様々な謎が残る「女性教員宅便槽内怪死事件」！未解決事件として幕を閉じた不可解な事件とは！

今回の都市伝説のテーマは「日本の未解決事件」！
それも福島県で起きた「都路村女性教員宅便槽内怪死事件」について紹介していきたいと思いまっす！

便槽内怪死事件……？

あれ？知らない？
汲み取り式のトイレの便槽の中で男性が死んでいたっていう話で、割と有名な話なんだけど。

ああ！聞いたことあるかも！
のぞきに失敗して事故死しちゃった事件だ！

んー。まぁ場所が場所だけに確かに
「特殊な性癖の持ちのぞきに失敗して事故死した」
っていう風に語られているけど、実は解明されていない謎がいくつも残っているんだ。

え、のぞきじゃなかったの……？

まぁそれは聞いてからのお楽しみって事で。
それじゃ早速紹介していきまっす！

福島県で起きた「女性教員宅便槽内怪死事件」

まずは今回の事件について知らない人のために簡単に女性教員宅便槽内怪死事件について紹介していくね。
この事件は福島県田村市にある小学校に隣接した教員住宅で起こった事件なんだけど、その教員住宅で暮らしていた女性職員によって発見された事件なんだ。

そして事件が発覚したのは平成元年の2月28日の夕方。
外出先から帰宅した女性職員がトイレを利用しようとしたところ、トイレの中には靴のような物が浮かんでいるのが見えたんだ。

……ほう。

嫌な予感がした女性教員は家の外に出て、汲み取り用の穴を確認しいったんだけど、本来なら閉まっているはずの蓋が開けられた状態になっていた。

ふんふん。

そして恐る恐る中を見てみると、そこに見えたのは人間の足。

え……。

その光景をみてパニックになった女性教員は同僚を呼んで、その後すぐに警察に通報したんだ。

まぁ普通はそうするわよね。

そしてしばらくすると警察と消防団が到着。
警察は中にいる人物に出てくるように呼びかけを行ったけど反応はない。
そこで警察は足を持って便槽から無理矢理引っ張りだそうとしたんだけど、男性の体は便槽内に引っかかって引っ張り出すことができなかったんだ。

え、じゃぁどうすんの？

最終的には大型のショベルカーが出動。
便槽の周りの土をすべてのけて便槽本体を取り出した後に、弁層を破壊してようやく中にいた人物を出すことができたんだ。

この事件ってそんな大事件だったんだ……。

便槽内で凍死していた男性

そして次にショベルカーによって掘り出された便槽から男性についてだけど、まずこの男性は便槽内から引っ張り出された時点では既に死亡していたんだ。

ふんふん。

しかも遺体は真冬なのに上半身裸。
その上、着ていた上着は胸に抱えていたらしい。

え……？

そして遺体はその場で大量の水で洗浄されて、近くの病院に搬送された後に検視が実施されたんだけど、検視の結果から死因は凍えによる「凍死」と「胸部循環障害」と診断されたんだ。

胸部循環障害って？

簡単に言うと一種の心不全だね。
狭い場所で胸が圧迫され続けて血液の巡りが悪くなった上、寒さでによる凍えで心不全が起こって死亡してしまったっていう感じかな。

なんか聞いてるだけで胸が苦しくなるんだけど……。

ちなみに肘や膝にはちょっとした擦り傷はあったらしいけど、それ以外は目立った外傷は無く、結果的に警察は今回の事件を
「のぞき目的で便槽に侵入したけれど、出ることが出来なくなり、また寒さにより便槽内で凍死した。」
という形で調査を終了したんだ。

ふーん。

これが一般的な都路村女性教員宅便槽内怪死事件の全貌なんだけど、実はかなり不可解でいまだ解明されていない謎がいくつも残っているんだよ。

都路村女性教員宅便槽内怪死事件に残る数々の不可解な謎

マキエは今回の事件を聞いて、何か不可解に感じた点とか無かった？

んー。
私的には“なんで脱いだ服を便槽内に持って入ったのか”って事ぐらいかしら。
便槽の外に置いとけば汚れる事無かったのに。

あー。確かにね。
でももっと不可解な謎があるんだよ。

不可解な謎：その①「真冬に上半身裸で便槽に潜る」

まず、初めにそもそも真冬に裸になって便槽の中に潜ってまでのぞきを行うかという点。

んー……。
まぁその辺は特殊な性癖の持ち主ならがんばるんじゃないの……？

でも、2月だよ？
しかも、事件当日は20センチ以上の積雪になるぐらいの大雪でかなりの寒さだったんだよ？

あ、私は寒いのは無理……。

マキエの事はどうでもいいけど、さすがにトイレをのぞくためだけに雪が降り積もる中で裸になって、しかも便槽の中に入っていくとは考えにくいんだよ。

不可解な謎：その②「狭すぎる便槽の入り口」

そして次の不可解な点は便槽が狭すぎるという点。
実は男性が侵入した便槽の入り口は36cmしか無いんだ。

ん？半径が？

いや、もちろん直径。

え……？どうやって入ったの……？
普通、肩が引っかかるわよね……？

一応、上半身裸で肩を思いっきり狭めたら確かに入れないことは無い。
でも、そんな状態で便槽内に入ったら肩は擦り傷だらけになるはずだし、すぐに突っかかって抜けれなくなるのは目に見えているよね。

ちなみに、死亡した男性が勤めていた会社が事故では無く他殺であることを証明しようと、事件の時の便槽と同じ物を作成したんだけど、男性の肩幅だとどうやっても入ることができなかったって言う記録も残っているんだ。

え、なんでそれを警察に言わなかったのよ……。

もちろん警察には申告してる。
でも、警察は「事件性はない」の一点張りで再捜査は却下されているんだよ……。

え、えぇぇ……。

不可解な謎：その③「教員女性と死亡した男性は知人で、しかも教員女性は留守だった」

そして次の不可解な点は教員女性と死亡した男性は知人だったという点。

ん？それが何か？
むしろ顔見知りだからこそのぞきたかったってのもあるんじゃないの？

その可能性は否定できないけれど、実はかなり仲の良い間柄だったんだ。
そして男性の遺体は検視が行われたって言ったけど、その時に死亡推定日時は2月26日と判明したんだけど、その日は教員女性は遠くに出かけていた上に、知人の殆どがその事を知っていたんだ。

つまり？

つまり仲がよかった男性がその事を知らないはずが無いし、留守と知っているのにわざわざのぞきに入る必要も無いって事。

なるほど……。

まぁ本来、真っ暗で中が見えないはずの便槽内に靴が見えたっていう女性教員の証言も疑問が残るけどね……。

え……。

不可解な謎：その④「男性の周りで起きていた人間関係のトラブル」

そして最後の謎は死亡した男性の周りの人間関係。
もともと死亡した男性は両親と祖母の４人暮らしだったんだけど、村ではスポーツや音楽が好きな好青年で便槽に忍び込んでのぞきをするような人物ではなかったらしい。

まぁ、でも人間は誰しも多面性があるし。

まぁそうだね。
ちなみに男性は原発の保守会社で営業主任を任されていた上に、事件直前では村長選挙の応援演説に参加していたんだ。

ふんふん。

ただ、男性は途中からぱったりと応援演説に姿を見せなくなる。

え、なんで？

その当時の村長選挙は非常に接戦で、様々な所で賄賂と買収が行われていたんだって。

あー。
つまり、知ったらいけないことを知っちゃったか、それとも告発しようとして殺されたって事？

まぁ可能性はゼロじゃないってぐらいだけどね。
もしかしたら原発がらみで事件に巻き込まれた可能性もあるけどね。

でも、もし仮に殺人事件だとしたら何でトイレの中に遺体を放棄したのかしら。

便槽の中から発見されるという事で死亡した男性の名誉や信頼を失墜させる狙いがあったのかもね。

なるほど……。

まとめ

以上が福島県で起こった「都路村女性教員宅便槽内怪死事件」と不可解な謎でした。
どうだった？

え、終わり？
解決編は？

解決してないから未解決事件なんじゃないか……。
しかもそんな未解決事件をボクが解明できる訳もないじゃん……。

それもそうか……。
でもかなり真実が気になる事件だったわね……。

あと、もともと汲み取り式のトイレって入る事すら苦手なのに、今回の話を聞いてもっと無理になったわ……。

トイレにはそれはそれはキレイな女神様がいるんやで？

いや、無理なもんは無理……。