

あー!その映画見たことある!
呪われた家に引っ越してきた家族がどんどんおかしくなっていく奴だ!
呪われた家に引っ越してきた家族がどんどんおかしくなっていく奴だ!

あ、それそれ。
公開当時は結構人気で話題になってたよね。
公開当時は結構人気で話題になってたよね。

あの映画って最後はただ家から逃げるだけだったから私的にはイマイチだったかな。

ネタバレは程々にするように……。

で、その悪魔の住む家がどうしたって?

実はこの映画の元となった呪われた家があって、今回はその家について紹介しょうと思ってね

え、何……。
あれって作り話じゃなかったの……?
あれって作り話じゃなかったの……?

それじゃ早速紹介していきまっす!
悪魔の住む家「オーシャン・アベニュー112番地」

この都市伝説が生まれたのは1975年12月。
ニューヨーク州のロングアイランドにアミティビルという町があるんだけど、その町の「オーシャン・アベニュー112番地」って所に建っている豪邸が今回の都市伝説の舞台。
ニューヨーク州のロングアイランドにアミティビルという町があるんだけど、その町の「オーシャン・アベニュー112番地」って所に建っている豪邸が今回の都市伝説の舞台。

アミティビルって地名だったんだ。
人の名前かと思ってた。
人の名前かと思ってた。

アミティヴィルともいうらしいけどね。

で、この家は一年近く空き家のままだったんだけど、その空き家を購入したのが「ジョージ・ラッツ」という人物。
ジョージは妻のキャシーと3人の子供を連れてアミティビルに引っ越してきたんだ。
ジョージは妻のキャシーと3人の子供を連れてアミティビルに引っ越してきたんだ。

ふんふん。

しかし、ラッツ一家が引っ越して間もなく普通では考えられないような怪異現象が起き始めるんだ。

おー。映画のストーリーと同じね。

しかもラッツ一家が体験した怪異現象というのは一回や二回レベルじゃないのよ……。

夜中に窓を見たら、赤い目をした男が覗いていたり、悪魔のような少年の幽霊が現れたり、ドアの蝶番が吹き飛ぶぐらいの勢いで勝手にドアが開いたりと怪異現象のオンパレード。

この他にも壁にかけておいた十字架が勝手に逆さまになったり、壁から緑色の液体が浮き出てきたりと聞いたことあるような怪奇現象は全部起きてるんじゃないかってぐらい頻繁に発生してたんだ。

まるで怪異現象のデパートね。

ちなみに、少年の幽霊は写真を撮ることに成功したらしいんだけど、その時の写真がこちら。


うわぁ……。
子供の幽霊って五割増しぐらいで怖いわよね……。
子供の幽霊って五割増しぐらいで怖いわよね……。

結局ラッツ一家は家を購入して1ヵ月もしない間に出ていかざるを得なくなったらしい。

せっかく新しい家を購入したのにもったいない……。

ところで、そもそもなんでこの家は呪われてるの?

じつはラッツ一家が引っ越してくる前に住んでいた一家が長男以外、全員が殺されるという事件が起こっていたんだよ……。

う、聞くんじゃなかったかも……。
「オーシャン・アベニュー112番地」の殺人事件

ラッツ一家がこの家を購入する前まで、この家はデフィオという人の持ち物だったんだ。

このデフィオ一家は夫婦2人と子供5人という大家族だったんだけど、ある日長男以外の全員がこの家で殺されるという事件が発生するんだ。

まじで……。

事件が起きたのは1974年の11月13日。
デフィオ家の長男であるロナルド・デフィオが酒場に駆け込んできて
「助けてくれ!家族全員がライフルで撃たれて殺されている!」
と助けを求めた事で発覚。
デフィオ家の長男であるロナルド・デフィオが酒場に駆け込んできて
「助けてくれ!家族全員がライフルで撃たれて殺されている!」
と助けを求めた事で発覚。

それを聞いた酒場のマスターは慌てて警察に通報し、警察はすぐに現場に急行。
そしてロナルドの家であるオーシャン・アベニュー112番地でロナルドの両親と4人の兄弟たちの死体が発見されたんだ……。
そしてロナルドの家であるオーシャン・アベニュー112番地でロナルドの両親と4人の兄弟たちの死体が発見されたんだ……。

むごいことを……。
一体だれがそんな事を……。
一体だれがそんな事を……。

ちなみに犯人はすぐに捕まるんだけど、この虐殺ともいえる事件を起こした物はなんとデフィオ家の長男であるロナルド・デフィオだったの。

は!?
長男が家族全員みな殺しにしたの!?
長男が家族全員みな殺しにしたの!?

そう……
おっかないよね……。
おっかないよね……。

え、なんで?

だれもが「なんで?」って思うよね。
ちなみに殺害の動機だけど、ロナルドは裁判の被告人席で
「頭の中に誰かがいる」
「そいつが俺に家族を殺せと命令した」
と証言したんだ。
ちなみに殺害の動機だけど、ロナルドは裁判の被告人席で
「頭の中に誰かがいる」
「そいつが俺に家族を殺せと命令した」
と証言したんだ。

もうこの時点でこの家は呪われてたんじゃん。

いや、そうでもないよ。
実はロナルドは麻薬の常習犯でだったんだよ。
実はロナルドは麻薬の常習犯でだったんだよ。


あー。麻薬が原因の幻聴か……。

たぶんね。
ちなみに裁判員たちもそのことは見抜いていて結局ロナルドは終身刑が言い渡される事となったんだ。
ちなみに裁判員たちもそのことは見抜いていて結局ロナルドは終身刑が言い渡される事となったんだ。
6人が殺された家を購入したラッツ夫妻

でも、よくまぁそんな大事件が起こった購入しようって気になったわね……。

あ、まさか騙されて事件の事を知らなかったとか?

いや、ラッツ一家は事件の事は知ってたらしいよ。

え……?

この家を購入する時にちゃんと不動産会社から事件については説明を受けていたらしい。

じゃぁなんで?

購入した理由は豪邸のわりにめっちゃ安かったかららしい。

あー。事故物件としてってことか……。

そう。
家の価格と過去の事件を天秤にかけた結果、それでも買うべきだと判断したんだろうね。
家の価格と過去の事件を天秤にかけた結果、それでも買うべきだと判断したんだろうね。

ちなみに前の持ち物のデフィオ一家は長男は刑務所だし家族は全員死亡してしまったので家の中の家具は全部そのままだったらしいよ。

いや、家具があるのはありがたいかもしれないけど、虐殺された家族が使っていた家具はちょっと要らないわね……。

まぁそれもそうだね……。

でも、いくら安くても怪奇異現象に襲われて住めなくなったんなら意味がないじゃない……。

この怪奇現象が真実ならね……。

え?
「オーシャン・アベニュー112番地」の怪奇現象はジョージの創作だった!?

それじゃ最後に今回の怪奇現象の真相について紹介します。
もういきなりネタバレしちゃうけど、実はこの怪奇現象は全部作り話だったんだ。
もういきなりネタバレしちゃうけど、実はこの怪奇現象は全部作り話だったんだ。

まじで!?
長男が家族全員を殺したってのも!?
長男が家族全員を殺したってのも!?

いや、そこの部分は本当にあった事件だよ……。
作り話ってのはジョージが証言した怪奇現象の部分……。
作り話ってのはジョージが証言した怪奇現象の部分……。

あ、事件は起こってたんだ……。

でもなんでラッツ一家はこんな嘘をついたの?

それはズバリ……。

お金のためです!

はい……?

実はラッツ一家は借金に悩まされていたんだけど、ある日、主人であるジョージの元に一人の男性が現れたんだ。

ほう。

その男性はロナルド・デフィオの弁護士であるウィリアム・ウェバー。
ウィリアムはジョージにこの家を悪魔が住み着く家として怪談話をでっちあげるように依頼したんだ。
ウィリアムはジョージにこの家を悪魔が住み着く家として怪談話をでっちあげるように依頼したんだ。

え、なんでそんなことを……。

弁護士のウィリアムの狙いはデフィオの罪を少しでも軽くすることが目的だったみたい。

あー。
本当に悪魔に命令されていたって事にしたかったわけか。
本当に悪魔に命令されていたって事にしたかったわけか。

そそ。
そしてジョージはこの怪談話をでっちあげて、その体験談を出版することで大儲けを企んでいて利害が一致したみたいだね。
というか、実際に映画化されて大儲けしたらしいんだけどね。
そしてジョージはこの怪談話をでっちあげて、その体験談を出版することで大儲けを企んでいて利害が一致したみたいだね。
というか、実際に映画化されて大儲けしたらしいんだけどね。

まじか……。
お金って意外な所でも生まれるのね……
お金って意外な所でも生まれるのね……

ただ、映画の利権や取り分についてジョージが裁判を起こした時に作り話であることが判明しちゃって詐欺師扱いされちゃうんだけどね。

人間って欲がでると失敗するわね……。

じゃぁこの話は完全な作り話ってこと?

んー。一応はそういう事になってるけどジョージの息子のダニエル・ラッツは
「怪奇現象は本当に起こっていた」
と証言してるみたいよ
「怪奇現象は本当に起こっていた」
と証言してるみたいよ

ちなみにダニエル・ラッツが証言しているドキュメンタリー映画「My Amityville horror」っていう映画も作成されてるしね。

なんか父親と同じ方法でお金を稼ごうとしてる様にしか思えないわね……。

まぁ一回、嘘つきのレッテルを張られちゃったら挽回するのはそう簡単な事じゃないだろうしね。

以上が悪魔の住む家のモデルであるアミティビル事件の全貌。
結構おもしろい話だったでしょ?
結構おもしろい話だったでしょ?

そうね。
意外と意外性に富んでて面白かったかも。
意外と意外性に富んでて面白かったかも。

ただ、長男が家族全員を撃ち殺したってあたりはショックだったね……。

まぁそんな家を買うって当たりもある意味ショックだけどね……

たしかに……。
後に「悪魔の住む家」として映画化された呪われた幽霊屋敷についてでっす!