

危険な物質?

ほら、よくあるじゃん。
すごく身近な存在だけど、実は本当は恐ろしい物質だったとか。
すごく身近な存在だけど、実は本当は恐ろしい物質だったとか。

あー。
セアカゴケグモとかヒアリとか?
セアカゴケグモとかヒアリとか?

う……うーん。
なんかそれは違うと思う……。
なんかそれは違うと思う……。

っていうか物質っていってるでしょ!

昔の体温計には水銀が使われていたとか、マーガリンにはトランス脂肪酸っていう心臓の病気になりやすい成分が含まれているとか、そういう話だよ。

ああ、そっち系か。

でもDHMOって本当に身近な物質?
あんまり聞いたことないけど?
あんまり聞いたことないけど?

かなり身近な物質だよ。
あとで詳しく説明するけど、それもかなーり危険な性質をもってるんだ。
あとで詳しく説明するけど、それもかなーり危険な性質をもってるんだ。

ほう……。
ちょっと興味わいてきたかも……。
ちょっと興味わいてきたかも……。

それじゃさっそく紹介していきまっす!
身近に潜む危険物質「DHMO」

まずはDHMOの正式名称から紹介していくけど、このDHMOの正式名称は「ジハイドロジェン・モノオキサイド(Dihydrogen Monoxide)」
日本語でいうと「一酸化二水素」と呼ばれる物質で一般的な略称は冒頭でも使ってた「DHMO」。
日本語でいうと「一酸化二水素」と呼ばれる物質で一般的な略称は冒頭でも使ってた「DHMO」。

んー。
正式名称や日本語名称を聞いてもあまりピンと来ないんだけど、本当に私たちの身近なところで使われてるの?
正式名称や日本語名称を聞いてもあまりピンと来ないんだけど、本当に私たちの身近なところで使われてるの?

うん。
例えば川とか湖とか水辺だと、どこでも検出されるよ。
例えば川とか湖とか水辺だと、どこでも検出されるよ。

えぇ……?
ホントに……?
ホントに……?

ちなみにDHMOは水酸の一種で酸性雨の主成分で溶媒や冷却剤にもよく使われている物質なんだ。

なんか「冷却剤に使われてる」って聞くと体に悪そうなイメージね。

さらに他に素材の腐食を進行させる効果があって、錆びの発生の原因にもなる。
最近だと末期癌患者のがん細胞から検出されたりしたみたいで、実際にDHMOを日常的に摂取していた人の大半は最終的に死亡しているんだって。
最近だと末期癌患者のがん細胞から検出されたりしたみたいで、実際にDHMOを日常的に摂取していた人の大半は最終的に死亡しているんだって。

なにそれ……。
かなり体にヤバそうなんだけど……。
かなり体にヤバそうなんだけど……。

でしょ?
その上、このDHMOは法律的には一切規制されていなくてアメリカで規制をかけようと市議会議員達が立ち上がったんだけど、何故か議題に上がりかけたものの実際には議論されずに終了。
その結果、今も一切の規制が無いまま世界中の至る所で使われている。
その上、このDHMOは法律的には一切規制されていなくてアメリカで規制をかけようと市議会議員達が立ち上がったんだけど、何故か議題に上がりかけたものの実際には議論されずに終了。
その結果、今も一切の規制が無いまま世界中の至る所で使われている。

ちなみにDHMOを規制しようという動きはまだ残っていて海外の「DHMO.org」というサイト上で情報を発信し続けてるよ。

へー。

でも、なんで規制されないの……?
なんか裏の圧力とかがあるの……?
なんか裏の圧力とかがあるの……?

……裏の圧力(笑)。

いや……そういう利権とかなんかがあるのかなって……。

そういえば2013年にはフロリダ州のラジオでDHMOの危険性と水道水からDHMOが検出された事を暴露したラジオのDJが謹慎処分になったりもしたね。

ええ!?
やっぱりなんかあるんじゃないの?!
やっぱりなんかあるんじゃないの?!

……ふふっ。

何笑ってんのよ……。

あ!わかった!
都市伝説として紹介するってことは嘘なんでしょ!
都市伝説として紹介するってことは嘘なんでしょ!

いや、嘘じゃないよ。
それじゃ、そろそろネタバレしていこうかな。
それじゃ、そろそろネタバレしていこうかな。
DHMOの意外な正体と裏に潜む背景とは!

それじゃまず、DHMOの化学式から見てもらおうと思います。

化学式って……私そんなのわかんないわよ?

いや、単純だから多分わかるよ。
DHMOの化学式は「H2O」といたってシンプルだからね。
DHMOの化学式は「H2O」といたってシンプルだからね。

ん……?
H2Oって水じゃないの……?
H2Oって水じゃないの……?

そうだよ?

え!?
どういうこと!?
どういうこと!?

実はこの話はアメリカ合衆国アイダホ州から広まったジョークのような都市伝説の一種で、「人間は如何に騙されやすいか」っていうテーマも含まれているんだ。
ちなみに日本名である一酸化二水素も「水」を難しく言い換えただけだしね。
ちなみに日本名である一酸化二水素も「水」を難しく言い換えただけだしね。

えぇ……。でも……。
酸性雨とか冷却材の材料とか腐食とか……。
酸性雨とか冷却材の材料とか腐食とか……。

うん。
全部、水に当てはまるでしょ?
雨の成分は水だし、冷却材も液体だし、水に濡れてたら大抵の物は腐ったり錆びたりするでしょ。
全部、水に当てはまるでしょ?
雨の成分は水だし、冷却材も液体だし、水に濡れてたら大抵の物は腐ったり錆びたりするでしょ。

ううう……。

じゃ……じゃぁアメリカの市議会でどうのこうのっていう話は……?

あれは本当だよ。
実際に市議会議員も騙されて協議しようとしたんだけど、途中でジョークってことが判明して取り下げたんだ。
実際に市議会議員も騙されて協議しようとしたんだけど、途中でジョークってことが判明して取り下げたんだ。

市議会議員まで騙されてたのか……。

ちなみにDHMO.orgのサイトは実在するけど、これもジョークのためだけに作られたサイトなんだ。

ふーん。
あ、そういえばラジオのDJが謹慎処分ってのは?
あ、そういえばラジオのDJが謹慎処分ってのは?

ああ、あれはエイプリルフールネタとして水道水にDHMOが含まれてるってラジオで放送したところ、水道局やラジオ局に問い合わせが殺到してクレームになっちゃったんだ。

ああ……。
そういう意味での謹慎処分だったのね……。
そういう意味での謹慎処分だったのね……。

以上が都市伝説として語られているDHMOの正体と裏話。
どうだった?
どうだった?

すっかり騙されたわね……。

まぁ与えられた情報や一部の情報だけで物事を判断するのは危険ってことだね。

あ、そうそう。
ちなみに考えたのは14歳の中学生らしいよ。
ちなみに考えたのは14歳の中学生らしいよ。

ぐっ……。
なんかかなりの敗北感だわ……。
なんかかなりの敗北感だわ……。

さっそく年齢だけで物事を判断してない……?

あう!
その中でもかなり凶悪な「DHMO」について紹介していきまっす!