

ん?なんか聞いたことがある名前ね。
前にも似たような話を紹介してなかった?
前にも似たような話を紹介してなかった?

え?そうだっけ?
あ、もしかして『ジェヴォーダンの獣』の事?
あ、もしかして『ジェヴォーダンの獣』の事?

あ、そうそう。それそれ。

似ていると思ったけど、全然似てないわね……。

マキエが言い出したんだけどね……?

まぁいいわ。
で、今回はどんな話なの?
で、今回はどんな話なの?

今回の話は一言でいうなら「この世のどの動物とも一致しない謎の足跡が現れた」っていう話だね。
しかも常識では考えられない点がいくつもあったりしたんだ。
しかも常識では考えられない点がいくつもあったりしたんだ。

へー。
ちなみにその考えられない点って言うのは?
ちなみにその考えられない点って言うのは?

まぁそれは追々紹介していくよ。
それじゃ早速紹介していきまっす!
それじゃ早速紹介していきまっす!
雪の夜に現れた悪魔「デヴォンシャーの悪魔」

それじゃ改めて今回紹介するのは「デヴォンシャーの悪魔」について。
この事件が起こったのは1855年の2月8日、イングランド南西部にある「デヴォンシャー」という町。
この事件が起こったのは1855年の2月8日、イングランド南西部にある「デヴォンシャー」という町。

ああ、“デヴォンシャー”って地名だったのね。

そだよ。
ちなみに今では名前が変わって“デヴォン”って呼ばれているみたいだけどね。
ちなみに今では名前が変わって“デヴォン”って呼ばれているみたいだけどね。

そして、この日のデヴォンシャーは昨日の夜から雪が降り続いていて、朝には雪が積もり銀世界が広がっていたそうなんだ。

ふんふん。

ところが、その降り積もった雪にどの動物の物でも無い謎の足跡が残っていたんだよ。

ちなみに当時、新聞にも取り上げられたんだけど、その時の新聞と足跡のスケッチがコチラ!!!

……。

え、馬でしょ?
これの何処が奇妙な足跡なのよ……。
これの何処が奇妙な足跡なのよ……。

いや、よく見てよ。
馬なら足跡は2列になるはずでしょ?
馬なら足跡は2列になるはずでしょ?

ところがこの足跡はきれいな一直線に伸びていたんだよ。

……。
今回はいつもに増して下らないわね……。
今回はいつもに増して下らないわね……。

まぁ確かにコレだけだと意外性に欠けるよね。

え、今“いつもに増して”って言った……?

いいえ?言って無いけど?

ならいいんだけど、実はこの足跡は最初にも言った通り、常識では考えられない不可解な点があるんだよ。
常識をはるかに超えた謎の足跡

それじゃ次はこの足跡にまつわる不可解な謎について紹介していくけれど、この足跡には一列に並んでいるという以外にも2つ大きな奇妙な点があるんだ。

まず一つ目は障害物を無視しているという点。

ん、どういう事?

道を歩いていて壁にぶち当たった場合、マキエはどうする?

え、何。なぞなぞ?
それとも深い話?
それとも深い話?

いや、違う……。
普通に答えて……。
普通に答えて……。

そりゃぁ進路を変えたり迂回したりするわよね。

だよね。
ところがこの足跡はまるで壁をすり抜けたかのように、壁の向こう側に足跡が続いていたんだよ。
ところがこの足跡はまるで壁をすり抜けたかのように、壁の向こう側に足跡が続いていたんだよ。

へー!

さらに壁じゃ無くて家にぶつかった場合は突き抜けるわけじゃ無く、家の屋根に足跡が残っていたんだ。


ジャンプしたって事?

というより、壁という物理的障害や高さという概念がまるで無いって感じだね。

そしてもう一つの奇妙な点は足跡の距離。

距離?

うん。
実はこの足跡は一直線に伸びていたんだけど、その距離はなんと60㎞。
だいたい山手線一周分の距離を縦横無尽に歩き回っていたんだよ。
実はこの足跡は一直線に伸びていたんだけど、その距離はなんと60㎞。
だいたい山手線一周分の距離を縦横無尽に歩き回っていたんだよ。

凄いわね。
でも、頑張れば偽造できなくも無いんじゃない?
でも、頑張れば偽造できなくも無いんじゃない?

確かに雪に足跡を付けるだけなら誰にだってできる。
でも足跡を付けるために雪の上をあるいたら自分の足跡が残っちゃうでしょ?
でも足跡を付けるために雪の上をあるいたら自分の足跡が残っちゃうでしょ?

んー。巨大な竹馬とか。

真冬の夜中を竹馬で60㎞も歩くの……?
しかも壁を乗り超えて家の屋根を歩けるぐらいの長い竹馬で……?
しかも壁を乗り超えて家の屋根を歩けるぐらいの長い竹馬で……?

あれ……?
そう考えたらかなり奇妙な足跡なんじゃない……?
そう考えたらかなり奇妙な足跡なんじゃない……?

だから最初からそう言ってるじゃん……。

ちなみに当時は動物学者がレポートを提出するほど大きな出来事になったんだけど、誰一人つじつまの合う説明をできなかったせいもあって、この足跡は悪魔の足跡だって事になったみたいだね。


ああ、だからデヴォンシャーの悪魔って呼ばれているのね。

そういう事。
まとめ

以上がイングランドのデヴォンシャーに現れた「デヴォンシャーの悪魔」についてでした。
どうだった?
どうだった?

え、終わり?
解明編とか無いわけ?
解明編とか無いわけ?

残念ながら未だに答えは出ていないんだよ。
しかも雪が解けるのと同時に足跡も消えちゃったから、もう検証する方法も残されていないしね。
しかも雪が解けるのと同時に足跡も消えちゃったから、もう検証する方法も残されていないしね。

むう……。
気になる……。
気になる……。

ちなみに仮説としては「動物の大移動」とか「熱気球によるロープがこすれた説」とか色々あるみたいだけど、どれもかなり無理がある仮説だね。

あと、そういえば移動型民族であるロマ族の人達が
「自分達が竹馬を使ってやった」
と名乗り出た事もあるみたいだけど、それでもちょっと無理があるよねぇ。
「自分達が竹馬を使ってやった」
と名乗り出た事もあるみたいだけど、それでもちょっと無理があるよねぇ。

仮にそうだったとしても、何で夜中に60㎞も足跡を残してまわったのよ……。

なんでもライバルのロマ族グループをビビらせて縄張りから追い出すためだとかなんとか……。

ライバルを追い出す方法が足跡を付けて回るってどうなの……。
それもイングランドに現れた「デヴォンシャーの悪魔」についてご紹介したいと思いまっす!