

あれ?タイ?

どうかした?

いやー……。
また起源、起源ってうるさいお隣の国の話かと思ったから……。
また起源、起源ってうるさいお隣の国の話かと思ったから……。

ああ……。
ボクもそっち系の話は飽き飽きしてるんでパスで……。
ボクもそっち系の話は飽き飽きしてるんでパスで……。

今回紹介するのはもっと地に足付いた話だよ。
まぁ起源といっても偶然たまたま同じような料理が生まれた可能性はあるけどね。
まぁ起源といっても偶然たまたま同じような料理が生まれた可能性はあるけどね。

ふーん。
でもタイが起源って珍しいわね。
でもタイが起源って珍しいわね。

でしょ?
それじゃさっそく紹介していきまっす!
それじゃさっそく紹介していきまっす!
寿司の起源はタイの「プラーソム」?

まず最初にお寿司の定義なんだけど、寿司って聞くとマキエは何を思い浮かべる?

大トロ。

いや、寿司ネタじゃなくて……。

ああ、握りずしとかちらし寿司ってこと?

そうそう。

やっぱり寿司=握り寿司じゃない?

だよね。
でもそれは流通がしっかりした今でこそ食べれる寿司であって、昔の寿司は魚をご飯と塩で乳酸発酵させた「なれ鮨(なれずし)」が一般的だったんだ。
でもそれは流通がしっかりした今でこそ食べれる寿司であって、昔の寿司は魚をご飯と塩で乳酸発酵させた「なれ鮨(なれずし)」が一般的だったんだ。

なれ鮨?

魚を飯に漬けて発酵させるお寿司の事だよ。
今もあるなれ鮨としたら滋賀県の「鮒ずし」あたりが有名かな。
今もあるなれ鮨としたら滋賀県の「鮒ずし」あたりが有名かな。

あー……あのクッサイやつか……。

まぁそうともいうね……。

そしてその起源といわれているのがタイの「プラーソム」という料理。
このタイに古くから伝わるプラーソムが日本のなれ寿司とそっくりなんだよ。
このタイに古くから伝わるプラーソムが日本のなれ寿司とそっくりなんだよ。

へー。どんな料理?

プラーソムは岩塩で一晩中発酵させた後、魚を開いてお米やニンニクや塩を詰めて放置して乳酸発酵させるっていう料理。

……全然寿司っぽくないわね。

まぁそれも後々説明するよ。

ちなみにプラーソムは塩漬けだけじゃなくて発酵させることでより長期間の保存ができるようになるんだよ。
海や川から遠く離れた地で魚を食べるための知恵って感じかな。
海や川から遠く離れた地で魚を食べるための知恵って感じかな。

ふーん。
寿司が伝わったのは紀元前?

そしてこの寿司がタイより伝わったと言われているのが何と紀元前。

紀元前!?
そんな前から伝わってたの!?
そんな前から伝わってたの!?

らしいよ。
稲作文化が伝えられた時に入ってきたんだって。
稲作文化が伝えられた時に入ってきたんだって。

でもなんでそんなことがわかるの?

だってお米が無いと魚を米で発酵させれないでしょ?

あ……そっか……。

実際に奈良時代の文献には高価な貢物の一つとして「鮒鮨」が登場したりする。

ふーん。
寿司の歴史って意外と長いのね。
寿司の歴史って意外と長いのね。

ちなみにさっき言ってた寿司っぽくないって話だけど、このころの寿司についてるお米はあくまで発酵用の材料で食べるときには捨ててたらしいよ。

え、ご飯がない寿司なんてただの発酵したお刺身じゃん。

んー。まぁそれも現代ならではの考え方かなぁ。
そもそも寿司の語源は酸っぱいことを意味する「酸し」からきてるから、もともとご飯は関係ないんだよ。
そもそも寿司の語源は酸っぱいことを意味する「酸し」からきてるから、もともとご飯は関係ないんだよ。

ただ、魚と一緒に付いてるご飯を捨てるのがもったいないないとおもって食べれるように工夫した結果、今みたいな寿司が生まれたらしい。

日本のもったいない精神が名作を生んだわね。

以上が寿司の起源に関する都市伝説なんだけど、ちなみにこのタイのプラーソム……。

うん。

「白人の足の臭い」っていわれるぐらい臭いらしいです。

いまの一言で完璧に興味が無くなったわ……。
それも実はタイが寿司の発祥の地ではないかという説についてでっす!