脳に埋め込んで肉体や感情を操る「スティモシーバー」!20世紀初頭に行われた恐るべき人体実験とは!

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ぐっさん
今回紹介する都市伝説のテーマは「人体実験」!
それも脳にICチップを埋め込んで肉体や感情を操作するという「スティモシーバー」について紹介したいと思いまっす!
マキエ
何、そのディストピア系のSF映画に登場しそうな機械は……。
ぐっさん
あー。そういえばSF映画とかでは“脳にICチップを埋め込まれて操作される”っていう話が割と多いよね。
ぐっさん
まぁ今回の話は映画や作り話ではなく、実際に脳にICチップを埋め込んだっていう話なんだけどね……。
マキエ
どうせ“死者が続出した”ってオチじゃないの……?
ぐっさん
いや、ある意味死者が続出するより怖い結果になったのかも……?
マキエ
というと?
ぐっさん
脳にICチップを埋め込む事で本当に体や感情を操ることが出来てしまったんだよ……。
マキエ
マジで!?
ぐっさん
それじゃ早速紹介していきまっす!

「スティモシーバー」の生みの親「ホセ・デルガード」

ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介するのは「スティモシーバー」!
このスティモシーバーはイェール大学に所属する「ホセ・デルガード」によって開発された装置です。
ぐっさん
ちなみにデルガードはスペイン人で本名は「ホセ・マヌエル・ロドリゲス・デルガード」というんだけど、イェール大学で研究を行う生理学者の教授 兼 神経科学者の一人だったんだ。
マキエ
スペイン人って何でこんな名前が長いんでしょうね……。
ぐっさん
そこまではちょっとわかんないかな……。
ぐっさん
で、デルガードは1950年代の初頭に脳に埋め込むチップを開発。
このチップこそが「スティモシーバー」と呼ばれるICチップなんだけど、全長は5センチぐらいの大きさの無線機でラジオ波を受信して微弱な電流を流すというという代物だったんだ。

マキエ
ふんふん。
ぐっさん
そしてデルガードは、このスティモシーバーを脳に組み込む事で、対象を自由に操ることができると考えて数々の動物実験を開始するんだ……。

実際に行われた動物実験の数々

ぐっさん
デルガードが動物実験を行い始めたのは1960年代の初頭。
自分が開発したスティモシーバーを猫や犬や猿の脳に埋め込んで次々と動物実験を行っていったんだ。
ぐっさん
その中でも特に有名なのが猿と闘牛の実験記録。
マキエ
猿はなんとなく分かるけど、闘牛って何……。
ぐっさん
それも順番に紹介していくよ。
ぐっさん
まずは猿の実験記録からなんだけど、デルガードは猿の頭頂部に穴を開けスティモシーバーを装着。
そしてラジオ波を発するコントローラーを使うと、猿の手や足を自由に動かせることができたんだ。
マキエ
凄いというより怖いわね……。
ぐっさん
だね……。
ぐっさん
ちなみにスティモシーバーを埋め込まれた猿は特に障害も出ず、数年間健康的に暮らしていたそうだよ。
マキエ
頭にICチップを埋め込まれたままで……?
ぐっさん
うん……。
ぐっさん
そしてもう一つがマキエが気になっていた闘牛の実験記録。
デルガードは猿の時と同じ様に闘牛の脳にスティモシーバーを装着したんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ただ、凄いのはこれからで、なんとデルガードは闘牛と一緒に闘牛場に入りワザと闘牛が自分に突進してくるように仕向けたんだ。
マキエ
え……?
ぐっさん
挑発をうけた闘牛は当然デルガードに向かって突進していくわけだけど、一方でデルガードは手に持っていたリモコンを使って自分に向かって突進する闘牛を停止させて見せたんだよ。
マキエ
えぇ……。
そんな事って可能なの……?
ぐっさん
まぁ実際にできちゃってるから可能なんだろうね……。

人間の脳にもICチップを埋め込んだデルガード


ぐっさん
猿や闘牛の実験結果によりデルガードはかなり有名なり、そして当時にスティモシーバーの有効性についても徐々に認められ始め、1,970年頃に遂にデルガードは人体実験を開始するんだ。
マキエ
でた……。
人体実験……。
ぐっさん
ちなみにデルガードにスティモシーバーを埋め込まれたのは判っているだけでも25人。
とはいっても、デルガードは嫌がる人物に無理やり埋め込んだわけじゃなく、ちゃんと患者との同意の上で行われたんだけどね。
マキエ
え……。こんな人体実験に同意する人なんているの……?
ぐっさん
脳性麻痺やパーキンソン病といった脳神経に関する病気の人達が治験みたいな感じで同意したみたい。
マキエ
あー。なるほど。
マキエ
でも今では本人が同意しても絶対許可が下りなさそうな内容よね……。
ぐっさん
昔と今じゃ倫理観が大分ちがうからね。
マキエ
で、結果は?
ぐっさん
結果は猿や闘牛の時と同じ様に、人間であっても四肢を動かしたり拳を握らせるという事ができたんだって……。
マキエ
マジで……。
ぐっさん
しかも、スティモシーバーから発せられる命令は本人の意志より強かったみたいでリモコンから発せられる命令を無視する事はできなかったそうだよ……。
マキエ
完璧に操れちゃってるじゃん……。
ぐっさん
とはいっても腕を動かしたり拳を作ったりするぐらいで緻密な動きや複雑な動きは命令する事は出来なかったみたいだけどね。
マキエ
いや、腕を動かせるだけで十分でしょ……。
ぐっさん
そして前回の闘牛の実験と今回の人体実験でデルガードは非常に有名な科学者として知られる事になるんだけど、逆に有名になりすぎたせいでホセは訴訟と迫害を受ける事になってしまうんだ……。
マキエ
え……?

医学界から追放されたデルガード!スティモシーバーを埋め込まれたと訴える人達が押し掛ける!

ぐっさん
人体実験を行ってから数年がたった1974年。
デルガードは見ず知らずの他人から民事訴訟を受ける事となるんだけど、なんとその件数は数百人以上。
マキエ
え、どういう事?
ホセが秘密裏に沢山の人達を手術していたって事?
ぐっさん
いや、デルガードを訴えた人達は全員が被害妄想に取りつかれていた人達で事実無根だったんだよ。
マキエ
ん?
つまりデルガードの実験やスティモシーバーの事をニュースとかで知った人たちが
「私の脳にも埋め込まれているかも!というか埋め込まれた!」
って言ってきたって事?
ぐっさん
そういう事だね。
マキエ
でもデルガードはそんな事していないんでしょ?
じゃぁ訴えられても無罪で問題ないんじゃないの?
ぐっさん
まぁ確かに被害妄想によって訴えられた件については問題なかったんだけど、「脳にICチップを埋め込んで操る」ということ自体が社会問題として大きく取り上げられて騒動になっちゃって、デルガードはアメリカの医学界から追放されてしまうんだ。
マキエ
あら……。
ぐっさん
その後は祖国のスペインに帰って同じような研究を続けるんだけど、スティモシーバーを取り扱う事はタブーという暗黙の了解が医学界に浸透しちゃったせいで、デルガードもスティモシーバーも次第に忘れられていったんだってさ。

まとめ

ぐっさん
以上が脳にICチップを埋め込む人体実験「スティモシーバー」についてでした。
どうだった?
マキエ
最初はマッドサイエンティストが自分の興味本位で人体実験を繰り返していたのかと思ったけれど、意外とちゃんとした科学者だったわね。
ぐっさん
そうだね。
確かに非常に危険な人体実験ではあったけど、脳性麻痺やパーキンソン病が軽減したという記録もあるし、スティモシーバーによって死亡したり重大な障害が残った人もいないみたいだしね。
マキエ
ふーん。人体実験にしては割とまともな機械だったのね。
被験者からしたら操られたり洗脳されるっていう恐怖があるかもしれないけど、ちゃんと研究が進んでいれば脳に関する病気の治療法として確立していたかもね。
ぐっさん
確かに四肢を動かす事はできたみたいだけど、洗脳っていう事に関しては
攻撃性の増減だけが可能であり、特定の行動を指示する事はできない」
って正式に否定してみたい。
マキエ
え……、攻撃性を高める事はできちゃってるの……?
ぐっさん
ギターを弾いていた人の側頭葉を刺激したら、いきなり怒ってギターを壁に叩きつけたっていう記録があるらしい……。
マキエ
前言撤回。
やっぱりスティモシーバーは危険だわ……。
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19 件のコメント

  • ロボトミーよりはまあマシってかんじですかね〜(´・_・`)
    なんで闘牛の件でワザワザ自分の命かけたのか謎すぎwww

    • かやんばさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>ロボトミーよりはまあマシってかんじですかね〜(´・_・`)
      まぁアイスピックで適当に脳みそをかき回すのより大分マシでしょうね……。
      根本的にはどっちもどっちなきがしますが……。

    • デモンストレーションというのは、劇的でダイナミックであるほどに効果的なものだ。
      物理的威力では、機関車などの方があるし見た目的にも威風堂々だが、機関士につけたとして
      「自分の命のが潰れる前に間に合う」保障はない、
      好意的な見解をすれば、悪用される可能性もあると考えたなら「試罪法」のような意味を持たせたのかも知れん

  • 病が改善してたのははちょっともったいない気もしますね。すごい研究してたのにガヤに潰された感じを受けます。

    余談ですがスペイン語圏の名前は『名・父方の姓・母方の姓』と並べるので長くなります。マヌエルはミドルネームですね。

    • かんばっちさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>スペイン語圏の名前は『名・父方の姓・母方の姓』と並べるので長くなります。
      スペインの人って苗字(?)が二つあるってことですか!初めて知りました!
      日本語だと「太郎・ミドルネーム・鈴木・山田」みたいな感じか……。ややっこしいな……(笑)

  • 仮面ライダーのショッカーも、脳の改造はスティモシーバーみたいにICチップを埋め込むつもりだったのかな?
    まあ、個人的には龍騎が一番好きなんだけど(笑)

    • ガムごはんさん、いつもコメントありがとうございます。
      ショッカーってそういう設定でしたっけ、全然覚えてないですw
      そしてどういう話か全然覚えてないですが、仮面ライダーブラックRXと一緒にでてきた銀色のが好きでしたねー。

      • それは確か、シャドームーンってやつだね。
        子供の頃に見てたのはクウガとアギト、龍騎だけだからよく知らないけど。
        てか、30年も前のブラックRX見てたってことは、ぐっさんっておっさん?(笑)

        • ガムごはんさん、いつもコメントありがとうございます。
          >>30年も前のブラックRX見てたってことは、ぐっさんっておっさん?(笑)
          え……ブラックRXってそんなに前……?
          えー……?えええ~?とりあえず年齢については黙秘する方向で……。
          ただ言い訳すると「そういうのがいた」というぐらいの記憶なのできっとまだオッサンじゃないはず……。

          • じゃあ、ぐっさんがシャドームーンを見たのは、仮面ライダーディケイドの劇場版ってことで(笑)

  • 漫画ブラックジャックの封印されたエピソード『快楽の座』でも取り上げられていました。
    作中ではロボトミー扱いされていましたが、全く違うものだったとは。

    余談ですが、作者の手塚治虫は医学生時代、
    教授から医者にならないことを薦められるほどヤブだったとかで、作中のスチモシーバーの扱いと言い、
    その片鱗を感じます。

    • とほりすがりさん、いつもコメントありがとうございます。
      ブラックジャックの文庫本は全巻もっていましたが、結構抜かれている話があるんですね。
      >>教授から医者にならないことを薦められるほどヤブだった
      そうだったんですか!意外です。
      私は「医者になる知識もありながら漫画家になった偉人」というイメージだったのでちょっとイメージがかわりました(笑)

  • 書籍の「屋根裏に誰かいるんですよ。」春日武彦 · 著、河出書房新社

    その本ではなかったかも知れないが、その手の妄想は「その時代その時代の最先端技術」が「採用される」という記事を読んだ覚えがあるな。
    スマフォをして「小さな奇跡」と喩えることもあるらしいが、スマフォの場合は「現実に遠隔操作で自撮り用カメラで盗撮」もありえるが、その割には今回のような妄想は「電波に命令される」を含め、余り聞かないような気がする・・・?

    • にとみやさん、いつもコメントありがとうございます。
      あえていうならスマホや携帯電話が出回った頃に流行った「電磁波」ぐらいでしょうか。
      電磁波防止シールとかが出回っていたような気がします。
      あとそういえばノートパソコンの内臓カメラをシールでふさぐってのも流行りましたね。
      あれはウィルスで本当に撮影される可能性もあったようですが。

  • 自分もロボトミーと同列と思っているのでスティモシーバーも怖い
    ただ自分もブラックジャックで発禁の『快楽の座』から得た情報なので

    • Takamixさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>ただ自分もブラックジャックで発禁の『快楽の座』から得た情報なので
      快楽の座って意外と有名なんですね。
      私個人的には脳を破壊するロボトミーよりかはややマシかなと思ってます。

  • 悪用されそう、っていうかされますよね。やはりこんな非人道的なものない方が良いんですよ。でも、最近「人工知能との融合」を謳ってるやつもいるようで、、、なんでも、脳に人工知能を埋め込んで、脳の機能とか容量とかを拡張するんだとか。なんか、Android端末にSDカード入れて容量増やすみたいな感じですね。多分。

    • コーギーさん、いつもコメントありがとうございます。
      SFアニメやSF映画などで電脳化ってのがよく出てきますよね。
      確かに過ぎた技術だと思いますが、記憶力がわるい私にとって記憶が保存できる事に関しては少し魅力的に感じていたりもします。

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