コーラルって確か珊瑚よね?
海底に珊瑚で出来たお城が有るとかそんな感じの話?
海底に珊瑚で出来たお城が有るとかそんな感じの話?
いや、残念ながらそんな神秘的な話ではないよ。
今回はアメリカのとある男性がたった一人で珊瑚岩を使って巨大な城を作ったって感じの話。
今回はアメリカのとある男性がたった一人で珊瑚岩を使って巨大な城を作ったって感じの話。
それのどこが都市伝説なのよ……。
造られた物自体はごくごく普通の物なんだけど、実はどうやって作ったのかが未だに判明していないんだ。
というと……?
まぁ簡単にいうとエジプトのピラミッドとかイースター島のモアイ像みたいに「作品そのものは特に不可思議な点は無いけれど、建造方法が全く謎」って感じの話だよ。
へー。
ちなみに一番謎なのが“何トンもある珊瑚岩をどうやって動かして、どう加工したか”なんだけど、作者曰く
「巨石文明の失われた秘密を知った。」
とか言っているみたい。
「巨石文明の失われた秘密を知った。」
とか言っているみたい。
マジで。
ちょっと気になってきたわね。
ちょっと気になってきたわね。
でしょ。
それじゃさっそく紹介していきまっす!
それじゃさっそく紹介していきまっす!
珊瑚岩で作られた城「コーラル・キャッスル」
それじゃ改めて今回紹介するのは「コーラル・キャッスル」について。
まずは簡単にコーラル・キャッスルそのものから紹介していくね。
まずは簡単にコーラル・キャッスルそのものから紹介していくね。
このコーラル・キャッスルがあるのはアメリカのマイアミの南部。
そこにホームステッドという地区があるんだけど、その街の中心部に建造されています。
そこにホームステッドという地区があるんだけど、その街の中心部に建造されています。
ちなみにこれがコーラル・キャッスルの風景。
城っていうか、どっちかっていうと石造の展覧会場とか、ちょっと凝った公園って感じね。
ああ、確かに人間が住む本当の意味での城と比べると見劣りはするかもね。
ただ一応、作者が住んでいた珊瑚岩で作られた二階建ての建物はあるよ。
ただ一応、作者が住んでいた珊瑚岩で作られた二階建ての建物はあるよ。
え、人が住んでいたの?
ここで?
ここで?
うん。今では観光地になっているけどね。
ふーん。
そしてこのコーラル・キャッスルは1930年代から約30年以上に渡って作り続けられた物なんだけど、最初にも言った通りたった一人の男性によって作られた物なんだ。
しかも、その男性はクレーンやブルドーザーといった重機を一切使わず人力のみで作り上げたっていうんだからすごいよね。
しかも、その男性はクレーンやブルドーザーといった重機を一切使わず人力のみで作り上げたっていうんだからすごいよね。
その過程が今じゃ都市伝説化してるって事なのね?
そういえばその作者って誰なの?
そういえばその作者って誰なの?
コーラル・キャッスルを作り上げた謎の男「エドワード・リーズカルニン」
それじゃ次にこのコーラル・キャッスルを作った作者についてなんだけど、作者の名前は「エドワード・リーズカルニン(Edward Leedskalnin)」。
リーズカルニンは元々ラトビア共和国の出身で、若いころにアメリカに移民してきた人物なんだ。
リーズカルニンは元々ラトビア共和国の出身で、若いころにアメリカに移民してきた人物なんだ。
うーん。聞いた事無いわね。
まぁコーラル・キャッスルの作者ってだけで別に有名人ってわけじゃないからね。
ちなみにリーズカルニンが移民した理由は“10歳下の婚約者に結婚式の前日に結婚を拒否されたから”なんて話もあるみたい。
え、何……?
傷心した結果、国ごと捨ててアメリカに移住したって事……?
傷心した結果、国ごと捨ててアメリカに移住したって事……?
まぁあくまで一説だけどね。
なんでも「立派な城を作れば彼女が自分の所へ戻ってきてくれる」って信じて、このコーラル・キャッスルを作り続けたらしいよ。
なんでも「立派な城を作れば彼女が自分の所へ戻ってきてくれる」って信じて、このコーラル・キャッスルを作り続けたらしいよ。
なんか、それを聞いちゃうとストーカーの執念っていうか、ちょっと気の触れちゃった人物の作品って感じがするわね……。
そういえばそうだね。
ちなみに余談だけど、リーズカルニンが住んでいた建物には「妻のおしおき部屋」とか「義理の両親が早く帰りたくなる座りにくい椅子」なんてのもあるんだって。
ちなみに余談だけど、リーズカルニンが住んでいた建物には「妻のおしおき部屋」とか「義理の両親が早く帰りたくなる座りにくい椅子」なんてのもあるんだって。
ますます狂気地味ちゃってるじゃないの……。
コーラル・キャッスルに残る様々な謎
それじゃ少し前置きが長くなっちゃったけど、今回の話のメインであるコーラル・キャッスルにまつわる不可解な謎について紹介していくね。
このコーラル・キャッスルにまつわる不可解な謎は大きく分けると全部で三つあるんだけど、まずはコーラル・キャッスル内で使われている大量の珊瑚岩。
この珊瑚岩は全部で1100トンほどあると言われているんだけど、どうやって運んだかが謎に包まれたままなんだ。
この珊瑚岩は全部で1100トンほどあると言われているんだけど、どうやって運んだかが謎に包まれたままなんだ。
普通に考えるとクレーンとか大型トラックよね?
普通に考えるとね。
ただリーズカルニンは大型重機は一切使用していない。
ただリーズカルニンは大型重機は一切使用していない。
流石に海岸から珊瑚岩を運ぶのはトレイラーを使ったと言われているみたいだけど、重機無しでは1つあたり5トン以上もある珊瑚岩を積んだり降ろしたりすることは不可能に近いんだ。
ほほう……。
まぁあえて言うなら大人数で作業に当たればできなくもないんだろうけど、リーズカルニンはたった一人で作ったらしいしね。
そして二つ目の謎は加工技術。
重さ5トンもある岩を移動させる事もそうなんだけど、そもそもその岩を積み上げて建造物にしたり、ましてや2階建ての建物にする事自体が不可能に近いんだ。
重さ5トンもある岩を移動させる事もそうなんだけど、そもそもその岩を積み上げて建造物にしたり、ましてや2階建ての建物にする事自体が不可能に近いんだ。
そういえばそうね。
一応、チェーンブロックとよばれる滑車式の機材と巨大な三又を使った形跡はあるみたいだけど、どちらにせよ一人じゃ巨大な三又を作ったり使ったりできないしね。
あと、コーラル・キャッスル内には重さ9トンもある珊瑚岩でできた回転扉があるんだけど、その岩の扉はなんと指一本でうごかせるぐらい軽く扱う事ができるんだ。
これがその回転扉。
へー。
でも岩の中心に支柱みたいなものを通せばできなくはないんじゃないの?
でも岩の中心に支柱みたいなものを通せばできなくはないんじゃないの?
マキエが言うように、確かに理屈的には不可能じゃない。
ただ、その理屈を現実にするには緻密な計算と大掛かりな重機が必要で、これもまた一人で作れるような物じゃ無いんだよ。
ただ、その理屈を現実にするには緻密な計算と大掛かりな重機が必要で、これもまた一人で作れるような物じゃ無いんだよ。
なるほど……。
え、じゃぁどうやったの?
それが分からないんじゃないか……。
そして最後は岩の加工方法。
運ばれてきた珊瑚岩を建物やオブジェ用に切断したり加工した方法が未だに判明していないんだ。
運ばれてきた珊瑚岩を建物やオブジェ用に切断したり加工した方法が未だに判明していないんだ。
へー。
でも運搬方法と比べた「一人でやった」っていわれても、まだ現実味があるわね。
でも運搬方法と比べた「一人でやった」っていわれても、まだ現実味があるわね。
まぁ30年以上かけて作られているからね。
根気よく石鋸を使えば不可能ではないかな。
根気よく石鋸を使えば不可能ではないかな。
でも重機も無しに加工したり、ましてやさっき言った回転扉なんて作れるものなのかな……?
うーん……。
でも、こんな大掛かりというか大きな施設なら誰か作ってるところを目撃してたりしていないのかしら。
なんでも建築作業は夜に行われていたらしいし、リーズカルニン自身も人に見られ無いように作っていたらしいから、建設現場は誰も見ていないらしいよ。
ちなみに何人もの人がリーズカルニンに製造方法や加工方法を聞いたみたいなんだけど、返ってくる答えは最初に言った通り
「巨石文明の失われた秘密を知った。」
とか
「知られざる梃子(てこ)の原理を見つけた」
とかだったんだってさ。
「巨石文明の失われた秘密を知った。」
とか
「知られざる梃子(てこ)の原理を見つけた」
とかだったんだってさ。
その秘密というか原理は今はどうなってるの?
残念ながらリーズカルニンが死亡したと同時に失われたっていわれているみたいだね。
ちなみに製造方法が不可解過ぎて、一部では
「リーズカルニンは反重力を操れる」
とか
「リーズカルニンが歌を歌うと物の重さをコントロールできる」
なんていう話もあるみたい。
「リーズカルニンは反重力を操れる」
とか
「リーズカルニンが歌を歌うと物の重さをコントロールできる」
なんていう話もあるみたい。
建造方法じゃなくリーズカルニン自身が都市伝説化しちゃってるじゃない……。
まとめ
以上がアメリカで有名な不可解な巨石遺構「コーラル・キャッスル」についてでした。
どうだった?
どうだった?
なかなか面白かったわね。
まぁ都市伝説というか、一人の天才による常人離れした離れ業って感じの話だったけど。
まぁ都市伝説というか、一人の天才による常人離れした離れ業って感じの話だったけど。
でも本当に気になるわね。
どうやって一人でこんな重い物を積み上げたりしたのかしら……。
どうやって一人でこんな重い物を積み上げたりしたのかしら……。
まぁ理論上は不可能ではないっぽいから、あとは執念じゃないかな。
執念……。
その執念ってやっぱり自分をフった元恋人への執念よね……?
その執念ってやっぱり自分をフった元恋人への執念よね……?
そういえば余談だけど、このコーラル・キャッスルにリーズカルニンの元恋人を招待しようっていう企画もあったんだって。
お、ロマンチックな展開が?
いや、残念ながら全力で拒否されたそうだよ。
え、なんで?
いや、だって自分がフった相手が30年以上もかけて自分のために岩を積んで城を作っていたら怖くない……?
そうかしら。
私は別になんとも思わないかも。
私は別になんとも思わないかも。
しかもお仕置き部屋とかあるんだよ……?
あっ……。
それはキツいかも……。
それはキツいかも……。
それも読者のboruさんのリクエストにお応えして「コーラル・キャッスル」についてご紹介したいと思いまっす!