenya, Boris. 81 26 T-E-R-R-A-K-O-T-A.
と聞こえてきたらしいよ。
ますますわかんないわね。
これって人の名前よね?
これって人の名前よね?
だね。まぁ普通に考えたら暗号の一種なんじゃないかな。
UVB-76の正体についての仮説もやっぱり暗号説が一番有力みたいだし。
UVB-76の正体についての仮説もやっぱり暗号説が一番有力みたいだし。
UVB-76の正体は……?
それじゃ次はUVB-76の正体についての仮説なんだけど、3つの有名な仮説について紹介していくね。
まず最初はさっきも言った通り暗号器説。
これは国内や国外にいるスパイ達に対してメッセージや指令を送っていると言われている説だね。
これは国内や国外にいるスパイ達に対してメッセージや指令を送っていると言われている説だね。
メッセージも何もただのブザー音じゃん……。
そう聞こえるのはボクらだけかもしれない。もしかしたらなにか受信機のようなものがあれば普通にメッセージが受け取れるのかもよ?
うーん……。
あんまそんな感じはしないけどなぁ……。
あんまそんな感じはしないけどなぁ……。
実際、ロシア政府はこのUVB-76については一切何も語って無いし関わろうともしていないしね。
暗号器説を信じている人達はそれが証拠だって言ってるみたいだし。
暗号器説を信じている人達はそれが証拠だって言ってるみたいだし。
そして二つ目は生存信号説
生存信号説?
この説は単純に機械が正常に動作しているか確認するためのブザー音だっていう説だね。
つまりUVB-76がある部屋に設置した機械か何かが停止していないかを調べるためにラジオ局を設置したって事?
そそ。そういう事。
えぇ~……。それってわざわざラジオ局を開設してまでやる事かしら……。
しかもブザーって普通は異常があった時に鳴るもんじゃないの?
しかもブザーって普通は異常があった時に鳴るもんじゃないの?
まぁそれだけ重要な機械なのかもね。
あとブザーが鳴り続けてないと異状なく動いているのか、それとも壊れて停止しているのか判断できないでしょ?
あとブザーが鳴り続けてないと異状なく動いているのか、それとも壊れて停止しているのか判断できないでしょ?
あー。なるほどね。
でもこの説が真実なら、そんな重要な物だったら監視する人を配属させればいいのに……。
そういえばそうだね。
人を配置できない理由があるのかなぁ?
人を配置できない理由があるのかなぁ?
そして最後は実験設備説。
この説はこのブザー音は人が聞くためではなく実験やデータ通信を行うために発せられている音だっていう説です。
この説はこのブザー音は人が聞くためではなく実験やデータ通信を行うために発せられている音だっていう説です。
ただブザーを鳴らし続ける実験なんてあるのかしら……。
無い事は無いみたいだよ。
電波を発生させて電離層を観察するっていう実験があるみたい。
あとは電波や伝送技術の向上のための実験設備っていう説だね。
電波を発生させて電離層を観察するっていう実験があるみたい。
あとは電波や伝送技術の向上のための実験設備っていう説だね。
へー。
でも、もしそれが真実だとしても、その実験って50年近くぶっ続けでやる意味は……?
そう言われるとちょっと疑問が残るけどね……。
まとめ
以上がロシアにある謎の短波無線放送局「UVB-76」についてでした。
どうだった?
どうだった?
え、終わり?
「実はこのUVB-76は〇〇でしたー。」みたいな解明編は無いの?
「実はこのUVB-76は〇〇でしたー。」みたいな解明編は無いの?
残念な事に未だに正体が判明してないんだよ。
えぇ~……。
でも今の科学力なら簡単に発信源とかを突き止める事とか出来そうなのに……。
でも今の科学力なら簡単に発信源とかを突き止める事とか出来そうなのに……。
あ、ロシアの若者が放送場所を突き止めた事はあるみたいだよ。
実際に行ってみたら森の中に不気味な電波塔があったんだって。
ただ移転した後だったらしいけどね。
実際に行ってみたら森の中に不気味な電波塔があったんだって。
ただ移転した後だったらしいけどね。
ふーん。
じゃぁその内、今の放送場所を発見する人も出てくるかもね。
じゃぁその内、今の放送場所を発見する人も出てくるかもね。
仮に軍隊や諜報部が絡んでたら発見者は只じゃ済まなさそうだけどね……。
あ~……。ロシアだもんね……。
それもロシアにある短波無線放送局「UVB-76」についてご紹介したいと思いまっす!