棺桶が勝手に動く「バルバトスの動く棺桶」!いまだ真相不明の怪奇現象とは!

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ぐっさん
今回の都市伝説のテーマはずばり「超常現象」!
それもカリブ海に存在する「バルバドスの動く棺桶」について紹介していきたいとおもいまっす!
マキエ
動く棺桶?
ぐっさん
そう。
今でも解明されていない超常現象で、西インド諸島全域で話題となった怪奇現象でもあるんだ。
マキエ
ふーん。
具体的にはどうなるの?
ぐっさん
詳しくは後々紹介するけれど、簡単にいうと「地下墓地に埋葬された棺桶の位置が毎回変わっていたり、時には壁に叩きつけられていた」って感じかな。
マキエ
誰かが勝手に動かしたんでしょ?
ぐっさん
普通はそう思うよね。
でも、その地下墓地は死人が埋葬されるごとにコンクリートで塗り固められて封印されていたんだよ?
マキエ
ほう……。
ぐっさん
それじゃさっそく紹介していきまっす!

バルバトス島に存在する地下墓地で棺桶がひとりでに動き出す……?

ぐっさん
まず、このバルバトスの動く棺桶についてなんだけど、この棺桶が存在するのは名前の通りカリブ海に存在する「バルバトス島」。
そのバルバトス島の中に「オイスティン」と呼ばれる村があるんだけど、そのオイスティンの墓地に安置された棺桶の事なんだ。
マキエ
あ。バルバドスって島の名前なんだ。
てっきりバルバトスっていう人の棺桶かと思った。
ぐっさん
お墓自体は「チェイス一家」という人たちの者だよ。
とはいっても、チェイス一家が建造したわけじゃなくて1700年代から既に存在していたんだけどね。
マキエ
自分たちがお墓を作ったわけじゃないのにお墓があるってどういうこと……?
ぐっさん
簡単にいうと所有権が移ったって感じかな。
日本ではお墓の所有権が全く知らない第三者に移るっていうのはあり得ないからピンと来ないかもだけど。
ぐっさん
ちなみに、お墓の写真がこちら。

マキエ
ふーん。
なんかお墓っていうより地下室への入り口っぽいわね。
ぐっさん
そうだね。
この階段を降りた先は全面がコンクリートの部屋になってるから、ある意味地下室とも言えるかもね。
ぐっさん
あと、この写真では入り口が全開になっているけど、使用されていた当時は入り口はコンクリートで封印されていて簡単に出入りできる状態ではなかったんだ。
マキエ
あ、今は使われてないの?
ぐっさん
残念ながら使われていません。
ぐっさん
そしてさっきも少し触れたけど、このお墓の持ち主の名前は「トーマス・チェイス(Thomas Chase)」。
トーマスは元々はバルバドス島でサトウキビの栽培で大富豪になった人物なんだ。
マキエ
へー。
ぐっさん
とはいっても、黒人奴隷を酷使した結果みたいだから、偉人って訳じゃなさそうだけどね……。
マキエ
あー……。そっち系かぁ……
ぐっさん
まぁそれはおいといて、このお墓の所有権は1807年にトーマスチェイスに移るわけだけど、所有権が移る直前に「トマシーナ・ゴルダッド(Thomasina Goddard)」っていう女性がこのお墓に安置されることになったんだ。
マキエ
他人が安置されているお墓の所有権が巡ってくるって何か嫌な感じね……。
ぐっさん
現地の人たちは一般的なのかなぁ?
ぐっさん
ちなみにトマシーナは1807年7月31日に中に安置されたんだけど、墓碑銘上では1724年5月15日に死亡した「リチャード・エイリオット」という人物が安置されていたはずだったんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
しかし、お墓の中は何故か空っぽ。
この時点で村人は少し不思議に思ったらしいんだけど深くは調査しなかったんだって。
マキエ
なんか数字とカタカナの名前が一杯出てきて混乱してきたんだけど。
ぐっさん
現段階の情報を時系列に並べると
・1724年5月15日に「リチャード・エイリオット」を埋葬(行方不明)
・1807年7月31日に「トマシーナ・ゴルダッド」を埋葬
・1807年、墓地の所有権がトーマス・チェイスに移る
ってかんじ。
ぐっさん
この時点では80年以上前に安置したリチャードの棺桶が行方不明になっているぐらいで他は特に異常はない。
マキエ
昔の棺桶が無くなってるっていうのは少し異常だとおもうんだけど……。
ぐっさん
でも、トーマスに所有権が移ってからというものの、それ以上に異常な怪奇現象が多発するようになるんだ……。

怪奇現象が起き始めたチェイス一家の墓

ぐっさん
初めて使用する事となったのはトマシーナを安置してから翌年の1808年2月22日。
チェイス一家の末っ子である「メアリ・アンナ・マリア・チェイス」が2歳という若さで命を落としてしまうんだ。
ぐっさん
当然、メアリ・アンナ・マリアの遺体と棺桶はお墓に安置される事になる。
村人はコンクリートの蓋をはがし、大理石の扉を開け去年に安置されたトマシーナと並べるように安置したんだって。
マキエ
ふーん。
ぐっさん
そして、その4年後の1812年7月に今度はメアリ・アンナ・マリア・チェイスの姉にあたる10歳になるドーカス・チェイスが命を落とし、墓に安置される事となったんだ。
マキエ
続くわね……。
ぐっさん
ドーカスは自殺だったらしいけどね……。
ぐっさん
ただ、ドーカスを安置しに行った時点で再び村人たちは異変に気付く。
なんと、お墓に安置していたトマシーナとメアリ・アンナ・マリアの棺桶が部屋の奥の壁の方まで、まるで投げつけられたかのように動かされていたんだ。
マキエ
ほう……。
ぐっさん
ただ、村人たちはこの時点では超常現象だとは思わなったんだって。
マキエ
え?なんで?
ぐっさん
さっきも少し触れたけど、このお墓の持ち主であるトーマス・チェイスは黒人奴隷を酷使していたからね。
村人たちは「きっとトーマス・チェイスに恨みを持つ黒人奴隷が憂さ晴らしのために行った仕業だろう」と考えたんだよ。
マキエ
あー……。
なるほど。一理ある。
ぐっさん
ただ、この事はトーマス・チェイスの耳にも入って黒人奴隷達にこんな事をさせないためにも大理石造りの石蓋を作りコンクリートで塗り固めて厳重に封印して対策したんだ。
ぐっさん
そして次にこの墓に安置される事となったのは、なんとトーマス・チェイス本人。
ドーカスが死亡した一か月後の1812年8月にトーマスが急死。
トーマスも当然、今までのお墓に安置される事となり大理石とコンクリートで封印された入り口を開け安置しようとしたところ……。
マキエ
また棺桶がうごいていたと……?
ぐっさん
その通り……。
整列して安置されていたトマシーナの棺桶や二人の娘の棺桶はバラバラに移動していたらしい……。
ぐっさん
この時点から村人たちも異変を感じ始め、トーマスを安置した後は再びコンクリートで封印。
そして必要時以外はこのお墓には決して近づかなくなったんだって。

トーマスの死後も続く怪奇現象


ぐっさん
次にこのお墓を利用することになったのは1816年9月25日に生後11ヶ月で命を落としたトーマスの親戚である「サミュエル・ブリュースター・エイムズ」。
この時点ではトーマスを含む4つの棺は上下逆さまになっていたらしい。
ぐっさん
そして次に命を落としたのはサミュエル・ブリュースター・エイムズの父親である「サミュエル・ブリュースター」。
この時点ではトーマス・チェイスが所有していたお墓は「棺桶が動く墓」として有名になっていて見物人が出るほどだったらしいよ。
マキエ
まぁ気持ちはわかるけど不謹慎ね……。
ぐっさん
ちなみにサミュエル・ブリュースターが安置されるときも棺桶は全て動いている上にトマシーナの棺桶なんかは崩れかけてたらしいよ。
ぐっさん
そして次に墓に安置されることになったのは1819年7月17日の「トマシーナ・クラーク」。
この時点ではさらに有名になって当時のバルバドス総督であるカンバーミア子爵まで安置に立ち会ったらしい。
ぐっさん
そしていつも通りセメントの剥がして入り口を開けてみると中の棺桶は散乱。
それを見たカンバーミア子爵はお墓の中に隠し通路や異変が無いかを徹底的に調べたうえ、床に砂を巻くように命じて足跡を残るようにしたんだって。
マキエ
え……?砂……?
そんなんで効果あんの……?
ぐっさん
そして次にこのお墓を訪れる事になったのは1820年の4月18日。
カンバーミア総督官邸で行われたパーティ中にお墓の話題があがり、酔っぱらった勢いでパーティーに招待した客全員でお墓の確認に行ったんだ。
マキエ
酒の勢い……。
ぐっさん
そして、戸を開けてみると棺桶の殆どはひっくり返り、壁に叩きつけられたような跡も残っていたんだ……。
ぐっさん
一方で、カンバーミア子爵が、命令して撒いた砂には一切足跡は残っておらず結局は原因不明。
ぐっさん
その惨状をみて一気に酔いが醒めてしまったカンバーミア子爵は全ての棺を別の場所に埋葬するよう命令。
それ以降、この墓所は無人のままになってるってわけ。
マキエ
ちなみに原因とかはは判明しているの?
ぐっさん
残念ながら200年以上たった今でも不明のままです……。

まとめ

ぐっさん
以上が200年以上、原因不明の「バルバトスの動く棺桶」についてでした。
どうだった?
マキエ
長い……。
話が長い……。
ぐっさん
それ以外の感想でお願いしまス……。
マキエ
ぶっちゃけ、頑張ったらできそうかなって思った。
蓋をされているセメントは頑張れば剥がせるわけだし、砂のトラップだって後から修繕できるしね。
ぐっさん
まぁ確かにね。
ちなみに他には「雨水が入って棺桶が浮いた」っていう仮説や「死体から発生したガスで爆発が起きた」なんて仮説も立てられたみたいだけど、どれも裏付ける証拠は見つからなかったみたいだね。
マキエ
死体から発生したガスで爆発って……。
流石にそれはあり得ないでしょ……。
ぐっさん
ちなみにガスの爆発説を考えたのは有名なイギリスの作家、アーサー・コナン・ドイルだけど……?
マキエ
マジで……。
調子乗ってごめんなさい……。
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3 件のコメント

  • コナン・ドイル氏は素晴らしい作家です。
    ただ、え〜とですね、言葉を濁しておきます(笑)。
    科学的な物とオカルトが細分化されていない時代でしたので、現代人から見ればトンデモ理論でも、ましてや有名な作家であるコナン・ドイル氏が言ったのであれば表立って批判できなかったってのもあるでしょう。

    ガス爆発。
    「バス、ガス爆発」言い辛いですね。
    言い辛かったら「バスが、スバクハツ」

    ・・・関係ない話で終わります。

    • Takamixさん、いつもコメントありがとうございます。
      コナン・ドイルも『某見た目は子供、頭脳は大人の高校生探偵』のおかげでかなり知名度があがりましたよね……。
      Takamixさんがおっしゃる通り、当時のコナン・ドイルにたてつく意見を出せる人がいなかったのかもしれませんね。

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