あー。あれって嘘なんでしょ?
数年前まで私も信じてたけど。
数年前まで私も信じてたけど。
あ、知ってた?
そりゃそうでしょ……。
っていうか、今は殆どの人が知ってるんじゃないの?
一般常識になりつつあるわよ?
っていうか、今は殆どの人が知ってるんじゃないの?
一般常識になりつつあるわよ?
んー。まぁそうかもね。
でも、その「ブルーベリーを食べると目が良くなる」ってうのは戦時中に故意的に流された都市伝説だって知ってた?
でも、その「ブルーベリーを食べると目が良くなる」ってうのは戦時中に故意的に流された都市伝説だって知ってた?
あ。それは知らない。
え、故意的……?
そう。実は戦争の作戦の一種なんだよ。
気になってきたところで早速紹介していきまっす!
気になってきたところで早速紹介していきまっす!
ブルーベリーのおかげで目が良くなったイギリス軍パイロット
それじゃまずは「ブルーベリーが目に良い」と言われるきっかけになった話から紹介していくね。
この話は第二次世界大戦まで遡るんだけど、噂の出何処は何とイギリス軍。
イギリス?
そう。
当時のイギリス空軍パイロットに「ジョン・カニングハム(John Cunningham)」という非常に夜目が効くパイロットがいたんだ。
ジョンは夜目が効くおかげで戦績は非常に優秀で、夜戦ではエースパイロットとして大活躍したんだ。
当時のイギリス空軍パイロットに「ジョン・カニングハム(John Cunningham)」という非常に夜目が効くパイロットがいたんだ。
ジョンは夜目が効くおかげで戦績は非常に優秀で、夜戦ではエースパイロットとして大活躍したんだ。
そして、そのジョンが大好物だったのがビルベリーやブルーベリーを使ったジャム。
ジョンはほぼ毎日のようにビルベリージャムやブルーベリージャムを食べていたんだって。
ジョンはほぼ毎日のようにビルベリージャムやブルーベリージャムを食べていたんだって。
あー。
つまりベリー系のジャムのおかげでジョンの目が良くなったって言いたいってこと?
つまりベリー系のジャムのおかげでジョンの目が良くなったって言いたいってこと?
そういう事。
でも、目のいい人が偶然たまたまブルーベリーが好きだったって可能性もあるわよね……。
うん。
ただ、実はこの話は改変された話でビルベリーやブルーベリーの部分はもともとは「ニンジン」だったんだ……。
ただ、実はこの話は改変された話でビルベリーやブルーベリーの部分はもともとは「ニンジン」だったんだ……。
え?
もともとはニンジンってどういうこと?
もともとはニンジンってどういうこと?
誰かが勝手に話の内容をすり替えたんだよ。
ブルーベリーの都市伝説の元ネタは実はニンジンだった!
さっき紹介した「イギリス空軍のパイロットがブルーベリーのおかげで目が良くなった」って話はブルーベリー系のサプリを販売しているサイトでよく紹介されているから知っている人もいるかもしれないんだけど、実はこの話は改変された話なんだ。
そうなの?
その証拠に当時の資料からはブルーベリーの単語すら一切出てこない。
一方でニンジンは非常に誇大広告されていて、ドクターキャロットとかいう謎なキャラクターまで登場していたりするんだよ。
一方でニンジンは非常に誇大広告されていて、ドクターキャロットとかいう謎なキャラクターまで登場していたりするんだよ。
かわいくねぇ~……。
まぁ仮にもドクターだからね……。
そして目が良くなる理由はずばりニンジンに含まれる「ビタミンA」。
このビタミンAをたくさん摂取すれば暗闇でもよく見えるようになって視力も上がるって言われていたんだ。
このビタミンAをたくさん摂取すれば暗闇でもよく見えるようになって視力も上がるって言われていたんだ。
あ~!ビタミンAの話は聞いたことある!
つまり、この話を総合するとブルーベリーじゃなくて人参を食べたら目が良くなるって事?
まぁ……。
この話も都市伝説なんだけどね……?
この話も都市伝説なんだけどね……?
え、えぇ……?
何?どういうこと……?
何?どういうこと……?
「〇〇を食べたら目が良くなる」っていう話自体がイギリス軍が流した嘘なんだよ……。
え、ちょ……こんがらがってきた……。
食べ物で目が良くなる嘘は最新レーダーの存在を隠すための隠蔽工作!
当時のイギリス空軍は世界中でもトップクラスの強さで、主に交戦相手だったドイツ空軍に対して非常に優秀な戦果を挙げていたんだ。
あ、そうなんだ。
その理由は夜間迎撃戦闘機に搭載された、当時では最先端技術だったレーダー機能。
このレーダー機能のおかげで敵より先に相手の存在を知れたり、位置を的確に把握することができたんだ。
このレーダー機能のおかげで敵より先に相手の存在を知れたり、位置を的確に把握することができたんだ。
ふんふん。
ただ、あまりにも好成績を挙げてるもんだから、そのうち敵国にレーダーの存在がバレるかもしれない。
そこで外部にレーダーの存在を漏らさないためにイギリス情報部が考え付いたのが……
そこで外部にレーダーの存在を漏らさないためにイギリス情報部が考え付いたのが……
「ニンジンを食べたら目が良くなる」ってデマを流す作戦ってことか。
そう。その通り。
イギリス軍はレーダーの存在を隠すため
「毎日、パイロットにニンジンを食べさせることで暗視能力を挙げている」
と発表したんだ。
イギリス軍はレーダーの存在を隠すため
「毎日、パイロットにニンジンを食べさせることで暗視能力を挙げている」
と発表したんだ。
あくまで戦績が良いのはパイロットの腕が良いんだよって事ね。
まぁこの場合は腕じゃなくて目だけどね。
揚げ足を取ってんじゃないわよ……。
そしてその嘘に信憑性を持たせるために、冒頭で紹介したカニンガムに「猫目のカニンガム(Cat’s Eyes Cunningham)」っていう二つ名を付けて、ニンジンの効果をより本当っぽくしたんだ。
なんだ。
あのカニンガムって人は広告塔の役割の人だったのか。
あのカニンガムって人は広告塔の役割の人だったのか。
とは、いってもエースパイロットで空軍大佐まで登りつめた人だからすごい人ではあるよ。
つまり、現代で流れてる「ブルーベリーは目に良い」っていう都市伝説はそもそもニンジンから改変された話で、その上、改変される前の「ニンジンが目に良い」って話もデタラメって事?
そういうことでっす。
つまり全部嘘じゃん!
まぁ……。
そうなるかな……?
そうなるかな……?
まとめ
以上がブルーベリーに関する都市伝説と真実の話でした。
どうだった?
どうだった?
なんか嘘ばっかりで途中混乱しそうになったわ……。
でも、時代と共に話の内容がどんどんすり替わっていく上に、もともとの話ですら嘘だったっていう点はこれ以上となく都市伝説っぽい話だったわね。
そうだねー。
でも、私が一番気になったのは「猫目のカニンガム」ね!
猫目のカニンガムってなんか響きがカッコいいわね!
猫目のカニンガムってなんか響きがカッコいいわね!
あー……。
余談だけどカニンガムは大の猫嫌いで、このニックネームは滅茶苦茶嫌がってたらしいよ……。
余談だけどカニンガムは大の猫嫌いで、このニックネームは滅茶苦茶嫌がってたらしいよ……。
えぇ……。
それも「ブルーベリーを食べると目が良くなる」という話について紹介したいと思いまっす!