エリクサー？
あれ？エリクサーって知らない？
結構有名な秘薬なんだけど。
結構有名な秘薬なんだけど。
いや、エリクサーぐらい知ってるわよ。
エリクサーってあれでしょ？
ゲームとかでHPとMPを全回復する回復アイテムだけど、実際は温存しすぎて最後まで使わないままエンディング迎えるやつ。
エリクサーってあれでしょ？
ゲームとかでHPとMPを全回復する回復アイテムだけど、実際は温存しすぎて最後まで使わないままエンディング迎えるやつ。
う……。
確かに身に覚えが……。
確かに身に覚えが……。
で、そのエリクサーがどうかしたの？
おっと。そうだった。
エリクサーって現実世界では錬金術で生み出した不老不死の薬とか万能薬って扱いをされているんだけど、実はそのエリクサーが現実世界で発見された上にレシピも判明したっていう話があるんだよ。
エリクサーって現実世界では錬金術で生み出した不老不死の薬とか万能薬って扱いをされているんだけど、実はそのエリクサーが現実世界で発見された上にレシピも判明したっていう話があるんだよ。
マジで！？
それじゃさっそく紹介していきまっす！
エリクサーの生みの親。大錬金術師「ヘルメス・トリスメギストス」
それじゃ、まずは今回発見されたエリクサーの話に入る前に簡単に現実世界のエリクサーについて紹介していくね。
そういうのは別に要らないんだけど……。
まず、エリクサーは様々な呼び方があって他には「エリクシャー」とか「エリクシル剤」とか「エリクシール」なんて呼ばれていたりもするんだ。
あ、それは知らなかった。
そしてそのエリクサーを生み出したのが錬金術の生みの親である「ヘルメス・トリスメギストス」。
このヘルメスっていうのは神話に登場する神様なみたいな人物なんだけど、世界で初めて錬金術を生み出し、そして唯一「賢者の石」を手に入れた人物とも言われているんだ。
このヘルメスっていうのは神話に登場する神様なみたいな人物なんだけど、世界で初めて錬金術を生み出し、そして唯一「賢者の石」を手に入れた人物とも言われているんだ。
へー。
そしてエリクサーを生み出したのもヘルメスで、文献によってはどちらも不老不死や万能薬といった生命を超越する物っていう観点から「賢者の石＝エリクサー」っていう解釈もあるみたいだね。
エリクサーって意外と色々歴史があるのね。
ゲームで使われる回復アイテム程度にしか思ってなかったわ。
ゲームで使われる回復アイテム程度にしか思ってなかったわ。
でも、それってあくまで神話の中だけの話なんでしょ？
現実世界でエリクサーが見つかったってどういう事？
現実世界でエリクサーが見つかったってどういう事？
アメリカで発見されたエリクサーの小瓶「Elixir of Long Life」
それじゃ今回の本題である現実世界で発見されたエリクサーについて紹介していくけど、今回のエリクサーが発見されたのはニューヨークのローワーイーストサイド。
そこで「Elixir of Long Life」と刻まれた緑色の小瓶が発見されたんだ。
そこで「Elixir of Long Life」と刻まれた緑色の小瓶が発見されたんだ。
エリクサー オブ ロングライフ？
まぁ意訳すると「長寿のエリクサー」って感じかな。
この小瓶は1585年に建設された建築物を解体している時に発見されたんだけど、その話が文化遺産の研究と保護を行っているChrysalis Archeologyという組織の耳に入って、結果的に考古学者を交えた調査チームが結成されたんだ。
この小瓶は1585年に建設された建築物を解体している時に発見されたんだけど、その話が文化遺産の研究と保護を行っているChrysalis Archeologyという組織の耳に入って、結果的に考古学者を交えた調査チームが結成されたんだ。
なんか割と大事になってきたわね。
その後、Chrysalis社は様々な検査や調査をを行ったんだけど、その結果このエリクサーには数種類のハーブとアルコールが含まれている事が判明したんだ。
そして、過去数世紀に渡る医薬書と照らし合わせた結果、ついにエリクサーに使われていた素材とその調合方法が明らかになったのです！
不老不死の秘薬「エリクサー」の作り方
それじゃ次はエリクサーの素材と調合方法について紹介していきまっす！
え、公開されてんの？
マキエだって気になるでしょ？
そりゃそうだけど、公開されているのがなんか意外だなって。
では、伝説の秘薬であるエリクサーの素材はこちらでっす！
■アロエ―――13g
■大黄（ルバーブ）―――2.3g
■リンドウの根茎―――2.3g
■紫ウコン（ホワイトターメリック）―――2.3g
■サフラン―――2.3g
■精製水―――114ml
■アルコール（ウォッカ・ジン）―――240ml
■大黄（ルバーブ）―――2.3g
■リンドウの根茎―――2.3g
■紫ウコン（ホワイトターメリック）―――2.3g
■サフラン―――2.3g
■精製水―――114ml
■アルコール（ウォッカ・ジン）―――240ml
なんか身近な素材ばかりなんだけど……。
ちなみに作り方としては
①アロエを絞る
②大黄、リンドウ、紫ウコンを混ぜてすり潰す
③残った全ての材料を一つにまとめてかき混ぜる
④たまにかき混ぜながら3日間寝かせる
⑤固形物をフィルターで濾して瓶に詰める
⑥完成
②大黄、リンドウ、紫ウコンを混ぜてすり潰す
③残った全ての材料を一つにまとめてかき混ぜる
④たまにかき混ぜながら3日間寝かせる
⑤固形物をフィルターで濾して瓶に詰める
⑥完成
って感じらしいよ。
……。
ねぇ、一つ聞いてもいい？
ねぇ、一つ聞いてもいい？
ん？
これってハーブ系のお酒、つまりカクテルのレシピじゃないの……？
あ、ばれた？
うぉい！
発見されたのは一昔前の健康志向品だった……？
残念ながら今回発見されたエリクサーとそのレシピでは不老不死になることはできません……。
いや、それは元からわかってるけれど、ここまで話を引っ張っておいて“実はカクテルのレシピでした”ってどういう事よ。
実際の話としては最初の内は本物のエリクサーでは無いにしても、古代文化的な何かだと思われていたみたいなんだ。
ただ、考古学者が調査に参加した時点ですぐに「19世紀に一般的に使用されていた健康酒（カクテル）だった」って事が判明しちゃったんだって。
へぇ。
まぁ本当にエリクサーが開発されていたなら大事件だもんね。
まぁ本当にエリクサーが開発されていたなら大事件だもんね。
ところが、調査班の班長は
「一体、このエリクサーはどんな味がしたんだろう」
と感じた結果、錬金術とか古代遺産とは一切無縁であるのを分かった上で調査を続行したんだよ。
「一体、このエリクサーはどんな味がしたんだろう」
と感じた結果、錬金術とか古代遺産とは一切無縁であるのを分かった上で調査を続行したんだよ。
その結果、判明したのがさっき紹介した材料とレシピってわけ。
つまり酒の味が知りたい為だけに過去の医薬書を引っ張り出してきて最後まで調査を続けたってこと……？
まぁ、そんな感じかな。
ある意味それも凄いわね……。
まとめ
以上が現実世界で発見された不老不死の秘薬「エリクサー」についてでした。
どうだった？
どうだった？
どうだったって言われても、結局ガセネタじゃないの……。
あえて言うなら過去の私に「オチはしょうもない話だぞ」って教えてあげたい気持ちかな……。
あえて言うなら過去の私に「オチはしょうもない話だぞ」って教えてあげたい気持ちかな……。
なかなか手厳しい感想だね……。
そういえば、少し前にサントリーがスクエアエニックスとコラボして瓶詰めの清涼飲料水をポーションを販売してたじゃない？
ああ、あったね。
あの表現しがたい味の奴。
あの表現しがたい味の奴。
それが100年後とか200年後とかに廃墟から偶然発見されたら今回みたいな話になるんじゃないの……？
あー。確かに“ポーションを販売していた”っていう記録が全て失われていたら起こってもおかしく無いかもね。
ところでマキエはお酒好きでしょ？
エリクサーの味とか興味沸かないの？
エリクサーの味とか興味沸かないの？
私はビールのほうが……。
マキエって本当にオッサン臭いよね……。
あ”ぁ？
それも、今じゃ誰もが知ってる「エリクサー」について紹介したいと思いまっす！