宇宙で観測された謎の電波信号「Wow! シグナル」!40年の時を超え新事実が明らかに!

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ぐっさん
今回紹介する都市伝説のテーマは「地球外生命体」!
それも読者のかんばっちさんからのリクエストにお応えして「Wow! シグナル」についてご紹介したいと思いまっす!
マキエ
Wow! シグナル……?
え、なにそれ……。
ぐっさん
今回の話を一言で言うなら
地球外生命体の調査を行っていた機関が宇宙からの正体不明の信号を受信した
って感じかな。
マキエ
え、宇宙からWow!って送られてきたの!?
ぐっさん
いや、受信した電波をそう呼んでいるだけで「Wow!」ってそのまま送られてきたわけじゃないよ……。
マキエ
そりゃそうよね。
びっくりした。
マキエ
でも宇宙から電波が送られてきたってのはすごい事なんじゃないの?
ぐっさん
そうだよ。
電波が受信された当時は地球外生命体、しかも知能がある生命体がいるってかなり大騒動になったし、さらに2017年には新たな新事実が発見されたりと、未だに根強い人気がある話でもあるんだ。
マキエ
へー。
ぐっさん
それじゃ早速紹介していきまっす!

謎の電波信号「Wow! シグナル」

ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介するのは「Wow! シグナル」!
宇宙から送られてきた正体不明の電波についてでっす!
ぐっさん
今回の電波が観測されたのは1977年の8月15日。
当時、アメリカのオハイオ州にあるオハイオ州立大学ではビックイヤーという電波望遠鏡を使って地球外知的生命体探査が行われていたんだ。
マキエ
電波望遠鏡とか地球外知的生命体探査とか聞きなれない単語がいっぱい出てきたわね……。
もしかして今回の話ってずっとこんな感じ……?
ぐっさん
あー……。
まぁこんな感じ……かな……?
ぐっさん
ちなみに電波望遠鏡っていうのは超巨大なパラボラアンテナみたいな物で宇宙からの電波を受信して宇宙や天体を観測する装置。
地球外知的生命体探査は文字通り地球外の知的生命体を探索するプロジェクトの事だね。
マキエ
ふーん。
まぁ簡単に言うとオハイオ州立大学で宇宙人を探していたってことね?
ぐっさん
大雑把に言うとそんな感じ。
ちなみに地球外知的生命体探査は別名「SETI(Search for extraterrestrial intelligence)」って略されることが多いんだけど、一般人は無縁なだけで今でも様々な国や研究機関で行われていたりするんだ。
マキエ
なんか教育マンガみたいなノリになってきたわね……。
ぐっさん
うっ……。
ぐっさん
まぁその辺は置いといて、今回の電波を観測したのはオハイオ州立大学の教員である「ジェリー・R・エーマン」博士。
エーマン博士は今まで受信したことが無かったほど強力な電波を宇宙から受信して、しかもその電波が72秒間も続いた事から地球外知的生命体がいる証拠かもしれないと発表したんだよ。

ビックイヤーが受信した謎の電波

ぐっさん
それじゃ次は観測されたWow! シグナルについて少し掘り下げていこうと思うんだけど、まずビックイヤーが受信したデータを印刷した物がコチラ!

マキエ
なんかよく分からないけどWow!って書いてあるわね……。
ぐっさん
そのWow!はエーマン博士が書き加えたもので、その書き込まれたWow!がきっかけで「Wow! シグナル」って呼ばれるようになったんだよ。
マキエ
ああ、そういう事。
マキエ
ちなみに他の部分は?
数字だったりアルファベットが書いてあったりするけど?
ぐっさん
ここに書かれている数字やアルファベットは電波の強度だね。
空白の部分が受信無し、あとは1が一番弱くて電波が強くなればなるほど数字が増えていくっていう仕組み。
ちなみに数字が二桁になるとアルファベットに置き換わるようになっているんだって。
マキエ
つまり、この赤線で囲まれているのは二桁以上の強い電波を受信したってことなのね。
ぐっさん
そそ。ちなみに赤線で囲ったところを数字に置き換えると
・6
・E=14
・Q=26
・U=30
・J=19
・5
って感じ。
ぐっさん
ちなみに12秒毎に一文字記入される仕組みになっているから6文字×12秒で72秒観測されたって事になるんだ。
マキエ
へー。
ぐっさん
そしてエーマン博士はもう一度電波を受信しようと何度か挑戦しようとしたんだけどいずれも失敗。
さらに1987年と1989年にロバート・グレイという天文学者も観測を行ったんだけど何も受信できなくて、当時は正体不明のまま幕を閉じたんだ。
マキエ
めちゃくちゃ気になる終わり方ね……。
ぐっさん
ただ、実は最近になってWow! シグナルの正体が判明したんだ。

40年後に発覚したWow! シグナルの新事実


ぐっさん
それじゃ最後は最近発表された新事実について。
ぐっさん
今まで地球外知的生命体の証拠だといわれてきたWow! シグナルなんだけど、2017年にサンクトペテルブルク大学のアントニオ・パリス教授が
「Wow! シグナルの正体は2つの彗星だ」
と発表して大騒ぎになったんだ。
マキエ
ん……?
どういうこと……?
ぐっさん
ここからまた小難しい話になるんだけど、まず前提としてどんな原子であっても一定の微弱な周波数を出しているんだ。
マキエ
うん。
ぐっさん
そして今回のWow! シグナルが受信した周波数は1420MHzなんだけど、1420MHzっていうのは水素が自然に放出する周波数と同じなんだって。
マキエ
うん。
ぐっさん
そしてパリス教授のいう2つの彗星は「266P / Christensen」と「335P / Gibbs」っていう名前が付けられているんだけど、この2つの彗星は数万キロメートルの水素ガスの雲をまとった彗星なんだ。
ぐっさん
ここまで説明したらあとは大体想像がつくと思うけど、今回のWow! シグナルは266Pと335Pがビックイヤーが計測していた地域を通過したときに発生したごくごく自然の電波だったんだよ。
マキエ
あー。つまり偶然たまたま彗星が横切って異常な電波を受信したって感じ?
ぐっさん
そそ。
ちなみにWow! シグナルを受信した当時は266Pと335Pは発見されていなかったから仮説の候補にもあがってこなかったし、さらに266Pは2017年の1月に戻ってきているんだけど、その時にWow! シグナルと同じ電波を受信する事に成功したんだって。
マキエ
ほぼ彗星だったって確定じゃん。
ちなみにもう一個のほうは?
ぐっさん
335Pが戻ってくるのは2018年1月7日だから現時点では一度戻ってきているし、パリス教授も
「結論はもう一個(335P)を待ってから」
って言っていたみたいだから観測はされていると思うよ。
ぐっさん
ただ現時点では335Pの観測結果は発表されてないかな。
まぁボクが見つけきれなかっただけかもしれないけど。
マキエ
ふーん。
でも聞いている限り水素の電波っぽいわねぇ。
ぐっさん
実際、エーマン博士も最初は「地球外生知的生命体の証拠だ」って言っていたけれど、途中から「自然に発生する電波の可能性が高い」って意見を変えていたみたいだから可能性は高そうだね。
ぐっさん
ただ「水素から発生した周波数にしては距離的に無理があるんじゃないか?」っていう意見もあって、まだ決定ってわけじゃなさそうだけどね。

まとめ

ぐっさん
以上が宇宙から受信した謎の電波「Wow! シグナル」についてでした。
どうだった?
マキエ
んー。なんか科学の授業を受けているみたいで疲れた……。
ぐっさん
実は僕も今回は下調べにかなり苦労したよ……。
英語の科学誌とかもさらっと目を通したんだけど科学誌ってだけで小難しいのに英語なもんだから翻訳するのにかなり手間取った……。
マキエ
その割にはアンタ説明は薄い気がするわね……。
ぐっさん
その薄い説明を聞いてるだけで疲れたって言ってるのによく言うよ……。
ぐっさん
ちなみにエーマン博士のレポートが公開されていたから興味があったら見てみてね。
The Big Ear Wow! Signal(By: Jerry R. Ehman, Ph.D.)」
マキエ
めっちゃ英語じゃん……。
ぐっさん
そういってるでしょ……。
マキエ
でも電波望遠鏡ってすごいわね。
巨大なパラボラアンテナ程度にしか思ってなかったけど、実際はいろんなことができるのね。
ぐっさん
だね。
ちなみにWow! シグナルを発見したビックイヤーは2万個以上の電波源を発見したり、最も長く使われた電波望遠鏡ってことでギネスブックにも登録されているんだよ。
マキエ
へー。
でも過去形ってことは今はもう無いの?
ぐっさん
残念ながら1998年に近くのゴルフ場を増設するために土地ごと売られて解体されちゃった……。
マキエ
えっ……。
想像していたより遥かにがっかりな最期なんだけど……。
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10 件のコメント

  • Wow!シグナルは知っていましたがこんな仮説があったんですね。ギネスにのった望遠鏡をゴルフ場を増設するために土地ごと売り飛ばして壊すってちょっと信じられませんね。博物館の外に展示するとかそんな感じの活用方法なかったんですかねぇ

    • うふこさん、コメントありがとうございます。
      私も調べているときにびっくりしました。
      まぁ対応年数とか型落ちとかいろいろ理由はあるのかもしれませんが、なんか悲しい最期ですよね。
      あと原理はパラボラアンテナと一緒ですが、実際はサッカー場のような地面を利用した電波望遠鏡だったので残すものもあまりなかったのかもしれません。

    • 猫ちゃん大好き人さん、いつもコメントありがとうございます。
      つたない解説と説明ではありますが、お楽しみいただけて何よりです。

  • 科学の進歩は喜ばしい。
    が、どんどん夢が壊されて行くな。
    まぁ、自分はオカルト信仰派の癖に現実のオカルト現象には否定派と言う困った性格なんで…

    • Takamixさん、コメントありがとうございます。
      すごくよくわかります。私も似たようなタイプです(笑)
      「心の底では幽霊とかUMAとか居てほしいと思っているけれど、まぁ科学的に考えればいるわけないよなぁ」みたいな感じですよね!
      ……。やっぱり幽霊はいらないかな……?

  • 採用ありがとうございます!
    いつも知ってる情報に新情報を加えて記事にしてくださるので採用されるとめっちゃ嬉しいです。自分で投稿したのに新鮮な気分で読めるという。ww
    それにしてもシグナルの発生源がほぼ特定&再受信されてるなんて知りませんでした!

    • かんばっちさん、この度はネタの提供ありがとうございました。
      お世辞でも喜んでいただけたようでうれしいです~。
      がんばって英語と戦ったかいがありました(笑)
      また是非読みに来てやってください。

  • Wowシグナルは 間違いなく 
    恒星間移動可能な知的生命体が
    深宇宙からではなく 地球上空から発したものである。
    無数の星々の10分の1に生命体が存在する。そして
    そのなかの約3分の1が 人間と同等以上の知的生命体。alien said

  • テレビで「もし宇宙人から接触があっても、個人で勝手に対応しないで○○に連絡してください」とかいってたんですが、どこだったかな…(^o^;)
    日本にもSETIやってる機関あるんですかね。
    関係ないけど、電波受信して思わずwow !って書いちゃう博士かわいい。

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