今回紹介するのは舟幽霊についての都市伝説でっす!
あ!しってるしってる!
昔、海で迷った船に柄杓(ひしゃく)を貸せっていって、その柄杓を貸すと海の水をくべられて沈没しちゃうのよね!
昔、海で迷った船に柄杓(ひしゃく)を貸せっていって、その柄杓を貸すと海の水をくべられて沈没しちゃうのよね!
……空気を一切読まない壮絶なネタバレをどうもありがとう。
いえ、どういたしまして。
で、その舟幽霊がどうしたっての?
実はこの舟幽霊、大半のひとは「悪霊」って認識されてるとおもうんだけど、実は「かわいそうな幽霊」だっていう説もあるんだ。
えー……。船を沈めようとしてくるのに?
まぁ、まずは舟幽霊を知らない人の為に先に舟幽霊を説明するよー。
かなり有名な幽霊だし、知らない人なんているのかしら……。
海に現れる舟幽霊とその正体
まず、海で遭遇する怪異として語られている舟幽霊は水難事故なんかで死んでしまった人の成れの果てと言われているんだ。
この舟幽霊は出会った船に「柄杓をよこせ」を要求する。
んで、怖くなった船員たちが言うとおりに柄杓を渡してしまうと、生きている人間を道連れにしてやろうとして柄杓で海の水を船にくべられて沈没しちゃうって話。
うん。それさっき私が言ったわよね?
ソウデスネ。
そして、本題に戻るけど悪霊に思えるこの幽霊は悪霊では無くて可哀そうな幽霊だっていう話もあるんだ。
え、道連れにしようとしてるのに……?
「かわいそうな幽霊」と言われる理由は?
普通は船を沈めてくる幽霊ってきくと悪霊とおもうよね。
そりゃそうよね。
でも、かわいそうな幽霊の説だと水難事故の幽霊というのは同じなんだけど、海の水を入れてくる理由が違うんだ。
海水をすくって船に入れるなんて、船を沈める以外に何の目的があるっていうのよ
まず、前提として舟幽霊たちは今も尚、溺れ続けている。
あ、なんかあんまり聞きたくない感じの話かも……
そして、自分たちが溺れている海の水を少しでも減らすために一生懸命、水を外へ汲みだそうとしてるんだ。
でも、海のど真ん中で水なんて捨てるところがない。
その結果、仕方なく近くに来ている船に水を入れているという説。
その結果、仕方なく近くに来ている船に水を入れているという説。
あー……。
なんかそう聞くと可哀そうに思えるわね……。
なんかそう聞くと可哀そうに思えるわね……。
でしょ?
しかも舟幽霊に沈められた人たちも、今度は自分が幽霊となって水を減らすために他の人の船に水を入れるという悪循環が生まれるってわけ。
しかも舟幽霊に沈められた人たちも、今度は自分が幽霊となって水を減らすために他の人の船に水を入れるという悪循環が生まれるってわけ。
やってることが同じでも動機が違うと酌量の余地がでてくるわね。
そうだね。
ちなみに対処法としては……
ちなみに対処法としては……
あ!それもしってる!
穴の開いた柄杓を用意しとけば水を汲めなくて退散するんでしょ!
穴の開いた柄杓を用意しとけば水を汲めなくて退散するんでしょ!
はい……。またしてもネタバレありがとう。
ちなみに面白い対処法だと「俺は土左衛門だ!」って言えば勘弁してもらえるらしよ
なに、仲間だから勘弁しろってこと?
そういうことみたいだね。