え、なにそれ!
猫に天使の羽ってもう最強じゃん!
猫に天使の羽ってもう最強じゃん!
最強って……?
え、何が?
え、何が?
猫に天使の羽なんでしょ?
もう萌え殺しに来てるとしか思えないわね
もう萌え殺しに来てるとしか思えないわね
久々に「萌え殺す」ってフレーズを聞いたな……。
で、その猫は本当にいるの?
それともUMAみたいな話なの?
それともUMAみたいな話なの?
今回は興味津々だねぇ。
それじゃ早速紹介していきまっす!
それじゃ早速紹介していきまっす!
世界各地で目撃されている「翼猫」
この翼猫の都市伝説は意外と有名な都市伝説で世界各地で目撃例が報告されているんだ。
一応、UMA(未確認動物)として分類されているけど、比較的多く写真が残ってる現実味のあるUMAってとこかな。
一応、UMA(未確認動物)として分類されているけど、比較的多く写真が残ってる現実味のあるUMAってとこかな。
ちなみに世界では呼び方がいろいろあって「ウィングキャット」とか「コウモリ猫」「天使猫」なんて呼ばれてるみたいだね。
天使猫!
いい響きね!
いい響きね!
ちなみに天使猫って呼んでたのは中国だね。
幸福とか吉兆の兆しってことでお金持ちたちの間で高値で取引されてたみたいだよ
幸福とか吉兆の兆しってことでお金持ちたちの間で高値で取引されてたみたいだよ
ちなみに写真がこちら
んー……。
たしかに翼が生えてるけど、なんか「コレじゃない感」……。
もっとブワーッと真っ白な天使の羽が生えてるのかと思った。
たしかに翼が生えてるけど、なんか「コレじゃない感」……。
もっとブワーッと真っ白な天使の羽が生えてるのかと思った。
いやいや、無茶言うなよ。
とうか、この写真だけでもすごい事でしょ。
とうか、この写真だけでもすごい事でしょ。
他にはどこで目撃されてんの?
記録に残っている一番古い話は1867年のインドかな。
アレキサンダー・ギブソンという人に撃ち殺されてムンバイのアジア協会ってところで展示されてたみたい。
アレキサンダー・ギブソンという人に撃ち殺されてムンバイのアジア協会ってところで展示されてたみたい。
ええっ……撃ち殺されたの……。
ただ、オオコウモリの死体から作った偽物じゃないかって話もあったみたいだけどね。
ふーん。
ちなみに日本でも昔、有名になったことがあるんだよ
あ。そなの?
日本に現れた翼猫
日本で有名になったのは1876年の話なんだけど東京日日新聞の記事に「翼猫」に関する記事があるんだよ。
その内容というのが
「イギリスからやってきた芸人のイカステキという人が翼の生えた猫を見世物として日本に持ってきた」
っていうもの。
「イギリスからやってきた芸人のイカステキという人が翼の生えた猫を見世物として日本に持ってきた」
っていうもの。
へー。
ただ、帰国するときに逃げられたっていう話も残ってる
えっ……。
なんかその一言で一気に胡散臭くなったんだけど……。
なんかその一言で一気に胡散臭くなったんだけど……。
それ以降は紹介しきれないほどのかなりの目撃証言があってね
「黒猫が翼を広げて飛び回った」
「記事のような三毛猫が翼を広げて走り去った」
「翼をつかって長距離をジャンプする猫がいた」
などなど。
「黒猫が翼を広げて飛び回った」
「記事のような三毛猫が翼を広げて走り去った」
「翼をつかって長距離をジャンプする猫がいた」
などなど。
あとアメリカでは翼猫を巡った裁判も起きてたりする。
マジで。
さすが裁判大国アメリカ。
さすが裁判大国アメリカ。
ちなみに何の裁判?
翼猫の所有権を巡った裁判だよ
翼猫の所有権を巡って裁判まで勃発
この裁判が起こったのは1959年。
アメリカに住む「ダグラス・シェルトン」っていう男の子がウェストバージニア州で一匹の猫を見つけるんだ。
アメリカに住む「ダグラス・シェルトン」っていう男の子がウェストバージニア州で一匹の猫を見つけるんだ。
その猫が翼猫ってこと?
そう。
品種はペルシャ猫とそっくりだったらしいんだけど、その背中には翼が生えていた上に翼の中には軟骨のようなものもがあって羽ばたく事もできたみたい。
品種はペルシャ猫とそっくりだったらしいんだけど、その背中には翼が生えていた上に翼の中には軟骨のようなものもがあって羽ばたく事もできたみたい。
飛べるの!?
いや、さすがに飛べはしない……。
まぁそりゃそうか。
そしてシェルトンはこの猫にトーマスって名前をつけてかわいがってたんだけど、ある日、新聞記者がその猫の事を取り上げたことで一躍有名人になったんだ。
そしてシェルトンやトーマスはテレビにまで出演してかなりの有名人になったんだけど、ある日、元飼い主を名乗る女性があらわれる。
うっわぁ……
なんか胡散臭いめんどくさそうな人が出てきたわね……。
なんか胡散臭いめんどくさそうな人が出てきたわね……。
ちなみにその女性は
「その猫は私の家から逃げ出した猫よ」
「飼い主である私に返して」
と所有権を巡って裁判を起こしたの
「その猫は私の家から逃げ出した猫よ」
「飼い主である私に返して」
と所有権を巡って裁判を起こしたの
こういう人って無駄に行動力あるわよね
あ、なんかそれわかる……。
で、裁判はどうなったの?
実は意外な結果を迎えます。
裁判当日、シェルトンは小さな箱に猫を入れて持ってきたんだけど、なんとその猫には翼が生えてなかったんだよ。
裁判当日、シェルトンは小さな箱に猫を入れて持ってきたんだけど、なんとその猫には翼が生えてなかったんだよ。
へ!?
そしてシェルトンは
「昨日、突然トーマスの背中から翼が抜け落ちてしまいました」
と証言。
「昨日、突然トーマスの背中から翼が抜け落ちてしまいました」
と証言。
ええ……。
一方で、その普通の猫のように見えるトーマスとシェルトンの発言を聞いた女性は
「よく見たらその猫は私の猫じゃないわ」
と言い放ったんだ。
「よく見たらその猫は私の猫じゃないわ」
と言い放ったんだ。
こっちもこっちで胡散臭いわね……。
その結果、うやむやのまま裁判は終了。
ただ、シェルトンの鞄には抜け落ちたトーマスの羽がちゃんと入っていたらしい。
ただ、シェルトンの鞄には抜け落ちたトーマスの羽がちゃんと入っていたらしい。
んんん……?
どういうこと?
女性の方はただ有名な猫をゲットしたかっただけっぽけど、シェルトン君は何がしたかったの?
どういうこと?
女性の方はただ有名な猫をゲットしたかっただけっぽけど、シェルトン君は何がしたかったの?
この場合、重要なのは「何がしたかったか」というより「この翼はいったい何か」だね。
翼猫の翼の正体と真相とは
翼猫は世界各地での目撃例があるって紹介したよね?
写真もいっぱいあるっていったわね。
その理由は実は翼猫の翼の正体は皮膚病や奇形症候群じゃないかといわれてるんだ。
ええー……。
なんか夢を壊された気分……。
なんか夢を壊された気分……。
でも奇形はともかく皮膚病ってのはどういうこと?
猫の皮膚病に「猫皮膚無力症」っていう病気があって、この病気は皮膚が伸縮すると変形してしまう病気なんだ。
んー……つまり?
皮膚を引っ張ったら伸びちゃってそのままになるってこと。
あー。皮膚が元に戻らなくなるってこと?
そう。
簡単にいうと背中の皮膚をひっぱったら羽みたいにできるってわけさ。
簡単にいうと背中の皮膚をひっぱったら羽みたいにできるってわけさ。
まじか……。
あとは人間が羽っぽく形を整えたりしたら立派な翼猫の完成ってわけ。
何か……がっかりだわ……。
でも、目撃証言の中には「空を飛んでいた」とか「翼ではなく羽が生えていた」っていうのもあるから全部の猫が奇形や皮膚病ってわけでもなさそうだよ。
……。
……(聞いてない!)。
背中に天使のような羽の生えた猫についてでっす!