大きな古時計には続編があって、その続編では解体されて薪にされるとか……。
今回はそんな信じられない続編について紹介しようかなって
それじゃさっそく紹介していきまっす!
「続編・大きな古時計」の信じられない歌詞とは
大きな古時計のストーリーを超簡単に説明すると
①おじいさんが生まれた日に買ってきた
②100年休まずに動き続け、おじいさんと共に生きてきた。
③でも、おじいさんが亡くなった時に鐘が鳴って動かなくなった。
って感じでしょ?
①久しぶりにおじいさんの家に行くと知らない奴が持ち主になっていた
②しかもおじいさんの大時計は時代遅れで邪魔で役立たずと馬鹿にされている。
③その結果、時計職人に売り払われバラバラに解体された。
④残ったマホガニー材のケースは暖炉の薪にされた。
っていう内容。
続編がなかったら美談で終わったんだけど、なんかこの続編のせいでモヤッっとした気持ちが残るよね……。
どうせ大きな古時計の人気に便乗したんじゃないの……?
ヘンリー・ワーク作・「Sequel to “Grandfather’s Clock”」
直訳すると「大きな古時計の続編」って感じかな。
原作ですらヒットしなかったから当然日本語版は作られてない。
1.
Once again have I roamed
thro’ the old-fashioned house,
Where my grandfather spent his ninety years.
There are strangers in charge,
and the change they have wrought
Oh! it saddens me, even to tears.1、
もう一度あの古めかしい家の中をぶらついてみたんだ
私のおじいさんが90年間過ごしたあの古びた家さ
そしたら何か知らない奴が管理していて、
そいつらが変えてしまったことといったらもう
悲しくなって涙さえ出そうになったよDear old clock! when they found
you were speechless from grief,
Then they went and swapped you off, case and all.愛しい古時計よ!
おじいさんを失くした悲しみに暮れるお前を
やつらは何もかもすべて売り払ってしまうつもりなんだFor that vain, stuck-up thing
(tick, tick, tick, tick, tick, tick, tick, tick),
For that vain, stuck-up thing on the wall.Chorus
Grandfather sleeps in his grave;
Strange steps resound in the hall!<コーラス>
墓の中で眠るおじいさん
広間で鳴り響く変な足音And there’s that vain, stuck-up thing
(tick, tick, tick, tick, tick, tick, tick, tick),
There’s that vain, stuck-up thing on the wall.素っ気なくお高くとまった妙な奴
新しい時計が壁に掛かっている2.
While we talked of the old clock they all ran it down.
Tho’ they claimed that it couldn’t be made to run.It was useless they said– it was quite out of style;
Built, no doubt, just about the year One.And the words echoed round, with a faint, mocking sound,
As if some one gave assent to it all;2
古時計について話している間中ずっと
やつら全員が時計をけなしていた
その古時計は役立たずで時代遅れ
疑う余地なく古臭い時計だと
バカにするような奴らの失礼な言葉
まるで皆がそう思っているかのように3.
From the clock-peddler’s cart in the junk-shop it went,
Where its cog-wheels were sundered one be one;And the brass-founder joked as they writhed in the flames–
“Melt’em up,” says he; “then they will run.”There is grief in my heart, there are tears in my eyes.
Yet indignantly the sight I recallOf that vain, stuck-up thing
(tick, tick, tick, tick, tick, tick, tick, tick),
For that vain, stuck-up thing on the wall.Repeat Chorus
3
おじいさんの古時計は
時計商人の荷車に乗せられた
がらくた屋に持ち込まれ
歯車ひとつひとつバラバラに解体された
「炎の中でまるで悶え苦しんでいるようだった」
真鍮の鋳物師が冗談を言っていた
「溶けてしまえば動くようになるさ」
彼は続けた
胸の内には深い悲しみ、瞳には涙
見た目は憤然としていたように見えただろうけど4.
“An extremely hard case!” said the junk-dealer’s wife,
As she carried it for kindling wood and sighed–That mahogany case, with its quaint, figured face,
Which so long was my grandfather’s pride.“There is hope for the small; there’s a change for us all;
For the mighty ones of Time, they must fall!”Says that vain, stuck-up thing
(tick, tick, tick, tick, tick, tick, tick, tick),
Says that vain, stuck-up thing on the wall.Repeat Chorus
4
「なんて堅いケースなの!」
ガラクタ商人の妻が言った
焚き付け用の木材にするために
彼女がケースを運んでいったんだ
優美な装飾を施されたマホガニーのケースは
長い間私の祖父の誇りでもあった
小型の新しい時計には希望があり
私達に変化をもたらしている
強大な時の流れには逆らえないということか
なんか知らなきゃよかったって感じの話ね。
作者的には無情な時の流れを表現したかったんだろうけどね。
そうなのかしら……。
それも「童謡の大きな古時計には続編があって、その続編では大時計がとんでもない事になっている」という事について迫りたいとおもいまっす!