なんか偉く偏ったテーマね。
やっぱり超常現象の原因の一つには「魔法」があると思うわけよ。
ふんふん。
ただ、その時に魔法や魔女について調べてたら「魔女を判別する方法」っていうのがあったんだけど、どれも理不尽な上に怖い話だったから紹介しようかなって。
紹介する動機が不純すぎない?
それじゃさっそく紹介していきまっす!
あんまり聞きたくない話かも……。
魔女狩りについて
魔女の判別方法に入る前に簡単に魔女狩りについて紹介しておくよー。
魔女狩りが始まったと言われているのは13世紀のフランス。
元々は異端審問が目的だったと言われていまっす。
魔女狩りが始まったと言われているのは13世紀のフランス。
元々は異端審問が目的だったと言われていまっす。
異端審問?
まぁ悪魔とか邪神を信仰していないかって事だね。
昔は「キリスト教徒以外は人間じゃない」みたいな風潮があった上に、キリスト教がかなり権力を握ってたからね。
昔は「キリスト教徒以外は人間じゃない」みたいな風潮があった上に、キリスト教がかなり権力を握ってたからね。
ふーん。
でもなんて異端審問が魔女狩りになるの?
でもなんて異端審問が魔女狩りになるの?
実は魔女狩りはかなり儲かるビジネスだったんだよ。
ビジネス……?
実は異端審問で魔女の烙印を押されて殺されてしまった人の財産は国が没収できたんだ。
そして没収した財産は法王庁や領主、異端審問官や司教達に分配されることになってたの。
そして没収した財産は法王庁や領主、異端審問官や司教達に分配されることになってたの。
つまり、魔女を見つければ見つけるほどお金が手に入るわけ。
ただの遺産目的の殺しじゃないの!
そうなんだよ……。
しかも女性が金持ちなほど配分が増えるって事で比較的裕福なユダヤ人の女性が標的になったっていう記録が残ってるんだ。
しかも女性が金持ちなほど配分が増えるって事で比較的裕福なユダヤ人の女性が標的になったっていう記録が残ってるんだ。
え、つまり魔女狩りは国家ぐるみの殺人事件ってこと……?
本気で魔女を信じてる人もいたと思うけど、そういう解釈もできるね。
しかも異端審問官たちは殺して財産を奪う気満々だから魔女を判別する方法は
「かならず魔女と判別できる方法」
ばかり用意されていたんだ。
「かならず魔女と判別できる方法」
ばかり用意されていたんだ。
魔女として疑惑をかけられたらアウトってこと……?
その通り……。
魔女を判別する5つの方法
それじゃ今回のメインテーマである魔女の判別方法についてでーす。
嫌な予感しかしない……。
判別方法その①:魔女の乳首
実は当時、魔女は必ず使い魔がいると信じられいて、その使い魔は魔女の乳で生きながらえると考えられていたんだ。
へー。
だから魔女には普通の乳首以外に使い魔に乳を与える第三の乳首があると考えられていたの。
でも、乳首が三つある人なんてそうそういないでしょ。
これが決め手になった人はあんまりいないんじゃないの?
これが決め手になった人はあんまりいないんじゃないの?
実はこの場合、本当の乳首じゃなくてもよかったんだよ。
というと?
胴体にホクロやアザがあっただけで「悪魔用の乳首」として魔女認定されてしまうんだ。
えっ……。
体にホクロが無い人なんていないんじゃないの……?
体にホクロが無い人なんていないんじゃないの……?
つまりこの方法を試されたら、その人はアウトってわけさ……。
判別方法その②水責め(試水法)
この方法は魔女と思われる女性を椅子に縛り付けて池や川に放り込む方法。
え……普通に溺死しちゃわない……?
うん……。
しかも恐ろしいのが判定の基準で
「引き上げた時に生きていたら魔女」
「水に浮かんで来たら魔女」
とされていたんだ。
しかも恐ろしいのが判定の基準で
「引き上げた時に生きていたら魔女」
「水に浮かんで来たら魔女」
とされていたんだ。
……。
どうあがいても助からないじゃない!
残念ながらその通り……。
この方法を試された時点で溺死か、魔女として烙印を押されるかの二択になってしまいます……
この方法を試された時点で溺死か、魔女として烙印を押されるかの二択になってしまいます……
ひどすぎる……。
判定方法その③体重測定
次にポピュラーなのが体重測定方法。
え……デブは魔女とか……?
いや、逆。
当時は魔女は体重が無いと思われていたので聖書と体重をはかりにかけて聖書より軽かったら魔女とされていたみたい。
当時は魔女は体重が無いと思われていたので聖書と体重をはかりにかけて聖書より軽かったら魔女とされていたみたい。
あー。私はやばいかもー♪
そうだね。ヤバいかもね。
天秤が!
……
ちなみにさすがに聖書より軽い人はいなかったから、この方法で魔女と判別される人はいなかった。
でも、あまりにも魔女が見つからないからすぐにこの方法は廃止されたみたいだけどね……。
でも、あまりにも魔女が見つからないからすぐにこの方法は廃止されたみたいだけどね……。
判別方法その④少女の尿入りライ麦のケーキ。
今度はちょっと変わった判別方法で、その方法というのが
「魔術に苦しんでいる少女の尿で作ったライ麦ケーキを犬に食べさせる」
という方法。
「魔術に苦しんでいる少女の尿で作ったライ麦ケーキを犬に食べさせる」
という方法。
……なんかえらくマニアックね。
実はこのケーキが魔女の分身になると考えられていて、犬が食べる事で魔女が苦しむっていう発想だったみたい。
おしっこをかけられたケーキを食べさせられるワンちゃんが可哀そう……。
ただ、実は当時、麦角菌ってよばれるライ麦に寄生する菌が原因で食中毒や幻覚症状を起こす人がいたんだよ。
でも、当時の科学では麦角菌が原因だと判明していなかったからライ麦を食べて発狂(幻覚症状)すると魔女とされていたみたいだね。
でも、当時の科学では麦角菌が原因だと判明していなかったからライ麦を食べて発狂(幻覚症状)すると魔女とされていたみたいだね。
ふーん。
まぁ麦角菌ってのはともかく、なんで少女のおしっこを混ぜるの?
まぁ麦角菌ってのはともかく、なんで少女のおしっこを混ぜるの?
それはまぁ……。
雰囲気かなぁ……?
……。
判別方法その⑤針刺し検査
そして最後はかなり痛々しい判別方法である針刺し検査。
針刺し……。
魔女には悪魔と契約したときに烙印が押されると言われていたんだけど、その烙印は人間の目には見えないという設定だったんだ。
ふんふん。
しかし、その烙印が押された場所は痛覚がないとされていて、体中を針で刺して痛みを感じない所をさがすという判別方法。
ふーん……。
あれ?
それってつまり……
あれ?
それってつまり……
そう。体中を針で刺されまくる……。
しかも痛がっても「演技だろ」って辞めてもらえず、結局魔女として烙印を押されちゃう……。
しかも痛がっても「演技だろ」って辞めてもらえず、結局魔女として烙印を押されちゃう……。
うわぁ……。
もう拷問じゃん……。
もう拷問じゃん……。
まぁこれは判別方法だから序の口で拷問となったらもっとえげつないことが行われてたんだけどね……。
以上が簡単だけど魔女狩りと魔女の判別方法についての紹介でした。
どうだった?
世の中の科学が発展して平和になってよかったわね……。
そだね。
ストレス社会ではあるけど、少なくとも魔女として変な拷問にかけられずには済むもんね……。
ストレス社会ではあるけど、少なくとも魔女として変な拷問にかけられずには済むもんね……。
それも「魔女狩り」と「魔女の判別方法」についてでっす!