毒に魅了されたサイコパス「グレアム・ヤング」!家族や同僚は“モルモット”!

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ぐっさん
今回の都市伝説のテーマはずばり「毒」!
それも毒殺という行為に魅了された「グレアム・ヤング」について紹介していきたいと思います!
マキエ
毒殺……。
今回は殺人鬼の話なのかしら……。
ぐっさん
んー……。
殺人鬼には違いないんだけど、イメージ的にはサイコパスって感じかなぁ。
マキエ
殺人鬼とサイコパスって似たようなもんじゃ無いの?
ぐっさん
これはボクのイメージだけど、殺人鬼っていうのは“人を殺したい”というはっきりとした意志を持っている場合が多いんだ。
簡単に言うとそこには明確な「殺意」があると思うんだよ。
マキエ
んん?
ぐっさん
ただ、サイコパスの場合は別に殺したいと思っている訳じゃ無くて「自分がやりたい事をやった結果、人がどんどん死んでいく。」って感じ。
しかも本人には罪の意識は全くないっていう。
マキエ
そう聞くと結果は一緒だけど確かに別物に聞こえるわね。
マキエ
で、今回の場合は後者だと……?
ぐっさん
そう。
今回は“毒薬”が大好き過ぎて家族や同僚に次々に毒を盛って毒殺していった話なんだよ。
マキエ
え、家族にも毒を盛ったの……?
ぐっさん
うん。しかも
「ボクの一部は彼らを人として見るのを辞めてしまった。彼らはモルモットになっていた。」
という名言を残していたりします。
マキエ
本物のサイコパスが言うと重みが違うわね……。
ぐっさん
それじゃ早速紹介していきまっす!
ぐっさん
あ、ちなみに今回の話は割と長いです。
マキエ
え~……。

イギリスが生んだ最強のサイコパス「グレアム・ヤング」

ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介する人物の名前は「グレアム・フレデリック・ヤングGraham Frederick Young)」。
通称「グレアム・ヤング」で、犯罪が発覚した後、マスコミからは「ワールズ・ポイズナー」や「ティーカップ・ポイズナー」と呼ばれたサイコパス毒殺魔です。
ぐっさん
グレアムは1947年にロンドンのニーズデンという所で生まれ、父親の名前は「フレッド」。母親の名前は「マーガレット」というんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ただ、母親のマーガレットはグレアムを妊娠中に胸膜炎にかかってしまって、グレアムが生まれた3ヶ月後には病死してしまう。
マキエ
ありゃりゃ……。
ぐっさん
そして生まれたばかりのグレアムは姉のウィニフレッドと共にフレッドの妹である「ウィニー」の家に預けられる事になり、そこで数年暮らす事になる。
ぐっさん
その後、父親のフレッドは「モリー」という別の女性と再婚。
そして女手ができた事からグレアムとウィニフレッドをウィニーの家から呼び戻し、父親のフレッド、後妻のモリー、長女のウィニフレッド、そしてグレアムの4人で暮らす事になるんだ。
マキエ
ちょっと複雑な家庭環境っぽいわね。
ぐっさん
そうかな。
これぐらいなら割とあるんじゃない?
ぐっさん
そして小学生ぐらいまで成長したグレアムは友達と遊ばずに、ずっと一人で本を読んでいるタイプの子に育つんだ。
マキエ
ガリ勉って感じ?
ぐっさん
まぁイメージとしてはそうだね。
ただ、成績は良くなかったみたいだからガリ勉とはちょっと違うかな。
マキエ
えぇ……。
本が好きなのに勉強できないって矛盾してない……?
ぐっさん
グレアムは好きな事についてはすごいのめり込むタイプだったんだけど、興味が無い事には一切興味がなかったみたい。
マキエ
あ、なんかサイコパスのにおいがしてきた……。
実はその好きな事ってのが毒物だったって事でしょ?
ぐっさん
そのとおり。
グレアムは元々化学が好きだったんだけど、特に毒について熱心になり始めたのは9歳の頃。
いろんな薬品を集めては父親のフレッドに買ってもらった化学実験キットで遊ぶのが趣味になっていたんだ。
マキエ
なんでそんな危ない物を買い与えているのよ……。
ぐっさん
この頃は「化学に興味がある子供」って感じだったからね。
父親のフレッドも長所を伸ばそうとしたんじゃないかな。
マキエ
なるほど……。
ぐっさん
ただ、グレアムは家族の希望に反してかなりヤバい感じに成長を遂げます。
マキエ
ヤバい感じ?
ぐっさん
グレアムはナチス・ドイツのナチズムに傾向し、ヒトラーを崇拝し、尊敬する人物は「ウィリアム・パーマー」という非常に偏った人物になるんだ。
マキエ
ウィリアム・パーマーって誰?
ぐっさん
ウィリアム・パーマーは1800年代にイギリスに実在した毒殺で有名な殺人鬼だよ。
マキエ
うへぇ……。
ぐっさん
そしてグレアムが初めての犯行に及んだのは13歳の時。
当時のグレアムはお小遣いを貯めて薬局でアンチモンを購入し、それを小さな薬瓶に詰めて「ちいさな友達」と呼んでいたんだ。
マキエ
そのアンチモンってのが毒薬なの?
ぐっさん
アンチモンにも三酸化アンチモンや塩化アンチモンなど、いろいろな形状があるんだけど、グレアムが使っていたのは正確には「酒石酸アンチモンルカリウム」。
これは催吐剤や去痰剤として使われる薬でもあるんだ。
マキエ
ん?毒じゃなくて薬なの?
ぐっさん
といっても非常に副作用が多くて、使い方が難しい薬って感じかな。
使用量を超えたら中毒症状がでるし。
マキエ
結局毒じゃん……。
ぐっさん
まぁ薬なんてどれも使用方法や使用量を間違えたら毒になるよ。
ぐっさん
で、最初のアンチモンの犠牲となったのは同級生だった「クリス・ウィリアム」という男の子。
ウィリアムは学校でグレアムとささいな事で喧嘩するんだけど、その一週間後にグレアムからサンドイッチを貰ったんだ。
マキエ
あー……。
ぐっさん
ウィリアムは仲直りのしるしだと思ってグレアムから貰ったサンドイッチを食べるんだけど、その直後に激しい嘔吐に襲われてしまう。
そしてこの頃からグレアムは家族にも毒を盛り始め、父親のフレッドを始め、母親のモリーも姉のウィニフレッドも下痢や嘔吐、激しい頭痛に襲われるようになるんだ。
ぐっさん
ちなみに、この時点で父親のフレッドはグレアムの化学実験が原因だと考えて、自宅で化学実験を行う事を禁止したんだって。
マキエ
え、化学実験っていうか、毒を盛られてる訳よね……?
ぐっさん
本当のところはそうなんだけど、フレッドはグレアムが調理用のポットや鍋を化学実験に使い、キレイに洗わなかったことが原因と考えたんだよ。
さすがに自分の子供が食事に毒を盛るなんて考えつかなかったんじゃないかな。
マキエ
なるほど……。

第一の死者「義母のマリー」

ぐっさん
そして初めて死者が出たのは1962年の4月21日。
この頃にはグレアムは定期的に家族の食事にアンチモンを盛っていて、特に義母のモリーにいたっては頭髪が抜け落ちて、まるで老婆のような姿になっていたんだ。
マキエ
げ……。
ぐっさん
そしてある日、父親のフレッドは庭を凝視しつづけるグレアムを見かけるんだ。
気になったフレッドはグレアムが何を見ているのか確認したところ、そこには痙攣を起こし口から泡を吹いている妻のモリーの姿があったんだ……。
マキエ
うへぇ……。
ぐっさん
フレッドは大慌てで救急車を呼びモリーを病院に連れて行ったんだけど、残念ながらその日の夕方にはモリーは帰らぬ人となってしまう。
ちなみに当然犯人はグレアムなんだけど、この日はとどめの一撃として酢酸タリウムを食事に混ぜていたらしい。
マキエ
それも毒?
ぐっさん
まぁ毒っちゃ毒だね。
昔は殺鼠剤として使われていた物で致死量は約1グラム。
マキエ
ヤバいぐらいの毒じゃん……。
ぐっさん
そして、その後はモリーの葬式が行われるわけだけど、グレアムはは何故か土葬に反対し火葬するよう家族全員を説得したんだ。
マキエ
つまり証拠を消そうって事ね?
ぐっさん
おそらくね。
家族も最初は火葬に反対していたんだけど、グレアムがどうしても諦めなかったから結局は火葬して埋葬される事になるんだ。
ぐっさん
ちなみにモリーの葬式にはモリーの兄「フランク・ウォーカー」も出席していたんだけど、葬式中に激しい下痢と嘔吐に襲われる事になる。
マキエ
あっー……。
ぐっさん
彼曰く
「グレアムが勧めてきたサンドイッチとピクルスを食べた直後に体調が崩れた」
と語っていたりします。
マキエ
なんか、お葬式のついでみたいな感じで毒を盛って来るわね……。

父親を病院送りにして強制入院となったグレアム

ぐっさん
モリーがいなくなった後、グレアムが次の標的にしたのは一緒に住む父親のフレッドと姉のウィニフレッド。
特に父親のフレッドに毒を盛るのが日課になっていて、遂にフレッドはアンチモンによる中毒で入院する事になってしまうんだ。
マキエ
さすがに危機感を感じて欲しい所ね……。
ぐっさん
いや、この時点ではフレッドもうすうす感づいてはいたらしいよ。
ちなみに一方でグレアムは家で化学の実験が禁止されていたけれど、学校の理科室を自由に使わせてもらっていたらしい。
マキエ
自分の家より快適な場所を見つけたわけか……。
ぐっさん
そしてある日、あまりにも熱心に化学の実験を行うグレアムをみて、理科の教師は少し恐怖を覚えてグレアムの机の中を調べたんだって。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
するとそこには毒薬が入った瓶と毒薬について調べたノート、そして毒を飲んで苦しみながら死ぬ人の絵や毒物のすばらしさを説いた詩が発見されたんだ。
マキエ
普通なら中二病って感じなんでしょうけど、グレアムの場合は本気でヤバそうね……。
ぐっさん
理科の教師は慌てて校長に報告。
そして学校側は進路相談を装ってグレアムを精神科医による面談を実施する事にしたんだ。
マキエ
ほう。
ぐっさん
ちなみにこの面談は5月20日に行われたんだけど、グレアムは精神科医に対して自分の薬物に対する知識や実験の成果を延々と語ったんだって。
ぐっさん
そしてグレアムの話をきいた精神科医は聞き
「キミの知識はすばらしい。専門家レベルだ。高校を飛び級して大学に入学できるかもしれないな。」
と褒めちぎったそうだよ。
マキエ
え、なに、精神科医も狂ってんの……?
ぐっさん
精神科医に褒められたグレアムは鼻高々で帰宅したそうだけど、一方で精神科医は警察に直行したんだって。
マキエ
あぁ、精神科医のテクニックか……。
本気でグレアムの知識を褒めているのかと思った……。
ぐっさん
だとしたら超怖いけどね。
ぐっさん
そして精神科医から通報を受けた警察は翌日にグレアムの家に家宅捜索に入るんだけど、グレアムの部屋からはアンチモンをはじめ、タリウムやジギタリス、アトロピンなど様々な毒物が発見。
その量は軽く数百人を殺せる量だったらしい。
マキエ
うへぇ……。
ぐっさん
その後、グレアムは父親に毒を盛った罪と友人に毒入りサンドイッチを食べさせた罪で立件される事になるんだけど、同時に精神鑑定も行われたんだ。
マキエ
ヤバイ結果が出そうね……。
ぐっさん
そして導き出された診断結果は「道徳観念の著しい欠如」。
グレアムは人が持ち合わせているはずの道徳心が一切ないと判断されてしまうんだ。
マキエ
つまり根っからのサイコパスって事ね……。
ぐっさん
そだね。
ちなみに家族に毒を盛っていた件については
「家族をターゲットとしたのは毒を盛った結果を観察しやすいからであり、化学者特有の合理性に基づいている。」
という診断結果がでていたりします。
マキエ
つまり?
ぐっさん
まぁ家族や人を人と見ていないって事だね。
“丁度いい対象が近くにいたから毒を盛った”的な?
マキエ
もう完璧にヤバイ人じゃん……。
ぐっさん
ただ、責任能力はあると判断されたので有罪となり、グレアムはブロードムーア精神病院という病院に15年間の強制入院が言い渡される事になるんだ。
マキエ
人を殺しておいて精神病院行きって罪が軽くない……?
ぐっさん
あー。今回の件で立件されたのは父親と友人の件だけだったからね。
母親のモリーについては火葬されていたせいで証拠不十分で起訴されなかったんだよ。
マキエ
なるほど……。

精神病院内で知識を蓄え、毒を盛り続けたグレアム

ぐっさん
グレアムが入院したブロードムーア精神病院は精神病院の中でも重傷者が入る精神病院として有名で、一部では“一度入院したら退院する事ができない”という噂が立つぐらいの病院だったんだ。
マキエ
それだけヤバイ人たちが入院している病院って事ね?
ぐっさん
そう。
ただ、グレアムは入院中に治療らしい治療は行われず、せいぜい鎮静剤を飲まされるぐらいで他は自由に行動できたんだ。
マキエ
え、なんで!?
ぐっさん
なんでも13歳という若さのせいで医者は油断していたらしい。
マキエ
あー……。
ぐっさん
一方でグレアムは病院内の図書館で一日のほとんどを過ごし、薬に関する本を読み漁って知識を深めていったんだ。
マキエ
あ、なんか嫌な予感……。
ぐっさん
そしてブロードムーア精神病院内でも事件がおこります……。
ぐっさん
ブロードムーア精神病院にはジョン・ベリッジという患者が入院していたんだけど、ある日突然、痙攣発作を起こし死亡してしまうんだ。
そして検死の結果、シアン化合物による中毒死と判明。
ぐっさん
病院は直ちに入院患者の持ち物を行ったんだけどシアン化合物は発見できず、事件は未解決のまま終わってしまうんだ。
マキエ
どうせグレアムが盛ったんでしょ?
ぐっさん
まぁその可能性が高いけどね。
これは後から分かった事なんだけど、シアン化合物はローリエ(月桂樹)の葉っぱから抽出が可能なんだけど、病院内の観葉植物の殆どがローリエだったんだ。
マキエ
つまりグレアムが図書館で得た知識をつかって自分で毒を作ったと……?
ぐっさん
まぁあくまで可能性の話だけどね。
ぐっさん
あと病院では社会復帰の一環としてグレアムを調理場係として働かせた事もあるそうだよ。
マキエ
毒殺魔を調理場で!?
正気なの!?
ぐっさん
なんでも治療の一環で「信頼されている」という信頼感を感じさせる為だったらしいよ。
マキエ
で?結果は?
ぐっさん
グレアムが淹れたコーヒーには、がっつりトイレ用洗剤が入ってたそうだけどね。
マキエ
見事に期待を裏切らないわね……。
完璧に殺しにきてるじゃん……。
マキエ
え、まさかそのコーヒーを誰かが飲んじゃったの?
ぐっさん
いや、治療の一環で行ったってだけで、本当は誰一人グレアムを信用していなかったから誰もトイレ用洗剤入りコーヒーは飲んでないよ。
マキエ
さすがにそりゃそうか……。
ぐっさん
そして入院してから3年の月日がたった1965年にグレアムは退院許可の嘆願書を出す権利をもらいます。
マキエ
ほう。
ぐっさん
当然、グレアムは退院させてもらえるよう嘆願書を提出するんだけど、父親のフレッドが断固拒否したため、退院の嘆願は却下される事になるんだ。
マキエ
まぁそりゃそうよね。
ぐっさん
ただ、一方でグレアムは退院を却下された事に腹を立てティーポットの中に洗剤を混ぜて他の入院患者に飲ませようとする。
マキエ
なんで全部、毒に結び付けるのよ……。
ぐっさん
まぁそれもあっさりバレて、ついにグレアムは集中監視棟に移される事になるんだ。

退院に成功し、次のターゲットは同僚へ

ぐっさん
ティーポットの一件で集中監視棟に移されたグレアムは、いままでのような自由は与えられず不自由な生活を送る羽目になっていたんだ。
マキエ
まぁ自業自得よね。
ぐっさん
そして今回の一件で「毒を盛ると退院できない」と学習したグレアムは毒を毒に関する研究を全て止め、毒について一切の興味を失ったフリをし続けたんだ。
マキエ
何でもうちょっと早く気付かないのかしら……。
ぐっさん
その後、グレアムは数年間、毒や薬品から離れ模範的な行動を繰り返すんだけど、その行動が認められ1971年に主治医はグレアムは完全に完治したという報告書を提出し、2月4日に退院許可がでる事になるんだ。
マキエ
でも、それは毒に興味を失ったフリをしているだけなのよね?
ぐっさん
もちろん。
なんでも退院直前に看護師に対して
「入院していた年の数だけ毒殺しようとおもうんだ」
と語っていたらしいよ。
マキエ
そこで退院を延期させろよ!
ぐっさん
そして退院したグレアムは姉のウィニフレッドの家に住まわせてもらう事になるんだけど、その後「ジョン・ハイランド」という会社に就職する事にしたんだ。
マキエ
そのジョン・ハイランドっていうのはどんな会社なの?
ぐっさん
ジョン・ハイランドは光学機器を取り扱う会社でね、グレアムはこういう会社なら薬品を多く取り扱っているだろうと考えたんだよ。
マキエ
やっぱりメインはそこか……。
ぐっさん
ちなみにこのれが履歴書に貼った当時のグレアムの写真。
ぐっさん
この写真は本人のお気に入りで後に再逮捕された時には自分でマスコミに配ったらしいよ。
マキエ
偏見かもしれないけどちょっとヤバい顔つきな気がする。
ぐっさん
で、入社面接を受けたグレアムは嘘を重ねて面接をパスし、晴れてジョン・ハイランド社の仲間入りを果たすんだ。
マキエ
で、また死者がでると……。
ぐっさん
そう……。
一番最初に犠牲になったのは「ボブ・エッグル」。
ボブはグレアムが定期的に差し入れとして持ってきた紅茶を飲むたびに激しい腹痛や嘔吐に襲われ、最終的には激痛に苦しみながら命を落としてしまうんだ。
マキエ
いきなりかぁ……。
ぐっさん
そしてグレアムの暴走は加速し、部長の「ピーター・バックス」や先輩の「フレッド・ビッグス」「デヴィッド・ティルソン」「ジェスロ・バット」「ダイアナ・スマート」が次々に下痢や嘔吐、激しい体の痛みを訴え始めるんだ。
マキエ
片っ端から全力で毒を盛ってってるわね……。
ぐっさん
中でもフレッドが特に重症で入院する事になるんだけど、入院したあとすぐに命を落とし、入社半年で2名の社員が毒殺される結果になるんだ。

再逮捕と下宿先から発見された「毒殺日記」

ぐっさん
次々と社員が謎の病気に見舞われた事をうけ、感染症を疑ったジョン・ハイランド社の社長の「ジョン・ハイランド」はかかりつけ医であるイアン・アンダーソンという医師に調査を依頼する事にしたんだ。
マキエ
ジョン・ハイランドって人の名前だったんだ。
ぐっさん
そだよ。
そしてその結果、体調不良に陥っている社員はタリウムによる中毒症状という事が判明するんだ。
マキエ
あー。会社で入手したタリウムを毒として盛っていたって事ね。
ぐっさん
いや、会社ではタリウムを使っていなかったからわざわざ自分で購入して盛っていたみたいだよ。
マキエ
なんでそんな足が付くような事を……。
ぐっさん
まぁそのへんもサイコパス特有の行動だよね。
ぐっさん
そして医者のイアンは本当の事は判っていたけれど、さらに混乱を招くといけないと考えた結果、社長と相談して社員達にはウィルスによる感染症の恐れがあると説明したんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
すると、その説明を聞いていたグレアムは突然イアンに
「どうして重金属による汚染の可能性を排除するのか?」
「今回の症状は重金属中毒の症状だ。」
「死亡した人と、今病気の人では症状が違うのを気づいているのか。」
と、食って掛かったんだ。
マキエ
えぇ~……。
なんで自分から……。
ぐっさん
毒をウィルスのせいにされるのが許せなかったんじゃない?
マキエ
そういうもんかしら……。
ぐっさん
そしてこの質問がきっかけとなり、イアンとハイランドはグレアムが犯人だと確信し警察に通報。
一方で通報をうけた警察はグレアムの前科を確認した結果、再犯を犯したと判断して逮捕する事になるんだ。
ぐっさん
そして翌日には再びグレアムの家に家宅捜索に入るんだけど、そこで様々な毒薬と一冊のノートを発見するんだ。
マキエ
ノート?
ぐっさん
うん。
そのノートは日記みたいな物で後に「毒殺日記」と呼ばれるようになるんだけど、中には毒を盛った相手の事が事細かく書かれていたんだよ。
マキエ
げ……。
ぐっさん
ちなみに内容はこんな感じ。
ぐっさん

 10月31日:「Fに致死量の特別混合剤を投与した。明日どうなっているか楽しみだ」

 11月1日:「Fは出社していない」

 11月3日:「Fは既に重体だ。意識不明で、麻痺と失明が進行している。あと2、3日もすれば最期を迎えるだろう。その方が彼には救いになる。仮に生き延びたとしても、永久に障害者になるだろうから、死んだ方がいいのだ」

 11月4日:「或る医者によればFの症状はウイルスによるものだという。私と張り合おうとしているのだろうか」

 11月10日:「Fはまだ生きている。特別混合剤に耐えるとは、なんという強靱な体力なのだろう。生きていられると厄介なことになりかねない」

 11月17日;「Fの治療が効果を上げている。てこずらせる奴だ。3週間も延命すれば、そのまま生き続けるだろう」

マキエ
もう半分以上ホラー映画の世界じゃん……。
ぐっさん
ちなみに文面にでてきている「F」っていうのは入院後に死亡したフレッドの事ね。
ぐっさん
そしてこれがきっかけとなりグレアムは逮捕。最終的に2件の殺人と2件の殺人未遂、そして多数の傷害罪で有罪が確定。
裁判では終身刑を言い渡される事になるんだ。
マキエ
死刑にはならなかったんだ……。
ぐっさん
やっぱり病気ってのもあったんじゃない?
ぐっさん
ちなみに裁判が終わった後、グレアムは姉と叔母に面会を希望するんだけど、そこでグレアムは
「色々と迷惑をかけてすみませんでした。私のことはどうか忘れてください。」
と謝罪したそうだよ。
マキエ
えぇ~……。
いまさら……?
ぐっさん
もしかしたら本当は誰かに止めて欲しかったのかもしれないね。
ぐっさん
その後、グレアムはバークハースト刑務所に収監されるんだけど1990年8月に42歳で心臓発作で死亡し、今回の事件は終息する事となります。
マキエ
え、刑務所内で心臓発作って怪しくない?
ぐっさん
なかなか鋭い所をつくね。
実は刑務所内で毒を生成している時に誤って服薬したか、自殺したんじゃないかとも言われてたりする。
ぐっさん
一方で毒を扱っているうちに体内で毒物が蓄積していて、体が弱っていたっていう説もあるけど、真実は闇の中かな。
マキエ
むぅ。なんか最後の最後で気になる終わり方ね……。

まとめ

ぐっさん
以上が毒に魅了されたサイコパス「グレアム・ヤング」でした。
どうだった?
マキエ
話が長い。
ぐっさん
それ以外の感想でお願いします……。
マキエ
ん~……。
なんか本当に病気の人ってホラーとは別の怖さがあるわね……。
息を吸うようにごく自然に人に毒を盛るあたりとか。
ぐっさん
そうだね。
自然災害的などうしようもなさを感じるよね。
ぐっさん
まぁある意味病気だから仕方ないのかもしれないけど。
マキエ
仕方ないの一言でトイレ用洗剤を飲まされたらたまったもんじゃないわ……。
マキエ
でも、最初はもっと沢山の人が犠牲になってるのかと思ってたわ。
ぐっさん
グレアムの目的は「毒を飲ませる事」であって「殺害する事」じゃないからじゃない?
そういった意味でも最初から最後までブレることなく毒を盛ってたんじゃないかな。
ぐっさん
それに毒以外に興味がいってたら天才的な偉人になってたのかもしれないしね。
マキエ
いや、さすがにグレアムが偉人になるイメージは沸かないカナ……。
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2 件のコメント

  • いつも楽しく読ませていただいてます。
    最近死刑執行された某宗教団体の幹部もグレアムも知識への探究心をいい方で使えてたら、人を傷つけ人の命を奪う人間でなく、多くの人を救う偉人になれたかもしれないのにもったいない。

    • マヤさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>知識への探究心をいい方で使えてたら
      その通りですね。結局のところ何事も使い方や使い道が重要なのかもしれません。
      今回のグレアムの場合ももう少し良いほうに転べば新薬の発見などに繋がったかもしれませんね。

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