ブルーベリーは目に効くのは戦争が生んだ都市伝説!イギリス軍に騙され続けた一般市民たち!

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ぐっさん
今回の都市伝説のテーマはずばり「ブルーベリー」!
それも「ブルーベリーを食べると目が良くなる」という話について紹介したいと思いまっす!
マキエ
あー。あれって嘘なんでしょ?
数年前まで私も信じてたけど。
ぐっさん
あ、知ってた?
マキエ
そりゃそうでしょ……。
っていうか、今は殆どの人が知ってるんじゃないの?
一般常識になりつつあるわよ?
ぐっさん
んー。まぁそうかもね。
でも、その「ブルーベリーを食べると目が良くなる」ってうのは戦時中に故意的に流された都市伝説だって知ってた?
マキエ
あ。それは知らない。
マキエ
え、故意的……?
ぐっさん
そう。実は戦争の作戦の一種なんだよ。
気になってきたところで早速紹介していきまっす!

ブルーベリーのおかげで目が良くなったイギリス軍パイロット


ぐっさん
それじゃまずは「ブルーベリーが目に良い」と言われるきっかけになった話から紹介していくね。
ぐっさん
この話は第二次世界大戦まで遡るんだけど、噂の出何処は何とイギリス軍。
マキエ
イギリス?
ぐっさん
そう。
当時のイギリス空軍パイロットに「ジョン・カニングハム(John Cunningham)」という非常に夜目が効くパイロットがいたんだ。
ジョンは夜目が効くおかげで戦績は非常に優秀で、夜戦ではエースパイロットとして大活躍したんだ。
ぐっさん
そして、そのジョンが大好物だったのがビルベリーやブルーベリーを使ったジャム。
ジョンはほぼ毎日のようにビルベリージャムやブルーベリージャムを食べていたんだって。
マキエ
あー。
つまりベリー系のジャムのおかげでジョンの目が良くなったって言いたいってこと?
ぐっさん
そういう事。
マキエ
でも、目のいい人が偶然たまたまブルーベリーが好きだったって可能性もあるわよね……。
ぐっさん
うん。
ただ、実はこの話は改変された話でビルベリーやブルーベリーの部分はもともとは「ニンジン」だったんだ……。
マキエ
え?
もともとはニンジンってどういうこと?
ぐっさん
誰かが勝手に話の内容をすり替えたんだよ。

ブルーベリーの都市伝説の元ネタは実はニンジンだった!


ぐっさん
さっき紹介した「イギリス空軍のパイロットがブルーベリーのおかげで目が良くなった」って話はブルーベリー系のサプリを販売しているサイトでよく紹介されているから知っている人もいるかもしれないんだけど、実はこの話は改変された話なんだ。
マキエ
そうなの?
ぐっさん
その証拠に当時の資料からはブルーベリーの単語すら一切出てこない。
一方でニンジンは非常に誇大広告されていて、ドクターキャロットとかいう謎なキャラクターまで登場していたりするんだよ。
マキエ
かわいくねぇ~……。
ぐっさん
まぁ仮にもドクターだからね……。
ぐっさん
そして目が良くなる理由はずばりニンジンに含まれる「ビタミンA」。
このビタミンAをたくさん摂取すれば暗闇でもよく見えるようになって視力も上がるって言われていたんだ。
マキエ
あ~!ビタミンAの話は聞いたことある!
マキエ
つまり、この話を総合するとブルーベリーじゃなくて人参を食べたら目が良くなるって事?
ぐっさん
まぁ……。
この話も都市伝説なんだけどね……?
マキエ
え、えぇ……?
何?どういうこと……?
ぐっさん
「〇〇を食べたら目が良くなる」っていう話自体がイギリス軍が流した嘘なんだよ……。
マキエ
え、ちょ……こんがらがってきた……。

食べ物で目が良くなる嘘は最新レーダーの存在を隠すための隠蔽工作!

ぐっさん
当時のイギリス空軍は世界中でもトップクラスの強さで、主に交戦相手だったドイツ空軍に対して非常に優秀な戦果を挙げていたんだ。
マキエ
あ、そうなんだ。
ぐっさん
その理由は夜間迎撃戦闘機に搭載された、当時では最先端技術だったレーダー機能。
このレーダー機能のおかげで敵より先に相手の存在を知れたり、位置を的確に把握することができたんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ただ、あまりにも好成績を挙げてるもんだから、そのうち敵国にレーダーの存在がバレるかもしれない。
そこで外部にレーダーの存在を漏らさないためにイギリス情報部が考え付いたのが……
マキエ
「ニンジンを食べたら目が良くなる」ってデマを流す作戦ってことか。
ぐっさん
そう。その通り。
イギリス軍はレーダーの存在を隠すため
「毎日、パイロットにニンジンを食べさせることで暗視能力を挙げている」
と発表したんだ。
マキエ
あくまで戦績が良いのはパイロットの腕が良いんだよって事ね。
ぐっさん
まぁこの場合は腕じゃなくて目だけどね。
マキエ
揚げ足を取ってんじゃないわよ……。
ぐっさん
そしてその嘘に信憑性を持たせるために、冒頭で紹介したカニンガムに「猫目のカニンガム(Cat’s Eyes Cunningham)」っていう二つ名を付けて、ニンジンの効果をより本当っぽくしたんだ。
マキエ
なんだ。
あのカニンガムって人は広告塔の役割の人だったのか。
ぐっさん
とは、いってもエースパイロットで空軍大佐まで登りつめた人だからすごい人ではあるよ。
マキエ
つまり、現代で流れてる「ブルーベリーは目に良い」っていう都市伝説はそもそもニンジンから改変された話で、その上、改変される前の「ニンジンが目に良い」って話もデタラメって事?
ぐっさん
そういうことでっす。
マキエ
つまり全部嘘じゃん!
ぐっさん
まぁ……。
そうなるかな……?

まとめ

ぐっさん
以上がブルーベリーに関する都市伝説と真実の話でした。
どうだった?
マキエ
なんか嘘ばっかりで途中混乱しそうになったわ……。
マキエ
でも、時代と共に話の内容がどんどんすり替わっていく上に、もともとの話ですら嘘だったっていう点はこれ以上となく都市伝説っぽい話だったわね。
ぐっさん
そうだねー。
マキエ
でも、私が一番気になったのは「猫目のカニンガム」ね!
猫目のカニンガムってなんか響きがカッコいいわね!
ぐっさん
あー……。
余談だけどカニンガムは大の猫嫌いで、このニックネームは滅茶苦茶嫌がってたらしいよ……。
マキエ
えぇ……。
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1 個のコメント

  • 健康の作用にはエビデンスの無いものが多いですよね。まず商売が先になって、あとから検証論文が出ます。言ったもの勝ちw
    アントシアニンについては、視覚に作用するかは「不明」です。まだ実験されてません。あるとも無いとも言えません。これが科学です。ただ、他の作用については論文が出ています。検索するとタイトルが出ますので確認できます。改善する機能も有しています。

    軍用機密は色々と逸話がありますね。アラン・チューリングもそうです。映画にもなってますが。ドイツ軍の暗号機エニグマを解読する機械式コンピューターを世界で初めて作ったのが英国。中心人物がチューリングでした。しかしこれは機密。戦争が終わってもしばらく封印されてました。しかもチューリングはゲイで当時の英国で違法。逮捕されます。非劇です。英国でゲイに寛容となったのもつい最近の事です。宗教は嫌ですねw
    宗教絡みなら凄そうな都市伝説ありそうですね。

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