悪魔の手術「ロボトミー」!3500人もの脳を切断したウォルター・フリーマン!

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ぐっさん
今回紹介する都市伝説のテーマは「悪魔の手術」!
それも読者のモンプチさんのリクエストにお応えしてウォルター・フリーマン医師が行った「ロボトミー」について紹介していきたいとおもいまっす!
マキエ
あ、なんか聞いたことある……。ロボトミーってあれでしょ……?
なんか脳みその一部を切り取って何でも言う事を聞くロボットみたいな人間を作り出す手術の事でしょ……?
ぐっさん
んー……。途中までは合っているけど最後の方はちょっと違うかな……?
ぐっさん
というか、ロボトミーのロボをロボットのロボって思ってるでしょ……?
マキエ
え、違うの?
ぐっさん
詳しくは後で紹介するけど全然違うよ。
あとマキエはロボトミーを洗脳手術みたいに思っているかもしれないけど、発明された当時は画期的な精神外科手術だったんだよ?
マキエ
え、そうなの?
ロボトミーってなんか悪いイメージしかないんだけど。
ぐっさん
まぁ今では危険すぎるし高確率で死亡したり廃人状態の人間が生まれてしまうから悪魔の手術って呼ばれているんだけどね……。
マキエ
やっぱダメな奴じゃん……。
ぐっさん
まぁ前置きはこれぐらいにしてさっそく紹介していきまっす!

ロボトミーの概要と歴史

ぐっさん
それじゃ、まずは今回の話を紹介する前に簡単にロボトミーの概要と歴史から紹介していきたいと思いまっす。
マキエ
1ミリも興味が沸いて来ない……。
ぐっさん
まぁそう言わずに……。
ぐっさん
このロボトミーという手術は知っている人も多いと思うけど、精神疾患の患者の脳を一部切除することで精神障害を治療するという外科的手術の一つです。
ぐっさん
そしてロボトミーの基礎理論というか世の中に誕生するきっかけが生まれたのは1935年。
アメリカのイエール大学では2匹のチンパンジーを使って脳の研究を行っていたんだけど、2匹のチンパンジーは実験される度に暴れだしたりヒステリックを起こして、いわばノイローゼ状態になっていたんだ。
マキエ
ノイローゼって言うか、それが普通の反応だと思うけど……。
ぐっさん
ただ、そのチンパンジーたちの前頭葉の一部を切り取ったところ、2匹の内の1匹はヒステリーが収まって実験に協力的になり、研究チームは「前頭葉を切除するとヒステリーやノイローゼが治癒された」と発表。
マキエ
いやいや……。
実験の対象にされている動物が協力的になる時点で既におかしくなってるだけだから……。
ぐっさん
まぁそうなんだろうけどね……。
ぐっさん
ただ、その発表を知り人間にも応用ができると考えて、初めて人間の前頭葉の切除手術を行ったのがポルトガルの神経科医だった「アントニオ・エガス・モニス」。
モニスはかつてより「精神病は脳の病気である」という考え方を持っていた人物なんだけど、イエール大学の研究チームが発表した内容を知って「前頭葉の白質を切除すれば精神病は治癒する」と考えたんだ。
マキエ
何をどう考えたらそうなるのよ……。
ぐっさん
モニスの考えを大雑把に説明すると
精神病は前頭葉の神経に誤配線が起きているのが原因で、それを切断すれば正常な伝達回路が形成される。
と考えていたみたいだね。
マキエ
切断した後に形成されない可能性は考えなかったのカシラ……。
ぐっさん
そしてモニスはこの手術を「ロイコトミー」と名付けて数回にわたる手術を実施。
さらにイエール大学の研究チームが発表を行った翌年の1936年にはロイコトミーの手術結果を発表したんだ。
マキエ
ん?
ロボトミーじゃなくてロイコトミー?
ぐっさん
うん。
ロボトミーが出てくるのはもう少し後だよ。
ぐっさん
ちなみにロイコトミーとロボトミーの違いは切断する脳の場所が少し違うんだ。
ロイコトミーやロボトミーはラテン語を使った造語なんだけど、“ロイコ”は“前頭葉白質”って意味で“トミー”は“切断”って意味があるんだ。
マキエ
じゃぁロボトミーは?
ぐっさん
ロボトミーの“ロボ”は“前頭葉”、“トミー”は同じく“切断”だね。
マキエ
ふーん。
ぐっさん
で、話を元に戻すけどモニスが行ったロイコトミーは精神病棟に入院していて社会復帰が困難と言われていた不安症や鬱病の患者を見事退院させ、モニスは最終的にノーベル生理学・医学賞を受賞する事になるんだ。
マキエ
え、すごいじゃん。
ぐっさん
ただ、無事に社会復帰ができる様になった人もいれば何も変化が起きない人や下手をすると悪化する人もいて、画期的ではあったけど完璧な手術ではなかったんだよ。
マキエ
脳を切除した上に悪化するって、洒落にならなさそうね……。

3,000人以上の脳を切り取ったウォルター・フリーマン


ぐっさん
そしてロイコトミーを手軽に、かつ一般的な手術として確立させたのが今回のメインテーマである「ウォルター・フリーマン」。
ぐっさん
フリーマンはアメリカ精神医学会のメンバーで精神科医だったんだけど、モニスが行ったロイコトミーに感銘を受け、モニスの元でロイコトミーを学びつつ独自の術式を生み出すんだ。
マキエ
それがロボトミー?
ぐっさん
そう。
元々フリーマンは外科医の資格がなかったから、手術を行う時は神経外科医のジェームズ・ワッツという医師と協力して行っていたんだけど、ロイコトミーが発明されてから約10年後にイタリアの精神科医「アマロ・フィアンベルティ」の論文を読んで眼窩を経由すれば簡単に前頭葉に接触できることを知るんだ。
ぐっさん
そしてフリーマンは頭蓋骨を切開することなく行えるロボトミー、その名も「アイスピック式ロボトミー」を確立させたんだ。
マキエ
アイスピック式ロボトミー……?
ぐっさん
アイスピック式ロボトミーは名前の通りアイスピックのような長い棒を使って行われるロボトミーで、両目の眼球の上から金属の棒を差し込んで、金づちで叩いて頭蓋骨を貫通させる。
そしてアイスピックを前後左右に動かして無造作に前頭葉の神経線維を切断するという方法……。

マキエ
やめて……。
マジでなんか気持ち悪くなってきた……。
ぐっさん
しかもこの方法だと頭蓋骨を切除する必要もないから手軽に行える上、当時は世界大戦の影響もあって精神病院は精神病患者があふれていたせいで大流行するんだ。
マキエ
脳手術が手軽に行える時点でちょっと問題があると思うんだけど……。
ぐっさん
まぁ当時は戦争から帰ってきた心的外傷を追った兵士が大量にいて、医師不足や看護師不足が深刻化していていたから手軽に治療できるなら多少の危険は目をつむろうっていう風潮だったみたいだね。
マキエ
今では考えられないわね……。
ぐっさん
一方でアイスピック式ロボトミーを確立させたフリーマンは自家用車を使ってアメリカ中の精神病院の訪問を開始。
そして行く先々でアイスピック式ロボトミーを披露して自分の力でアイスピック式ロボトミーを普及させていったんだ。
ぐっさん
そしてフリーマンが40年の歳月をかけて行った手術件数はなんと3,439件。
マキエ
かなり多いわね……。
ぐっさん
ただ多いのは手術件数だけじゃない……。
失敗例もかなりあって3,439件の内、約500件近くは失敗し死亡させているんだ……。
マキエ
げっ……。

ロボトミーの失敗により人格が崩壊したり死亡した人たち

ぐっさん
ロボトミーが現代において悪魔の手術と言われているのは重篤な副作用。
ぐっさん
ロボトミーの一番の重篤な副作用は死亡なんだけど、それ以外にも
・感情が失われる。
・言葉が話せなくなる。
・ご飯を食べたりトイレに行くという日常動作ができなくなる。
・新しい事が覚えられなくなる。
・さらに情緒不安定になる。
などかなり危険な副作用も起こっていたんだ。
マキエ
そりゃ脳にアイスピックをぶっ刺してグリグリしたらそうなるわよ。
マキエ
あ、自分で言ってて気持ち悪くなってきた……。
ぐっさん
そんな副作用が起こった手術例の中でも一番有名なのが35代目アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの妹である「ローズ・マリー・ケネディ」のケース。
マキエ
え、大統領の妹がロボトミーを受けてんの!?
なんで!?
ぐっさん
ケネディ家はエリートで有名な家系だったんだけど、ローズマリーは至って平凡な子だったんだ。
ただ、エリートの兄妹に囲まれていた上に過大な期待を背負わされたせいか気難しい性格に育ち、たびたびヒステリーを起こしていたんだよ。
マキエ
エリート特有の悩みって奴かしら……。
ぐっさん
そしてローズマリーはケネディ家内で問題児として見られるようになっていくんだけど、そんなローズマリーを父親のジョセフは政治活動に悪影響を及ぼすと考えた結果……。
マキエ
ロボトミーを受けさせたと……?
ぐっさん
その通り。ただ、ロボトミーの手術は大失敗
ヒステリーが治るどころか幼児退行を起こして話す内容が支離滅裂になってしまった上に尿失禁や数時間にわたり一点を見つめて動かないなど重度な知的障害を負ってしまうんだ。
マキエ
ええぇぇ……。
ぐっさん
さらにローズマリーは手術後に障がい者施設に入れられ、まるでケネディ家には元からローズマリーという人物はいかったかのような扱いを受ける事となってしまうんだ……。
マキエ
無理やり手術を受けさせておいて失敗したら隔離するってとんでもないわね。
ぐっさん
ただジョン・F・ケネディが大統領に時にローズマリーの存在が明るみに出て、ケネディ大統領は大きな批判を受けた結果、精神病患者に対する福祉政策が採用されアメリカの福祉は前進する結果になるんだけどね。
マキエ
うーん……。
福祉が充実するのはいいけど、素直に喜べないわね……。
ぐっさん
まぁケネディ大統領が暗殺されたせいで再び後退もするんだけどね。
マキエ
結局ダメじゃん!
ぐっさん
さらにフリーマンがアメリカ中にロボトミーを広めたせいで、精神疾患だけじゃなく狂暴な犯罪者や同性愛者までロボトミーが行われるようになってしまうんだ。
ぐっさん
そしてロボトミーが行われなくなったのは1967年。
フリーマンがロボトミーを施した患者が再び死亡し、唯一ロボトミーの手術を許可していた病院が許可を取り消した事で今回のロボトミー騒動は終焉を迎えるんだ。
マキエ
結局フリーマンはマッドサイエンティストだったって事……?
ぐっさん
んーどうだろう。
ただフリーマンは1968年には自分の家や財産を全て売り払い、お金に変えて元患者を訪ねる旅をしていたらしい。
その後600人の身元を突き止めたうち230人以上が退院していた事を知って、その論文を発表していたりもするみたい。
ぐっさん
色々問題はあったけれど、フリーマンも精神病と戦った一人の医者である事には違いないんじゃないかな。
マキエ
うーん……。

まとめ

ぐっさん
以上が悪魔の手術として知られるウォルター・フリーマンが行った「ロボトミー」についてでした。
どうだった?
マキエ
とにかく気持ち悪かった……。
ぐっさん
もうちょっとマシな感想は無いもんかね。
マキエ
というか、脳の仕組みが理解されていないのに「脳の一部を切断すれば症状が良くなる」っていう発想はどこから来るのが不思議で仕方なかったわ。
ぐっさん
今は薬が開発されているけれど、当時は精神病の薬なんかなかったから、とにかく精神疾患の治療法の登場が渇望されていたんだろうね。
マキエ
あー……。気持ち悪い……。
なんか鼻水をかんだら脳みそが出てくるような気がしてきた……。
ぐっさん
そういう事は思っていても言うのをやめてくれる!?
ボクまで気持ち悪くなるから!!
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4 件のコメント

  • ケネディ兄弟の中でも、そのローズマリーが一番長生きしたというのはまた何かの皮肉を感じます。

    • とほりすがりさん、コメントありがとうございます。
      >>ローズマリーが一番長生きしたというのはまた何かの皮肉を感じます。
      良くも悪くも相手にされていなかった事が原因の一つかもしれませんね。
      ただ、彼女もまたロボトミーにより人生を大きく狂わされた一人であることは間違いなさそうですね。

    • さつきさん、こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
      >>面白い記事ありがとうござます
      こちらこそ読んでいただきありがとうございます。
      医学はフリーマンのような狂人がいたからこそ進歩した物も多いらしく、なかなか業が深いですよね……。

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