古くから伝わる「丑の刻参り」の歴史と手順!実は逮捕者も……!?

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ぐっさん
今回の都市伝説のテーマは「呪い」!
それも日本に古くから伝わる「丑の刻参り」について紹介したいと思いまっす!
マキエ
あー。さすがにそれは聞いたことがあるわね。
神社の境内でわら人形を呪いたい人間に見立てて釘を打ち込むやつでしょ?
ぐっさん
そうそう。よくホラー映画とかであるやつ。
かなり有名な話だから存在自体は知っている人は多いと思うんだけど、丑の刻参りには決められた正しい服装とか作法もあるのは知ってる?
マキエ
え……?
呪いにもドレスコードとか作法があんの……?
ぐっさん
なんでわざわざ“正しい服装”を“ドレスコード”ってカッコよく言い直したの……?
マキエ
いちいちウルサイわね……
ぐっさん
まぁいいけどね。
今回はそんな知ってそうで意外と知らない丑の刻参りの由来や作法について紹介したいと思っているんだ。
マキエ
ふーん。
ぐっさん
あと実際にやる人はなかなかいないと思うけど、最近だと丑の刻参りで逮捕者がでたりしているので悪用は厳禁です。
マキエ
え……?マジで……?
丑の刻参りって逮捕されんの……?
ぐっさん
それじゃさっそく紹介してきまっす!

丑の刻参りの歴史と由来


ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介するのは「丑の刻参り」について!
まずは丑の刻参りが生まれた由来から紹介していきたいと思います。
マキエ
あ、由来とかあるんだ。
ぐっさん
もちろん。
この丑の刻参りを日本で初めて行ったのは「橋姫」と呼ばれる平安時代の貴族のお嬢様。
この橋姫は元々嫉妬深い性格で有名な人物だったんだ。
ぐっさん
そんな橋姫はある日、貴族の男性の家に嫁ぐんだけど、平安時代の貴族は一夫多妻制が一般的で、その男性には別の奥さんもいたんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
すると橋姫は別の奥さんに大嫉妬。
なんと橋姫は今でも京都にある貴船神社に参拝して、貴船神社の大明神に
どうか私を鬼にしてください。そしてあの女を殺す力をください。
とお願いしたんだ。
マキエ
え……えぇ~……。
ぐっさん
そして参拝を初めて7日後、橋姫の前に貴船神社の大明神が本当に表れて
21日間もの間、宇治川に浸かればお前を鬼に変えてやる。
と約束したんだって。
マキエ
なんか私の知ってる丑の刻参りとは全然ちがうんだけど……。
ぐっさん
まぁあくまでモデルとなった話だから。
ぐっさん
ちなみに橋姫は鬼になるために言われた通り21日間も宇治川に浸かるんだけど、その時の姿が壮絶でね……。
ぐっさん
なんと毎晩、長い髪を5つに束ねて角を作り、白装束を着て頭に三脚の鉄輪をはめて松明を刺し、両端に火をつけた松明を咥え、顔と体を朱色に染めて宇治川に浸かっていたんだって……。

長なる髪をば五つに分け五つの角にぞ造りける。顔には朱を指し、身には丹(に、赤土)を塗り、鉄輪を戴きて、三つの足には松を燃やし、続松(たいまつ)を拵へて両方に火を附けて口にくはへ、夜更け人定(しずま)りて後、大和大路へ走り出で、南を指して行きけるに、頭より五つの火燃え上り、眉太く、鉄漿(かね)にて、面赤く身も赤ければさながら鬼形に異ならず。

マキエ
えぇぇ……。
ぐっさん
そしてその結果、橋姫は生きたまま鬼となって別の奥さんを喰い殺したんだってさ。
マキエ
あ、本当に鬼になっちゃうんだ……。
まぁ頑張ったもんね……。普通に刃物とかつかって襲い掛かったほうが早かった気もするけど……。
ぐっさん
ただ、その後橋姫は暴走してしまい別の奥さんだけでなく見境なく人を襲う本当の鬼になってしまい、人々からは「嫉妬の鬼」と恐れられるようになるんだ。
マキエ
あらら。
ぐっさん
でも、その後は平安時代の武将である源綱(みなもと の つな)によって腕を切られて鎮魂。
今では宇治橋の近くにある橋姫神社で祭られて、橋を守る女神になったんだってさ。
マキエ
へー。意外と面白い話ね。
マキエ
でも、あんまり丑の刻参りは関係なくない……?
わら人形すら出てこなかったし……。
ぐっさん
確かにこの時点での共通点といえば「7日間お参りする」っていうのと「白装束」と「頭に火を灯す」ぐらいだね。
ぐっさん
ただ、この後に平安時代でブームだった陰陽道とか式神の要素が追加されて、江戸の頃には今の「丑の刻参り」が完成したといわれているんだ。
ちなみに式神の要素ってのがわら人形ね。
マキエ
ああ、わら人形って式神的なポジションだったのね。
ぐっさん
そそ。
鬼門から鬼がでてきて、その鬼を使役する事で呪いを飛ばすって感じだね。

丑の刻参りの正しい手順。

ぐっさん
それじゃ次に丑の刻参りの正しい服装や手順について紹介していきまっす。

丑の刻参りの正しい服装

ぐっさん
まずは丑の刻参りの正しい服装から紹介していくね。
ぐっさん
丑の刻参りの正装はこの様になっています。
・頭:鉄環か五徳を被りロウソクを最低3本立てる。
・顔:白粉を顔全体につける
・口:鉄漿(おはぐろ)を塗り、朱色の口紅を付け、櫛を咥える
・首:魔除けの鏡を吊るす
・体:真っ白な単衣と懐に護り刀
・足:一本下駄もしくは長下駄
マキエ
うっわ……。めんどくさ……。
というか今どき、鉄漿(おはぐろ)なんてどこで手に入れるのよ……。
ぐっさん
普通にAmazonで「トゥースワックス」って名前で売ってたよ。
マキエ
え、まじで……。
ぐっさん
まぁ昔みたいな本当の鉄漿(おはぐろ)じゃなくてコスプレ用品みたいだけどね。

わら人形

ぐっさん
そして次にわら人形についてなんだけど、わら人形についてはあまり細かいルールはなくて、人の形に結んだわら人形と金づち、そして五寸釘を用意するだけ。
あとはわら人形の中に憎い相手の髪や爪とかを入れて身代わりに見立てれば完成。
マキエ
ああ、わら人形のほうは意外と簡単なのね。
ぐっさん
だね。
ちなみに髪や爪については無くても大丈夫らしくて、有ったほうがより呪いのパワーが上がるって程度らしいね。
マキエ
へー。

丑の刻参りの手順

ぐっさん
それじゃ最後に実際の丑の刻参りの手順なんだけど、まずは冷水か神社にある清めの水を頭からかぶり身を清めます。
そしてその後はさっき紹介した装備品を身に着けます。
マキエ
装備品って言い方はどうなの……。
ぐっさん
そして鬼門が開く丑三つ時(午前2:00~2:30)に神社でご神木か、もしくは大鳥居に呪いの念を込めながらわら人形を打ち付けます。
マキエ
え、鳥居でもオッケーなの?
ぐっさん
丑の刻参り的にはオッケーだけど、法律的にはアウトだけどね……。
ぐっさん
そしてこの丑の刻参りを7日間欠かさず続ければ丑の刻参りの完成。
ただ、丑の刻参りは「誰かに目撃されてはならない」というルールがあって、見られてしまうと呪いが自分に跳ね返ってくるとも言われているんだ。
マキエ
あ、そうなの?
ぐっさん
そして自分に呪いが跳ね返ってくるのを防ぐには目撃者を殺さなければならないという決まりもあって、非常にハイリスクな呪方でもあるんだ。
ぐっさん
マキエも気を付けてね?
マキエ
いや、こんな面倒なことはしないから……。
ぐっさん
(面倒じゃなかったらやってたのかな……。)

丑の刻参りで逮捕者!罪状は「脅迫罪」!

ぐっさん
それじゃ、最後にせっかくなんで最後に丑の刻参りが原因で逮捕者がでた事例について紹介したいと思いまっす。
マキエ
ああ、冒頭で言ってたやつね。
マキエ
というか丑の刻参りってどんな罪に該当するの?
もし仮に本当に丑の刻参りが原因で病気になったり命を落としても、その事を証明できないじゃない。
ぐっさん
たしかに丑の刻参りでは傷害罪や殺人罪で逮捕する事はできないよ。
マキエ
じゃぁ何の罪になるの?
ぐっさん
丑の刻参りによって逮捕されている事件は少なくとも2件あるんだけど、どれも「脅迫罪」によって逮捕されているんだ。
マキエ
ああ、呪いって脅迫になるんだ。
ぐっさん
そうなんだよ。
ちなみに脅迫罪の条文は
『生命、身体、自由、名誉又は財産に対して害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する(刑法222条1項)』
と書かれていて、簡単にいうと「お前を呪いで殺すぞ」と脅せば脅迫罪になるって事だね。
マキエ
あー。なるほどねー。
ぐっさん
そしてその脅迫罪が適応された事件は1954年と2017年に起こっていて、1954年の事件については秋田市に住んでいた男性が女性に「丑の刻参りでお前を呪い殺す」と脅迫されて、脅迫した側の女性が逮捕。
2017年には女性に振られた男性が、女性に呪いのわら人形を送り付けた事がきっかけで逮捕されているんだ。
マキエ
なるほど……。
結局はストーカーみたいな扱いになるわけか……。
ぐっさん
そうだね。
ちなみに夜中に神社の境内でご神木や鳥居にわら人形を打つ行為は「住居侵入罪」や「器物損壊罪」に該当するから別の意味でも逮捕されたりします。
ぐっさん
マキエも気を付けてね……?
マキエ
だから、やらないってば。
面倒くさいから。
ぐっさん
やらない理由が“面倒くさい”ってあたりが心配なんだけど……。

まとめ

ぐっさん
以上が日本に古くから伝わる「丑の刻参り」についてでした。
どうだった?
マキエ
んー。なんていうか、意外と奥の深い話だったわね。
ただ、わら人形を木に打ち付けるだけかと思っていたけれど、平安時代のお話とかが絡んでて面白かったかも。
マキエ
しかも逮捕者が出てるってのが驚きね……。
マキエ
これぞまさしく「人を呪わば穴二つ」って奴ね。
ぐっさん
いや、上手い事言ったつもりなんだろうけど、絶対使い方間違ってるよ……。
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8 件のコメント

  • 小房の頃1.2ヶ月しか居なかった街でなんか問題になってたなぁ……まだ入学したてだったが、先生からいつも君たち遊んでる神社には今後近寄るなと言われた事を思い出します。のちのち引っ越してから友達に電話で聞いたら神社の木に釘が打ってあったとの事。

    • 黄色の7番さん、コメントありがとうございます。
      >>神社の木に釘が打ってあったとの事
      おおう……。なかなか怖い話ですね。呪い自体も怖いですが丑の刻参りを行うほど恨みを持った人間が近くに住んでいるという事のほうが怖いですね……。

  • 橋姫が暴走して嫉妬の鬼と化したのは、恐らく自分に呪いが返って来てしまったからでしょう。
    もともと”人を呪わば穴二つ”という言葉には、”他者を呪い殺そうとすれば、自分もその報いでいずれ死ぬことになるため、墓穴が2つ必要になる”という意味があるそうです。
    それが転じて”人を陥れようとすれば、自分もそれ相応の報いを受けるので、それなりの覚悟が必要”という意味になったとのことです。
    マキエさんの使い方は、あながち間違っていないかもしれません。

    • SHAZAMさん、こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
      >>墓穴が2つ必要になる”という意味があるそうです。
      なんと、穴二つの穴は墓穴だったんですね。初めて知りました。
      結局、呪いに頼らず実力行使が一番という事ですね(違う

  • 怪談レストランシリーズの呪いのレストランという本の中で、小学生の女の子二人がコンビニで丑の刻参りセットをかって、クラスメートの男児を呪う話が載っていました。その時の参りはたしか押し入れでやっていたと思います。

    • 春菜さん、コメントありがとうございます
      >>クラスメートの男児を呪う話
      絵本チックな見た目に反してなかなかやってることが陰険ですね……。
      オチがきになります……。

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