新鮮な死体を追い求めた「バークとヘア連続殺人事件」!死体がないなら殺して作ればいいじゃない!

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ぐっさん
今回紹介する都市伝説のテーマは「連続殺人事件」
それもわらべ歌にもなっている「バークとヘア連続殺人事件」についてご紹介したいと思いまっす!
マキエ
わらべ歌にもなっている連続殺人事件……?
ぐっさん
うん。実はイギリスには「バークとヘア(Burke and Hare)」っていうわらべ歌があるんだけど、その歌は二人の連続殺人犯がモデルとなっていてね。
今回はその元ネタとなった連続殺人事件を紹介しようかなって。
マキエ
えぇ~……。
いったいどんな歌なのよ……。
ぐっさん
わらべ歌自体は意外と普通だよ。
『近くの階段を上る。
そこにはバークとヘア。
バークは肉屋、ヘアは泥棒。
ノックス少年は牛肉を買う。
(Up the close and doon the stair,)
(But and ben’ wi’ Burke and Hare.)
(Burke’s the butcher, Hare’s the thief,)
(Knox the boy that buys the beef.)』
ってう短い歌で、子供たちが縄跳びをしたり石蹴りをする時とかに歌ったりするんだって。
マキエ
うーん……。
なんか意味深な感じがする歌ではあるけれど、そこまで変な歌ではないわね……。
マキエ
じゃぁ、その元となった事件はどんな事件なの……?
ぐっさん
事件の全貌を一言でいうなら
「新鮮な人間の死体を売るために自分たちで殺人を起こして死体を作り出していった」
って感じかな。
マキエ
何を言っているかよくわからないけど、ロクな事件じゃなさそうね……。
ぐっさん
それじゃ早速紹介していきまっす!

安ホテルのオーナー「ヘア」と長期滞在人の「バーク」

ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介する話は「バークとヘア連続殺人事件」!
1827年にイギリスのエジンバラで発生した連続殺人事件についてでっす!
ぐっさん
当時、エジンバラには「タナーズ・クローズ」という安ホテルがあって、そのホテルは「ウィリアム・ヘア」という人物が経営していたんだ。
マキエ
そのウィリアム・ヘアってのが“バークとヘア”のヘア?
ぐっさん
そそ。
一方でそのホテルには「ジョン・バーク」という人物が宿泊していて、このジョン・バークが“バークとヘア”のバーク。
ぐっさん
ちなみにバークは一応宿泊客という立場だけど住所不定で長い間ずっと宿泊し続けていて、ほとんど住んでいるような状態だったらしい。
マキエ
安ホテルをアパート代わりにしていたって感じ?
ぐっさん
そそ。そんな感じ。
二人は付き合いも長くて親しい友人みたいな関係だったんだって。
マキエ
ふーん。
ぐっさん
そしてある日、バークと同じように長期滞在していた老人がホテルの室内で病死しているのが発見されたんだ。
マキエ
ほう……。
ぐっさん
当然、ヘアは警察に通報。
その結果、老人は病死と判定されたんだけど、その病死した老人は身寄りがなくてホテルのオーナーであるヘアが後処理をしなければいけなくなってしまう。
マキエ
後処理?
ぐっさん
まぁ具体的には葬儀とか埋葬とかだね。
マキエ
ああ。なるほど。
ぐっさん
ヘアは余計な出費を強いられたうえ、その老人は宿泊費が未払いだったせいで、このままでは大損してしまう。
そんな時、ヘアは「大学の医学部が死体をこっそり買い取ってくれる」という噂話を思い出したんだ。
マキエ
大学が死体を買う……?
ぐっさん
実は当時のイギリスは死体の盗掘や死体売買の最盛期だったんだよ。

19世紀のイギリスは死体盗掘の最盛期……?


ぐっさん
話を進める前に先に当時のイギリス情勢について紹介する必要があるんだけど、さっきも言った通り当時のイギリスやエジンバラでは死体の盗掘や死体売買が頻繁に行われていたんだ。
マキエ
死体の盗掘や死体売買……?
どういう事……?
ぐっさん
19世紀のイギリスは医学の発展のために人体の解剖が頻繁に行われていていたんだよ。
ところが合法で解剖が行えるのは処刑された犯罪者のみだったから医科大学では圧倒的に死体不足だったんだって。
マキエ
あ、なんか見えてきた……。
つまり違法な死体の売買が行われていたって事……?
ぐっさん
そのおとり。
そんな情勢で金もうけを思いついたのがスラム街に住むような浮浪者たち。
彼らはお金欲しさに埋葬された死体を掘り起こしては秘密裏に医療機関や医科大学に死体を売りつけるというビジネスを始めたんだよ。
マキエ
今じゃ考えられないわね……。
というか、そもそも死体がそんな簡単に売買できたの……?
ぐっさん
当時でも死体の売買は違法だけど、割と手軽に売買できたみたいだよ……。
マキエ
マジか……。

死体の盗掘で生計を立て始めたバークとヘア

ぐっさん
それじゃ話を戻すけど、病死した老人の後処理をしなければいけなくなった時、死体売買の噂を思い出したヘアはダメ元でエジンバラ大学医学部教授のロバート・ノックス教授に死体を買い取ってもらうようお願いしたんだ。
ぐっさん
するとびっくりするほどあっさりと買い取ってもらう事になったんだって。
マキエ
マジか……。
ぐっさん
ただ死体を一人で運ぶのは困難だったため、ヘアはバークに事情を話して「分け前を渡すから死体の運搬を手伝ってくれ」と協力を依頼。
バークもお金をもらえるならと快諾して、結果に二人は7ポンドという大金を手に入れたんだ。
マキエ
7ポンドっていくらぐらい?
ぐっさん
んー。
当時は300ポンドあれば1年は裕福に暮すことができたって言われているみたいだから、今だと1万円~3万円ぐらいの価値はあるんじゃないかな。
マキエ
臨時収入にしてはかなりの額ね。
ぐっさん
そだね。
ちなみに老人の滞納していた家賃は4ポンドだったそうだから、ヘアは葬儀費用も支払わずに済んだうえ、家賃以上のお金を回収することができたんだって。
ぐっさん
そして死体がお金になると分かった二人は死体泥棒を始めることにしたんだ。
マキエ
安直すぎるでしょ……。
ぐっさん
そこで二人が最初に思いついたのが墓荒らし。
二人は夜な夜な近くの墓地をほり起こしては死体を盗んで病院に売りさばいていたんだって。
マキエ
お金のためとはいえ、よくやるわね……。
ぐっさん
そしていくつかの死体を売る事に成功はしたものの、この墓荒らしは非常に効率が悪くて思っていたほどの稼ぎにはならなかったんだ。
マキエ
ん、どゆこと?
ぐっさん
さっきも言った通り大学が死体を購入するのはあくまで研究のためだから、状態が悪い死体や腐敗が進んだ死体は買い取らなかったんだ。
一方で墓荒らしでは大学が買い取ってくれるような新鮮な死体を見つけることは難しかったんだよ。
マキエ
ああ、なるほど……。
ぐっさん
で、二人はこう思うわけだよ。
「新鮮な死体が無いのなら、自分たちで作ればいいじゃないか」
ってね。
マキエ
あ~……。
そこにつながるのか……。

死体泥棒が連続殺人犯へ……。


ぐっさん
幸か不幸かヘアのホテルは安ホテルだったせいで、宿泊客達はその日暮らしの人や住所不定で行方不明になっても騒ぎにならない人たちばっかり。
ぐっさん
そんな宿泊客に目を付けたバークとヘアはちょうど体調を崩して寝込んでいた客の一人を窒息させて殺害。
そしてその日のうちにノックス教授に届けると、「状態が良い」という理由で10ポンドで購入してくれたそうなんだ。
マキエ
なんかまるで鮮魚のような扱いね……。
ぐっさん
そしてコツをつかんだ二人は事前にターゲットを決め、酒に誘って泥酔状態にして窒息させるという方法で次々と宿泊客を殺してはノックス教授のもとへと売りに行ったんだって。
マキエ
ノックス教授はおかしいとは思わなかったのかしら……。
ぐっさん
もちろん教授もバカじゃない。
当然おかしいとは思っていたみたいだよ。
マキエ
じゃぁなんで何も言わずに死体の購入を続けたのよ。
ぐっさん
おかしいとは思っていたみたいだけど、それ以上に研究用の死体が欲しかったんで見て見ぬふりをしたんだってさ。
マキエ
ノックス教授ってのも大概な人だったのね……。
マキエ
あ、もしかしてわらべ歌に出てきた
“ノックス少年は牛肉を買う。”
ってところのノックスってこのノックス教授の事?
ぐっさん
そうだよ。
あの歌はヘアとバークだけじゃなくノックス教授の3人の事を歌った歌なんだ。
マキエ
少年じゃないじゃん……。
ぐっさん
まぁその辺はわらべ歌だから改変されているんじゃないかな。
ぐっさん
で、話を戻すけど最初のころは上手く殺人を犯していた二人だけど、次第に欲をかきすぎた結果、二人の犯罪は一気に露呈してしまうこととなるんだ。

ついに事件が発覚!処刑になったバーク自身も解剖行きに!

ぐっさん
ホテルの宿泊客を殺害していた二人は大胆にも宿泊客以外にも手を出し始めてしまう。
さらにロクに下調べをしていなかったせいで居なくなったら問題になる人達にまで手を出してしまったんだよ。
マキエ
居なくなったら問題になる人達?
ぐっさん
単純に家族持ちとか地元での有名人とかね。
マキエ
ああ、なるほど。
ぐっさん
そして逮捕のきっかけとなった被害者が「マリー・パターソン」という女性。
マリーは町では名の知れた娼婦で常連客も多く、地元では割と顔の知られた存在だったんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
ただ、そんな事を知らなかった二人はいつもと同様にマリーをホテルに招き入れて殺し、そしてノックス教授へ売りさばいてしまう。
ぐっさん
そしてマリーには娘がいて居なくなった母親を探していたんだけど、二人は母親はホテルに宿泊中だと嘘をつきホテルに招き入れて殺害。
母親と同様にノックス教授に売りさばいてしまう。
マキエ
娘にまで手を出すなんて酷すぎるでしょ……。
ぐっさん
だよね……。
ただこの事が事件の発覚へとつながるんだ。
ぐっさん
マリーが居なくなったことは夜の街では有名になっていて警察に捜索願を提出。
一方でマリーを買い取ったノックス教授はマリーの事を知らなかったんだけど、死体の解剖を行うときに一緒にいた助手がマリーの常連客の一人でマリーの所在が明らかになったんだ。
マキエ
人間の縁って不思議な物ね……。
ぐっさん
だね。
そしてマリーを運び込んだのがバークとヘアという事が判明し、警察はヘアのホテルの抜き打ち調査を実施したんだ。
ぐっさん
一方で警察が調査に来た時、丁度バークとヘアは次の死体を売り飛ばす準備をしていたところで、その現場を見られてしまう。
そして緊急逮捕された二人は13件の殺害容疑で起訴されて、最終的にバークは絞首刑に処される事となったんだ。
マキエ
13件……。
かなりの人たちを殺していたのね……。
ぐっさん
だね。
しかも皮肉な事に絞首刑になったバークの死体は解剖用の研究素材として回される事になった上、送られた先が自分たちが死体を売り払っていたエジンバラ大学医学部だったりします。
マキエ
因果応報とはまさにこの事ね……。
マキエ
あれ?
ところでヘアは?
ぐっさん
ヘアは牢屋に投獄はされたものの、死刑にはなっていません。
マキエ
え、なんで?
ぐっさん
実はヘアは司法取引を持ち掛けられてね。
犯罪の自供とバークの告発を行えば罪状を軽減してもらえる事になっていたんだ。
マキエ
え、つまりヘアはバークを売ったの……?
ぐっさん
そう。
一度は牢獄に投獄されていたものの、3カ月後には普通に釈放されたみたいだね。
マキエ
えぇぇ……。どこまでも見下げた男ね……。
しかも罪が軽すぎない……?
ぐっさん
ただ今回の事件はかなり話題になっていたからヘアは死刑にはならなかったものの、まともな生活は送れなくなって最終的にはホームレスとなって命を落としたって言われているみたいだね。
マキエ
まぁ自分がした事を考えれば当然の結果と言えば当然の結果よね……。
マキエ
そういえば死体を購入していたノックス教授は?
ぐっさん
ノックス教授については殺人については関与していなかったから罪には問われなかったみたい。
ただ違法な方法で死体を入手していたって事で大学にいられなくなったみたいだけどね。
マキエ
全員、それ相応の罰を受けてる感じね。

まとめ

ぐっさん
以上がエジンバラで起きた連続殺人事件「バークとヘア連続殺人事件」についてでした。
どうだった?
マキエ
人間、やっぱり欲をかきすぎると失敗するわね……。
ぐっさん
その事については同意するけれど、結論をソコに持っていくのはどうかと思う……。
ぐっさん
あっ、ちなみに余談だけど、王立エディンバラ外科学校にはバークの皮膚によって作られたカードケースが展示されていたりします。
マキエ
え……、人間の皮のカードケース……?
ぐっさん
あとエジンバラ大学医学校にはバークの骨格標本が残ってたりするしね。

マキエ
あっほんとだ……。
名札にウィリアム・バークって書いてある……。
ぐっさん
確かに名前が書いてはあるけれど、これって名札ではないんじゃないかな……。
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9 件のコメント

  • 日本でも、死体や遺骨の一部が薬として取り引きされていたり、有名人やその血縁者の遺骨を盗んで
    身代金要求する者が現れたり、
    以前のエルマー・マッカーディのエピソード然り、人の死体がビジネスに用いられると言うのは、
    殺人とはまた違ったおぞましさを感じます。

    • とほりすがりさん、いつもコメントありがとうございます。
      今では考えられませんが、一昔前では死体は「物」だったんでしょうね。
      ただ物として扱っている人たちはたいていお金に困っている人たちな感じがしますので原因はやっぱり貧富の差ですかね……?

  • 平然と死体が売買されてたり、解剖の助手が娼婦の常連客だったりと、時代背景を感じさせる話だね(笑)

    • ガムごはんさん、いつもコメントありがとうございます。
      個人的にはこの時代の大らかさというか適当さは大好きです。
      ただ「だったら住んでみろ」と言われたら断固拒否しますが(笑)

  • 最後のオチwww
    日本では犯罪の片棒を担ぐような事件が大学で起きたらみんな触れないようにするのが普通なのに
    バークは寧ろ広告塔の如く堂々と展示してあるのがイイですね〜

    • レバーブローさん、いつもコメントありがとうございます。
      「不祥事は不祥事、検体は検体」と割り切った考えなのかもしれませんね。
      もしそうであればそういう割り切った考え方は好きですね。

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