

サッカーが原因で戦争?
ファンとファン同士の抗争って意味?
ファンとファン同士の抗争って意味?

いや、国家同士の本物の戦争。

え、サッカーで……?
サッカーってスポーツのサッカーの事よね?
サッカーってスポーツのサッカーの事よね?

そりゃそうだよ。
それ以外にサッカーって無いでしょ?
それ以外にサッカーって無いでしょ?

レジで袋詰めする人の事もサッカーっていうんですけど?

あ、そうなの……?初めて知ったよ……。
というか、そんなところで張り合わなくても……。
というか、そんなところで張り合わなくても……。

でも、サッカーが原因で戦争とかちょっと興味あるわね。

お、ホントに?
それじゃ早速紹介していきまっす!
それじゃ早速紹介していきまっす!
ワールドカップ予選で戦争勃発!?

それじゃ、まずはさっそく本当に「サッカー戦争」と呼ばれるものがあるかどうかから紹介していくけど、実はこの話は……

本当に実際にあった話でっす!

へー。
まぁこの話が嘘だったらこれ以上、話が続かないもんね。
まぁこの話が嘘だったらこれ以上、話が続かないもんね。

またそういう発言を……。

まぁいいや。
このサッカー戦争と呼ばれる戦争は歴史や戦争事情に詳しい人からすれば超有名な話なんだけど、1969年に「エルサルバドル」と「ホンジュラス」との間に起きた戦争の事なんだ。
このサッカー戦争と呼ばれる戦争は歴史や戦争事情に詳しい人からすれば超有名な話なんだけど、1969年に「エルサルバドル」と「ホンジュラス」との間に起きた戦争の事なんだ。

エルサルバドルとボンジュラスなんて国、初めて聞いたんだけど……。

場所的にはメキシコの右下、コロンビアの左上って感じ?

中央アメリカあたりか……。
あの辺って熱狂的なサッカーファンが多いわよね。
それが関係しているのかしら。
あの辺って熱狂的なサッカーファンが多いわよね。
それが関係しているのかしら。

おお、いつに無く冴えてるね。
実はその通りなんだけど、順を追って紹介していくね。
実はその通りなんだけど、順を追って紹介していくね。
1970年に行われたFIFAワールドカップで国交断絶に!

まず、サッカー戦争が起こる原因となったのは1970年に開催が予定されていたFIFAワールドカップ。
その予選が1969年にホンジュラスの首都で行われていたんだ。
その予選が1969年にホンジュラスの首都で行われていたんだ。

ふんふん。

対戦チームはもちろん「エルサルバドル」と「ホンジュラス」。
ただ、ホンジュラス側の熱狂的なサポーターがエルサルバドルの選手たちに妨害行為を始めたんだ。
ただ、ホンジュラス側の熱狂的なサポーターがエルサルバドルの選手たちに妨害行為を始めたんだ。

妨害行為?

エルサルバドルのチームは予選試合のためにボンジュラスのホテルに宿泊に来ていたんだけど……。

ボンジュラス側の熱狂的サポーターがエルサルバドルの選手たちのホテルを取り囲んで一日中鳴り物を鳴らしたり、罵詈雑言を浴びせたり石や汚物をホテルに投げ込んだりしたんだよ……。

おおう……。きっつぅ……。

まぁ、とはいっても向こうの国では日常茶飯事らしいけどね……。

まじで!?

その証拠に予選の2回戦はエルサルバドルで行われたんだけど、エルサルバドルのサポーターがボンジュラスのチームに全く同じような妨害行為を行ってるしね……。

どっちもどっちか……。

でも、よく選手たちは無事だったわね。

なんてったって、選手たちは軍隊が護衛していたからね。

もうこの時点で普通じゃないわね……。

ちなみにこの時点でサッカーの勝敗は1勝1敗。
決勝戦はメキシコの首都で行われる事になったんだけど、この時点で両国のサポーターは一触即発状態で非常に危険な状態だったんだ。
決勝戦はメキシコの首都で行われる事になったんだけど、この時点で両国のサポーターは一触即発状態で非常に危険な状態だったんだ。

ふんふん。

そしてサポーターたちの事を重く見たメキシコはサポーターをメインスタンドとバックスタンドに分けたり、スタジアム内に催涙ガスで武装させた機動隊を配備したりと厳戒態勢を敷いたんだ。

スタジアムに機動隊……。
サッカーをやる雰囲気じゃないわね……。
サッカーをやる雰囲気じゃないわね……。

そして試合はエルサルバドルが勝利することになるんだけど、この事がきっかけで戦争に突入することになるんだ。
サッカーの結果を知ったホンジュラス人がエルサルバドル人に襲い掛かる……?

メキシコで行われた最終予選は6月27日に行われたんだけど、エルサルバドルが予選を突破した日以降、ホンジュラスに住むエルサルバドル人が次々と襲われるという事件が多発したんだ。

え、何。
サッカーに負けた腹いせってやつ?
サッカーに負けた腹いせってやつ?

まぁサッカーが原因かはわからないけどタイミング的にはそうなんだろうねぇ。

そして、その結果ボンジュラスに住むエルサルバドル人はエルサルバドル国内に避難しなければならなくなって、その人数は何と1万2千人。
この事を受けてエルサルバドルは
「ホンジュラスは同国に在住するエルサルバドル人を迫害しようとしている」
と発表し、ホンジュラスとの国交断絶を宣言したんだ。
この事を受けてエルサルバドルは
「ホンジュラスは同国に在住するエルサルバドル人を迫害しようとしている」
と発表し、ホンジュラスとの国交断絶を宣言したんだ。

結構思い切ったことをしたわね……。

一方でこの発表を受けたホンジュラスも6月27日にエルサルバドルとの国交を断絶を宣言した上に「国防上の対処を行う」と宣言して戦闘機でエルサルバドルの国境監視所を空爆を実施。

それ以降、両国は戦争状態に突入することになったんだ。

まじか……。

とはいっても戦争状態は100時間程度で終了して停戦になるんだけどね。

あ、そうなんだ。
それならそんなに被害は無かったのカシラ。
それならそんなに被害は無かったのカシラ。

いや、少なくとも2千人~3千人が死亡して1万2千人が負傷したらしい……。
しかもほとんどが一般市民なんだって……。
しかもほとんどが一般市民なんだって……。

やっぱり戦争は何も生まないわね……。
まとめ

以上がサッカーが原因で発生した「サッカー戦争」についてでした。
どうだった?
どうだった?

私、あんまりスポーツ観戦とかしないから、戦争するほどサッカーが好きっていうのがいまいちわからなかったわ……。

でも、さすがに戦争はやりすぎよねぇ……。

まぁサッカーがきっかけとなっただけで、元から貿易問題や国境問題とか色々問題を抱えてたみたいだけどね。

でも、サッカーってちょくちょく怖い事が起こるわよね。
サポーターたちが使うフーリガンも危ないって聞くし。
サポーターたちが使うフーリガンも危ないって聞くし。

あー。
確かにフーリガンも一時的に問題になったね。
確かにフーリガンも一時的に問題になったね。

……ん?
“使う”?
“使う”?

フーリガンで撃たれたらどうなっちゃうのかしら……。

……。
まさかとは思うけど、フーリガンって銃の事じゃないからね……?
まさかとは思うけど、フーリガンって銃の事じゃないからね……?

え?
それも「サッカーが原因で戦争が勃発した」という話について紹介したいと思いまっす!