ナウル共和国……。聞いた事が無いわね。
この国もシーランド公国みたいな“自称”国家って奴?
この国もシーランド公国みたいな“自称”国家って奴?
いや、ナウル共和国はちゃんと世界にも認められている国家だよ。
ただ、このナウル共和国は普通じゃありえないような事態に陥っている非常に恐ろしい国家なんだ。
ただ、このナウル共和国は普通じゃありえないような事態に陥っている非常に恐ろしい国家なんだ。
非常に恐ろしいって……
メキシコより怖いの……?
メキシコより怖いの……?
マキエのメキシコのイメージってどんなんだよ……。
メキシコって麻薬のせいで治安がヤバイってよく聞くから……。
たしかにそうらしいけど、今回のナウル共和国はヤバさのベクトルが違うかな。
というと?
なんと国民の90%が無職で肥満症かつ糖尿病。
まぁ都市伝説っていうより、都市伝説並みに信じられない話ってかんじかな。
まぁ都市伝説っていうより、都市伝説並みに信じられない話ってかんじかな。
……ヤバくない?
かなりヤバイ。
それじゃ早速紹介していきまっす!
それじゃ早速紹介していきまっす!
世界で三番目に小さい国「ナウル共和国」
それじゃ改めて今回紹介するのは「ナウル共和国」について。
まずは簡単にナウル共和国の国や位置関係について紹介していくね。
まずは簡単にナウル共和国の国や位置関係について紹介していくね。
まずナウル共和国は太平洋南西部にある珊瑚礁でできた南国の島で、世界で3番目に小さい国だったりします。
ほう。ちなみにどれぐらい?
面積としては21km2。
ちなみに東京の品川区で約22km2だから、ほとんど品川区と同じぐらいの大きさだね。
ちなみに東京の品川区で約22km2だから、ほとんど品川区と同じぐらいの大きさだね。
そう聞くと大分ちっさいわね。
だね。
ちなみに人口は10,000人~14,000人前後といわれていて、人口もかなり少ないほうだね。
ちなみに人口は10,000人~14,000人前後といわれていて、人口もかなり少ないほうだね。
で、その90%もの人が無職と……?
そう。今じゃ国の継続すら危ぶまれるぐらい危機的状況に陥っているんだ。
ナウル共和国の国民のほとんど無職でヤバイ
それじゃ次にナウル共和国のヤバイポイントについて紹介していくけれど、一番ヤバいのはやっぱり失業率の多さ。
さっきから何度も言ってるけど、ナウル共和国は国民の90%が無職なんだ。
さっきから何度も言ってるけど、ナウル共和国は国民の90%が無職なんだ。
どうしてそんな事に……?
実はナウル共和国は海鳥たちの糞のおかげで大量のリン鉱石があって、1900年代はそのリン鉱石の採掘事業のおかげで世界でトップレベルのかなり豊かな国だったんだ。
税金は無いし、学費や病院にかかる費用も無料。年金制度も充実していて国民は特に働く必要がないほどだったんだよ。
税金は無いし、学費や病院にかかる費用も無料。年金制度も充実していて国民は特に働く必要がないほどだったんだよ。
へー。
ところが2000年に入る少し前ぐらいでリン鉱石をあらかた取り取り尽くしてしまってね……。
今までリン鉱石の輸出によって支えられてきた経済が一気に崩壊してしまうんだ……。
今までリン鉱石の輸出によって支えられてきた経済が一気に崩壊してしまうんだ……。
いやいやいや……。
天然資源ならいつかは無くなるって判っているでしょうに……。
天然資源ならいつかは無くなるって判っているでしょうに……。
それについてはちゃんと理解していたみたいだよ。
ただ、判っていたけれど何も対策を取らなかったのが原因っぽいね。
ただ、判っていたけれど何も対策を取らなかったのが原因っぽいね。
よけいタチが悪いわね……。
ちなみにナウル共和国で働いている10%の内95%は公務員といわれていて、民間企業や仕事を持っている人はわずか400人~500人前後なんだって。
やべー……。
リン採掘で国土はボロボロでヤバイ。
そして次の問題は国土。
リン鉱石を採掘しまくった結果、国土のほとんどが穴だらけの荒れ地になってしまっています。
特にリン鉱石が集中していた島の中心なんて車すら通れないぐらいボコボコなんだ。
リン鉱石を採掘しまくった結果、国土のほとんどが穴だらけの荒れ地になってしまっています。
特にリン鉱石が集中していた島の中心なんて車すら通れないぐらいボコボコなんだ。
ほう……。
ちなみに今は植林とかが少しづつ進んでいるようだけど、ナウル共和国で作物を育てるための土地は皆無だといわれていて、農作物を作る事すらできなくなっているんだ。
え、じゃぁ食べ物はどうしてんの?
ほとんどが輸入の缶詰……。
ええー……。
食糧事情がヤバイ
それじゃ次にナウルの食事事情についてだけど、ナウル共和国の国民達の主食は元々は海でとれた魚と野菜がメインだったんだ。
ふんふん。
ところが農耕地が無くなったせいで殆ど野菜が取れなくなってしまい、今の主食は保存が効く缶詰。
たまに海で釣った魚を食べる事もあるみたいだけど、殆どの日は缶詰を調理して食べるのが基本みたいだね。
たまに海で釣った魚を食べる事もあるみたいだけど、殆どの日は缶詰を調理して食べるのが基本みたいだね。
マジか……。
ちなみに主食となっている缶詰の90%は輸入に頼っていたりします……。
太り過ぎと糖尿病がヤバイ
そして最近さらに問題となってきたのが国民の肥満。
国民の80%は肥満症といわれていて、その肥満症のうち30%は糖尿病になっているといわれています。
国民の80%は肥満症といわれていて、その肥満症のうち30%は糖尿病になっているといわれています。
マジで……。
なんでそんな事に……?
なんでそんな事に……?
やっぱり食べ物のせいだね。
毎日、缶詰ばっかり食べていたらそうなっちゃうよ。
しかも肥満や糖尿病の場合、食事の改善が必要だけど改善できるような食事も無いしね。
毎日、缶詰ばっかり食べていたらそうなっちゃうよ。
しかも肥満や糖尿病の場合、食事の改善が必要だけど改善できるような食事も無いしね。
なるほど……。
ちなみに糖尿病に罹患しても病院は2つしか無くてほとんど機能していないし、お金も無いので病院にはかかれません!
あっ……。詰んでる……。
もう国自体がヤバイ
そして最近さらにヤバくなってきたのが国の維持。
国としての収益が無い上に国民が働かないせいで国としての存続がかなり危機的状況に陥っています。
国としての収益が無い上に国民が働かないせいで国としての存続がかなり危機的状況に陥っています。
そりゃそうよね……。
ちなみに一時は国際金融国家として国を立て直そうとしたんだけど、犯罪者のマネーロンダリングの温床になったせいで批判を浴びて中止。
今では経済的支援の見返りとして難民を受け入れてなんとか食いついないでいるみたいだね。
今では経済的支援の見返りとして難民を受け入れてなんとか食いついないでいるみたいだね。
あんまり経済とかわかんないけど、素人目でみてもかなり危機的状況ってのは一目瞭然ね……。
ちなみに日本の外務省はこう評価しています。
国家の主要外貨獲得源である燐鉱石がほぼ枯渇し,現在その収入だけでは操業費用すらもまかなえない状況にあるほか,他にナウル経済を支えるめぼしい産業もなく,経済状況はさらに厳しい状態である。国内には自給可能な食糧産業はなく,食糧及び生活物資のほとんどを海外からの輸入に頼っているため,世界的な石油価格上昇の影響を受け,物価も上昇している。通貨は豪ドルを使用しているものの,国営銀行も機能しておらず,経済活動が破綻状態であるため,正確な経済活動の動きは把握できない。
経済活動の動きが把握できないってあるけど、これって把握できるほど稼働してないって事じゃないの……?
だね。
ちなみに最近だと燃料の輸入すらままならなくなったせいで、電力供給も不安定になってきているらしいけどね……。
ちなみに最近だと燃料の輸入すらままならなくなったせいで、電力供給も不安定になってきているらしいけどね……。
まとめ
以上が、存在の危機に陥っている「ナウル共和国」についてでした。
どうだった?
どうだった?
何ていうか……。
ヤバイわね……。
ヤバイわね……。
マキエの語彙力の無さは置いといて、まぁその通りだよね。
ちなみにナウル共和国の国民はそもそも「働く」という概念が根付いていないせいで、今でも失業率は変わらないみたいだね。
ちなみにナウル共和国の国民はそもそも「働く」という概念が根付いていないせいで、今でも失業率は変わらないみたいだね。
あー。そっか。
私たちって「大人になったら働いてお金を稼ぐもの」っていう概念があるけれどナウル共和国の人達にはそれが無いわけか……。
私たちって「大人になったら働いてお金を稼ぐもの」っていう概念があるけれどナウル共和国の人達にはそれが無いわけか……。
あと、ちなみに日本から観光に行くこともできるんで、興味があったら訪れてみるのもいいかもね。
え、マジで……?
大丈夫なの……?
大丈夫なの……?
ナウル共和国の治安は別に悪くないよ。
ただ、問題は燃料の関係で飛行機が1週間に1本ぐらいしかないから強制的に日帰りか7日間ぐらいの滞在になるけどね。
ただ、問題は燃料の関係で飛行機が1週間に1本ぐらいしかないから強制的に日帰りか7日間ぐらいの滞在になるけどね。
ちなみに観光スポットとかあるの?
……。
リン鉱石の採掘現場跡ぐらいかな……?
リン鉱石の採掘現場跡ぐらいかな……?
そんなん見て、どうしろっていうのよ……。
それも南太平洋に浮かぶ小さな島国である「ナウル共和国」についてご紹介したいと思いまっす!