

ん?犬神家の話?

マキエが言ってるのは、たぶん「犬神家の一族」の事なんだろうけど、その犬神家とは一切関係ないよ。
今回紹介する犬神は「犬神憑き」とも呼ばれているんだけど、一言で言うなら犬を使った呪いみたいなもんだね。
今回紹介する犬神は「犬神憑き」とも呼ばれているんだけど、一言で言うなら犬を使った呪いみたいなもんだね。

“犬を使う”……?
犬が死ぬ話なら聞きたくないからね……。
犬が死ぬ話なら聞きたくないからね……。

残念ながら死んじゃう話です……。
というか犬に恨みを抱かせて殺すことで怨霊化して、その恨みを利用するって感じの呪法の話です……。
というか犬に恨みを抱かせて殺すことで怨霊化して、その恨みを利用するって感じの呪法の話です……。

あー。無理。ダメ。
動物ものは特にダメ……。
動物ものは特にダメ……。

それじゃさっそく紹介していきまっす!

聞けよ……。
平安時代から伝わる強力な呪法「犬神」

それじゃ改めて今回紹介する都市伝説は「犬神」。
平安時代から伝わる犬を使った呪法の一種です。
平安時代から伝わる犬を使った呪法の一種です。

平安時代?
かなり昔からあるのね。
かなり昔からあるのね。

そうだね。
というか、むしろ呪いとか術とかは平安時代ぐらいが一番ピークなんじゃないかな。
平安時代には呪術を禁止する法律があったりするぐらいだしね。
というか、むしろ呪いとか術とかは平安時代ぐらいが一番ピークなんじゃないかな。
平安時代には呪術を禁止する法律があったりするぐらいだしね。

ああ、そういえば陰陽師とか安倍晴明とかも平安時代だっけ。

あっ、そういえばそうだね。
今回の話もそんな感じの話だよ。
今回の話もそんな感じの話だよ。

そしてこの犬神は名前の通り犬の姿をした怨霊なんだけど、式神のように操ることができるんだ。

怨霊なのに操れるの?

そう。そして犬神の標的となった人は不幸が立て続けに起こったり、病気がちで短命になると言われていて、さらに呪いは子孫代々受け継がれるせいで最終的にはお家が断絶してしまうと言われている恐ろしい呪法でもあるんだ。

なかなか強力な呪いっぽいわね……。

あと、犬神に呪われた人物や一家の事を「犬神憑き」と呼ぶ事もあって、人間社会のなかでも忌み嫌われる存在となるせいで、別の意味でも生きにくくなってしまうみたいだね。

ふーん。でも初めて聞いた話ね。
そういえば、もののけ姫にも犬神って出てなかったっけ。
そういえば、もののけ姫にも犬神って出てなかったっけ。

もののけ姫に登場しているのは山犬だね。
あれは怨霊ってわけじゃないから今回の話とは一切関係ないよ。
あれは怨霊ってわけじゃないから今回の話とは一切関係ないよ。

あとあんまり聞いたことが無いのは住んでいる土地が原因かも。
この犬神は関西圏、特に四国あたりで有名な話なんだ。
この犬神は関西圏、特に四国あたりで有名な話なんだ。

私、生まれも育ちも関西なんだけど……。

でもなんで関西だけなの?

関西だけって訳じゃないけど、理由としては動物の生息地域が関係しているんだってさ。

どういうこと……?

実は犬神は狐の生息数が少ない地域で語り継がれている話で、逆に狐が多い地域では「狐憑き」という狐による呪法が有名みたい。

あー!狐憑きは聞いたことがある。
それの犬バージョンって事なのね。
それの犬バージョンって事なのね。

そういうこと。
ある意味、故意的に憑かせることができる狐憑きみたいなものだね。
ある意味、故意的に憑かせることができる狐憑きみたいなものだね。
犬の怨念を利用した犬神の作り方……。

それじゃ次に犬神、もしくは犬神憑きの作り方について紹介していきまっす……。

あ、なんか嫌な予感……。

実は犬神の作り方は2種類あるんだけど、一つ目は犬を首だけ出した状態で埋めて飢餓状態にするという方法……。

いきなり可哀そうすぎるんだけど……。

そして犬の口が届くか届かないかギリギリの距離のところに食べ物を置き、飢餓状態の犬が必死に首を伸ばしたところで首を切り落とすんだ……。

え……えええぇ……。

そうすると犬は首だけで食べ物に喰らい付くんだけど、その首を祀って呪いをかけたい相手に仕向けるんだ。

え、つまり「今まで受けていた苦しみや恨みを呪いたい相手にぶつけてきて」ってお願いする感じ?

そんな感じだね。
呪いっていうのは恨みとか憎しみが強ければ強いほど威力が増すと考えられていたみたいだから、できるだけ犬を苦しめていたらしいよ……。
呪いっていうのは恨みとか憎しみが強ければ強いほど威力が増すと考えられていたみたいだから、できるだけ犬を苦しめていたらしいよ……。

なんてひどい話……。

ちなみにもう一つの方法は飢餓状態の犬の首を切り落として辻道に埋めて、人がその上を踏んだり跨ぐことで恨みを募らせる方法。

あとはさっき紹介したように、恨みが溜まった頃を見計らって頭を掘り出して祀って、呪いたい相手に仕向けるって感じ。

どっちにしろ犬は殺されちゃうのか……。

あ、あと辻道って何?

辻道っていうのは交差点みたいなものかな。
簡単にいうと人通りの多い所だね。
簡単にいうと人通りの多い所だね。

ちなみにこの呪法は非常に危険な術の一つで下手をすると術をかけている術者本人が呪い殺される場合もあるんだってさ。

というか、普通は自分(犬)を穴に埋めた人物や、自分(犬)の首を切り落とした人物を恨むのが普通っぽいけどね……。

良い子は絶対に真似しないでください。

いや、普通に犯罪だから……。
まとめ

以上が平安時代から伝わる呪法「犬神」についてでした。
どうだった?
どうだった?

んー。
一言で言うなら、そうねぇ……。
一言で言うなら、そうねぇ……。

“最悪”かな……。

え、マジで……。

犬神憑きとか呪いのあたりは面白かったけど、犬神の作り方を聞いてショックだったわ……。
なんの罪もない犬になんてことを……。
なんの罪もない犬になんてことを……。

あー……。
まぁボクもどっちかっていうと犬派だから気持ちはわかるけどね……。
まぁボクもどっちかっていうと犬派だから気持ちはわかるけどね……。

じゃぁなんでわざわざこんな話を持ってきたのよ。

いやー、犬神って単語を最初聞いた時は「犬の神様の話かな?」と思っていたんだけど、実際は真逆の話だったからさ。

それって別に理由になってないわよね……。

だからマキエに話せばちょっとは嫌な思いが紛れるかなーって……。

どうやらイタくされたいみたいね……。
覚悟はできているのかしら……?
覚悟はできているのかしら……?
それも犬が怨霊となった「犬神」について紹介していきたいと思いまっす!