何?
テルテル坊主は首を吊ってるように見えるとか言うんじゃないでしょうね。
テルテル坊主は首を吊ってるように見えるとか言うんじゃないでしょうね。
いや、そんな安っぽい都市伝説じゃないよ。
ちなみにマキエはてるてる坊主の歌を全部歌える?
ちなみにマキエはてるてる坊主の歌を全部歌える?
そんなの簡単じゃん。
てるてる坊主~♪てる坊主~♪
あ~した天気にしておくれ~♪
あ~した天気にしておくれ~♪
……。
え?続きは?
え?続きあんの?
想像以上に知らなさすぎだろ……。
ボク的には「実はちょっと怖い3番の歌詞もあるんだよ」っていう風に話を持っていきたかったのにサビの部分しかしらないじゃん!
え、あれってサビだったんだ……。
あれがフルかとおもってた……。
あれがフルかとおもってた……。
っていうか”サビ”っていう表現もどうかと思うけど。
じゃぁ、とりあえずちゃんとした歌詞から紹介してくね
童謡「てるてる坊主の歌詞」と意外と怖い歌詞
まず、このてるてる坊主の歌詞は3つの歌に分かれてる。
ちなみに一番と二番はてるてる坊主のご機嫌をとって晴れにしてもらおうっていう歌詞なんだけど、三番の歌詞は逆ギレっていうかほとんど脅しになってるんだ。
脅し?
ちなみに全部の歌詞はこんな感じ。
てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
いつかの夢の空のよに 晴れたら金の鈴あげよてるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
わたしの願いを聞いたなら あまいお酒をたんと飲ましょてるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ
一番と二番はともかく三番がすごいわね……。
てるてる坊主の歌にまさかこんな脅しの内容が含まれてたなんて……。
てるてる坊主の歌にまさかこんな脅しの内容が含まれてたなんて……。
一番と二番は金の鈴やお酒でご機嫌をとってるけど、3番になると豹変してるでしょ?
実はこの3番にはちょっとした怖い話が元になっているっていわれているんだ。
ほう。
てるてる坊主の怖い言い伝え
このてるてる坊主が始まったきっかけとなる都市伝説は大きく分けて二つある。
どちらもモデルはお坊さんなんだけど、その二つってのが「他殺説」と「自殺説」。
どちらもモデルはお坊さんなんだけど、その二つってのが「他殺説」と「自殺説」。
あ、やっぱり両方とも死んじゃう感じの話なんだ……。
まぁね。
ちなみにマキエはどっちから聞きたい?
ちなみにマキエはどっちから聞きたい?
いや、どっちでもいいわよ……
あんまり変わんなさそうだし……
あんまり変わんなさそうだし……
それじゃまずは他殺説から!
・殿様に首をはねられて見せしめに吊るされた坊主
まだ侍とか武士がいた頃の話なんだけど、長雨に悩まされている城下町があった。
このままでは農作物やお米が枯れて腐ってしまうと困っていた村人や城主たちが助けを求めたのは祈祷を行う坊主(僧侶)だった。
このままでは農作物やお米が枯れて腐ってしまうと困っていた村人や城主たちが助けを求めたのは祈祷を行う坊主(僧侶)だった。
雨乞いならぬ晴乞いって事?
そういう事だね。
そしてお坊さんは村人のために何日も何日も祈祷をつづけたけれど、一向に晴れる気配はなかった。
ついに城主は痺れをきらし、なんとそのお坊さんの首をはねるように命令する。
ついに城主は痺れをきらし、なんとそのお坊さんの首をはねるように命令する。
何もそこまでしなくても……。
そして城主は見せしめのために切り落とした首を白い布で包んで村人たちが見えるところに吊るしたんだ
すると急に今までの雨が嘘のようにピタリと止んで快晴になり、この出来事がてるてる坊主の始まりとなったっていう説。
すると急に今までの雨が嘘のようにピタリと止んで快晴になり、この出来事がてるてる坊主の始まりとなったっていう説。
殺されてから晴れたんじゃたまったもんじゃないわね。
で、もうひとつの方は?
いじめられて自殺した坊主
それじゃもう一つの説を紹介するね
昔、珍念というお寺で修業中の若い坊主がいた。
しかし、珍念は他の坊主たちからいじめを受け、常日頃から殴る蹴るの暴行を受けていたんだ。
え、お寺でもいじめとかあんの……?
そんなある日、長雨が続きイライラしはじめた僧侶たちは普段以上に珍念をいじめるようになった。
そして、その中のリーダー格の一人が
「こんな雨が続くのも、お前のせいだ。明日までに雨をやませろ」
「もし、お前が雨をやませることができたらお前が欲しがっていた金の鈴と、飲みたがっていた酒をくれてやる。」
といったんだ。
「こんな雨が続くのも、お前のせいだ。明日までに雨をやませろ」
「もし、お前が雨をやませることができたらお前が欲しがっていた金の鈴と、飲みたがっていた酒をくれてやる。」
といったんだ。
ほう。
意外と気前がいいわね。
意外と気前がいいわね。
それを聞いた珍念はいじめから解放されるため、そして金の鈴やお酒のために夜明けまで寝る間を惜しんで祈祷を行った。
すると翌朝には何と雨がやみ、曇り空が広がっていたんだ。
すると翌朝には何と雨がやみ、曇り空が広がっていたんだ。
おっ、やったじゃん。
しかし、悲劇はここからさ。
実はいじめを行っていた僧侶たちは「晴れにしたら金の鈴と酒をやるといったんだ」とゴネはじめた上、珍念の態度が気に食わないと再びいじめが再開されることとなった。
うわぁ……
そして、珍念は金の鈴やお酒を貰えなかった事よりも変えることのできない自分の立場に絶望することとなる。
かわいそうに。
そして翌日は快晴になったんだけど、そこには寺の庭の木で首をくくって自殺をした珍念の姿があった。
ここでようやくいじめを行っていた僧侶たちは自分たちの罪に気づき、このことを忘れないように歌にして後世に伝えたっていう説。
ふーん。
どっちが本当なのかしらね。
どっちが本当なのかしらね。
それはわからない。
どっちともデマの場合もあるしね。
どっちともデマの場合もあるしね。
神のみぞ知るってやつかー。
子供の頃に一度は作ったであろう、てるてる坊主のちょっとしたホラーな一面をご紹介します!